今回は、セガ最後の家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」用ソフトで
特に対戦が熱かった名作ゲーム!
について紹介していきます。
ネット回線を使用したオンライン対戦は今となっては当たり前ですが、当時は画期的で驚いた人も多かったでしょう。
当時の回線は今ほど速くはなくラグなども多かったですが、それでも盛り上がりましたね。
ドリームキャストの名作対戦ゲームに興味のある方は、是非見ていってください。
対戦が熱いドリキャスゲーム
セガラリー2
1999/1/28
セガ 5800円
1998年に稼働開始したアーケードゲームのドリキャス移植版。
セガサターンで発売された人気レースゲームの続編となります。
この頃ともなると、ほぼアーケード版そのままの移植が当たり前。
更に、タイムアタックなど6つのモードを搭載しているので、むしろアーケード版よりも上と言っても過言ではありません。
一人でも十分やり応えのある内容となっています。
そして、本作で最も話題だったのが、ネットによる通信対戦が可能だったこと。
今となってはネット対戦は当たり前ですが、当時としてはまだまだ珍しかったですよね。
当時の回線が今ほど速くはない為ラグも多く、また今のような月額制ではないので、やり過ぎると回線費用がえらいことになりました。
電話が使えない、電話料金が高すぎる!など、家族からクレームが来た人もきっと多かったはず。
それでも夢中になって遊んでいた人も多かったでしょう。
残念ながら現在はネット対戦のサービスは終了していますが、画面分割の二人プレイは可能。
ドリームキャストのゲームの中でも、売り上げTOP10に入る人気作で、プラチナ殿堂入りもはたしています。
パワーストーン
1999/2/25
カプコン 5800円
どんな願いも叶えてくれると言われている、パワーストーンを巡って戦う対戦3Dアクションゲーム。
一般的な2D格ゲーと違い、ステージ内を自由に走り回り壁などにも上ったりが可能。
また、パワーストーンを集めることで変身することも出来ます。
物を投げたり銃で撃ったり、個性的なキャラクターなど、雰囲気的には任天堂のカスタムロボにも似ています。
ストⅡなどの硬派な対戦ゲームと言うよりは、少しコミカルな内容。
当時もそれなりに人気だったようで、約1年後には続編となる2も発売されています。
本作も対戦が熱いゲームでした。
マーヴルVSカプコン クラッシュ オブ スーパーヒーロズ
1999/3/25
カプコン 5800円
当時ゲーセンで大人気だった、対戦格闘ゲームのドリキャス移植版。
タイトル通り、ストⅡキャラとアメコミのマーヴルキャラが登場します。
通常のストⅡシリーズと違い、今作は2対2のタッグマッチで戦う内容。
更に、20名以上のアシスト専用キャラも登場します。
その他にも、一定時間二人同時操作が可能だったり、ゲージが無制限で使用出来るヴァリアブルクロスなど、
この時期ともなるとシステムも複雑で、格ゲー初心者にはかなり厳しい内容。
私もゲーセンの対戦でプレイで、空中に浮かされてフルボッコにされ、何もできずに終わったことを今でもよく覚えています。
「もう格ゲーは無理だな・・・」と格ゲー自体興味がなくなったのも本作がキッカケ。
この頃からゲーセンの格ゲーは、初心者お断りみたいな感じでしたね。
アーケード版はそれまででしたが、ドリキャス版はよく遊びました。
やっぱ友達と遊ぶ方が盛り上がりますよね。
ジャイアントグラム 全日本プロレス2
1999/6/24
セガ 5800円
NOAH設立前の全日四天王プロレス時代のプロレスゲーム。
最大4人プレイが可能で、アーケード版も同時期に稼働していました。
本作には当時全日で活躍していた人気レスラーの他にも、バーチャファイターシリーズのウルフやジェフリーなども
登場します。
かなりリアルなプロレスゲームで、全日ファンにはたまりません。
選手の入場シーンだけでも感動しますね。
今はもう叶わない、三沢、馬場両社長との対戦も可能。
当時のプロレスファンの間では、全日派、新日派に分かれていましたが個人的には、ヘビーは全日、ジュニアは新日が好きでした。
全日の完全決着の試合を見ていると、新日ヘビーの場外リングアウトや反則負け、乱入して試合をぶち壊したりなどにはイライラしたものです。
その点、全日四天王プロレスは、ギブアップすらない完全決着だったので気持ち良かったですね。
新日のジュニアは、ライガーやワイルドペガサス、ブラックタイガー大谷晋二郎など、技も華やかでスター選手が多くて面白かったですが、
逆に、全日のジュニアは選手も少なく、ちょっと地味でしたよね^^;
馬場さんが大きい選手が好きだったので、全日でジュニアが盛り上がらないのは仕方ないですよね。
話がだいぶプロレスの方に逸れましたが、当時の全日ファンには今でもオススメです。
私も周囲にはプロレス好きが多かったので、当時は盛り上がって遊んでいましたが、
逆に、プロレスに興味がない人には微妙かもしれませんね。
ザ・キング・オブ・ファイターズ ドリームマッチ1999
1999/6/24
SNK 5800円
当時、ストⅡと鎬を削っていた人気格ゲーシリーズのドリキャス移植版。
タイトルは1999ですが、同シリーズのアーケード版としては98の移植作品。
ドリキャスの移植に際して、オープニングがアニメムービーとなり背景がポリゴン化されています。
キャラも豊富でバランスも良く、シリーズの中でも評価の高い作品。
ストⅡとKOFシリーズどちらが好きかは好みが分かれるところですが、超必殺技のコマンドが難しすぎて、出したいときに出せず、
個人的には苦手なシリーズでした。
ゲーセンで対戦台はほとんどやりませんでしたが、家庭用の移植版はヘタッピなりによく遊んでました。
このシリーズは多すぎて、何が復刻して、今どれくらい出ているか分かりませんよね^^;
ソウルキャリバー
1999/8/5
ナムコ 5800円
1998年にアーケード版が稼働開始した、ナムコの人気格ゲーのドリキャス移植版。
各キャラごとに、様々な武器を使用して戦うのがバーチャファイターなどとの違い。
移植版にはアーケードの他にも、対戦やミッションなど様々なモードが収録されています。
対戦も熱いですが、一人プレイでもかなり楽しめる充実した内容。
ドリキャス初期ソフトの中でもかなり評価の高い作品で、
ファミ通クロスレビューでも40点万点を獲得しています。
後にプラチナ殿堂入りをはたしており、ドリキャスを代表する名作と言えるでしょう。
本作も、今遊んでも十分楽しめます。
ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産
1999/11/25
カプコン 5800円
今尚その人気は衰えることが無い、ジョジョの奇妙な冒険の第三部を題材とした対戦格闘ゲーム。
本作にはアーケード版の第1作目と、その続編「未来への遺産」の二つが収録。
アニメの格ゲーと聞くと微妙な印象も受けますが、そこはカプコン!さすがの出来です。
ジョジョではお馴染み、各キャラのスタンド能力を使用して戦うのは、他の格ゲーには無い面白さ。
原作の演出なども豊富で、格ゲーファンはもちろんジョジョファンにもたまりません。
個人的にもジョジョ作品の中では第三部が一番好きなので、本作も当時からよく遊んでました。
当時はゲーセンでも大人気でしたね~。
しかし、人気があった割に、ゲーセンから撤去されるのも意外と早かった記憶があります。
版権の契約期間みたいなものがあるんですかね~。
最近では歴代ジョジョシリーズのキャラが登場する「オールスターバトル」も発売されていますが、
本作の復刻を熱望する声は、未だに多いですね。
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
1999/12/9
セガ 5800円
こちらも当時ゲーセンで大人気だった、ロボットの3D対戦ゲームの移植作品。
ロボット物は売れない!と言われていたジンクスを、見事打ち破った名作としても有名ですね。
私も当時は学校帰りに、ゲーセンでよく遊んでました。
シリーズ2作目となる本作は、操作できる機体も増えキャラクターやストーリーも作り込まれています。
ドリキャス移植版は、ネットワーク対戦も可能。
別売りのツインスティックで遊ぶと、ほぼゲーセンと同じように楽しめます。
後にスーパーロボット対戦シリーズにも登場するから驚きです。
本作も今復刻しても人気が出ると思うので、是非リメイクしてもらいたいです。
アームズのようにswitchのジョイコンを使用して操作出来たら、きっと面白いと思うんですけどね~。
ストリートファイターⅢ3rd STRIKE
2000/6/29
カプコン 5800円
カプコンの人気格ゲーシリーズのドリキャス移植版。
対戦ゲームと言えば、やはり本シリーズは外せませんね。
本作は1999年に発売されたアーケード版の移植作品で、基本システムはそのままに、新たにブロッキングなどの新システムを導入。
また、投げ抜けやグラップディフェンス、しゃがみガード不能なリープアタックなども追加。
従来のシリーズには無い新要素が色々追加されていますが、その分、ライトユーザーには益々手が出にくくなっています。
この辺りまで来るとシステムも複雑で、ゲーセンでは一部の格ゲー好きしか遊んでいなかった印象があります。
私もドリキャス版で初めて遊びました。
家庭用なら、にわか同士でもワイワイ気軽に遊べるのが良いですよね。
初期のストⅡと言えば、ストーリーも割とシンプルでしたが、この辺りともなるとストーリーもよく分からなくなりましたね^^;
ゴルフしようよ2
2001/1/25
ソフトマックス 5800円
オーソドックスなシステムで人気だったゴルフゲームの続編。
最大で4人対戦が可能です。
今回から通信対戦が可能となり、全国の猛者達と腕を競えるようになりました。
ゴルフゲームは色々ありますが、シンプルで分かりやすいのが一番ですよね。
この時期ともなるとコースもリアルで、ゴルフ好きの方にもおすすめです。
さすがに今となっては通信サービスも終了していますが、当時ハマって遊んだ人も多かったでしょう。
プレステのゴルフゲームと言えば「みんなのゴルフ」、ニンテンドウ64は「マリオゴルフ」、そしてドリキャスは本作と、ゴルフゲームは名作が多いですよね。
ファイヤープロレスリングD
2001/3/1
スパイク 6800円
プロレス好きには定番中の定番、大人気プロレスゲームシリーズのドリキャス版。
PCエンジンからシリーズはスタートして、女子プロ版を合わせると今作で20作品くらい出ているはず。
それくらい大人気のシリーズでしたが、元の開発会社HUMANが2000年に倒産。
本作は、HUMAN倒産後に権利を取得したスパイクから発売されています。
メーカーは違いますが、従来通りしっかりファイプロしています。
プロレス好きなら、きっと本作も楽しめるはず。
また、ドリームキャストならではの通信対戦や、レスラーのダウンロードなども可能。
更に、8人タッグ、金網マッチ、爆破デスマッチなども追加。
ボリュームもアップしています。
特に友達同士で遊ぶバトルロイヤルが白熱しますよね。
大勢でワチャワチャするバトルロイヤルをみていると、旧全日の新春バトルロイヤルを思い出します。
但し、プロレスファン以外からは、あまり注目されなかった印象があります。
カルドセプトセカンド
2001/7/12
メディアファクトリー 6800円
ボードゲームとカードゲームを合わせたようなシステムで、大人気だったボードゲームのドリキャス版。
ボードゲームのモノポリーようなシステムに、ファンタジー要素が加わっています。
マスに召喚したモンスターを置き、そこに止まったライバルと戦い、勝てば相手のパワーを奪い、負ければ領土が取られるという内容。
モンスターカードや武器・アイテムカードを集めるのも楽しく収集要素もあります。
そして、自分で集めたデッキで友達と対戦するのが白熱しますよね。
中毒性が超高いゲームとしても有名。
セガサターン、プレステと散々遊び倒してきましたが、ドリキャス版も飽きることなく、また新たな楽しさがあります。
今回の企画も、元々はこのゲームを紹介したいがために始めた企画でしたw
ドリキャス版は、ストーリーモードや二人対戦の他にも、ネットワーク対戦にも対応。
本作も対戦が超熱いゲームでした。
今でもたまにやりたくなるのですが、ドリキャスを押し入れから引っ張り出して、テレビに繋げるのが中々面倒です。
また、今はソフトをダウンロードして遊ぶのが一般的で、ソフトを入れ替えるのも億劫になりました。
ソフト数が多い為、探すだけでも一苦労です^^;
リメイクか復刻でもいいので、switchやSTEAMなどで出てほしいですね~。