今回は,
遊んだことがある人が少なそうな、
今となっては覚えている人も少なそうな
忘れられたアーケードゲームについて紹介していきます。
私の田舎では遊んだことはもちろん、見たことも聞いたこともないゲームばかり。
今見ると面白そうなゲームも多いですが、当時の出荷台数はあまり多くはなかったようですね。
誰もが忘れてしまっていそうな、かなりマイナーなアーケードゲームに興味のある方は、是非見ていってください。
忘れられたレトロアーケードゲーム
原始島
1989年
SNK
SNKから発売された、横スクロールシューティングゲーム。
1930年、バミューダトライアングルで飛行機が消息不明となる事件が多発、
それを調べるために調査に向かうという内容。
そこにはまるで原始時代のような原住民や恐竜が住んでいるという、映画「髑髏島」のような設定。
ストーリーはけっこう面白そうですが、肝心のシューティングゲームとしてはかなりハードな設定。
バランスはあまり良くはなく、当時から高難易度ゲームと言われていたそうです。
あまり評判は良くなかったようで、長らく家庭用ゲーム機には移植されませんでした。
この不思議な島同様、本作の存在も忘れてしまった人は多いはず。
現在は、SNK 40th Anniversary Collectionでも復刻しています。
私もこれで初めて遊びました。
アクアジャック
1990年
タイトー
ホバークラフトで敵を倒していく、3Dシューティングゲーム。
ジャンプで障害物を避け、マシンガンやミサイルなどで敵をガンガン倒していきます。
見た目的には、かなり爽快感がありそうなゲーム。
ゲームの時代設定としては、西暦199X年(当時はこういう表記が多かったですよねw)、
突如現れた謎の軍団により、世界は激しい攻撃を受けていた。
そこで主人公が、ホバークラフトで敵の殲滅に向かうというよくある設定。
最初は専用のゲーム筐体で発売され、後に一般的な筐体でも稼働していたそうです。
本作も、当時は見たことも聞いたこともありませんでした。
現在は、イーグレットⅡミニでも復刻しています。
エイトマン
1991年
SNK
当時としても、かなり古いアニメ「エイトマン」を題材としたアクションゲーム。
ジャンプ、パンチ、必殺技という分かりやすいシステムで、初めてでも遊びやすいです。
序盤の難易度もそこまで高くはなく、連続パンチなども気持ちよさそうではありますが、
そもそも、エイトマン自体知らない人がほとんど。
当時の子供からしてもエイトマンは世代ではなく、
私自身、アニメも漫画も全く見たことありませんでした。
エイトマンは、恐らく団塊の世代あたりでしょうか?
アクションゲームとしては決して悪くはなさそうですが、
そもそもエイトマンである必要はないのでは?とも思います。
やはり当時の人気もイマイチだったようで、後にネオジオROM版に移植されていますが、
それ以外では家庭用ゲーム機には移植されず、
今となっては知っている人も、ほとんどいなそうですね。
ロボアーミー
1991年
SNK
当時MVS筐体でよく見かけた、SNKのベルトアクションゲーム。
ヘル・ジードと名乗る悪のロボット軍団と戦っていくシンプルな内容。
グラフィックも良く分かりやすい設定で、敵をガンガン倒していく爽快感もあります。
序盤はサクサク進みますが、やはり2面以降は急に難しくなり、
いつも2~3面でゲームオーバーになっていました。
当時は、この1台の筐体に複数のゲームが入っているMVS筐体がアチコチに設置されていましたね。
駄菓子屋からカラオケボックス、ボーリング場、中古ゲームショップなどでもよく遊んだものです。
私も当時は結構遊んだ記憶があるのですが、今までスッカリ忘れていました。
悪くはありませんが、記憶に残るほどのインパクトはなかったのかもしれませんね。
現在は、NEOGEOアケアカでも復刻しています。
エクスバニア
1992年
ナムコ
囚われた姫様を救出する為に、他のライバルたちと戦う対戦型のアクションゲーム。
争わないで仲間と協力して姫様を救出しろよ!っと言いたくなることろですが、
対戦がメインなので、恐らくストーリーは後付けなんでしょうね。
宝箱を開けて様々なアイテムで自身を強化していく内容ですが、
見てすぐ分かるように、要はナムコ版のボンバーマン。
一応、爆弾ではなくオーブという設定ですが。
ナムコ側としては、ボンバーマンではなくワープ&ワープの発展型!
っと言いたいのかもしれませんね^^;
ボンバーマン的な対戦アクションゲームで、恐らく友達と遊べば楽しいでしょう。
フォロワーさんの話によると、ゲーメストでは隠れた名作と評価され、マルゲ屋では対戦大会も行われていたとか。
しかし、あまりにボンバーマンすぎた内容にナムコの矜持が許さなかったのか、家庭用ゲーム機にも移植されず、
長らく人々の記憶からも消えていた作品でした。
最近になって、ようやくアケアカで復刻しました。
ミューテイション・ネイション
1992年
SNK
パンチやキックで戦う、オーソドックスなタイプのベルトアクションゲーム。
天才科学者によってミュータントへ変えられていく人々、
それを阻止するために、2人の若者が戦うという設定。
連続技やコンボ攻撃なども豊富で、雑魚敵をガンガン倒していく爽快感があります。
また、序盤の難易度は比較的優し目で、初めてでもそれなりの時間が楽しめるはず。
グラフィックや音楽もよく、基本部分はしっかりと作られた良作品と言えるのでしょうが、
残念ながら、当時は空前の格ゲーブームだったこともあり、
また、ファイナルファイトの影響で似たようなベルトアクションも多数あったせいか、
本作もあまり注目されなかったようですね。
私の田舎では、見たことも聞いたこともありませんでした。
あと数年早く発売されていたら、もっと注目されていたかもしれませんね。
ちなみに、後に発売されるキングオブファイターズの草薙京は、
本作の1P主人公から生まれたとも言われています。
KOFシリーズは大ヒットとなりますが、
こちらは残念ながら人々の記憶から永らく忘れられた存在となっていました。
現在はアケアカNEPGEOでも復刻しています。
サボテンボンバーズ
1992年
開発:NMK
発売:テクモ
日本マイコン開発(NMK)が制作しテクモから発売された、ひな壇型の固定画面アクションゲーム。
タイトル通り、サボテンのキャラが爆弾を投げて敵を倒していきます。
バブルボブル的なひな壇型ですが、敵に触れてもミスにはなりません。
しかし、自分で投げた爆弾の爆風に巻き込まれるとミスになります。
むしろ敵にやられるよりも、自分の爆弾でやられる方が多いでしょう。
本作も、昔ゲーセンで見たことがあるような無いような・・・
何となくやったことがあるような気もしますが、しばらく記憶から消えていました。
いずれにせよ出荷台数はそれほど多くはなさそうで、あまりヒットはしなかったようですね。
これまで家庭用ゲーム機にも移植されませんでしたが、
最近になって、アケアカで復刻しました。
デッドコネクション
1992年
タイトー
街を牛耳る巨大マフィア組織、ネロッツィアファミリーを倒すアクションシューティング。
要は、映画の「アンチャッチャブル」的な設定。
キャラクターなどは小さいですが、かなり精巧に作られており
アクションなども細かく演出されています。
銃と緊急回避というシンプルな操作方法で、マシンガンやショットガンなどを取ることで攻撃力もアップします。
今見ると面白そうな気もしますが、やはり当時の人気はイマイチだったのか、知名度はかなり低いでしょう。
現在はアケアカや、タイトーマイルストーン3でも復刻しています。
G.I. ジョー
1992年
コナミ
人気アメコミ、G.I. ジョーを題材とした3Dシューティングゲーム。
G.I.ジョーのメンバーを操作し、悪の組織コブラと戦っていきます。
立って遊ぶ専用の筐体で、最大4人同時プレイが可能。
クライムファイターズやタートルズなど、当時コナミのゲームでこの筐体はよく見かけましたね。
システム的には、88年に発売されたコナミの飢流禍(ガルカ)と同じ設定。
その為か90年代にしては、ちょっと古くさい印象があります。
こちらも今となっては、覚えている人もかなり少なそうですね。
Dyna Gear(ダイナギア)
1993年
開発:スカラベ
発売:サミー
スカラベが開発しサミーから発売された、横スクロールのアクションゲーム。
ちなみに、スカラベは元UPLのスタッフが立ち上げたゲーム開発会社。
人間のロジャーか狼のどちらかを選んで進んでいく内容で、セガのゲームっぽい印象もあります。
緻密に描き込まれたグラフィックや、軽快な操作感など丁寧な作り込み。
アクションゲームとしても普通に面白そうです。
しかし、当時は格ゲーブームだったこともあり、やはりあまりヒットはしなったようですね。
個人的にもこの頃はよくゲーセンに言っていましたが、本作は見たことも聞いたこともありませんでした。
家庭用ゲーム機にも移植されず、アケアカでも復刻していません。
今となっては覚えている人も、かなり少ないでしょうね。
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