当時遊んだことがある人は少ないであろう
どマイナーアーケードゲーム
について紹介していきます。
私も書籍を読んで知った作品や、フォロワーさんから聞いて初めて知ったゲームなど、
こんなゲームがあったんだ!
っと今更ながら驚きました。
特に私のように地方の田舎に住んでいた人間にとっては、当時は見たことも聞いたこともないゲームばかり。
今回は、あまり知られていない(と思う)、どマイナーアーケードゲームについて紹介していきます。
主に80年代初期のマイナーアーケードゲームに興味のある方は、是非見ていってください。
80年代初期マイナーアーケードゲーム
リバーパトロール
1981年7月
オルカ
水難救助をテーマとしたアクションゲーム。
丸太や岩にぶつかると一発ミスで、渦潮やワニに当たると浸水量が増えていきます。
溺れている人をボートで救いますが、舳先に当たるとお亡くなるのが難しいとこ。
一定の距離を進むと次のステージへ行くので、実は無理して救助しなくてもOK
本作のメーカー「オルカ」は80年代初期には色々アーケードゲームを発売していましたが、
他社と比べると営業力は弱く、知名度も低いでしょう。
それでも本作は都内などでは、そこそこ出回っていたそうです。
そこまで言うほどマイナーではないかも。
しかし、地方では見たことも聞いたこともありませんでした。
ロッククライマー
1981年8月
タイトー
岩山を上っていくロッククライミングのゲーム。
見た目通り、日本物産のクレイジークライマーの亜流作品。
操作方法もクレイジークライマーと同じ。
ムーンクレスタの基板を流用しているそうで、実は効果音も同じ。
あまりサクサク上れると簡単すぎるので、あえて操作しにくいようにしているのでしょうが、
それにしても操作が難しいですね。
色々とツッコミどころが多い作品ですが、そもそも設置店が非常に少なく、かなりレアなゲーム。
当時遊んだことがある人も少ないでしょう。
ストリーキング
1981年10月
ショウエイ
パックマン的なドットイートゲームの亜流作品。
主人公は全裸のストリーキングで、警察から逃げながらドットを全て取るとステージクリア。
ステージが進むごとに、徐々に服を着ていく設定。
4隅に見える大きな玉は、一見パワーエサにも見えますが取るとワープする仕様。
かなり個性的な作品で、やはり当時の人気はイマイチだったのか、
設置店も少なく、本作も遊んだことがある人はかなり少ないでしょう。
Bagman
1982年
Valadon Automation
1982年にヴァラドンオートメーションから、欧州向けアーケードゲームとして発売された作品。
1983年にはスターン社にライセンス供与され北米で販売、
また、同年にはタイトーにライセンス供与され日本でも販売されています。
本作は坑道を通ってドル袋を拾い、地上にある手押し車にどんどん乗せていく内容。
ツルハシで壁を壊したりトロッコに乗ったりなど、この時期としてはアクションも豊富。
もっと人気が出ても良さそうな気もしますが、そこまで出荷台数は多くはなかったようですね。
私自身も全く見たことも聞いたこともないタイトルでしたが、
フォロワーさんから教えてもらい初めて知りました。
移植もされず、本作を実際にゲーセンでプレイした人はかなり少なそうですね。
但し、wikiによるとゲーム雑誌のテーブルアーケードユニット第3位にも選ばれているそうで、
実は知る人ぞ知る隠れた名作!っといったところでしょうか。
ディスコNo.1
1982年4月
データイースト
ディスコを題材とした珍しいアクションゲーム。
女の子を線で囲むシンプルな内容です。
但し、女の子に触れるのはNGでお触り厳禁。
女の子の他にも様々なお邪魔キャラがおり、警備員や清掃員に触れるとミス。
特に自キャラの線を消してくる清掃員は厄介ですね。
設定だけ見ると、後に発売されるナムコのリブルラブルにもちょっと似てます。
しかし、やはり当時の人気は微妙だったようで、ゲーセンで遊んだことがある人は少ないでしょう。
都内など、都会でしか出荷されてなさそうですね。
少なくとも、私の田舎では見たことも聞いたこともありませんでした。
ディスコのゲームというのが、時代を感じますね。
ザ・バウンティ
1982年5月
オルカ
そこそこヒットした、リバーパトロールの続編的な作品。
川を上っていくのは同じですが、救助要素が無くなり替わりにシューティング要素が加わっています。
敵の砲台なども破壊可能。
相変わらず、ちょっと触れただけで爆発するもろいボート。
地形も複雑になり、難易度もかなりアップ。
前作ほどは人気が出なかったようで、出荷台数も伸びず。
知名度はかなり低い作品と言えるでしょう。
カンガルー
1982年5月
サン電子/岐阜特機
お母さんのカンガルーを操作して子供の元まで辿り着く、固定画面アクションゲーム。
猿やゴリラが攻撃してきますが、自機はパンチで撃退可能。
全体的にサン電子のアラビアンに近い設定で、
レバーでジャンプというのも似てますね。
ドンキーコング的な分かりやすいシステムで、パッと見は面白そうな感じもしますが、
出荷台数はそれほど伸びず、知名度もあまり高くはありません。
本作も実際にゲーセンで遊んだことがある人は少ないでしょう。
ファミコンなどに移植されていたら、もう少し知名度は上がっていたかもしれませんね。
ジャウスト
1982年9月
Williams Electronics
ダチョウに乗った主人公が、敵の鳥部隊を倒していくアクションゲーム。
敵は上から踏みつけることで倒すことが出来ますが、逆に自機が上から攻撃されるとミス。
倒した敵はしばらくすると復活するので、それまでに珠を取らなければなりません。
独特の慣性が付いた自機は、操作に慣れるまでかなり難しいです。
本作を見て「バルーンファイトに似てるな~」っと思った人も多いでしょう。
実はファミコンのバルーンファイトは、本作を元に作られたと言われています。
しかし、洋ゲーという事もあり、本作の知名度はバルーンファイトと比べるとかなり低いですね。
マリンボーイ
1982年10月
オルカ
上から下に進む、珍しい縦スクロールのアクションゲーム。
ダイバーの主人公が魚などの敵を倒しながら潜っていきます。
最下部の貝の中にいる人魚のボスのとこまで行くとステージクリア。
任意スクロールですが酸素量もある為、あまり時間をかけていられません。
1面だけ見れば面白そうな印象もありますが、いくら進んでも同じステージというのが飽きやすいです。
また、中小メーカーは営業力も低いので、あまり多くのゲーセンに出荷出来なかったんでしょうね。
バイオアタック
1983年
タイトー
人体の中を進んでいく個性的なシューティングゲーム。
心臓や胃などに巣食う病巣を倒していく内容で、
最終的に目から脱出して1周クリア。
血管を通る時は縦スクロールシューティング、
それ以外は固定画面のシューティングという珍しい設定。
下部にある酸素量のメーターが時間制限の代わり。
かなり難易度が高い作品で、初見は数十秒でゲームオーバーになるのも珍しくありません。
タッパー
1983年
Midway Games
米Midway Gamesから発売されたアーケードゲーム。
プレイヤーはバーテンダーとなり、お客にビールを渡していきます。
せっかちな客が目の前に来る前にビールを渡さなければならず、
間に合わないと、客に激怒されて投げられます。
1杯で帰る客もいれば、複数杯要求する客も。
また、ビールを配りながら飲み終わったグラスも回収。
更にお金も回収しなければならず、これでワンオペというのがきついです。
1人の作業量が多すぎる職場で、こんな会社では絶対働きたくないですよね。
非常にユーモア溢れるゲームで、海外ではAtariなどにも移植。
日本では、セガから1984年に発売されています。
面白そうな作品とは思いますが、国内での知名度はそう高くはないでしょう。
お酒のゲームのせいか、そこまで出荷数は多くなさそうですね。