今回は、Xのフォロワーさんに聞いてみた!
あなたの好きなアーケードシューティングゲームシリーズは?
の質問で、特に答えの多かった人気シューティングシリーズについて紹介していきます。
80~90年代にゲーセンに通っていた方は、きっと遊んだことがあるシリーズも多いはず。
懐かしいレトロアーケードゲームの人気シューティングシリーズに
興味のある方は、是非見ていってください。
あくまでシリーズとなりますので、スペースハリアーやアフターバーナーⅡなど、
単品人気の作品は入っておりませんので、予めご了承願います。
レトロアーケード人気シューティングゲームシリーズ
グラディウスシリーズ
1985年
コナミ
ご存じ、コナミが生んだ横スクロールSTGの金字塔、グラディウス。
ビックバイパーを操り、パワーカプセルで武装を強化していく“パワーアップゲージ方式” は、後の多くのSTGに大きな影響を与えました。
火山地帯、モアイ、細胞ステージといったバリエーション豊かなステージ構成は、当時のアーケードゲームとして圧倒的な完成度。
また、ステージのよってBGMが変るのも本作が最初だそうです。
プレイヤーごとに選択が分かれる武装や、緊張感ある敵配置など、
シンプルでありながら奥深いゲーム性で、今なお多くのファンを魅了し続けています。
まさに“シリーズの顔”と言える存在です。
ちなみに、子供の頃はどんな状況でもレーザー一辺倒でしたが、大人になってからダブルの有用性に気が付きました。
グラディウスⅡ GOFERの野望
1987年
前作の完成度をさらに押し広げ、シリーズの決定版とも言えるのが、このグラディウスⅡ。
選べる装備タイプが追加され、プレイスタイルに合わせた攻略が可能に。
火山、モアイ、結晶など、印象的なステージはどれも演出面が強化され、アーケードならではの“魅せる力”がより高まりました。
ボス戦もダイナミックで、攻撃パターンの緊張感は前作以上。
難しさは増したものの、攻略の楽しさも格段にパワーアップし、シリーズファンからは
最もバランスが良い!
と語られることも多い作品です。
R-TYPEシリーズ
1985年
アイレム
重厚な世界観と独自システムで一気に存在感を示したのが、ご存じアイレムの名作 R-TYPE。
最大の特徴は、攻守に大きな影響を与える“フォース”の存在でしょう。
前後に装着して攻撃方法を変えたり、敵弾を防ぐ盾として使ったりと、他にはない戦略性が生まれました。
また、溜め撃ちの波動砲なども、当時としてはまだまだ珍しかったですね。
巨大なボス“ドブケラドプス”に代表される、バイオメカニカルな敵デザインは初見で強烈な印象を残します。
一撃死の緊張感、学習して攻略する楽しさ、
ギミックを見破った時の快感など、STGの魅力が凝縮されたシリーズです。
R-TYPE II
1989年
重厚なゲーム性はそのままに、難度と戦略性が大幅に強化された続編。
新武装や2段階まで溜められる波動砲などが追加され、戦闘の幅が広がりました。
ステージギミックはよりトリッキーになり、“覚えて攻略する快感” がより濃く凝縮されています。
ボス戦の圧力、バイドの不気味な造形美は健在で、シリーズでも特に硬派な調整が光る作品です。
初代を極めたプレイヤーが、さらに深い沼にハマる続編として評価されています。
しかし、難易度が高すぎた為、一般受けはあまりせず、前作ほどはヒットしませんでした。
R-TYPE DELTA HD Boosted
2025年11月20日
また、最近ではPSで人気を博したR-TYPE DELTAのHDリマスター版、
R-TYPE DELTA HD Boosted
が、2025年11月に発売されました。
【詳細記事はコチラ】
R-TYPE Delta: HD Boosted名作シューティングの魅力と進化ポイントを徹底解説
基本的なシステムはそのままに、グラフィックが向上し操作も快適になっています。
使用出来る機体は3体、隠しキャラ一体とオリジナル版同様。
新たに練習モードも追加されているのが嬉しいですね。
相変わらず難易度は高いですが、何度でも遊びたくなる中毒性があります。
R-TYPEシリーズファンには、特におすすめです。
【R-TYPE DELTA HD Boosted STEAM版の詳細はコチラから】
ちなみに、ウィッシュリストに入れておけば、セール中などをメールなどで教えてくれます。
R-TYPE DELTA HD Boostedを、これから買う予定の方、安くなったら買いたい方は、まずはウィッシュリストに入れておくことをお勧めします。
ダライアスシリーズ
1987年
タイトー
こちらも当時大人気だった、タイトーの名作シューティングシリーズ「ダライアス」。
3画面を使った巨大なプレイ領域と、分岐制を採用したステージ構成が特徴。
そして何より、巨大な“魚ロボット”たちが登場する独特の世界観。
ボス戦の迫力や、1面のBGM「CAPTAIN NEO」の高揚感など、アーケードならではのスケール感を存分に味わえる一作です。
ボディソニック内蔵のベンチシートは、お尻にズシンズシン響いたそうですね。
プレイヤーの選択でルートが変わるため、何度でも再挑戦したくなるリプレイ性の高さも魅力。
当時のゲームセンターでも、一際目立つ存在でした。
ダライアス外伝
1994年
個人的に、ゲーセンでダライアスを遊んだのは外伝からでした。
ダライアスシリーズの中でも、特に完成度が高く人気の外伝。
3画面ではなく1画面になったことで、グラフィック表現や演出が一段洗練され、より遊びやすい仕上がりに。
また、当時の一般的な小さいゲーセンでも導入しやすくなりました。
ステージ分岐や巨大魚型ボスといったダライアスらしさはそのままに、
アニメ的なカットイン演出や、テンポの良いステージ構成が魅力。
1面のBGM「VISIONNERZ」は、シリーズの中でも屈指の名曲として知られています。
迫力と遊びやすさのバランスが絶妙で、“ダライアス最高傑作”と語るファンも多い作品です。
パロディウスシリーズ
1988年
コナミ
“パロディ”の名の通り、グラディウスを中心にコナミ作品をコミカルにアレンジした作品。
可愛いようで狂ってる世界観、妙にクセになるBGM、そしてシュールなボスたちが魅力です。
遊びやすさの中にも難所もあり、ただのネタゲーで終わらない作り込みが秀逸。
元々はMSXの作品で、社員の息抜き用として作られたものが、いつの間にか大ヒット作に。
シリーズを重ねるごとに演出もキャラもパワーアップして行き、
“お祭り感”のあるシリーズとして長年愛されています。
極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~
1994年
そして、シリーズの中でも、特に評価の高いのが本作。
パロディウスシリーズの集大成とも言える賑やかで豪華な一作で、
個人的にもシリーズの中でも、最もゲーセンでよく遊んだ思い入れのある作品。
コナミの名作タイトルを大量にパロディ化しており、背景、BGM、ボス、アイテムなど、あらゆる部分がごった煮状態。
しかし単なるネタに留まらず、避けごたえのある弾幕、ギミック満載のステージ構成など、STGとしての完成度がとにかく高い。
しかし、見た目に反して難易度は非常に高く、その難易度は本家以上!と言われることも。
“おふざけ全開だけど、ゲームとしては超本気” という絶妙なコンセプトで、シリーズの中でも特に人気の高いタイトルです。
19シリーズ
1984年
カプコン
シンプルに“遊びやすくて面白い”という軸を貫いた、カプコンの人気シューティングシリーズ。
特に初代の1942は、創業間もないカプコン初期の屋台骨を支えたヒット作としても有名。
宙返りで弾を回避する“ループ”や軽快な操作性が特徴で、初心者でも比較的入りやすい設計になっています。
続編の1943やストライカーズ1945シリーズにも影響を与えた、縦STGの定番中の定番。
幅広い年代に知られている理由も納得の完成度です。
1943 ミッドウェイ海戦
1994年
その後、続編として1943がアーケード用として発売。
1942の遊びやすさはそのままに、ゲーム性を大幅強化。
通常ショットだけでなく多彩な特殊武器が使えるようになり、攻撃の幅が広がったことで爽快感がアップしました。
また、ライフゲージ制の採用により、遊びやすさが大幅に向上。
大型ボス戦の迫力や、パワーアップ選択の戦略性などアーケード縦STGとしての密度も増しています。
初心者から上級者まで幅広く楽しめる、名続編として知られる作品です。
雷電シリーズ
1990年
セイブ開発
こちらも当時ゲーセンで長期間稼働していた人気シューティング
ゲーム。
広範囲に攻撃可能なバルカン、攻撃力の高いレーザー、
そして、2種類のミサイルとボムという、シンプルかつ王道設定。
硬派でスピード感のあるステージ構成と序盤から激しい敵弾。
難易度は高いですが、何度も遊びたくなる中毒性があります。
ショットとミサイル、ボムというオーソドックスなスタイルですが、
武骨で硬派なそのスタイルは、まさに漢のシューティングゲーム。
シリーズを通して“爽快感と難しさの絶妙なバランス”が評価され、今なお根強い人気を誇ります。
アーケード縦STGの中でも特に完成度が高い名シリーズです。
雷電II
1993年
雷電の魅力である“硬派な縦STG”をさらに洗練した続編。
今作では新たに紫のプラズマレーザーが追加。
武器の演出はより派手になり、敵弾も見やすく、テンポ良く撃ち進める構成。
一方で敵配置はより凶悪化し、攻略の楽しさと緊張感も強化されています。
ステージごとの盛り上がりも明確で、“撃って避けて進む気持ちよさ” がシリーズでも屈指の完成度。
しかし、難易度を上げ過ぎたせいか、ライト層は喰いつかず・・・。
結果、前作よりは人気は出ませんでした。
好みは分かれるところですが、雷電のファンであれば避けて通れない一本でしょう。
タイガーヘリシリーズ
1985年
東亜プラン
東亜プランを代表する、爽快かつストイックな縦スクロールSTG。
パワーアップは自機の横にリトルヘリが着く仕様ですが、
被弾すると、リトルヘリも失われてしまいます。
ボンバーで敵を一掃するのは気持ちいいですが、射出まで1テンポ遅れるのも厳しいとこ。
また、敵弾が自機の横をかすめると勝手にボンバーが誘爆し、
使いたい時には既にボンバー切れ・・・という事も多々ありました。
自機がヘリという事もあってかスピードは遅めで、難易度も高いです。
初代は今遊ぶと色々厳しい設定もありますが、
しかし、東亜プランシューティングの礎を築いた、記念すべき作品とも言えるでしょう。
究極タイガー
1987年
初代はまだまだ粗削りな箇所も多かったですが、
人気シリーズとなったのは、やはり2作目となる本作からではないでしょうか。
数種類のショットとボンバーというシンプルですが、分かりやすいシステム。
先に発売され人気だった飛翔鮫とタイガーヘリの良い要素を取り込み、
マニアからライト層まで幅広く支持された名作。
当時のシューティングゲーム好きなら、一度は遊んだことがあるでしょう。
本作も人気STGシリーズとして挙げる人が多かったです。
TATSUJIN
1988年
東亜プラン
こちらも東亜プランを代表する縦シューティングゲーム。
“硬派の極み”と言われるほど難度が高いことでも有名。
敵配置のいやらしさ、スピードの速い弾、瞬間判断が求められる展開など、
まさに達人だけが先への通行を許可される過酷なシステム。
しかし、難易度は高いのですが、なぜか何度も遊びたくなるクセになる面白さ。
慣れてくると、敵を読み、リズムよく破壊していく“ゾーン”のような感覚に入るのが魅力。
玄人向けながら、攻略の奥深さは圧倒的です。
本作と究極タイガーで、東亜プランシューティングは完成したと言っても過言ではないでしょう。
達人王
1992年
東亜プランシューティングの中でも、屈指の難易度を誇るシリーズ続編。
弾は速く、敵配置も苛烈で、一瞬の油断が即ゲームオーバーに直結します。
開始数十秒で、あっさり1コインが溶けてしまった人も多いでしょう。
序盤からこの弾幕か!と引くぐらい雑魚敵の殺意も高め。
最初はステージ中盤の陸地のあるとこまで行ければ良い方で、
1面ボスのご尊顔を拝し奉る事すら厳しいです。
しかし、何度もプレイして正しい立ち回りを覚えていくと、流れるように撃ち進められる“達人感” が味わえます。
この何度もプレイして、自分がどんどん上手くなってくるのがたまりません。
攻撃演出やBGMも重厚で、プレイヤーを緊張感のある世界へ引き込みます。
STG上級者から絶大な人気を誇る一本です。
レイシリーズ
1994年
タイトー
タイトーが開発した“ロックオンSTG”の代表作。
上空と地上を同時に攻撃するロックオンレーザーは、直感的で気持ちよく、視覚的にも非常にスタイリッシュ。
当時のアーケードSTGの中でも、特に“未来感”のある作品です。
また、音楽が素晴らしい事でも有名なシリーズで、
レイズ・ミュージック・クロノロジーなど音楽CDも発売されています。
攻撃演出やサウンドも洗練されており、スピード感と戦略性が絶妙に融合した、
唯一無二のシリーズとして多くのファンに愛されています。
レイストーム
1996年
レイフォースの流れを受け継ぎつつ、3Dグラフィックへ進化させたのがレイストーム。
ロックオンシステムがより洗練され、多数の敵を一気にロックして撃破する爽快感はシリーズ随一。
今作は、それぞれ武装の異なる2種類の機体から選択可能で、
更に、敵一掃や緊急回避にも使用出来るボムも実装されています。
ステージ演出も未来的で、サウンドと合わせて更に“スタイリッシュさ”が際立ちます。
アーケード後期を代表するスピード感と演出力を持った作品として、今もファンに語り継がれる名作です。
しかし、この頃は格ゲーが大ブームで、シューティングゲーム人気は既に下火でした。
個人的にも好きな作品でしたが、ゲーセンから消えるのも意外と早かった記憶があります
ゼビウスシリーズ
1983年
ナムコ
最後に紹介するのは、STGの歴史を語る上で絶対に外せない“原点”。
地上と空中を分けて攻撃するシステム、広大なマップを進むような演出、
謎めいた世界観など、当時としては革新的な要素だらけ。
隠しソル、独特の敵AIなど、今では当たり前になった要素の多くを最初に実装した作品と言えます。
STGの発展に大きな影響を与えた、まさに“レジェンド”です。
80年代にゲーセンに通っていた人は全員遊んだ!と言っても、決して過言ではないでしょう。
スーパーゼビウス
1984年
ゼビウスの独特な世界観を受け継ぎながら、敵パターンやマップ構成を新たにしたアッパーバージョン。
難度は高めで、初代よりも敵の攻撃密度が増加。
より緊張感のある戦いが楽しめます。
ゼビウスは初代が人気過ぎて、わりと早い段階で遊びつくされてしまいました。
- 新しいステージで遊びたい!
- もっと歯ごたえのあるゼビウスがやりたい!
そんなファンからの要望に答えて発売されたのが本作。
しかし、実際には難易度が高すぎる!という事で当時のファンからは不評だったそうです。
そもそも見た目にも大きな違いはないので、目新しさも感じなかったでしょう。
ゼビウスは確かに人気でしたが、それはあくまで初代のみ。
一般的に、2.3と続編が作られることに評価が上がって行きますが、
しかし、ゼビウスシリーズは残念ながら、シリーズを重ねるごとに「これじゃない!」感が増していきました。
この後も3Dポリゴンになったりなど、色々続編が作られますが、
残念ながら、どれも初代を超える事は出来ず。
初代があまりにも偉大過ぎた為か、それ以降のシリーズの評価は高くはありませんでした。