【レトロアーケード】誰も語らない…2作目が影薄すぎたゲーム10選(80年代編)

今回は、1作目に比べて2作目は、かなり知名度が低いマイナーアーケードゲームについて紹介していきます。

あの頃、ゲーセンで熱中した名作たち。

でも、ふと振り返るとこう思うことはありませんか?

「え?このゲームに続編なんてあったの!?」

実は名作の陰に、ひっそりと稼働していた“2作目たち”が存在しました。

しかも、その多くが続編であるにも関わらず、誰にも語られずにフェードアウト…。

今回はそんな“影が薄すぎた哀しき2作目”を、アーケード黄金期の80年代から厳選してご紹介!

全部知っていたらガチのレトロゲーマーかも!?

名作の影に、ひっそり沈んだアーケードゲームの2作たち

 

スーパーパックマン

1982年

ナムコ

世界中で大ヒットした、ナムコ初期の名作パックマンの続編。

基本的には前作同様のドットイート型のアクションゲームですが、

今作は鍵を取ってシャッターを開けたりなど、一手間あります。

また、前作のパワーアップアイテムはパワーエサだけでしたが、今作ではスーパーエサが追加。

これを取るとパックマンが巨大化し、シャッターを壊すことが可能。

色々設定も追加されましたが、やはり前作が凄すぎたせいか、

その人気を超えることは事は出来ず。

オリジナルに比べて「テンポが遅い」「単調」など、爽快感に欠けると当時から不評。

また、パワーアップがちょっと複雑で、子供にウケなかったとも言われています。

決して悪い作品とは思いませんが、前作が偉大過ぎた為、批判も多かったんでしょう。

この後もパックマンの続編は色々出ますが、結局初代を超える作品は出ませんでしたね。

ミスター・ドゥ! vs ユニコーンズ

1983年

ユニバーサル

一部では人気だったアクションゲーム、Mr.Do!の続編。

ちなみに、海外版のタイトルは、Mr.Do’s Castle

こちらも知名度は、かなり低い作品でしょう。

前作に引き続き今回の主人公もピエロですが、内容はガラッと変わっています。

今作ではハンマーで落としたり潰したりで敵を倒していき、全部倒すとステージクリア。

前作のシンプルな掘り進みから、一気にアクション性が強化。

ロードランナーのように穴に落としただけでは敵を倒せず、ちょっとクセのある設定。

しかし、意外と難易度も高く、油断しているとあっという間に終わります。

やはり知名度は低く、知っている人は少ないでしょう。

前作と比べるとほぼ別ゲームで、これじゃない感があったのかもしれません。

また、当時は「ドンキーコング」系の固定画面アクションゲームが飽和しており、

どうしても埋もれがちだった・・・というのもあるでしょうね。

スーパーゼビウス

1984年

ナムコ

こちらも1作目は爆発的な大ヒットとなった、ナムコの大ヒットシューティング「ゼビウス」の続編。

スーパーゼビウスといえばファミコンのガンプの謎を思い出しますが、本作はそれとは全く別物。

『スーパーゼビウス』は厳密には“アッパーバージョン扱い”で、

完全新作というより、高難易度の別バージョンという位置づけ。

見た目はほぼ変っていませんが、敵の出現パターンの変更など難易度が大幅に上っています。

また、「戦車」や「ファントム」など各種キャラクターも追加されています。

要するに、上級プレイヤーが長時間台を独占するのを防ぐ為に作られた作品だったとか。

前作のゼビウスをやり込んだコアファンには、高難易度で嬉しかったかもしれませんが、

一般的なユーザーにとっては、恐らく新鮮味が薄かったでしょう。

敵や難易度だけ強化されたマニア向けだったので、前作ほど人気が出なかったのはよく分かります。

ゼビウスは初代のファンが多すぎて、初代以外は全部駄作なんて言われていたりします^^;

アイスクリームファクトリー

1984年

データイースト

データイーストの人気アクションゲーム、バーガータイムの続編。

前作のバーガーショップで大儲けしたせいか、今度はアイスクリームショップで儲けようと考えている主人公。

ステージの床に転がっているアイスクリームの玉を蹴っ飛ばし、コーンの上に乗せていきます。

こんなアイス絶対食いたくないですが。。。。

前作よりも動きが快適にはなっていますが、かなり難易度が高いです。

中々アイスをコーンの上に乗せられません。

やはり当時の評判はイマイチだったようですね。

また、販促もほぼゼロで、今となっては幻のゲーム扱い。

出荷台数も非常に少なく、本作に関しては見たことも聞いたこともない・・・

という人もきっと多いはず。

戦場の狼Ⅱ

1985年

カプコン

カプコン初期のヒット作、戦場の狼の2作目。

今回は専用筐体にて、最大で3人同時プレイ可能。

その他にも、一発即死からライフ制になったり、ボム的な攻撃が追加されたり、

武器の種類も増え、車に乗ったりなど攻撃方法も増加。

この時代っぽい遊びやすい設定となっています。

しかし、その分、他にもありそうな凡庸な内容に。

決して悪くはないのですが尖ったインパクトもなく、なんか普通でしたね^^;

その後、メガドライブにも移植されますが、やはり前作と比べると知名度はそこまで高くはないでしょう。

ブラストオフ

1989年

NHシステム

ナムコの人気シューティング、ボスコニアンの続編となる作品ですが、

本作はナムコの開発ではなく、いわゆる外注作品。

開発はメルヘンメイズと同じNHシステム。

コンディションレッドなどのボイスは前作を彷彿とさせますが、

それ以外の共通点はなく、ほぼ別ゲーム。

自機は4種類のショットに変更でき、状況に応じて使い分けていきます。

また、敵基地内に入ると自機が大きくなり、迫力もあります。

今見ると、これはこれで面白そうな気もしますが、

しかし、当時の評判は芳しくなく、特にボスコニアンが好きだった人からは、すこぶる評判が悪かったようです。

あまり売れなかったようで、永らく家庭用ゲーム機にも移植されませんでしたが、

最近になって、ようやくアケアカでも復刻しました。

スペランカー2 23の鍵

1986年

アイレム

高難易度ゲームとしてもお馴染み、アーケード版スペランカーシリーズの2作目。

ファミコンでも2が出ましたが、本作はそれとは全くの別物。

前作同様、アイテムを集め鍵を取り扉を開け下へ下へと進んでいきます。

スペランカーと言えば、やはりファミコン版のイメージが強く、

そもそもアーケード版があったの?っと思った人も多いでしょう。

前作もそこまで知名度が高い方ではありませんでしたが、

2作目は更にマイナーとなり、遊んだことがある人は少ないでしょうね。

前作と比べて、見た目的にもあまり大きな進化は見えず、その割には難易度はアップ。

これではさすがに微妙でしょうね。

それでもゲーセンで見かけたら遊んでいたともいますが、

私の田舎では、見たことも聞いたこともありませんでした。

ホッピングマッピー

1986年

ナムコ

こちらもかなり知名度が低そうな、ナムコの大ヒット作「マッピー」の続編。

今回はトランポリンではなく、ホッピングで跳ねながら画面上の盗品を回収していきます。

なぜ普通に歩かないのか。。。

相変わらずキャラも可愛く、楽しそうな雰囲気もありますが、

マッピーの爽快感も消え、単調ですぐに飽きるという声が多かったです。

また、ずっと跳ねていることもあり、操作も慣れるまで大変です。

当時の出荷台数も少なかったようで、そもそも見たこともないという人も多いでしょう。

前作と違い過ぎたせいか、これじゃない感があったのかもしれません。

初代が大ヒットしたナムコのゲームは、2作目以降はどれもイマイチな印象ですね。

クレイジークライマー2

1988年

日本物産

日本物産の傑作ビル登りアクションゲームクライジークライマーの2作目。

前作発売から約8年後という事もあり、さすがにグラフィックは大幅に進化。

しかし、やっていることは、ほぼ前作と同じ。

操作方法も前作と同じで、ツインレバーで左右の腕を動かしていきます。

相変わらず操作には癖があり、更に難易度もアップしています。

理不尽なトラップも多く、1面クリアするだけでも大変です。

やはり当時から不評だったようですねでした。

また、ニチブツの看板落ちてくる演出が縁起が悪いと、ダメ出しなどもされたようです。

本作を最後に、この後アーケード版でのリリースはされませんでした。

麻雀学園2 学園長の復讐

1989年

フェイス

カプコンが開発したことでもお馴染み、脱衣麻雀の2作目。

前作は、カプコンの経営危機を救った事でも有名な作品でしたが、

やはり今作は、前作ほどの人気は出なかったようです。

ガッカリだった理由として、やはり最もよく聞くのがHボタン連打の廃止。

これにより他の脱衣麻雀と大きな差はなくなり、個性も消えましたね。

また、女の子が可愛くない・・・という意見も多かったようです。

なんせ前作は春麗などのキャラデザイナーの、あきまん氏がデザインし

ドットを打っていたこともあり、女の子も可愛かったですよね。

特に一人目の子は春麗ソックリで興奮します( *´艸`)

今作のキャラデザは誰か分かりませんが、女の子は確実に前作の方が力が入っていた印象。

あと、脱衣麻雀なんだから、対戦相手に男は要らないだろ!っと声を大にして言いたいです。

アガリ宣言など麻雀のシステムに色々追加されていますが、

ゲーセンの脱衣麻雀に求めているのは、そんな事よりもやはりエロですよね!

これは人気が微妙なのもよく分かります。

前作のような尖った演出もなく、凡庸な脱衣麻雀になったのが残念ですね。

ちなみに、前作の開発秘話などは、元カプコンの岡本吉起氏のYouTubeチャンネルでも話していたので、

興味のある方は、是非そちらも観てみて下さい。

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