イーグレットⅡミニ アーケードコレクションPART1収録ゲーム紹介

2025年12月18日発売に発売される

タイトーのイーグレットⅡミニ用の専用追加ソフト アーケードコレクションPART1

に収録されている、懐かしいレトロアーケードゲームについて紹介していきます。

今回は、テクノスやデータイーストの作品が10本収録されており、

定番の人気ゲームから、ちょっとマイナーな作品、

そして、人気作にもかかわらず、これまであまり移植されなかったゲームまで色々復刻しています。

特にテクノス、データイーストのレトロアーケードゲームが好きな方にはたまらないでしょう。

希望小売価格9878円とちょっと高くも感じますが、

これまで移植されたことがない作品や、かなりマイナーな作品も収録。

既にイーグレットⅡミニを持っている方、レトロゲームファンは買っておいて損はないかもしれませんね。

アーケードコレクションpart1を買おうかどうか迷っている方、収録ゲームが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

イーグレットⅡミニ アーケードコレクションPART1収録ソフト

ミステリアスストーンズ Dr.キックの大冒険

1984年

テクノス

この年に上映され大人気となった、インディージョーンズから大きな影響を受けたとされるアクションゲーム。

見た目もインディアナ・ジョーンズ博士にソックリですね。

映画のように遺跡の中を探索し、敵と戦いお宝を取っていく内容。

本作は、同社が以前手掛けたスクランブル・エッグのような設定で、

卵を蹴っ飛ばし、アイテムや鍵を入手して先に進んでいきます。

テクノスの初期作品ですが知名度は低く、出荷数もそれほど多くは無かったのでしょう。

恐らく正式には移植はされておらず、今回が初(だと思います)。

ブギーマナー

1985年

テクノス

こちらもかなりマイナーだと思う、テクノス初期のアクションゲーム。

怪物が出る洋館を封じるために、単身で乗込む内容です。

各ステージには怪物を呼ぶエネルギーポイントとなる光る玉があり、

これを全て叩き壊すと、ステージクリア。

主人公は攻撃も可能ですが、そのままではモンスターを倒す事は出来ず

アッ!ボタンで敵の注意をそらすことで、ようやく倒す事が出来ます。

しかし、光る扉に入り変身することで無敵となり、敵をガンガン倒す事が出来ます。

中々個性的なシステムでしたが、やはり当時の人気はイマイチだったようですね。

本作も、これまで家庭用には移植されていないはず。

熱血硬派くにおくん

1986年

テクノス

ご存じ、テクノス初期のヒット作、元祖ベルトアクションくにおくん。

斜め上からの視点で画面に奥行きがある設定は、今でこそ当たり前ですが、当時は斬新だったはず。

また、当時はヤンキー系の漫画も多く、設定もゲーセンに行くような男子にはピッタリ。

但し、まだバランス的には粗削りな箇所もあり、1面から難易度が高いなど、初心者には厳しいゲーム。

特にステージ3のみすずに苦戦した人も多いでしょう。

当時からゲーセンでも大人気で、その人気の高さからファミコンなどにも移植され、

続編や外伝的な作品も次々と作られた、まさにテクノスの看板タイトル。

ちなみに、くにおくんの名前の由来は、当時のテクノスの社長、滝邦夫(たき くにお)氏から来ています。

アケアカなどでも復刻していますが、ファンには嬉しい収録でしょうね。

ザインド・スリーナ

1986年

テクノス

こちらもテクノスが開発し、タイトーから発売されたアクションシューティングゲーム。

悪の帝国を倒す為に、同盟軍の戦士ザインが戦うという設定。

どことなくスターウォーズを思い出します。

ステージ前半はアクションステージで、後半はシューティングになります。

しかし、やはり当時の人気はイマイチだったのか、これまでは家庭用ゲーム機には移植されず。

最近になって、テクノス ザ・ワールドくにおくん & アーケードコレクションでようやく復刻しました。

個人的にも全く知らなかったタイトルで、知名度はあまり高くなさそうですね。

ダブルドラゴン

1987年

テクノス

テクノスの大ヒットベルトアクションゲーム、ダブルドラゴンシリーズの第一作目。

くにおくんから始まったベルトアクションを更に発展させた内容で、

本作によって、ベルトアクションのシステムは確立されたと言っても過言ではないでしょう。

パンチ、キック、ジャンプの3つのボタンで操作するシステムで、

更に、同時押しでジャンプキックや肘打ち、レバーを2回入れることで頭突きも可能。

この時期としては、とにかく技が豊富。

中でも、肘打ちが非常に強い事でも有名で、肘打ちだけで最後まで行けると話題でした。

後にファミコンにも移植されますが、こちらはレベル性となっており、若干アレンジされていますが

面白さは変りませんでしたね。

この後もどんどんシリーズが続き、家庭用などにも移植されています。

当時から大人気だった、まさにテクノスを代表するゲームでした。

チェルノブ

1988年

データイースト

タイトルでひと悶着ありそうなデータイーストの怪作。

書籍によると、主人公はカルノフの従兄弟という設定らしいです。

本作は見た目はシンプルなサイドビューアクションですが、

強制スクロールと、後ろにもショットが撃てるのが大きな特徴でしょう。

操作にもちょっと癖があり、慣れるまではかなり難しいです。

また、敵モンスターのデザインもグロく個性的で、この辺りも好き嫌い分かれそうですね。

しかし、一部では評価の高い人気作でもあり、後にメガドライブにも移植されています。

メガドライブ版は、メガドラミニ2でも復刻。

好みは分かれるところですが、好きな人はハマる良作品でした。

ダークシール

1990年

データイースト

中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台とした、クォータービューのアクションRPG。

っといっても、RPG要素は少なく、アクションゲームと思った方が良いでしょう。

主人公は、騎士、忍者、吟遊詩人、そして、生足がセクシーな美魔女から選択出来ますが、

もちろん、美魔女しか選びませんよね!

システム的にもオーソドックスなタイプなので、初見でも分かりやすいでしょう。

特に2人で遊ぶと楽しそうですね。

本作も一部では人気の作品で、

1990年ゲーメスト大賞でアクション部門10位、

VGM部門8位、グラフィック部門10位と、

どれも微妙な順位ですが、一応受賞しております。

後にダークシール2も出るので、それなりに人気は高かったようですね。

実はダークシール3も開発予定だったそうですが、

その前にデータイースト自体無くなってしまったのが残念。

本作も海外では移植されているそうですが、国内では移植されておりません。

アーケードコレクションPART1での復刻は、きっとファンには嬉しいでしょう。

エドワード・ランディ

1990年

データイースト

こちらも知る人ぞ知る、データイーストの隠れた名作。

いきなりクライマックスでもお馴染みで、1面から激しいアクションが始まります。

インディージョーンズのような設定で、鞭を使ったアクションが爽快。

簡単な操作で派手なアクションができるのも楽しいですよね。

但し、難易度は高めで、そこはやはりデコゲーム。

しかし、残念ながら家庭用ゲーム機への移植は無く、今回ようやく復刻。

本作目当てアーケードコレクションPART1を買う人は、きっと私だけではないはず。

ウルフファング 空牙2001

1991年

データイースト

空牙の続編にあたる作品で、前作はシューティングでしたが、

今作はアクションシューティング。

最初は4種類の機体から選択しますが、自分でパーツを組み合わせ、独自機体の作成も可能。

この様々な機体の組み合わせと、多彩なステージで長く楽しめる良作品。

また、ロボットの人気も高く、プラモデルも発売されています。

デコゲーらしく、難易度は高めですが、やり応えのある作品。

後にプレステやセガサターンでも移植されていますが、そちらはあまり評判は良くないようですね。

やはりアーケード完全版の移植を待ち望んでいた人は多いはず。

ザ・グレイト・ラグタイムショー

1992年

データイースト

こちらも知る人ぞ知る、データイーストのはちゃめちゃシューティングゲーム。

最初はオーソドックスな複葉機で出撃しますが、破壊されると様々な乗り物に搭乗可能。

戦車やロボット、バイクや馬など、乗り物によって様々な攻撃が可能です。

その他にも、複葉機にはフックが付いており、これで色々釣って攻撃も出来ます。

また、独特の世界観と細部まで描き込まれたドット絵なども、非常に評価が高いです。

全体的に面白そうな内容ですが、当時は空前の格ゲーブームで、

シューティングゲーム自体の人気が下火だったのが本作の可哀そうなとこ。

決して悪くは無いのですが、格ゲーブームの波にのまれた印象でした。

本作も長らく家庭用ゲーム機には移植されず。

レトロビットジェネレーションなどに海外版は収録されていましたが、

今回ようやく国内アーケード完全版が復活。

これにはファンもきっと喜んだはず。

イーグレットⅡミニアーケードコレクションPART1は買いか?

イーグレットⅡミニアーケードコレクションPART1は、

定価9878円と、昨今のレトロゲームの復刻としては、けっこうなお値段がします。

また、既にイーグレットⅡミニを持っている方は、ソフト代だけで済みますが、

そうでない方は、本体分も掛かるので中々の出費になるはず。

イーグレットⅡミニアーケードコレクションPART1が買いかどうかは、
個人の好みによるところが多いでしょう。

今回紹介した10のゲームに特に思い入れも何もない方は、買う必要はないかもしれませんね。

しかし、これらのゲームに強い思い入れがある方にとっては買っておいて損はないのではないでしょうか。

特に、これまで移植されなかったタイトル、

  • ミステリアスストーンズ Dr.キックの大冒険
  • ブギーマナー
  • ダークシール
  • エドワード・ランディ
  • ザ・グレイト・ラグタイムショー

などに強い思い入れがある方は、買っておいて損はなさそうですね。

個人的には、エドワード・ランディと、ザ・グレイト・ラグタイムショーだけでも十分買う価値はあると思っています。

復刻