今回は、ファミコンで発売された
名作シミュレーションゲーム
について紹介していきます。
シミュレーションゲームと言うと、ちょっと複雑で分かりづらい印象もありますが、
一度覚えてしまうと、何度でも楽しめるゲームですよね。
苦手な人も多いですが、好きな人はどっぷりハマるジャンル。
アクションゲームやシューティングなどが苦手な人が、特に好んで遊んでいた印象があります。
また、攻略方法も決して一つではなく、人それぞれ色々なやり方があるのもやり応えがありましたね。
私もシミュレーションゲームが大好きで、当時からよく遊んだものです。
ちょっとお値段が高いですが何度でも遊べる事を考えると、
決して高すぎることはないでしょう。
パソコンなどからファミコンに移植されたシミュレーションゲームは、
子供でも遊びやすいようシステムも簡略化し、分かりやすく作られていましたね。
ここからシミュレーションゲームにハマった人も多いはず。
今回は個人的に好きだった作品や、フォロワーさんからのコメントが多かった
ファミコンの名作シミュレーションゲームについて紹介していきます。
あくまで個人的な意見ですが、興味のある方は是非見ていってください。
尚、ファイアーエムブレムやロボット大戦のような、
シミュレーションRPGは、今回は除外
とさせていただきますので予めご了承願います。
ファミコンソフト名作シミュレーションゲーム特集
信長の野望 全国版
1988/3/18
光栄 9800円
シミュレーションゲームと言えば光栄!
という方は、きっと多いはず。
昔から熱狂的なファンが多いメーカーで、その中でも特に有名なのが「信長の野望」シリーズでしょう。
その人気シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズの、ファミコン第一作目が本作。
そして、光栄のファミコン参入第一弾でもあります。
元々はPCで人気だったゲームで、後にファミコンに移殖。
尾張を中心とした17ヵ国制覇モードと、全国50ヵ国モードがあります。
全国モードは、大名を選択が可能。
開墾や治水などで国を豊かにし、兵を揃えて戦いに勝ち抜き領土を広げていきます。
お値段が9800円という当時のファミコンソフトとしては、かなり強気なお値段。
この高額設定と、普通よりもちょっと大きいカセットが特に印象に残っています。
小学生の頃はあまり理解できませんでしたが、後にどっぷりハマることに。
本作の後も、戦国群雄伝、武将風雲録などシリーズが続き、
確固たる地位を築き上げた名作でした。
シミュレーションゲームは値段は確かに高いですが、
何度でも遊べる事を考えると、決して高くはないと思っています。
独眼竜正宗
1988/4/5
ナムコ 5500円
今も昔も変らず大人気の戦国大名で、後に仙台藩の初代藩主となる
伊達政宗が主人公の、戦国シミュレーションゲーム。
奥州11カ国の統一を目指す内容です。
タイトルは、渡辺謙氏が主演の当時の大ヒット大河ドラマ
「独眼竜正宗」から来ているのでしょう。
このNHKの独眼竜正宗は、歴代大河ドラマの人気ランキングでも、
必ずTOP10に入るほど評価の高い作品。
当時私は小学生でしたが、家族で毎週欠かさず観ていたものです。
その人気もあってか、ゲームも当時から話題でしたね。
アイコンのコマンドや簡略化した分かりやすい設定で、子供でも遊びやすいです。
アイコンのコマンドが、ちょっと「さんまの名探偵」にも似ていますね。
あみだクジや流鏑馬などのミニゲームもあり、ナムコらしい遊びやすい内容。
年月が経つにつれ政宗と片倉小十郎の見た目も、しっかり歳を取っていくのも面白いです。
光栄が大人向けのシミュレーションゲームなら、
ナムコは、子供でも遊べる分かりやすいシミュレーションゲームと言えるでしょう。
三国志 中原の覇者
1988/7/29
ナムコ 6900円
三国志を題材とした、ナムコの歴史シミュレーションゲーム。
最初の性格診断で、同じタイプの君主が主人公になります。
馬騰になってガッカリした人も、きっと多かったはずw
いや、決して馬騰をディスっているわけではないのですが、
子供時代は、やっぱ劉備や曹操、孫権が使いたいですよね!
本作のシステムは、命令書の数だけ指示をすることができます。
開墾などで国を豊かにし、徴兵で兵を集めて領土を広げていき、
最終的に中華統一することが目的。
本作もだいぶ簡略化されているので、子供でも十分楽しめる内容でした。
三国志と言えば光栄が有名ですが、ナムコの面白かったですね。
ファミコンウォーズ
1988/8/12
任天堂 5500円
個性的なCMでも話題だった、任天堂のウォーシミュレーションゲーム。
現代兵器を利用して各都市を占領し、最終的に敵本拠地を制圧するとステージクリア。
兵器データなども簡略化されており、戦略ものが苦手な子供や初心者でも
楽しめるよう分かりやすく作られています。
しかし、中身は本格的で、補給などの兵站もとても重要。
ゴリ押しでは決して進めません。
また、兵器同士の相性などもあり、簡単そうに見えて意外と頭を使います。
初期ROM版はセーブデータが消えやすいという問題がありましたが、
再販版は対応されて消えにくくなっています。
現在はswitchオンラインのファミコンでも配信されているので、
こちらならデータが消える心配もありません。
どこでもセーブもありますので、今から遊ぶならswitch版が遊びやすいですね。
不如帰
1988/8/19
アイレム 6500円
戦国時代を舞台とした歴史シミュレーションゲーム。
当時、漢字が読めなかったことを覚えています。
ちなみに、不如帰と書いて、読みはホトトギス。
ボードゲーム要素をも含まれており、最初の能力振りが後々影響していきます。
また、最初に選択する武将によって難易度も変化。
ゲームは、内政や移動、戦闘などを各フェイズごとに進めて行く内容で、
他シミュレーションゲームとは一味違うシステム。
当時私の周囲では遊んでいる子はいなく、
あまり知名度は高くはないのでは?っと思っていました。
しかし、当時ハマった!というコメントも多かったです。
個人的には、ほとんど遊んだことがありませんでしたが、
けっこう評判は良く、一部では評価が高かったようなので、
好みは分かれるでしょうが、好きな人はハマる良作品。
三国志
1988/10/30
光栄 9800円
こちらも光栄の人気シミュレーションゲーム第一作目。
本作も元はPC用ゲームで、後にファミコンへ移植。
パソコン版のシナリオも収録されていますが、
一部コマンドは簡略化され、だいぶ遊びやすくなっています。
また、顏のグラフィックなども、新たに描き直されています。
光栄にとっては、信長の野望シリーズと双璧をなす看板作品で、
三国志好きは皆ハマっていた印象です。
三国志のifを体験することができ、三国志好きにはたまりませんよね。
初期の頃は、まだコマンドなども細かく設定できませんが、当時としては画期的なゲーム。
個人的には、信長シリーズよりも三国志シリーズの方がハマっていました。
ファミコン後期にはⅡも発売され、こちらも人気でしたね。
半熟英雄
1988/12/2
スクウェア 5800円
こちらも当時から人気だった、スクウェアのシミュレーションゲーム。
有能な将軍を雇い、兵やアイテム、エッグモンスターなどを駆使して
敵の城を落としていきます。
本作の最も大きな特徴は、何と言ってもエッグモンスターの存在でしょう。
卵を持っている特定の将軍は、戦闘中にエッグモンスターを呼び出すことが出来ます。
このエッグモンスターがあれば、戦闘も有利に進めることが可能。
しかし、何度も使用すると、登場するモンスターがドンドン弱くなっていきます。
弱くなった卵はお祓いすることで、また強いモンスターを呼ぶことが出来ます。
どんなに能力が低くても卵さえ持っていれば、それなりに活躍してくれます。
その為、卵を持っている将軍を積極的に雇用してました。
特に最初から仲間にいる、ゼウス、ヴィーナス、
そして、運が良ければ途中から仲間にできる、アポロン、ポセイドン
が超活躍してくれます。
その分、戦死したらリセットでしたw
ヘラクレスやダイダロスなどは能力は高いのですが、卵が無いのが残念でしたね。
ちなみに、本作のエッグモンスターがきっかけで、
FFⅢで召喚獣が生まれたと聞いたことがあります。
(本当かどうかは知りませんが^^;)
ファミコン版の敵はエッグモンスターを出してこないので、難易度はだいぶ低め。
恐らく、プレイしたほとんどの人がクリアできたはず。
ギャグも多く、子供でも遊びやすい内容でしたね。
今でも大好きな作品なので、switchオンラインで配信してもらいたいです。
キングオブキングス
1988/12/9
ナムコ 5900円
王となって各地を占領し、他国の王を倒す戦略シミュレーションゲーム。
最大で4人同時プレイが可能。
ファンタジー要素もあり、人や魔物、妖精などを雇って進軍していきます。
ユニットには地形によって様々な効果などもあり、意外と奥が深いです。
また、特殊音源チップで、ファミコンとは思えない高音質な音楽も堪能できます。
本作もシンプルで非常に分かりやすい内容で、子供でも遊びやすいシステムです。
現在は、switchのナムコットコレクションでも復刻しています。
コズミックウォーズ
1989/8/4
コナミ 6500円
グラディウスの世界観で戦う、宇宙を舞台としたSFウォーシミュレーションゲーム。
母艦や駆逐艦など、宇宙艦隊を指揮して敵母星へと攻め込む内容。
生産ユニットには、グラディウスでお馴染みのビックバイパーもあります。
また、敵のバクテリアン側でもプレイも可能。
雰囲気的には、銀河英雄伝説のようにも感じます。
特にグラディウスファンが喜びそうな設定ですが、
個人的には、ほとんど遊んだことがありませんでした。
しかし、一部では非常に評価の高い作品で、フォロワーさんの間でも評判がよく、
当時ハマって遊んだ人も多かったようです。
リトルマジック
1990/9/14
データイースト 6300円
悪の魔導士を倒すファンタジーシミュレーションゲーム。
風の戦士や水の戦士などを募集して、敵の城を攻め落とします。
戦闘にはアクション要素も含まれており、オート戦闘も可能ですが、
アクションゲームのように、マニュアル操作も出来ます。
また、ユニットは戦いを積むごとにレベルが上がるなど、
ちょっとRPG要素もありますね。
本作も分かりやすい設定で、子供でも十分楽しめるでしょう。
ファミコン後期作品なので、あまり知名度は高くは無いかもしれませんが、
ハマって遊んだ人も多かったようです。
大航海時代
1991/3/15
光栄 11800円
こちらもPCから移植された光栄の人気シリーズ第一作目。
本作はRPGとシミュレーションを合わせた
リコエイションゲーム
というジャンルになるらしいです。
と言っても、このジャンルは大航海時代以外は知らないのですが^^;
舞台は16世紀のポルトガル、
プレイヤーは没落した貴族となり、爵位を取り戻す為に交易や冒険をして名声を高めていきます。
当時としては珍しい、かなり自由度が高い作品ですが、
その分、何をしていいか分からない・・・という人も多かったでしょう。
本作に関しては、かなり大人向けのゲームと言った印象です。
好みは分かれるかもしれませんが、システムを理解してい来ると途端に面白くなります。
本作も元はPC版で、その時の音楽を手掛けたのが、
後にマクロスプラスやカウボーイビバップなど、数々の名曲を作ることになる、あの
菅野よう子氏。
当時はまだまだ無名だったそうですが、今となってはスゴイ先見の明ですよね。
ロイヤルブラッド
1991/8/29
光栄 9800円
こちらもファミコン後期に発売された、光栄のファンタジーシミュレーションゲーム。
こちらは移植ではなく、ファミコンオリジナルタイトル。
架空の島国イシュメリア30国の領地を支配し、6つの宝石を集めるのが目的。
自国を開発して豊かにし、モンスターなどを雇って他国に攻めていく、よくあるパターンですが、
ファミコンオリジナルという事もあり、内政なども分かりやすく簡略化されており、
光栄にしては珍しく、子供でも分かりやすい内容となっています。
当時からけっこう人気だったようで、後にPCや他ゲーム機などにも移植。
スーファミでは、続編となるⅡも発売されています。
本作もファミコン後期作品だけに、知名度はあまり高くは無いかもしれませんが、
一部では非常に人気の高いゲームでした。
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