今回は、ファミコンで発売された
テクモのゲーム
について紹介していきます。
テクモは、ファミコン参入前のアーケード作品などはテーカンという会社名でしたが、
ファミコン初参入となる86年には、テーカンからテクモへ社名を変更しております。
アーケード世代にはテーカンの方が馴染みがあるかもしれませんが、ファミコン世代はテクモの方が有名でしたね。
意外と名作が多いテクモのファミコンソフト、当時ハマって遊んだキッズも多かったはず。
テクモのファミコンソフトが好きだった方、興味のある方は是非見ていってください。
ファミコン「テクモ」ゲーム特集その1
マイティボンジャック
1986/4/24
テクモのファミコン参入第一弾は、アーケードゲームのアレンジ移植作品。
巨大なピラミッドを探索し、魔王に囚われた王族を助けるアクションゲームです。
アーケード版は固定画面のシンプルなゲームでしたが、
ファミコン版は、縦横スクロールのやり込み要素がある内容となっています。
「アーケード版と違う!」
とアーケードファンからは不評の声も聞こえますが、ファミコン世代からは概ね好評だった記憶があります。
アーケード版とは、ほぼ別ゲームと捉えた方が良いでしょう。
スーパーヒーローのような見た目ですが、通常はこちらからは一切敵を攻撃できないのが辛いとこ。
また、面数が多い割にはパスワードによる再開などもなく、更に難易度も高いです。
当時、本作をクリア出来た子は少ないでしょう。
現在はswitchオンラインのファミコンでも配信されています。
switch版はどこでもセーブがあるので、当時クリアできなかった人も再度挑戦してみてはいかがでしょうか。
ソロモンの鍵
1986/7/30
魔法でブロックを出したり消したりし、鍵を取って扉に向かう、シンプルなアクション
パズルゲーム。
こういうシンプルなアクションゲームは、時間が経っても十分楽しいですよね。
序盤はサクサク進めるので、俺スゲー!を味わえますが、
当然、後半はそう簡単には行きません。
途中で断念した子も多かったはず。
大人でもやり応えのある内容ですが、こちらもパスワードによる再開などはありません。
毎回1面からスタートというのが辛いとこ。
本作もswitchオンラインのファミコンで配信されているので、こちらなら全面クリアも頑張れば行けるでしょう。
本作も、たまにやると楽しいパズルゲームでした。
スーパースターフォース 時空暦の秘密
1986/11/11
ハドソンから発売され大ヒットした、スターフォースの続編。
今回はシューティングだけでなく、アクションや探索要素も追加。
アクションRPG的な内容となっています。
本作では、敵を倒して得られる得点「タイム」がお金の代わり。
たくさん敵を倒しタイムを稼ぎ、ワープやアイテムの購入で使用していきます。
今遊ぶと面白いとは思うのですが、小学生に中々難易度が高く、
また、スターフォースと言えば、前作のような爽快なシューティングゲームを期待していただけに、
当時、私の周囲では微妙な反応でした。
子供の頃は説明書なんてあまり読みませんので、同じステージをグルグル繰り返す仕様に、
「なんじゃこりゃ!」
っと思ったものですw
また、セーブやパスワードによる再開が無いのもつらいとこ。
当時の小学生がスターフォースの続編に期待していたのは、これじゃなかったのでしょう。
また、スターフォースと言えばハドソンのイメージだったので
なんでテクモ(。´・ω・)?
っと疑問でした。
大人と子供で、評価がだいぶ変わりそうな作品。
本作もswitchのファミコンで配信されたら、またじっくり遊んでみたいですね。
アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃
1987/4/17
こちらもアーケードからのアレンジ移植作品。
アーケード版はシンプルな横スクロールのアクションゲームでしたが、
ファミコン版は、アイテムや情報を集めじっくりと攻略していくアクションRPGとなっています。
1面はアーケード版と同じサイドビューですが、2面は探索型のトップビュー画面。
アーケードファンからは微妙な評価みたいですが、アーケード版を知らないファミコン世代からは概ね好評でした。
当時のファミコン世代は、まだゲームセンターなんて1人で行ける歳ではありませんからね。
但し、パスワードによる再開などもなく、クリアするのは時間的にも厳しかったです。
また、パッケージ絵の主人公と全然違う!と当時の子達からもツッコまれていましたね。
こちらもswitchオンラインのファミコンで配信されています。
攻略サイトを見ながら進めれば、当時断念した人も時間さえあればきっとクリアできるはず。
つっぱり大相撲
1987/9/18
力士を作り成長させ、横綱を目指す相撲ゲーム。
すうぷれっくすなど、相撲以外の個性的な技もあるのが本作の面白いとこ。
そして、子供たちを爆笑させたのが、やはり「もろだし」でしょう。
こういうネタは、小学生は好きですよね。
当時から大人気で、今遊んでも普通に楽しいです。
相撲の名作ゲームと言えば?と聞けば、恐らく本作の名前を上げる人は多いでしょう。
相撲ゲームは数が少ないですが、意外と名作が多いですよね。
本作も、現在はswitchオンラインのファミコンで無料で遊ぶことが出来ます。
キャプテン翼
1988/4/28
当時の大人気漫画、「キャプテン翼」のスポーツシミュレーションゲーム。
原作通りの必殺シュートなど演出もよく、当時はハマって遊んだものです。
森崎君の不安感と、若林君の安心感も原作同様。
ストーリーは基本的には原作通り進みますが、チームメンバーは自分で自由に決めることが可能。
原作では脇役でも、育てることで十分強くすることも出来ます。
パリで岬くんを見つけるアドベンチャーパートが難易度が高くて、当時は苦労しましたが
その分、仲間にした時は大活躍でしたね。
アニメ原作のゲームはクソゲーが多いですが、本作は間違いなく名作と呼べるでしょう。
テクモのキャプテン翼は、この後Ⅱが発売されたり、スーファミやメガドライブで続編が発売されますが、いずれも面白かったです。
しかし、バンダイのキャプテン翼はクソゲーでした^^;
忍者龍剣伝
1988/12/9
こちらもアーケードから移植された忍者アクションゲーム。
アーケード版はベルトスクロールでしたが、ファミコン版はサイドビューのアクションゲームとなっています。
本作は、キャプテン翼に次ぐ、テクモシアター第2弾。
テクモシアターとは、ストーリーを重視し、視覚効果を追求した、より劇的なゲームシリーズとの事。
お の れ 邪 鬼 王 !
は、今でもネタにされていますよね。
本作は、壁に張り付いたり、様々な忍術を使ったりといかにも忍者なゲーム。
また、デモシーンも追加され、ストーリーも分かりやすくなっています。
しかし、難易度がそうとう高いことでも有名。
序盤は、まだサクサク進めますが、中盤あたりから厳しくなります。
当時クリアできた人はそう多くはないでしょう。
忍者ゲームって難易度が高い作品が多いですよね。
激闘プロレス!!闘魂伝説
1989/9/1
10人のレスラーから選び、勝ち進んでいくプロレスゲーム。
誰がどのモデルのレスラーなのか、プロレス好きなら一目見たらわかるでしょう。
十字キーで様々な技を繰り出すことが出来、技も豊富。
また、トレーニングしてパワーアップも可能。
パスワードによる再開も出来るので、じっくり育てることも出来ます。
とくに必殺技のカットイン演出は、アニメのようで面白いですね。
バランス的には粗削りな箇所もありますが、ファミコンのプロレスゲームとしては
ディスクのプロレスの次に好きな作品。
本作も、switchのファミコンで配信してほしいですね。
激闘スタジアム!!
1989/12/15
激闘プロレスに次ぐ、テクモの激闘シリーズ第二弾。
見た目通り、ファミスタ的なオーソドックスな野球ゲームです。
ジャンプやダイビングキャッチなどのファインプレーも可能。
決して悪くはないのですがファミスタが有名すぎて、どうしてもファミスタと比べられてしまうのが可哀そうなとこ。
ファミスタと同じなら、ファミスタで良いのでは?
っと思った人も多いはず。
しかし、本作には裏技で選手を女性にすることが出来ます。
1Pコントローラの十字キーを左下、2Pコントローラの十字キーを左上に入れたままリセットを押すと、
カーソルがボール型からハートに変わります。
このモードに変ると選手の見た目も名前も女性になります。
むっつり男子には、きっと嬉しかったはず。
これでポロリがあれば、尚良かったのですが。