最近は各社から懐かしいレトロゲームが色々収録された○○コレクション的な作品が多いですが、
遂にアイレムでも発売されました。それが、
アイレムコレクション
アイレムコレクションVol.1は、2023年11月21日に発売され、
Vol.2は2024年初頭
Vol.3は2024年の夏頃に発売される予定です。
収録ソフトは3本と少ないですがアーケード版と家庭用が収録されており、ファンには嬉しい内容となっています。
しかし、有名作品は収録されておらず、これまで家庭用にはあまり移植されなかった、どちらかと言えばマイナーな作品が多い印象。
個人的にはアイレムと言えばR-TYPEのイメージですが、R-TYPEは単体でも十分売れるでしょうから、セットには入っていないんでしょうね。
また、長年復刻を期待しているアンダーカバーコップスが入っていないのも残念( ノД`)シクシク…
収録ゲームはシューティングが多いですね。
シューティングも良いですが、出来ればスペランカーやアンダーカバーコップスなどのアクションゲームも復刻してほしかった。。。
今回はアイレムコレクションの収録ゲームについて紹介していきます。
アイレムコレクションの購入を迷っている方、検討中の方は是非参考にしてください。
アイレムコレクションVol.1
発売日:2023年11月21日
イメージファイト
アーケード版
1988年
2023年11月21日に発売されたアイレムコレクションVol.1に収録されている
イメージファイトのアーケード版。
1988年に稼働開始した比較的オーソドックスな縦シューティングゲーム。
アイテムを取ることでショットのパワーアップや、オプション的なポッドの装着が可能。
2種類のポッドを駆使し、敵を殲滅していきます。
また、いつでもスピード変更が可能なのも大きな特徴でしょう。
開発には、あの大ヒット作「R-TYPE」を手掛けたスタッフが参加していることもあり、完成度は高いです。
私はゲーセンでは遊んだことはありませんでしたが、当時遊んでいた人からの評価も非常に高かったようです。
難易度が超高い事でも有名な作品でステージ5までは訓練、それ以降の後半3ステージが実戦。
訓練から既に難しいという意見も多く、実戦は更に高難易度。
また、訓練ステージで平均撃墜数が悪いと補習ステージを受けなければならないというのも、皆さんのトラウマになっていようです。
イメージファイト ファミコン版
1990年3月16日
6500円
後にファミコンにも移植されます。
ファミコン版はさすがにグラフィックは落ちますが、ゲーム性は損なわれておりません。
ファミコン移植版の評価もとても高いです。
しかし、ファミコン後期という事もあり、そこまで知名度は高くないかもしれませんね。
アイレムコレクションVol.1には、海外のファミコンNES版も収録されています。
イメージファイト PCエンジン版
1990年7月27日
7000円
同年7月には、当時最新のPCエンジンにも移植。
こちらも良移植として有名で、さすが当時最先端のPCエンジンだけにファミコン版よりも移植度は高いです。
また、敵の耐久度が減り、アーケード版よりは多少遊びやすくなっています。
イメージファイトII
PCエンジンSuper CD-ROM2専用
1992年 7700円
イメージファイトの続編で、本作はPCエンジン専用タイトル。
ポッドを装備して戦っていく、前作と同様のシステム。
今回も訓練ステージの成績が悪いと、高難易度のペナルティエリアとなります。
今作の最も大きな特徴は、CD-ROM2を活かしたアニメーションデモが追加されたこと。
アニメでもお馴染みの声優さんがゲーム内で喋るのは、当時の子供にはΣ(゚Д゚)スゲェ!!っと思ったはず。
今となってはゲームで喋るのは当たり前ですが、当時は新鮮でしたね~。
しかし、ムービーなどは、RPGやアドベンチャーなら演出としてもピッタリですが、
シューティングゲームにはムービーはそこまで必要ないのでは?というのが個人的な感想。
デモムービーのアニメーションでロードを挟むなら、ロードなしでサクサク動いてもらった方が遊びやすいですよね^^;
X MULTIPLY
アーケード版
1989年
人間の体内が舞台の個性的なシューティングゲーム。
オープニングは注射針の先から戦闘機が出るとこから始まります。
元々はR-TYPEの続編として製作されたらしく、ちょっとグロさがあるのもその名残かも。
一部では人気だった作品でしたが、その知名度はあまり高くはありません。
フォロワーさんの話によると、当時アイレムからの要望でゲーメストなどの雑誌に攻略情報が載らなかったそうです。
攻略情報が分かるとプレイ時間も長くなり、結果的にインカムが減ると判断したらしく、アイレムが情報規制していたと噂されています。
その為、知名度は低く、一部のコアファン以外からは、あまり人気が出なかったとか。
その他、グロイ背景や最終面が女性の子宮がまずかったなど、様々な噂があるようですね。
いずれにせよ、当時の知名度はそれほど高くはなかったようです。
一部では非常に評価が高い作品ですが、クセがありすぎて固定客しかほぼやらない状況だったとか。。。
グロイ設定が苦手という方もおり、好みは激しく分かれる作品。
このゲームは全く知りませんでしたが、タイトルだけ見てちょっとエロいことを妄想した人は、きっと私だけではないはず( *´艸`)
アイレムコレクション以外にも、初代プレステやセガサターンで、
アーケードギアーズ イメージファイト & Xマルチプライ
として移植。
現在はアケアカでも復刻しています。
アイレムコレクションVol.2
2024年初頭発売予定
ガンフォース
アーケード
1991年
魂斗羅やメタルスラッグ的な、アクションシューティングゲーム。
複数の武器の他にもヘリや装甲車など、様々な兵器を活用することが可能。
色々な乗り物で派手に暴れまわるのが本作の醍醐味とも言えますね。
1992年にはスーファミにも移植されますがアーケード完全版の移植は少なく、今回の復刻に喜んだ方も多いはず。
本作には、アーケード版とスーファミ版が収録されます。
両者の違いを比べてみるのも面白そうですね。
ジオストーム
アーケード
1994年
こちらもガンフォース的なアクションシューティングゲーム。
海外ではGunForce IIとして発売されました。
前作以上に演出も派手になり爆発も多いです。
逆に、爆発が多すぎてキャラが見えないなどの不満もw
wikiによると、主人公の敵は海底大戦争やアンダーカバーコップスと同じ、悪の組織「D.A.S(デストロイ・アンド・サツジン)」。
その為、本シリーズを「D.A.Sシリーズ」と呼ぶらしいです。
っというか、海底大戦争とアンダーカバーコップスって世界観が同じだったんですね。
メタルスラッグにそっくり!と思いましたが、それもそのはず、本作の開発者が後にナスカに移籍し作ったのが、あの大ヒット作メタルスラッグ。
効果音などはメタルスラッグと同じですよねw
本悪は家庭用にも移植されず、知名度はかなり低そうですね。
ちなみに、本作が旧アイレム最後のアーケードゲームとの事。
エアデュエル
1990年
戦闘機と戦闘ヘリを選べる、比較的オーソドックスなシステムの縦シューティングゲーム。
こちらもジオストーム同様「D.A.S」シリーズの作品で、本作がシリーズの第一作目。
本作も海底大戦争、アンダーカバーコップス、ジオストームと同様の敵と戦う設定。
- エアデュエル
- アンダーカバーコップス
- 海底大戦争
- ジオストーム
の4作品は、共通の敵D.A.S.と戦うことから「D.A.S.4部作」と呼ばれるそうです。
私も最近になって初めて知りました。
ステージごとに選べるので、ステージによって自分の使いやすい機体を選べます。
左右に撃ち分けが可能な戦闘ヘリが人気で、戦闘機は人気が無かったみたいですね。
緻密で美しいグラフィックは、この時期のアイレム作品の特徴とも言えます。
ゲーム内容は賛否が分かれますが、グラフィックに関しては非常に評価が高い作品。
アイレムコレクションVol.3
2024年夏発売予定
ミスターヘリの大冒険
1987年
お金を貯めてアイテムを購入しパワーアップしていく個性的なシューティングゲーム。
北米版のタイトルはBattle chopper。
ショットとミサイルの2種類の武器で敵を倒していきます。
お買い物システムや可愛いポップな見た目も、ちょっとファンタジーゾーに似た雰囲気がありますね。
中ボスやボスを倒して次のステージに進むなど、比較的オーソドックスな設定ですが、
クリスタルを貯めて武器を購入しパワーアップしていくのが面白いです。
しかし、可愛い見た目に反して中身はかなりの高難易度。
当時の人気はいまいち伸びなかったのか家庭用ゲームへの移植は少なく、PCエンジン版のみ。
アーケード完全版の移植は今回が初なので、アーケードファンには嬉しい収録。
ちなみに、アイレムコレクションVol.3には、本作のPCエンジン版も収録されるそうです。
ドラゴンブリード
アーケード
1989年
主人公である若き王カイアスが、ドラゴンのバハムートと共に魔王を倒す横シューティングゲーム。
主人公にのみ当たり判定がありドラゴンは無敵。
この長いドラゴンの体を活用し、攻撃や防御を行うのが本作の特徴。
こちらも他には無いかなり個性的な作品。
一部からは評価の高い作品のようですが、これまで家庭用には移植されておらず欧米のPC用に移植されたのみ。
その為、かなりマイナーな作品で、私もこれまで見たことも聞いたこともありませんでした。
こちらもファン待望の復刻と言えるでしょう。
本作を見ると、映画のネバーエンディングストーリーを思い出します。
魔法警備隊ガンホーキ
アーケード
1992年
ほうきに跨った魔法使いが主人公の横シューティングゲーム。
通常ショットと溜め撃ちの他にも、ほうきを投げて敵をまとめて倒す事も可能。
このホーキショットがかなり強力。
「ほうきを投げてどうやって飛んでいるんだ!」
など野暮なことを言ってはいけません。
パッと見は難しそうな印象ですが当時遊んでいた人の話によると、覚えゲーなので何度もやれば1コインクリアも可能だそうです。
アイレムのシューティングにしては、そこまで高難易度ではないとか。
シューティングが得意な方にとっては、比較的クリアしやすい難易度らしいですね。
私には1コインクリアはきっと無理でしょうが^^;
本作もこれまで家庭用ゲーム機には移植されておらず、今回が初。
アイレムコレクションVol.3は、どれも希少な作品ばかりなのでファンには嬉しい収録ですね。