今回は、メガドライブで発売された
東亜プランのゲームについて紹介していきます。
東亜プランと言えば、数々の硬派な名作シューティングを開発したことでもお馴染みのメーカーで、
ゲーセンや家庭用移植版などでも、お世話になった人は多いでしょう。
東亜プランのシューティングゲームは、ハズレが無いイメージがありますよね。
どれも難易度が高い印象で、シューティングが得意な人にはやり応えがあるでしょう、
しかし、シューティングが苦手な人にとっては厳しい内容で、1面もクリアできずに終わることも。。。
1コインあっという間に失ってしまった悲しい記憶も蘇ります( ノД`)シクシク…
その点、家庭用移植版はお金を気にせず遊べたので、有難かったですね。
今回は、そんな東亜プランが開発し、メガドライブに移植されたゲームについて紹介していきます。
販売は異なるメーカーでも、東亜プランが開発したゲームは紹介しています。
逆に、武者アレスタのような、開発はコンパイルで販売が東亜プランの作品は、
今回は除外とさせていただきます。
メガドライブに移植された東亜プランゲーム
TATSUJIN
1989/12/9
セガ
メガドライブの割と初期の頃に発売された、東亜プラン開発の名作シューティング。
メガドライブ版の発売はセガですが、移植は同じ東亜プランによって行われています。
3種類のショットとボムという、シンプルで分かりやすい設定。
まさに、当時のお手本のようなシューティングゲーム。
しかし、タイトル通り難易度は非常に高く、1面もクリアできずに終わることも。
といっても、1面が非常に長いのですが。
画面サイズは、当時一般的だった4:3のブラウン管テレビに合わせた設定となっていますが、
それ以外は、ほぼアーケード版と同じように遊べます。
これまでのボムは、敵を殲滅するために使うことが多かったですが、
本作あたりから、やられそうな時に緊急回避でボムを使うようになりましたね。
後のシューティングゲームにも、大きな影響を与えた名作と言えるでしょう。
現在は、
アーケード版は、アストロシティミニV
メガドライブ版は、メガドラミニ2でも復刻しています。
大旋風
1990/6/23
セガ
こちらもアーケードから移植された、東亜プランの縦スクロールシューティングゲーム。
第二次世界大戦風の、男くさい硬派な設定です。
本作にはボムの代わりに「ヘルパー」という斬新なシステムがあり、
これを使用すると、6機の味方支援機と共にフォーメーションを組んで進むことが出来ます。
この味方機との編隊が、本作の大きな特徴でしょう。
見た目からは、一昔前のチョット地味なシューティングゲーム・・・といった印象もありますが、
このヘルパーを上手く使えるようになると、断然面白くなってきます。
当時のアーケードゲーム雑誌の、年間ベストヒットでも良い順位を獲得しており、
家庭用移植版の点数や評価も高かった名作。
あまり移植は多くはありませんが、最近では
イーグレットツー ミニ アーケードメモリーズ VOL.1
で復刻しています。
ヘルファイアー
1990/9/28
メサイヤ
東亜プランにしては珍しい、横スクロールのシューティングゲーム。
メガドライブ版は、メサイヤから発売。
本作は前後や斜めなど、4種類のショットに変更が可能。
敵の位置なども、それを見越した配置となっています。
状況に応じてショットを使い分けて進んでいきます。
この撃つ方向を切り替えるのが本作の大きな特徴ですが、
慣れるまでは、ちょっと混乱しますね。
この独創的なシステムや世界観、BGNなども人気で国内外問わず、高い評価を得ました。
後に、メガドライブだけでなく、PCエンジンにも移植。
最近では、様々な東亜プランのゲームが収録された
ゼロファイアーでも復刻しています。
鮫!鮫!鮫!
1990/11/2
東亜プラン
大人気だった飛翔鮫の続編にあたるシューティングゲームのメガドライブ移植版。
どんどんパワーアップしてくショットが気持ちよく、
火の鳥が羽ばたくような武器・スーパーファイアーのインパクトも凄かったですね。
Pを取ることでショットがパワーアップしていきますが、
それと同時に難易度も上がっていきます。
この辺りから、シューティングゲームの難易度もどんどん上って行った印象。
難易度は高いですが、シューティングゲーム好きにとっては
かなりやり応えのある内容だったそうです。
移植自体はあまり多くはありませんが、最近では
switch、PS4の飛翔鮫!鮫!鮫!や、
アストロシティミニVでも復刻しています。
究極タイガー
1991/2/22
トレコ
東亜プラン縦シューティングゲームの元祖、タイガーヘリ久々の続編。
メガドライブ移植版は、トレコから発売。
ショットとボムというオーソドックスな内容で、誰でもすぐに馴染める内容。
しかし、敵弾が速く、難易度は非常に高いです。
ライトゲーマーには厳しい内容で、1面で終わることもよくあります。
アーケード版は周回ループでしたが、メガドライブ移植版はオリジナルのエンディングが追加。
本作もその人気の高さから様々なゲーム気に移植されていますが、
最近では、タイガーヘリシリーズが色々収録された究極タイガーヘリとしても復刻しています。
ワードナの森 SPECIAL
1991/4/26 ビスコ
東亜プランでは珍しい、横スクロールのアクションゲームのメガドライブ版。
悪そうな魔法使いに水晶玉に変えられた少女を救うために、少年がワードナの森に入る内容。
お金を貯めてアイテムを購入したりなど、アクションRPG要素もありますね。
東亜プランらしく難易度は高めで、評価は高い作品ですが好みは分かれるかも。
メガドライブ以外でも、ファミコンのディスクシステムにも移植されました。
本作も、最近では飛翔鮫!鮫!鮫!にも収録されています。
ゼロウィング
1991/5/31
東亜プラン
こちらもアーケードから移植された、東亜プランの
横スクロースシューティングゲームのメガドライブ移植版。
3種類のショットと、敵を捕まえるプリソナービームが本作の大きな特徴。
周回数によって35種類のエンディングも見れます。
当時欧州版のMDソフトでも人気だったようで、
冒頭ストーリーデモでCATSの台詞
「All your base are belong to us」
2001年から2002年にかけネットで流行、
ネットミームの中で、特に有名なひとつとなったとか。
アメリカでは新聞やニュースで扱われたり、テクノバンドが曲にしたり、
電気自動車大手CEOがブログ記事のタイトルになどなど、色々大反響を呼んでいたそうですね。
そういった意味でも、海外では非常に有名なタイトル。
現在は前述したヘルファイヤーと同じく、「ゼロファイアー」でも復刻しており、
メドライブ版は、switchオンラインのメガドライブでも配信されています。
スノーブラザーズ
1993/5/28
テンゲン
東亜プラン開発の固定画面アクションゲームの移植版。
メガドライブ移植版は、テンゲンから発売。
バブルボブル的なひな壇型のゲームで、敵を雪で丸めて倒していきます。
丸めて雪を転がすことで、敵をまとめて倒す事も可能。
敵をまとめて一掃すると、最高に気持ちが良いです。
メガドライブ版は全70ステージあります。
中古が超高いことでも有名な作品ですが、今はメガドラミニでも復刻しています。
ゲームを遊ぶだけなら、メガドラミニの方が遥かにお得です。
スラップファイトMD
1993/6/11
テンゲン
こちらもアーケードから移植された縦シューティングゲーム。
アーケード版は東亜プラン開発、タイトーから発売されましたが、
メガドライブ移植版はNMNソフトウェアが開発し、テンゲンから発売。
また、メガドライブ版の音楽は、あの古代祐三氏が担当。
星を集めて任意にパワーアップしていくシステムで、
分かりやすく言うと、縦スクロール版のグラディウス。
東亜プランのシューティングとしては、わりと難易度は控えめで、
ライトユーザーでもプレイしやすい方でしょう。
本作にはアーケード版のオリジナルモードと、
ゲーム内容を一新したアレンジモードが選択可能。
こちらも評価の高い作品でした。
現在は、メガドライブ版はメガドラミニに収録されており、
アーケード版は、
イーグレットツー ミニアーケードメモリーズVol.1
で復刻しています。
V・Ⅴ
1994/3/25
テンゲン
こちらもアーケードから移植された縦シューティングゲーム。
読みは、V・Ⅴと書いてブイファイブ、ブイブイではありません。
スラップファイトと同じく、好きなパワーアップを選んで取得していきます。
アーケード版と比べると、メガドライブ版は画面が狭くなっている為、
難易度はちょっと上がっています。
その為、難易度調整の為、シールドが回数制に変更されました。
アーケード版と同じく全6面構成で、
クリアすると更に難易度が上がった2周目に突入します。
本作には、海外版のGrind Stormerも収録されており、
オプション画面で切り替えることが出来ます。
こちらはシールドがない代わりに、ボムの使用が可能。
家庭用への移植は非常に少ないですが、最近では
アストロシティミニVで復刻しています。
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