メガドライブといえば、セガの個性が爆発した名機。
そんな中でも特に、
「笑える・ツッコミが止まらない」
クセツヨゲームを10本ピックアップ!
真面目なのに笑える、狙ってないのにギャグになる。
そんな“メガドライブらしさ”全開のタイトルを紹介します!
メガドライブの珍作・迷作ゲーム特集
おそ松くん はちゃめちゃ劇場
1988/12/24
セガ
メガドライブのクセつよゲーム、まず最初に紹介するのは、おそ松くん。
メガドライブ初期に発売された、人気漫画のアクションゲームで、
イヤミとチビ太にさらわれた弟たちを救う内容。
長男のおそ松が桃太郎や白雪姫ステージなどで、パチンコを片手に戦っていきます。
最初パチンコの飛距離は短いですが、弟を救うと徐々に伸びていきます。
当時のアニメ、おそ松音頭を再現した音楽やコミカルなグラフィック、
お買い物やスロットマシン、あみだくじなどのミニゲームも豊富。
一定の評価はありましたが、肝心のゲームはガッカリの内容。
また、面数も少なく、すぐに飽きるという意見も。。。
説明書には漫画も載っており、ファンには嬉しいかもしれませんが、
それ以外の人には微妙なアクションゲームで、
メガドライブのクソゲーとして名前が挙がることも。
個人的におそ松くんは、アニメも漫画も世代ではないので、ゲームもイマイチでしたね~。
マージャンCOP竜 白狼の野望
1989/12/14
セガ
麻雀で何でも解決していく、麻雀+アドベンチャーのゲーム。
麻雀特捜部と、闇の麻雀組織「白狼」との戦いを描いた内容。
見た目は硬派なVシネマや任侠ドラマっぽいですが、
パロディも多く、けっこう笑えます。
敵も皆、当時のテレビや映画などで見たことがあるようなパロディキャラばかり。
真面目にボケてくる感じが、逆に面白いです。
麻雀は、イカサマアイテムなどを使用し、2人打ちで対戦していきます。
一応、アーケード脱衣麻雀のスケバン雀士竜子の続編らしいですが、
残念ながら、本作には脱衣要素はなし。
麻雀好きの人なら、けっこう楽しめるはず。
ファットマン
1990/10/12
サンリツ電子
こちらも一部では有名な、クセが強すぎる個性的な格ゲー。
アメリカのゲーム会社、アクティビジョンが開発した作品で、
カンフーチャンピオンが、ファットマントその配下の敵達を倒していく内容。
戦いに勝つとファイトマネーを手にし、自身を強化できます。
成長要素のある面白そうな格ゲーにも思えますが、
しかし、操作性は非常にクセがあり、更に見た目も好みが分かれるでしょう。
当時の日本ユーザーからは、中々受け入れられなかったでしょうね。
但し、ストⅡ以前の格ゲーと思えば、中々個性的な作品だったのかも。
こちらもメガドライブのクソゲーとして、度々名前が挙がる迷作でした。
キューティー鈴木のリングサイドエンジェル
1990/12/12
アスミック
当時JWPで大人気だったアイドルレスラー、キューティー鈴木が主人公のプロレスゲーム。
キューティー鈴木と言えば当時、グラビア、ドラマ、映画、バラエティ番組などなど、
プロレス以外でも多方面で活躍されており、ファン以外でも名前くらいは聞いたことがある人も多いはず。
ちなみに、リングネームのキューティ鈴木の名付け親は、あの秋元康氏。
本作は試合に勝ち抜いて、プロレス最強を目指すオーソドックスな内容。
ダメージなどはレスラーの表情で判断するなど、個性的な仕様となっています
絶えず流れる実況なども、当時の女子プロ中継みたいで面白いですね。
プロレスゲームとしても、けっこう楽しめます。
グラフィックも可愛く、女子プロファンには良いかも。
個人的にも、人生で初めて買った写真集がキューティ鈴木だったので、思い入れが強いお方でした。
バトルゴルファー唯
1991/2/15
セガ
こちらもクセツヨゲームとして、わりと有名なゴルフゲーム。
バトルゴルファーに改造された少女が、その悪の組織と怪人たちとゴルフで戦っていく、
ゴルフ + アドベンチャーゲーム
仮面ライダー設定のゴルフ版といえば分かりやすいかも。
アドベンチャーパートとゴルフ対戦のバトルモードで進行していくないようで、
敵も皆どこかで見たことある、パロディキャラばかりでツッコミどころ満載。
また、様々な必殺技も使用可能。
マージャンCOP竜のゴルフ版と言えますね。
また、プレイヤーの行動次第でエンディングも分岐していきます。
ツッコミどころが多いですが、これが意外と面白いゲームでした。
ソード・オブ・ソダン
1991/10/11
セガ
メガドライブのクセツヨゲームの中でもトップクラスの作品。
当時の某ゲーム雑誌でも、しばらくの間低評価が1位だった、まさに
キング・オブ・クソゲー
動きは硬いし敵は強いし、しかも単調で、開始数秒でもうお腹いっぱいです。
セガの名誉の為に言うと、販売はセガですが
開発は、Innerprise Softwareというアメリカのゲーム開発会社。
元々はコモドール製コンピューターのAmiga向けに開発されたPC用ゲーム。
その後、アメリカ版メガドライブ「GENESIS(ジェネシス)」に
移植され、
91年には日本のメガドライブにも移植。
オリジナルのPC版はアメリカではヒットしたそうですが、
メガドライブの移植版は、グラフィックやギミックなどの演出の劣化、
更にステージ数もカットされるなど、完成度が低い割に難易度だけは高いと、当時から大不評。
某ゲーム雑誌の読者投票で、なんと23回連続最下位を記録したこともあり、
「帝王ソダン」とも呼ばれている、メガドライブを代表するクソゲー。
91年でこのクオリティですから、そりゃ買った人は皆後悔したでしょう。
トージャム&アール
1992/3/13
セガ
地球に不時着した宇宙人の2人組が主人公のアクションゲーム。
毎回ランダムで生成されるマップを探索し、宇宙船のパーツを10個集めるのが本作の目的。
画面を上下2分割で、二人同時プレイも可能です。
カートゥーネットワークなどに出そうなキャラクターやヒップホップ調の音楽など、
北米などでは人気のキャラクターで、後に続編も発売されています。
しかし、日本ではキャラクターはもちろん、ゲーム内容も激しく好みが分かれるでしょう。
本作もかなり癖が強く、そもそも、全く知らないという人も多そうですね。
ああ播磨灘
1993/9/3
セガ
当時モーニングで連載していた、さだやす圭氏の漫画を題材とした相撲ゲーム。
目的は原作同様、播磨灘を70連勝させる事で、一度でも負けるとゲームオーバー。
ジャンプや必殺技などもあり、相撲ゲームというよりは相撲の格ゲー。
難易度ハードでクリアすると真のエンディング、播磨灘体操第一が観れます。
漫画原作のゲームは微妙な作品が多く、本作も見た目からはクソゲー臭も漂いますが、
実はこれが非常によく出来た作品で、評価も高いです。
最近ではメガドラミニ2でも復刻しており、それだけ人気が高かったという事でしょう。
見た目のクセはチョット強いですが、原作を知らなくても十分楽しめる良ゲームでした。
ナイトトラップ
1993/11/19
セガ
メガCDで発売された、バーチャルシネマ第一弾。
実写取り込みムービーで展開するホラーアドベンチャーゲームですが、
全く怖くないので、ホラーが苦手な人でも安心です。
今見ると画像も粗いですが、当時はこれでもスゲー!っと思ったものです。
時間は常に流れており、海外ドラマ風に物語はどんどん進展していきます。
怪しい人物が家に侵入してくるので、それをトラップで撃退していくのですが、
どう見てもコントにしか見えず、恐怖よりも笑いの方が強いです。
しかし、どこで何が起こるか時間が決まっているので、難易度は高め。
クリアするには何度もプレイしなければならず、意外と根気が要ります。
物語は色々ツッコミどころが多いですが、それなりに楽しめます。
しかし、1回クリアすれば、正直もう十分ですね。
最近はメガドラミニ2でも復刻しており、海外ドラマ的なノリが好きな方は、けっこう楽しめるかも。
ジ・ウーズ
1995/9/22
セガ
メガドライブの晩年に発売された、こちらもかなりクセが強いアクションゲーム。
アメリカのSega Technical Instituteとソニックチームが手を組んで作られた作品で、
スライムのような体に変えられた優秀な科学者が、人間に戻る為に戦う内容。
人間に戻る為に、パズルなどを解いてDNAを回収していきます。
水たまりのような体で、ダメージを受けると水がドンドン減って行くのも面白い設定。
しかし、メガドライブ最後期作品という事もあり知名度は低く、
また、売る気が全く感じられないパッケージなど、当時の出荷本数はかなり少なかったようです。
それもあり、今となっては中古価格も超高額なゲームとしても有名。
長らく移植も復刻もされない超希少ゲームでしたが、
最近ではGENESIS MINI2で復刻しています。
ゲームだけ遊びたい方は、こちらの方が遥かにお得です。