今回は、今は亡きゲームメーカー
HUMAN(ヒューマン)
のPCエンジンソフトについて紹介していきます。
ヒューマンと言えば、我々プロレスファンにとってはファイヤープロレスリングシリーズが超有名ですが、
それ以外にも様々なゲームを発売していました。
特にヒューマンのスポーツゲームは定評がありましたね。
しかし、今となっては、もう存在していないのが寂しいところです( ノД`)シクシク…
PCエンジンから発売された、ヒューマンのゲームが好きな方は是非見ていってください。
PCエンジンで発売されたヒューマンゲーム特集その1
ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ
1989/6/22
ヒューマンのPCエンジン初参入作品は、ご存じ大ヒットプロレスゲームシリーズの第一弾。
プロレス好きにとっては、もはや定番のプロレスゲームと言えるでしょう。
様々な画期的なシステムを生み出したことでも有名な作品。
これまでのプロレスゲームは、連射力で勝負するシステムが多かったですが、
本作は連射よりも、タイミングが最も重要。
腰を落とした瞬間にボタンを押すシステムで、
慣れるまではタイミングが難しいですが、慣れれば楽しいです。
特に友達と遊ぶと盛り上がりました。
また、この時期としてはレスラーも多く技も豊富。
実際のレスラーと名前は変更されていますが、
プロレス好きなら誰がモデルかは、見たらすぐに分かるでしょう。
後にスーファミなどでも発売され、そちらも大人気でした。
本作からプロレス好きになって人も多く、プロレスゲームと言えば本作は決して外せません。
ヒューマンのゲームと言えば真っ先に本シリーズを思い浮かべる人は、きっと私だけではないはず。
F1トリプルバトル
1989/12/23
画面を三分割し、最大で3人対戦が可能なF1ゲーム。
当時はまだ同時対戦できるレースゲームは少なく、
しかも、それを3人まで遊べるのは画期的でした。
また、F1のセッティングも細かく変更もできます。
16種類のエンジン、4種類のステアリング、4種類のタイヤなど細かく調整可能。
これにはF1好きの方も、きっと満足したことでしょう。
当時はF1が大ブームで、深夜までレースを見ていた人も多かったはず。
当時は週刊少年ジャンプもマクラーレンのスポンサーでしたね~。
雑誌でも色々F1の特集していたので私もにわかですが、それなりに見聞きしたものです。
本作も当時から非常に評価の高いF1ゲームでした。
フォーメーションサッカー ヒューマンカップ‘90
1990/4/27
こちらもヒューマンの人気サッカーゲームシリーズ第1弾。
珍しい縦方向に進む内容で、各国代表を選んで戦います。
16ヵ国のチーム、5種類のフォーメーションから選択可能。
Jリーグ開幕前は、ワールドカップのサッカーゲームが一般的でしたね。
マルチタップを使用することで、最大4人でプレイができました。
サッカー好きが4人集まれば、きっと盛り上がったでしょう。
操作性もよく演出も面白く、ヒューマンのスポーツゲームはハズレが少ないですね。
但し、私はそこまでサッカーが好きだったわけではなく、あまりやりませんでしたが、
周囲のサッカー好きは遊んでいた印象があります。
本作も人気シリーズとなり、後にスーファミでも発売されています。
バスティール
1990/12/20
CD-ROM2で発売された、宇宙が舞台の戦略シミュレーションゲーム。
皇位継承を争う内容で、ロボットなどの兵器を生産し進軍していきます。
分かりやすく言うと、SDガンダムガチャポン戦士にストーリーを追加したような内容。
CDを活かしたボイスやグラフィックが大きな特徴で、さすがに演出面はスゴイです。
ストーリーモードの他に、2人対戦も可能。
CPUがあまり賢くなく、ゴリ押ししてくるのが難点ですが、戦闘も面白くロボット好きには楽しい内容。
当時のシミュレーションとしては中々楽しいゲーム。
今となってはゲームが動く、喋るは当たり前ですが当時はスゲー!っと思ったものです。
しかし、当時のCD-ROMは超高く、お金持ちしか手が出せませんでしたね。
ファイナルマッチテニス
1991/3/1
シンプルで分かりやすい、硬派なテニスゲーム。
実在のトップテニスプレイヤーをモデルとした16人から選び対戦していきます。
ワールドツアー、エキシビジョン、トレーニングの3つのモードから選べます
シングルスとダブルス、コートも、ハード、芝、クレーから選択可能。
シンプルな操作性で、初めての方でもすぐに遊べる分かりやすさ。
更に、マルチタップを使用することで、最大4人で遊ぶことも出来ます。
こういうシンプルで分かりやすく、誰でも楽しめるスポーツゲームが、ヒューマンの特徴でしたね。
ファイヤープロレスリング 2nd BOUT
1991/8/30
人気プロレスゲーム、ファイプロシリーズの第二弾。
前作はタッグチームが固定でしたが、今作からは自由に選べるようになりました。
基本システムは前作同様ですが、レスラーの数も大幅にアップ。
新日、全日、UWF、更に隠しキャラクターの4人を含む20名が登場。
当時は実現が難しかった、全日vs新日など夢のカードを組んで楽しんだ人も多かったはず。
そして、後のシリーズ定番となる、隠し技が追加されたのも本作から。
本作も、盛り上がって友達同士で対戦した人も多かったでしょうね。
ヒューマンスポーツフェスティバル
1992/2/28
スーパーCD-ROM2から発売された、オムニバス的なスポーツゲーム。
本作には、過去に発売されたフォーメーションサッカーとファイナルマッチテニス、
そして、新作となる、ファインショットゴルフが収録。
また、サッカーとテニスも細かい調整が入っています。
どれもシンプルで分かりやすい操作方法なので、初めてでもすぐに馴染めるでしょう。
これ一本で、サッカー、テニス、ゴルフが遊べるお得な内容ですが、
スーパーCD-ROM2が高すぎて、いくらソフトはお得でも
本体はセレブなので、一般庶民には手が出せませんでしたね。
ファージアスの邪皇帝
1992/8/29
PCエンジンスーパーCD-ROM2から発売された王道タイプのRPG。
架空の世界「ファージアス」が舞台で、プレイヤーは巫女のアティマとなって、
ファージアスを戦乱に巻き込んだ、邪皇帝を倒しに行く内容。
元は「マル勝PCエンジン」で連載していた読者参加型企画。
基本的には剣と魔法で戦う中世的な世界観ですが、メカ兵器も登場します。
アニメーションや、豪華声優陣のボイスなど、
さすが当時最先端のスーパーCD-ROM、演出も派手。
当時はスーパーCD-ROM2に憧れたものですが、我が家ではとても手が出ませんでした。。。
ラプラスの魔
1993/3/30
こちらもスーパーCD-ROM2で発売された3DダンジョンRPG。
クトゥルフ神話を元とした、ゴーストハンターシリーズの1作目で、
最初はPC用として発売され、後にPCエンジンに移殖。
舞台は、1920年代のアメリカの田舎町「ニューカム」。
ホラーテイストな内容で、幽霊屋敷を調査しに行きます。
グラフィックや足音なども、リアルで不気味ですね。
職業も一般的な戦士や魔法使いなどではなく、探偵やジャーナリストというのも珍しいです。
しかし、中身は、いたってオーソドックスなRPG。
ウィザードリィ的な3DダンジョンRPGが好きな方は楽しめるでしょう。
ただいま勇者募集中
1993/11/26
本作も、PCエンジンスーパーCD-ROM2から発売されたボードゲーム。
RPG要素を取り込んだ内容で、ある王国が勇者を募集したら4人も集まってしまったので、
一番活躍した者を次の王にするという内容。
サイコロを振って進んでいき、町の開放などで名声を上げていきます。
本作も最大4人でプレイが可能。
後にスーファミでも続編が発売されています。
ハードの所有率からもCD-ROM2版よりも、スーファミ版の方が有名でしょう。
桃鉄やボンバーマン、ファイプロⅢのバトルロイヤルなど、4人で遊べるゲームは盛り上がりますよね。