今回は、セガが1988年に発売した業務用アーケード基板
SYSTEM24
のゲームについて、一部紹介していきます。
SEGA SYSTEM24とは
セガシステム24は、当時としては珍しくフロッピーディスクによるデータ読み込みを採用していたのが大きな特徴です。
フロッピーディスクでゲームの供給や、内容の入れ替えなど運用の柔軟性に優れていました。
CPUに68000を2個使用するという、スペースハリアーと同等の性能を持つなど、当時としては凄い性能。
しかし、wikiによると、当初はROMと比べて安価で大容量、更にゲーム交換も簡単などメリットが多かったのですが、
フロッピーディスクは経年劣化による読み込みエラーやメンテナンスの大変さ、
そして、ROMの大容量、低価格なども進み、フロッピーディスクのメリットが徐々に薄れて行きました。
その為、後期のタイトルは、全てROMキットのみで供給されたそうです。
ファミコンのディスクシステムと、ROMカセットを思い出しますね。
SYSTEM24のアーケードゲーム紹介
次は、そんなSYSTEM24の一部ゲームについて紹介していきます。
有名作品もありますが全体的にマイナー感は否めず、システム16や32と比べると、ちょっと地味な印象がありましたね。
ホットロッド
1988年
システム24第1弾として発売された、最大で4人同時対戦が可能なレースゲーム。
4人でモニターを囲ってプレイする、ちょっと特殊な筐体で、
友達と一緒にワイワイ遊ぶと盛り上がりそうな内容です。
しかし、メーターなどもないのでスピード調整も難しく、
また、ハンドル操作も慣れるまでは大変そう。
レースの賞金で、エンジンやタイヤなどのパーツを購入できます。
ショップの音楽がファンタジーゾーンというのも、セガらしいですね。
しかし、個人的にこの筐体は、全く見たことはありませんでした。
家庭用には移植されておらず、知名度はそこまで高くはないでしょう。
但し、似たようなゲームは後に色々発売されており、特にPCエンジンのモトローダーはソックリですね。
スクランブルスピリッツ
1988年
SYSTEM24で開発された、比較的オーソドックスな縦シューティングゲーム。
核戦争後という設定で、統一国家が正体不明の謎の敵と戦っていきます。
ショットと子機のフォーメーションチェンジ、そして、スペシャルアタックの3ボタンで操作。
クセが無く、初めてでも分かりやすいシステムですが、
逆にいうと、これといった大きな特徴がないとも言えますね。
敵の空母に降りてアップになるのは、面白い演出ではありますが。
この時期は、前年にはアフターバーナーⅡやR-TYPE、ドラゴンスピリット、飛翔鮫、ダライアス、
そして、同年にはグラディウスⅡ、TATUJINなど名作シューティングが次々発売された時期。
それらと比べると、どうしても地味な印象がありますね。
残念ながら長らく家庭用ゲーム機には移植されませんでしたが、最近になって、ようやくアストロシティミニで復刻しました。
ゲイングランド
1988年11月
各キャラの特性を生かし、ステージを攻略していく戦術アクションゲーム。
従来のゲームよりも解像度が高く、SYSTEM24の性能を存分に発揮しています。
SYSTEM24のゲームの中でも、かなり知名度は高い作品。
ゲーム内容は、敵を全滅させるか全員出口に向かうかでクリアというシンプルなルールですが、
使用キャラは全20人と当時としては圧倒的に多く、また、それぞれ特徴も異なるのが面白いところ。
仲間を救出したり、逆に敵に囚われたりなどが楽しめます。
しかし、キャラ数がそのまま残機となるので、どうしてもプレイ時間は長くなります。
上手い人は1コインで、かなり長時間遊んでいたという話もよく聞きますね。
一部では熱狂的なファンが多い作品でしたが、お店にとっては旨味は少なかったのかも。
その人気の高さから、後にメガドライブやPCエンジンにも移植。
最近では、SEGAAGESでも復刻しています。
本作は、ゲーセンよりも家でじっくり遊びたいゲームでしょう。
クラックダウン
1989年4月
迷路のような敵基地に侵入し、指定の場所に爆弾を設置して脱出するステルスアクションゲーム。
舞台は21世紀初頭、狂気の科学者「ミスターK」の野望を阻止するために戦うという設定。
主人公は、遠距離では射撃、近距離では格闘で敵を倒します。
敵は倒してもいいですが、やり過ごすことも可能。
この駆け引きも、本作の面白いところでしょう。
そこまでメジャーなタイトルではないかもしれませんが、
一部ではゲイングランドと並んで評価の高い作品。
後にメガドライブに移植され、最近ではアストロシティミニでも復刻しています。
ボナンザブラザーズ
1990年6月
悪徳銀行など悪人の屋敷に忍び込んでお宝を奪っていく、こちらもステルス系のアクションゲーム。
シンプルで分かりやすい内容とコミカルな演出で、こちらも当時から大人気。
主人公は、泥棒兄弟の二人「ROBO」と「MOBO」。
この二人は後にタントアールなどにも登場しているので、見たことある人も多いはず。
セガ・システム24のゲームは、ちょっと地味な印象がありますが、
本作はその中でも、かなり知名度は高い方でしょう。
本作も後にメガドライブに移植され、最近ではアストロシティミニやメガドラミニ2でも復刻しています。
ラフレーサー
1990年3月
こちらも4人同時プレイが可能な対戦型レースゲーム。
ホットロッドの続編的な内容で、今作にはニトロの急加速なども追加され、より白熱バトルが楽しめます。
また、前作同様ステージ間のピットでは、タイヤやバンパー、ニトロの購入が可能。
コース内のギミックも豊富で、友達との対戦は盛り上がりそうですね。
しかし、本作も家庭用には移植されておらず、知名度もかなり低そうですね。
クイズ 宿題を忘れました!
1991年
当時のゲーセンにはよくあった、クイズゲームのセガ版。
天才科学者、天野博士によって子供に戻された主人公たち。
戻る為に、子供時代の友人達と対戦していくという内容。
一応設定はありますが、要は一般的な普通のクイズゲーム。
クイズ問題も、当時を思わせる内容で、40歳以上の方は、懐かしく感じるはず。
当時はクイズゲームも各社から出ており、他のゲームの合間や息抜きなどによく遊んだものです。
格ゲーの待ち時間や、ちょっとした気分転換に最適でしたね。
所さんのまーまーじゃん
1992年
当時から人気だった、所ジョージ氏が登場する麻雀ゲーム。
所さんの実際の声が収録されているのも、今見ると凄いですよね。
全国をスゴロク形式で旅する内容で、麻雀で対戦し進んでいきます。
内容は一般的な二人打ちのシンプルな麻雀。
また、牌交換などのアイテムもあります。
所さんのまーまーじゃん2
1995年
1が好評だったのか、その後、続編となる所さんのまーまーじゃん2も発売されています。
今回は、アメリカを舞台にドラッグレースで勝負していきます。
車好きの所さんらしい対戦ですね。
とって言っても、要は前作同様、二人打ちのシンプルな麻雀ですが。
麻雀ゲームとしてもけっこう面白そうではありますが、
しかし、ゲーセンの麻雀と言えば、どうしてもERO目的のが目当てなので、
ご褒美画像がないと、ちょっと物足りなく感じます。
あと、所さんの趣味全開の世田谷ベースには、やっぱ男性なら憧れますよね。
DYNAMIC CC(ダイナミックカントリークラブ)
1991年5月
当時としては、かなりリアルに作られたゴルフゲーム。
SYSTEM24のゴルフゲームとしては、ジャンボ尾崎のスーパーマスターズに次ぐ2作目で、
今作は、コースの傾斜や起伏を三角形の計測数値でコンピューター処理するなど
前作よりも更にリアルに作られています。
また、クラブが色々選べるのはもちろん、足の位置や珠を打つ位置など細かく変更可能。
ゴルフ好きは楽しまそうなゲーム。
しかし、当時はゲーセンで全く見たことはなく、
知名度はかなり低そうです。
セガ・システム24のゲームは他基板と比べ、ちょっとマニアックな作品が多い印象ですね。