今回は、セガの人気体感シューティングゲーム
アフターバーナーについて紹介していきます。
ゲーセンに登場するや否や大ヒットとなったアフターバーナー。
その人気の高さから、様々なゲーム機に移植されてきましたが、当時の家庭用ゲーム機はスペック的に限界があり、どうしてもアーケード版より劣化移植となっていました。
しかし、それでも家でアフターバーナーが出来る!
と喜んだ子も多かったことでしょう。
最近では、メガドラミニ2の収録も決まり、更にサイバースティックも同時発売されるという事で、また盛り上がってきましたね。
アフターバーナー好きの方、各ゲーム機に移植されたアフターバーナーの違いについて興味のある方は、是非見ていってください。
セガ アフターバーナー特集
アーケード版 アフターバーナー
1987年7月
セガ
まだ調整中にもかかわらず、無理やり発売したのが初代アフターバーナー。
前年に大ヒットした「トップガン」の影響が大きく、自機がF-14トムキャットというのも、その為でしょう。
実は初代はまだ未完成で、スロットルレバーは搭載されていませんでした。
当時セガは上場しようとしていた時期で実績作りの為、無理矢理発売したと言われています。
すぐにⅡと入れ替えとなったので、実際に初代をゲーセンで遊んだことがある人は、かなり少ないでしょうね。
アーケード版 アフターバーナーⅡ
1987年9月
セガ
初代の2か月後、ようやく完成版が登場。
これがアフターバーナーⅡ
恐らく、多くの人がハマって遊んだのはⅡの方でしょう。
当時はこの圧倒的なスピード感や迫力には度肝を抜かれました。
本物の戦闘機に乗っているような、熱い体感ゲームでした。
しかし、人によっては3D酔いしてしまう人もいましたね。
セガマークⅢ版 アフターバーナー
1987/12/12
セガ
アフターバーナーの家庭用ゲーム機移植第一弾は、セガマークⅢから始まっています。
スロットルレバーの無いⅠの移植となる為、アフターバーナーによる急加速は残念ながら省略。
しかし、ダイナミックなローリングは実現。
また、家庭用オリジナルのボスも登場。
さすがにアーケード版と比べると劣化していますが、それでも当時の子供たちは、家でアフターバーナーが遊べる!と喜んだことでしょう。
ファミコン版 アフターバーナー
1989/3/30
サンソフト
実はファミコンでもアフターバーナーが発売されていたことを知っている人は、それほど多くはいないでしょう。
セガ作品を色々移植しているサンソフトの作品だけに、中々の良作品。
もちろん本家と比べると劣化は激しいですが、それでもファミコンにしては、かなり頑張っているほう。
360°回転する演出も再現されており、BGMも高評価。
コナミのトップガンよりも断然面白いです。
さすがサンソフト!
メガドライブ版 アフターバーナーⅡ
1990/3/23
電波新聞社
メガドライブから発売された、アフターバーナーⅡの移植。
電波新聞社という、あまり聞きなれないメーカーの為、当初は本当に大丈夫なの?
と不安の方も多かったはず。
しかし、移植度はかなり高く、ほぼアーケードと同じように楽しめます。
メガドライブ初期の作品だけに、これを見てメガドライブすげー!っと思った子も多かったでしょう。
メガドライブミニ2に収録も決まり、更にサイバースティックも発売されるという事で、ここに来てまたアフターバーナーが盛り上がっていますね。
PCエンジン版 アフターバーナーⅡ
1990/9/28
NECアベニュー
こちらも当時の家庭用ゲーム機としては移植度が高い、PCエンジン版のアフターバーナーⅡ。
メガドライブ版と比べてしまうと少し劣りますが、スピード感などはしっかり体感できます。
PCエンジン版は、アナログジョイパッドにも対応していました。
当時のほとんどの家庭用ゲーム機に移植されているので、それほど人気が高かったという事でしょうね。
スーパー32X版 アフターバーナーコンプリート
1995/1/13
セガ
アフターバーナーの移植としては、当時最高峰だったスーパー32X版。
スペースハリアー同様、本作もほぼアーケード版と同じように遊ぶことが出来ます。
ゲーセンに登場してから約8年、ようやく家庭用でもアーケード版を楽しめるようになりました。
スーパー32X作品は名作が多いのですが、残念ながら肝心の32X自体、全然売れなかったのが悲しいところ。。。
セガサターン版 SEGAAGESアフターバーナーⅡ
1996/9/27
セガ
セガの懐かしい名作が色々復刻した、SEGAAGES版のアフターバーナーⅡ。
さすがにこの頃にもなると、アーケードそのままの完全版が移植されます。
ドリームキャストやPS2、ニンテンドーDSなど様々なゲーム機に移植されますが、これ以降はどれも大きな違いはありませんでした。