セガの対戦格闘ゲームについて紹介していきます。
90年代は格ゲーブームだったこともあり、当時は各社から様々な格ゲーが発売されましたね~。
セガの格ゲーと言えばバーチャファイターが有名ですが、
実はそれ以外にも色々発売していました。
格ゲー好きの方、セガゲームが好きな方は是非見ていってください。
セガ格ゲー特集 その1
ダークエッジ
アーケード:1993年3月
当時としても、かなり珍しい設定の3D格ゲー。
ゲーセンでストⅡが社会現象になるほど大ヒットしてから
各社から様々な似たような格ゲーが発売されましたが、
ストⅡと似たような格ゲーではセガの矜持が許さないのか、かなり個性的な格ゲーを出してきました。
それが360°自由に移動できる当時としては斬新な設定。
疑似3Dに並々ならぬこだわりを持っていたセガだからこその格ゲーといった印象。
視点はキャラの位置によって変る為、迫力がありますがその分、操作は複雑。
必殺技の入力も前後左右で入れ替わるので、中々思うように出せません。
斬新ではありましたが、やはり当時の人気はイマイチだったようで、ゲーセンから撤去されるのも早かったです。
その後、長い間家庭用ゲーム機には移植されませんでしたが、
最近になってようやくアストロシティミニで復刻。
当時は微妙でしたが、今やると逆に新鮮で楽しいですね。
バーニングライバル
アーケード:1993年7月
ダークエッジで失敗したと気づいたのか、セガも次は比較的オーソドックスな2D格ゲーを出してきました。
それが本作、バーニングライバル。
各国の個性的な格闘家が戦うシンプルな内容で、
グラフィックに関しては流石セガ!といった感じ。
しかし、当時は似たような格ゲーが乱立していたので、そこから目立つには何か新しいシステムが欲しいところ。
パッと見は、決して悪くはなさそうですが・・・、
本作の人気もイマイチで、そもそもゲーセンに入れてもらえなかったようです。
出荷本数も少なく、実物を見たことある人も少ないでしょう。
セガゲームの中でも、かなりマイナーな作品。
ダークエッジと違い、残念ながらこちらは復刻はされていませんし、
人気もイマイチだったので、今後も復刻はなさそうですね。
バーチャファイター
アーケード:1993年12月
セガサターン:1994年11月22日
ダークエッジ、バーニングライバルと立て続けにこけて、セガもヤバいか・・・というところに突如現れたのが、
ご存じ、大ヒット3D格ゲー「バーチャファイター」。
当時、ゲーセンで見たときは度肝を抜かれたものです。
今見ると、いかにもポリゴンなカクカクしたグラフィックですが、
当時は、スゲーリアル!っと話題でしたね。
開発のきっかけは、鈴木裕氏が社長から直接
ストⅡを超える格ゲーを作ってくれ!
と言われたのが始まり。
元々3Dをやりたかった鈴木氏は、3Dで格ゲーを作れないかと色々試行錯誤して、完成したのが初代バーチャファイター。
斬新ではありましたが操作は難しく、また基板自体がかなり高価だったこともあり、
1プレイも200円と、子供時代はかなり高額に感じたものです。
実際、基板のお値段も当時としては、かなり高額だったようですね。
その為、ゲーセンではあまり遊ばず、セガサターンに移植されてから遊んだ記憶があります。
まだまだ2D格ゲーも大人気でしたが、ココから3D格ゲーもどんどん人気が出て来ましたね。
バーチャファイター2
アーケード:1994年11月
セガサターン:1995年12月1日
バーチャファイター発売から約1年後に2が発売されます。
1からグラフィックも大幅に向上し、よりリアルな人になった続編。
わずか1年でこんなにグラフィックが変わるのか!っと
素人ながらに驚いた思い出があります。
今は4~5年前のグラフィックでも、あまり違いが分かりませんが、
当時は1年で凄い変わってましたね~。
どの格ゲーも、初代はまだまだ発展途上で粗削りな部分も多かったですが、
2から前作の不満や問題点も改善され、遊びやすくなる印象でしたが、
本作も同様で、初心者でも比較的遊びやすくなっています。
私の地域では、バーチャファイターシリーズで、本格的に対戦が盛んになったのは2からでした。
私もヘタッピながら、当時は学校帰りにゲーセンでよく対戦していたものです。
ゴールデンアックス ザ・デュエル
アーケード版:1995年2月
セガサターン版:1995年9月29日
セガの人気ベルトアクションゲーム
ゴールデンアックスシリーズ
の世界観を用いた対戦格闘ゲーム。
時系列的には、「ゴールデンアックス デスアダーの復讐」から80年後らしいです。
デスアダーが復活した為、再度ゴールデンアックスを巡る戦いが始まる!という設定。
(何度目だ!)
本作のギリウスは、あのギリウス・サンダーヘッドではなく、
同じ名前を持つドワースの戦士、ギリウス・ロックヘッド。
まぁ、設定は後付けっぽいですが^^;
サムライスピリッツ的な武器で戦う格ゲーですが、
本作は、シーフを攻撃して魔法の瓶を集めることでパワーアップすることが可能。
見た目は面白そうですが、やはり当時の人気はイマイチ。
特にCPUが強いことでも有名で、1人も倒せず終わることも。
これで2作目3作目と続いて行けば、少しずつ改善され面白くなっていったかもしれませんが、
残念ながら1作でシリーズは終了、その後、続編が作られることはありませんでした。
ファイティングバイパーズ
アーケード版:1995年11月
セガサターン版:1996年8月30日
バーチャファイターシリーズの次に開発された3D対戦格闘ゲーム。
リアル系のバーチャファイターと比べ、こちらはコスプレ風のキャラが闘う何でもありの格ゲー。
相手を場外に思いっきり吹っ飛ばしたりなど、アニメのような派手な演出やアクションが大きな特徴。
また、アーマーがあるのもバーチャファイターとの違い。
こちらも当時は対戦台が盛り上がっていましたね~。
個人的には、バーチャファイターよりも技が出しやすく遊びやすかった印象があります。
後にセガサターンにも移植されますが、
こちらには隠しキャラとして、当時CMで話題だったペプシマンが登場。
どちらかというと、セガサターンでよく遊んだ思い出があります。
電脳戦機バーチャロン
アーケード版:1996年1月
セガサターン版:1996年11月29日
2本のスティックで操作する、ロボット3Dの対戦シューティングゲーム。
厳密に言えば対戦格闘ゲームじゃありませんが、大好きなので入れました、
許してください(。-人-。)
2本の操縦桿に4つのボタンで操作する、当時としても珍しいシステム。
ロボットゲームは売れない!と言われていたセガのジンクスを打ち破った作品としても有名ですね。
当時はゲーセンでも大人気でした。
その後、セガサターンにも移植されています。
専用のツインスティックで遊んだ人も多そうですね。
初めて見たときから「なんかガンダムっぽいロボットだな~」っと思っていたら、
メカニックデザインは、あのカトキハジメ氏。
その為か、ガンダムファンも喰いついた印象があります。
後にスーパーロボット対戦にも参戦していますね。
女の子型のロボット「フェイ・イン」は、当時の人気アニメセーラームーンをモデルにしているらしいですが、
今となっては、フリーレンの方が似ている気がしますね。
ラストブロンクス -東京番外地
アーケード版:1996年
セガサターン版:1997年8月1日
少年グループたちの抗争を描いた3D対戦格闘ゲーム。
8人の少年少女たちが、各々の得意な武器で戦っていきます。
武器を使用した3D格闘ゲームは、セガとしては今作が初。
武器の細かい動きなども、モーションキャプチャを使用して撮っています。
木刀や棒、ヌンチャクまでは、まだ分かりますが、
トンファーや三節棍を使う少年少女って・・・・渋すぎますよねw
今見るとそれなりに面白そうではありますが、やはり当時の人気はイマイチだったようです。
ゲーセンで見たことがあるかないか・・・も思い出せないくらい存在感が無かった印象。
後にセガサターンに移植されています。
実写映画化などもされましたが、知名度はそこまで高くはないかもしれませんね。
バーチャファイター キッズ
アーケード版:1996年3月
セガサターン版:1996年7月26日
バーチャファイター2のキャラが小っちゃく可愛くなった作品。
顏がおっきく体が小っちゃくなった、お馴染みの10人+デュラル。
技の感覚は本家同様ですが、コメディ要素も加わりまた違った面白さがあります。
大技が決まると視点が変わるなど、新しい演出も追加。
小さい割に、意外と迫力もあります。
今見ると面白そうではありますが、当時はやはり微妙な評価。
わざわざキッズで遊ばなくても、本家バーチャファイター2の方が圧倒的人気。
同じお金を使うなら、キッズをやるよりも普通にバーチャ2をやるでしょう。
また、海外でも、こういうキャラは微妙そうですよね。
ファイターズメガミックス
セガサターン:1996/12/21
バーチャファイターとファイターズメガミックスのキャラが登場する、お祭り的な格ゲー。
セガの人気3D格ゲーの融合ということで、当時は盛り上がって遊んでいました。
システム的は各ゲームに準拠しており、バイパーズチームは本家同様アーマーを着用。
当時はバーチャファイター3が稼働したばかりで、バーチャファイターキャラは、3の技も一部追加。
更に、セガ作品お馴染みのキャラが多数登場するなど、まさに何でもありの楽しい内容。
ストーリー度外視で、ここまでぶっ飛んでると逆に楽しいですよね。
キャラ数も多く、また初心者でも遊びやすく、
本作のリメイクを希望しているのですが、中々出てくれませんね~。