女神転生やペルソナシリーズなど、今や日本だけでなく
世界中で愛されているゲームメーカー
アトラス
今でこそ超有名メーカーですが、ファミコン、スーファミ時代は
まだ、そこまでメジャーなメーカーではなかった記憶があります。
もちろん、当時から一部では熱狂的なファンもいましたが、
しかし、スクウェアやエニックスなどと比べると、
そこまで万人受けするゲームという印象はありませんでしたね。
女神転生シリーズなども、ちょっと難しいですし^^;
好きな人はドはまりするが、決して万人受けするというわけではなく、
個性的で好みが激しく分かれるゲームを開発し続けるメーカー「アトラス」
今回は、そんなアトラスのスーファミソフトについて紹介していきます。
数が多いので、今回はその中からスーファミ初期~中期に発売されてゲームについてお伝えしていきます。
アトラスのゲームが好きな方、興味のある方は是非見ていってください。
アトラスのスーファミソフト紹介その1
ブレイゾン
1992/7/24
アーケードから移植された、横スクロールシューティングゲーム。
個人的にアトラスはRPGのイメージが強く、シューティングは珍しかった記憶があります。
敵の機体を乗っ取ることが出来るというのも、他には無い個性的なシステム。
乗っ取った機体によってショットも異なる為、状況に応じた乗っ取りが重要。
今見ると面白そうなシステムではありますが・・・・、
残念ながら、当時の評価はあまり良くありませんでした。
敵が硬い、バランスが悪いなど、低評価コメントの方がよく見ます。
アトラスのゲームとしては、ちょっとマイナーな作品でしたね。
機甲警察メタルジャック
1992/7/31
当時放送していた、サンライズの変身ヒーロー系アニメを題材としたアクションゲーム。
アニメ同様、犯罪組織イドと戦っていく内容。
ボス戦前には、「ジャック・オン」の掛け声とともにアニメ同様の演出が入ります。
操作性もよく、アクションゲームとしては中々楽しいです。
当時の男子は好きそうな設定。
アニメ好きには楽しめたでしょうね。
しかし、個人的にこのアニメは見たことがなく、
ゲームも全く遊んだことがありませんでした。
真・女神転生
1992/10/30
アトラスの大ヒットシリーズ、女神転生のスーファミ初作品。
お馴染みの悪魔合体や新たな魔法の追加など、ファミコンから色々パワーアップしています。
また、現代を舞台としたストーリーなども、当時のRPGとしては珍しい設定。
PCエンジンやメガCD、プレステなど、様々なハードに移植されていますが、
いずれも評価が高いゲーム。
特にスーファミ版は、ファミ通クロスレビューでもプラチナ殿堂入りの名作です。
しかし、難易度が高い事でも有名な作品で、マップが広かったり、敵が急に強くなったりなど、
当時の一般的なRPGと比べても、かなり難しい内容。
天狗の集団にいきなり先制攻撃されて、何もできず終わった人も多いはず。
しかし、それもあってか、やはりインパクトは大きかったようで、
難しいからこそ、クリアしたときの達成感も大きいですよね。
多くのメガテンファンの記憶にも残っているでしょう。
現在はswitchオンラインのスーファミでも配信されています。
また、2025年4月24日には、G-MODEアーカイブスで
真・女神転生-20XX – が発売されます。
GP-1
1993/6/25
現在はMotoGPと呼ばれている、WGP500ccクラスのバイクレースゲーム
性能の異なるバイクやメカニックを選び、ランキング1位を目指します。
コースは、実際のレースで使用される13コースが収録。
バイクレースゲームとしてはオーソドックスな内容で、
バイク好き、MotoGP好きには楽しめそうな印象。
バイクレースゲームとしては無難にまとまっていますが、
逆に言えば、これと言った大きな特徴もありません。
本作もあまり知名度は高くは無さそうですが、翌年には続編が発売されています。
一部では人気があったのかもしれませんね。
魔神転生
1994/1/28
女神転生シリーズの派生作品となるシミュレーションRPG。
分かりやすく言うと、女神転生のシミュレーションRPG版。
悪魔召喚プログラムをインストールした少年が、悪魔と戦いに挑む内容で、
ファミコン版の初代を彷彿とさせる設定。
女神転生同様、悪魔合体で仲間の強化も可能です。
本編とは、また一味違うゲームシステムで女神転生の世界観を楽しめます。
特にシミュレーションRPGが好きな方にはオススメです。
こちらも現在はG-MODEアーカイブスで、
魔神転生 blind thinkerとして復刻しています。
カブキロックス
1994/3/4
当時としては珍しい、和風な世界観のRPG。
悪行を重ねる将軍天斎を倒すために旅に出るという設定。
戦闘シーンが歌舞伎の舞台だったり、敵を倒すとおひねりが飛んでくるなど、
タイトル通り歌舞伎らしい演出が大きな特徴。
比較的オーソドックスなシステムなので、RPG好きの方ならすぐに馴染めるでしょう。
当時から「天外魔境に似ているな~」っと思っていましたが、それもそのはず
本作は、アトラスと天外魔境シリーズでお馴染みのレッドカンパニーの共同開発作品。
なのでシステムも分かりやすく、話も面白いです。
ドラクエや天外魔境、桃太郎伝説などが好きな人は、きっと楽しめるでしょう。
真・女神転生Ⅱ
1994/3/18
真・女神転生シリーズのスーファミ第二弾。
今作は、前作から数十年後の21世紀後半の荒廃した未来の東京が舞台。
仮想現実を利用した安全なレベルアップ施設も存在し、
更に、カジノや占い屋などの施設も登場。
前作と比べると、だいぶ遊びやすくなった印象があります。
前回同様、主人公の行動で属性が変り、後のストーリーも変化していきます。
相変わらず暗くて重苦しい世界観ですが、これが本シリーズの特徴とも言えますよね。
今回から、材料となる悪魔の魔法を継承するシステムが追加。
本作も、現在はswitchオンラインのスーパーファミコンでも配信されています。
豪血寺一族
1994/10/14
濃いキャラクターで一時期ゲーセンでも注目を集めた、
個性的な格ゲーのスーファミ移植版。
世界三大財閥の1つである豪血寺財閥の次期党首の座を巡って、親族同士が戦うという設定。
ストⅡタイプの比較的分かりやすい操作方法ですが、
本作の主人公はイケメンや美少女ではなく、老婆というのが面白いですよね。
操作性もよく、カプコン、SNK以外の格ゲーとしては、けっこう人気があった記憶があります。
本作に関しては、格ゲーとしてよりも陰陽師の歌の印象が強いという方も多いはず。
まだニコ動が全盛期の頃、レッツゴー!陰陽師をよく聞いたものです。
この後もシリーズが続くので、やはりけっこう人気があったんでしょうね。
スーファミ版も移植度が高く、意外とファンが多い作品でした。