90年代中頃になると、ストⅡの影響で各社から様々な格ゲーが登場しました。
アーケードからコンシューマー機まで、とにかく90年代のゲームは格ゲーブーム真っ盛りといった印象。
そのほとんどが、ストⅡの二番煎じ的なものや微妙な作品ばかりでしたが、中には意外と面白い良作品もありました。
今回は、ストⅡ以外でそれなりに楽しめるスーファミ格ゲーについて紹介していきます。
パッケージやタイトルからは微妙な印象を受けますが、
- 意外と面白かった
- 当時はそこそこ流行った
- 友達と盛り上がって遊んでいた
などなど、ストⅡ以外の良格ゲーに興味のある方は是非見ていってください。
【スーファミソフト】ストⅡシリーズ以外の名作・良作格ゲー特集
バトル・マスター 究極の戦士たち
1993/11/19
東芝EMI \9,800
東芝EMIから発売された、マイナーな対戦格闘ゲーム。
メーカーからも微妙な印象を受けますが、これが当時としては中々画期的な格ゲー。
ダッシュや空中ガード、投げ受け身など、後に多くの格ゲーでも取り入れられる要素が、既にいち早く取り入れられています。
これにより、スピード感や間合い、技の読み合いなどストⅡとはまた違った駆け引きがあります。
この時期としては、かなり斬新な格ゲーでした。
T.M.N.T ミュータントウォーリアーズ
1993/12/3
コナミ \9,800
人気アメコミヒーロー「タートルズ」の格ゲー。
主人公の亀忍者4人の他にも、敵キャラクターや女ふんどし忍者など、個性的なキャラも多数登場します。
コナミらしい快適操作でストレスもありませんし、ゲージを溜めて超必殺技的なものもあります。
こちらもかなり面白く、当時から評判が良かった格ゲーでした。
らんま1/2 超技乱舞篇
1994/4/28
東宝 \9,980
スーファミで発売された、らんまの格ゲーの3作目。
以前までは、ボタンでジャンプやL・Rでガードなど、一般的な格ゲーと操作方法が異なる為、かなり遊びにくかったです。
しかし、今作からようやくストⅡと同じような操作方法になり、遊びやすくなりました。
原作通りの個性的なキャラや必殺技など、原作ファンには楽しい内容でした。
ファイターズヒストリー
1994/5/27
データイースト \9,800
アーケードから移植された、データイーストの対戦格闘ゲーム。
見た目通りストⅡに似た二番煎じ的なゲームですが、操作性なども良く先入観を捨てればそれなりに楽しめます。
技も出しやすいですしストⅡ的なオーソドックスな格ゲーが好きな方は、きっと本作も楽しめるでしょう。
しかし、それなら初めからストⅡをやればいいのでは?
っと言われそうですが。。。
幽☆遊☆白書2 格闘の章
1994/6/10
ナムコ \9,600
当時の人気アニメ、幽遊白書の格ゲー。
原作通りにシナリオを進めて行くストーリーモードの他に、暗黒武術大会に登場したキャラも使用できる武術大会もあります。
キャラクターも大きく、アニメと同じ必殺技など、アニメファンも格ゲーファンも楽しめる内容でした。
ワールドヒーローズ2
1994/7/1
ザウルス \9,980
こちらもアーケードで、それなりに人気だった格ゲーの2作目。
アーケード版と比べると、ちょっとキャラクターがこじんまりしていますが、それ以外はゲーセンと同じように遊べます。
さすがにNEO-GEO版と比べると劣るでしょうが、スーファミとしては中々の良移植。
サンソフトが移植した前作は、キャラクターは大きいが動きがもっさりしており、
ザウルスが移植した本作2はキャラも小っちゃく音もあまりよくないけど、操作性は良いなど、
どちらも一長一短あります。
どちらが良いかは、好みが分かれるところですね。
餓狼伝説 SPECIAL
1994/7/29
タカラ \10,900
当時、ストⅡシリーズと人気を二分していたSNKの人気格ゲー3作目。
クソ移植としても有名なタカラの餓狼伝説ですが、本作はそれなりに楽しんで遊んだ記憶があります。
その理由は、やはり当時のストⅡには無かった超必殺技の存在でしょう。
一発逆転のチャンスもある超必殺技は、出し方は難しいですが決まった時は爽快でしたね。
前作は隠し技的な存在だった為、圧倒的な高ダメージを誇った超必殺技ですが、今回からはだいぶ抑えられました。
さすがにアーケード版や高価なNEO-GEO版と比べると劣化はしていますし、アーケードファンからの評価はあまり高くはありません。
しかし、裏技でリョウ・サカザキが使えるなど、個人的には楽しんで遊んでいました。
賛否が分かれる作品ではありますが、スーファミの移植としては頑張っている方でしょう。
豪血寺一族
1994/10/14
アトラス \10,500
こちらも当時は割と有名だった、アトラスの個性的な格ゲー。
何となくキャラが小じんまりした印象はありますが、それ以外はゲーセンと同じように楽しめます。
特に音楽にこだわりがある作品のようで、カラオケモードなども搭載していました。
龍虎の拳2
1994/12/21
ザウルス \10,900
こちらも当時人気だったSNKの格ゲーシリーズ2作目。
ワールドヒーローズ2と同じメーカーザウルスの移植だけに、移植度も高くアーケード版と同じように楽しめます。
キングの服が破れる演出などもあるので、ムッツリ男子はきっと興奮したでしょう。
VSモードのみ餓狼伝説のギースが使用できるなど、スーファミにしては良移植の作品でした。
新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL
1996/3/29
バンダイ \7,500
当時人気だったガンダムWを題材とした格ゲー。
ガンダムらしい銃器での攻撃や爽快な連続コンボなどもあり、これが意外と面白い作品。
スーファミ後期だけにグラフィックも良く、ガンダム好きもそうでない人も楽しいです。
既にプレステやセガサターンなどの第五世代ゲーム機が登場している時期なので、知名度は低いかもしれませんが、知る人ぞ知る良格ゲーでした。
ゲームとは関係ないですが、リリーナとクレヨンしんちゃんの声優さんが同じと知った時は、衝撃を受けましたねw