ドラクエ・FF以外のスーファミ名作RPG特集 その1

当時の家庭用ゲーム機では、RPGが大人気で

スーパーファミコンでも様々な名作RPGが発売されました。

その中でも、やはり定番と言えば、

エニックスのドラクエ5・6

スクウェアのファイナルファンタジー4・5・6

ですよね。

恐らく、スーファミユーザーは遊んだ人も多いはず。

ドラクエとFFシリーズが名作なのは当たり前で、今更言っても面白くないので今回は、

ドラクエ、FFシリーズ以外のスーファミ名作RPG

について紹介していきます。

スーファミの名作RPGは数が多いので、今回は第一弾として

その中でも特に名作と呼び声の高い作品や、個人的おすすめソフトを紹介していきます。

スーファミ名作RPGに興味のある方、探している方は是非見ていってください。

なお、今回はゼルダの伝説やソウルブレイダーのようなアクションRPGや、

タクティクスオウガやファイアーエムブレムのような、シミュレーションRPGは入っておりません。

比較的オーソドックスな、テキストタイプのRPGのみとなっていますので、予めご了承願います。

スーファミソフト ドラクエ・FF以外の名作RPG

 

ロマンシング サ・ガ

1992/1/28

スクウェア

後に大ヒットシリーズとなる、ロマンシングサガの第1作目。

男女8人の主人公から選べる内容で、その後の会話やストーリーも自由に選択可能。

当時のRPGは一本道だったので、基本的には誰がやってもストーリーは同じでしたが、

しかし、本作はプレイヤーの選択によって、その後の展開が変わります。

今となってはマルチエンディングも当たり前ですが、当時は斬新でしたね~。

また、好きな武器や魔法を自由に育てることができるのも、やりがいがあって楽しかったです。

全てのキャラでクリアするほどやり込んだもんです。

アイスソード欲しさにガラハドを倒してしまった人も、きっと多かったでしょう。

むしろ、あれはアイスソードを奪ってくれ!というフリにしか思えませんでしたよね。

後に2・3とシリーズが続き、そちらも非常に高評価作品でしたが、

個人的には、初代が最もよく遊んだ思い入れの強い作品でした。

ヘラクレスの栄光Ⅲ 神々の沈黙

1992/4/24

データイースト

ファミコンから続く、データイーストの人気RPGシリーズのスーファミ第1弾。

ギリシャ神話の世界観で、特にストーリの評価が非常に高いです。

そのシナリオは、シリーズ最高傑作とも言われています。

本作は記憶を失ってしまった主人公が、繰り返し見る夢を手掛かりに過去の自分を探す内容。

システムやインターフェースなどはイマイチで、ゲームバランスも決して良くはありません。

グラフィックも凡庸な出来ですが、それでも名作と呼ばれているのは、

ストーリーが素晴らしいため。

本作のシナリオを手掛けたのは、FF7やFF10、キングダムハーツなど

数々の名作をシナリオを務めた野島一成氏。

ちなみに、続編のⅣのシナリオも野島氏で、こちらも非常に評価が高いです。

ストーリーが秀逸なRPGやギリシャ神話が好きな方は、試してみて損はないでしょう。

真・女神転生

1992/10/30

アトラス

こちらも今でも根強いファンが多い、アトラスの人気シリーズのスーファミ第一弾。

悪魔合体など、ファミコン版のデジタル・デビル物語 女神転生のシステムを踏襲しつつ、

現代都市を舞台としたりなど、設定は新しくなっています。

ファミコン版も面白いのですが、かなり高難易度で遊ぶ人を選ぶ印象でしたが、

本作はオートマッピングなどもあり、3Dダンジョン系が苦手な人でも

だいぶ遊びやすくなっています。

終末的な独特の暗~い雰囲気が特徴で、当時は似たような設定の多いRPGの中でも、本作は特に異質。

今でも唯一無二の存在と言えるでしょう。

その個性的で独特の世界観は今でも変わらず、相変わらずファンが多いです。

ファミコン通信のクロスレビューでも、プラチナ殿堂入りを獲得している誰もが認める名作。

後に発売される続編の、2やifなども非常に評価が高いですね。

様々なゲーム機にも移植されていますが、現在はswitchのオンラインのスーファミでも配信されています。

また、メガドラミニ2では、メガCD版も復刻。

本作は音楽も抜群ですが、メガCD版はさすがに高音質で更にカッコいいです。

個人的には、メガドラミニ2のメガCD版がオススメ。

メタルマックス2

1993/3/5

データイースト

戦車に乗って悪党やモンスターと戦う、データイーストの人気RPGシリーズ第2弾。

ファミコン版から高評価でしたが、ファミコン後期作品という事もあり

当時の知名度は、あまり高くありませんでした。

しかし、本作はわりとスーファミ初期の作品なので、遊んだことがある人も多いはず。

むしろ、メタルマックスシリーズは、本作で初めて遊んだ!と言う人も多そうですね。

私も当時はファミコン版は全く知らず、本作で初めてメタルマックスを遊びました。

他のRPGとは違い、戦車を改造していくのも面白かったですね。

剣と魔法で竜を倒す中世的な設定ではなく、北斗の拳やマッドマックスのような世紀末的な世界観。

その中で、戦車に乗り仲間たちと共に悪党やモンスターを倒していきます。

こちらも当時から大人気でした。

後にゲームボーイアドバンスやニンテンドーDSでもリメイク版が発売されています。

シルヴァ・サーガⅡ

1993/6/25

セタ

ファミコンでも人気だった、ミネルバトンサーガ、シルヴァサーガシリーズの続編。

記憶喪失の主人公が、前作の主人公を探しに旅に出る内容。

このシリーズの特徴である傭兵システムは、本作にももちろん搭載されています。

2つのサブパーティを合わせた、3つのパーティを切り替えながら戦闘をしていく内容。

本作も他のRPGとは一味違う設定でした。

当時ハマって遊んだと言うコメントもよく見かけます。

本作も非常に評価が高く、知る人ぞ知る名作RPGと言えるでしょう。

この頃は、主人公が記憶喪失から始まる設定が多かったですね。

新桃太郎伝説

1993/12/24

ハドソン

ハドソンの人気RPGシリーズのスーファミ第一弾。

初代桃太郎伝説の続編で、PCエンジン版の桃太郎伝説Ⅱのリメイク作品。

前作で閻魔大王を改心させた桃太郎でしたが、今作では鬼族の王、伐折羅王が人間界に迫ります。

前作で上げた段や集めた術なども初戦のダイダ王子に敗れ、初っ端から全て失う桃太郎。

この頃は、初戦の負けイベントから始まる設定が多かったですね。

また一から出直す事になりますが、今作では様々な仲間が桃太郎を助けてくれます。

定番の浦島太郎や金太郎の他にも、

敵として登場したアシュラ、風神、雷神、夜叉姫、

そして、閻魔様も仲間にすることが出来ます。

その他にも、役に立たない貧乏神や天邪鬼などなど仲間も多く、そして自由に編成が可能。

また、天候の変化によって術の威力が変わったり、仲間が自由に動き回るのも画期的でしたね。

本作もかなりやり応えのある内容で、個人的にもシリーズで最も好きな作品。

しかし、PCエンジン版から遊んでいた人にとっては賛否が分かれるようで、

「PCエンジンのⅡの方が面白かった!」

という声も聞こえてきます。

個人的には当時から大好きだった作品なので、switchのスーファミなどで配信してほしいです。

MOTHER2 ギーグの逆襲

1994/8/27

任天堂

ご存じ、糸氏重里氏脚本の人気RPGシリーズ第2弾。

こちらも当時から大人気で、木村拓哉氏のCMでも話題でしたね。

キャッチコピーは

大人も子供も、おねーさんも

独特の世界観と言い回しでユーモアもあり、他社のRPGとは一味違う内容。

サブタイトルはギーグの逆襲となってるので、

ファミコン版のラスボス「ギーグ」が戻って来る設定と思っていましたが、

実は前作と世界観が同じかどうかも、詳しくは明かされていません。

ファミコン版からの繋がりは少なく、前作をプレイしていなくても問題ありません。

後にゲームボーイアドバンスで、1と2が収録されたMOTHER1+2が発売され、

現在は、switchオンラインのスーファミでも配信されています。

クロノ・トリガー

1995/3/11

スクウェア

こちらも当時から話題だった、スクウェアのRPG。

プロデューサーは、FFシリーズの坂口博信氏

音楽は、FFシリーズでもお馴染みの植松伸夫氏

シナリオは、ドラクエでお馴染みの堀井雄二氏

そして、キャラクターデザインは鳥山明氏と

エニックスとスクウェアの合作!っと当時から話題だったのをよく覚えています。

確か、ジャンプなどの雑誌でも紹介されていましたね~。

時空を超えて冒険する内容で、各時代の様々な勇者と共に魔王を倒す内容。

日本でも人気でしたが、日本以上に海外で非常に評価の高い作品。

海外のスーファミソフト人気ランキング上位には、本作とゼルダの伝説が必ず入ってきます。

こちらもプレステやDSなどでも復刻しており、最近ではSTEAMでも安価に復刻しています。

スーパーマリオRPG

1996/3/9

任天堂

任天堂とスクウエァが開発したことでもお馴染み、スーパーマリオのRPG。

一般的なRPGと違い、スーパーマリオらしくアクション要素もあります。

タイミングよくボタンを押すことで、攻撃や防御にも有効。

今作は様々なキャラと共に戦う内容で、ピーチ姫やクッパも仲間になります。

当時のCMの歌を、今でも鮮明に覚えている人は多いでしょう。

本作は敵との戦闘がエンカウントではなく、

フィールド上に徘徊している敵と接触することで戦闘になります。

このあたりも、マリオっぽい設定ですね。

本作もスーファミミニなどでも復刻していますが、

2023年にはswitchで、SFC版を基にグラフィックが3Dに一新され、

新要素・新機能を追加したリメイク版が発売されています。

ルドラの秘宝

1996/4/5

スクウェア

スーファミ後期に発売された、スクウェアのRPG。

後期作品なので知名度はあまり高くはないかもしれませんが、こちらも非常に評価の高い一品。

あと16日で人間界が滅ぶという設定で、キャッチコピーは「神への挑戦、16日間」。

3人の主人公がおり、3人それぞれに独自のストーリーがあります。

やがて共通の敵を倒すために協力するという内容。

また、プレイヤーの行動や選択によってもストーリーは変化していきます。

時間の概念や、プレイヤーが魔法を作る言霊システムも斬新でした。

本作も知る人ぞ知る名作で、ファミ通クロスレビューではシルバー殿堂入りを獲得。

後にWiiのバーチャルコンソールで配信されましたが、

移植は非常に少ないのが、もったいないですよね。

本作も、switchオンラインのスーファミなどで配信してもらいたいですね。

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