今回は、当時からの生粋のセガっ子に聞いてみた！
SG-1000初期の名作ゲーム
について紹介をしていきます。
個人的に当時はファミコンしか持っていなかったので、
SG-1000のゲームを色々知ったのはだいぶ後になってからでした。
学校の同じクラスでも、SG-1000を持っている子は一人くらい。
当時はどんなゲームがどれくらい人気だったのか、
あまり詳しいことは知りませんでしたが、
当時からの生粋のセガっ子だったフォロワーさんなどに、
色々教えてもらいました。
アーケードからの移植ゲームも多く、特にセガファンにとっては
貴重なゲーム機だったでしょう。
しかし、聞くところによると、
- 親がファミコンと間違って買ってきた
- ファミコンが売ってなかった為、親が代わりにSG-1000を買ってきた
などなど、親の原因がほとんどだったようですｗ
以前は、主に書籍からの情報でSG-1000の名作ゲームを紹介していましたが、
今回は、
当時からの生粋のSG-1000ユーザー
に聞いてみた初期名作ゲームについて紹介していきます。
SG-1000、SG-3000の名作ゲームに興味のある方は、
是非見ていってください。
SEGA SG-1000とは
SEGA SG-1000とは、セガ最初の家庭用ゲーム機。
発売日は、なんと任天堂のファミコンと同じ
1983年7月15日
当時は、そうとうファミコンを意識していたのでしょう。
その為、何かと色々比べられる両者。
実は、セガが先行して開発していのは、ホビーパソコンのSC-3000の方。
SC-3000は29800円という、ホビーパソコンとしてはかなり格安価格。
当時のホビーパソコンは5万円前後が一般的だったので、
この価格はかなり安かったでしょう。
しかし、これは本体にBasicは内蔵されておらず、別売りだった為。
ちなみにSC-3000は、若かりし頃のとんねるずがCMをやっていました。
最初の家庭用ゲーム機という事で、さぞSEGAも力を入れていたのだろうと思いきや、
セガの書籍によると、当時のセガはアーケードゲーム開発が主流、
その為、家庭用ゲーム機にはあまり力を入れてこなく、
セガ社内でも、
「家庭用ゲーム機は、しょせんは子供の玩具！」
っとかなり下に見られていたとの事。
家庭用ゲーム機部門に回されてくる人材も、
他の部署で要らない人間ばかりで、一種の吹き溜まり・・・
っと当時のセガ社長が書いた「セガ家庭用ゲーム機秘話」に記載されていました。
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また、SC-3000の開発スタッフも、わずか5～6人というから驚きです。
一方、任天堂は「ゲーム＆ウォッチ」の大ヒットから、
これからは家庭用ゲーム機の時代！
っと、アーケードから一気に家庭用へとシフト。
その後どうなったかは、当時を知る人はご存じの通り。
小学校のクラスでも、SG-1000を持っている子は一人くらいしかおらず
ほとんどがファミコンでしたね～。
同じゲームでもファミコン版とSG-1000版は、
色数もグラフィックもスクロールも全然違いましたね。
そんなSG-1000ですが、セガのアーケードゲームの移植も多く
特にセガ好きの方にとっては、今でも思い出のゲーム機だったのようです。
SG-1000初期名作ゲーム
コンゴボンゴ
1983年
SG-1000初期に発売されたアクションゲーム。
いたずらゴリラの元へと向かう内容で、2種類の面を繰り返します。
元々は池上通信機の「ティップタップ」というアーケードゲームですが、
本作はアーケード版とは、ほぼ別ゲーム。
どことなくドンキーコングにも似ていますが、それもそのはず、
池上通信機は、あのドンキーコングを手掛けた会社。
ステージは２面のみと少ないですが、SG-1000初期の数少ない
アクションゲームという事もあり、当時から人気だったようです。
むしろ、アーケード版よりもSG-1000の方が好き！
というコメントもありました。
ボーダーライン
1983年
単身ジープで敵基地に乗り込むアクションシューティングゲーム。
本作もアーケードゲームからの移植。
ジープで戦車を倒すなんて、どんな銃火器を積んでいるんだ！
っと今ならツッコみたくもなりますね。
１面は縦スクロールのシューティングゲームですが、
2面からは固定画面となります。
全4面構成で、4面の敵司令部を破壊すると1周クリア。
今見るとアレですが、当時のSG-1000ユーザーからは評判もよく、
軽快なＢＧＭなど、印象に残っている人も多いようです。
スタージャッカー
1983年
こちらもアーケードから移植されたシューティングゲーム。
対地対空打ち分けタイプのシンプルな内容です。
スクロールが苦手なSG-1000にとっても、本作だけはかなり滑らかに動きます。
最初は４機編隊で進みますが、被弾するごとに一機ずつ減っていきます。
オプションが増えるのではなく、逆に減っていくというのは
今となっては珍しい設定ですね。
見た目もアーケード版の雰囲気を踏襲しており、
アーケードファンは、きっと喜んだはず。
SG-1000の名作ゲームと聞いて、本作を上げる人は特に多かったです。
シンドバットミステリー
1983年
こちらもアーケードから移植された、ドットイート系アクションゲーム。
画面上の「？」を取り、隠された宝を入手するとステージクリア。
「？」を全て取ると宝が表示されますが、？を全部取らなくても
宝が隠された場所をピンポイントで穴を掘ると入手は可能。
しかし、これを狙ってやるのは、運の要素が大きいでしょうね。
敵は穴を掘って足止めをしたり、岩で倒すことが出来ます。
ゲーム性やサウンドなども、アーケードに忠実な移植となっており
シンプルですが長く楽しめる良作品。
本作もSG-1000の名作と言えば、必ず名前の挙がる人気作品でしたね。
ジッピーレース
1983年
アイレムの人気アーケードゲームの移植作品。
アーケード版同様、トップビューと疑似3Dステージを交互に進みます。
この2つのゲーム性は当時としても非常に珍しく、
ハマって遊んだ人も多かったでしょう。
煽り運転が激しい車をかわし、燃料を補給しながら順位を上げていきます。
オンロードとオフロードなどステージにも個性があり、
軽快なBGMも印象に残っていますね。
元が名作アーケードゲームなので、移植版も楽しいです。
本作も名作として名前を上げる人が、とても多かったです。
ゴルゴ13
1984年
人気漫画「ゴルゴ13」を題材としたシューティングゲーム。
列車の窓を銃で撃ち抜き、囚われた人質を救出する内容。
走行中の列車の窓を破って、どうやって人質は降りているのか、
そもそも、窓を撃ち抜くのは人質にも危ないのでは！
などツッコみたくもなりますが、そんな無粋な事を言ってはいけません。
ステージが進むごとに、車両が増えたりヘリで攻撃されたりと
難易度も上がっていきます。
しかし、本作で最も危険なのは、自分で撃った弾の跳弾。
車や貨物列車に弾が当たると、そのまま自分に跳ね返ってきて
それに当たってもミスになります。
個人的には、あまり名作というイメージはありませんでしたが、
当時のユーザーからは評判が良かったようですね。
ロードランナー
1984年
ご存じ、大人気アクションパズルゲームの移植版。
元々は米ブローダーバンド社のPC用ゲームで、
- ロードランナー
- バンゲリング ベイ
- チョップリフター
の３作品で、バンゲリング帝国三部作と呼ばれています。
と言っても、私もこの３作品が同じシリーズと知ったのは
だいぶ後になってからですが。
ゲームは非常にシンプルで、敵を穴に埋めながら
マップ上の金塊を回収し、脱出する内容。
アクション性だけでなくパズル要素も高く、取る順番などもとても重要です。
その人気の高さらか、様々なゲーム機に移殖。
ハドソンのファミコン版にハマって遊んだ人も多いでしょう。
ファミコン版は子供向けに、ちょっと可愛らしいグラフィックでしたが、
本作はオリジナルに近い見た目となっています。
その為、オリジナルファンはファミコン版よりも
ＳＧ－１０００版の方が好き！という方も多いようですね。
ハッスルチューミー
1984年
食べ物を取って巣穴に戻るシンプルなアクションゲームで、
開発はコンパイル。
ねずみのチューミーを操作し、敵をかわしながらステージ内の食べ物を回収、
全て集めて巣穴に持ち帰るとステージクリア。
食べ物を取るごとにスピードが遅くなり、操作も難しくなる設定。
少しずつ持ち帰るか、一気に持ち帰るか、その人の性格が出そうですね。
せっかちや面倒くさがり屋は、きっと一気に持って行こうとするはず。
オーソドックスなアクションゲームで、今見ると微妙そうにも見えますが
そもそもSG-1000にはジャンプアクションゲーム自体少ないので、
本作も当時のユーザーからは人気でした。
フリッキー
1984年
こちらもアーケードで人気だったアクションゲームの移植。
セガ初期を代表する名作で、ネコから逃げながら
小鳥を全て回収するとステージクリア。
シンプルなシステムですが、可愛い見た目と分かりやすい内容で
当時から大人気。
様々なゲーム機にも移植され、フリッキーは
後にソニックシリーズにも登場しています。
まさにセガ初期を代表する看板キャラと言えるでしょう。
グラフィック以外は移植度も高く、ボーナスステージもしっかり再現。
本作を見ると、当時好きだった洋アニメ「トムトジェリー」を思い出します。
ガールズガーデン
1984年
女の子を操作し、好きな男の子に花をプレゼントするアクションゲーム。
当時としては珍しい女の子が主人公の作品で、ハンサムボーイのミント君に
10本の花をプレゼントするとステージクリア。
花は、芽、つぼみ、花と成長していき、更に時間が経つと枯れてしまいます。
本作は、後にソニックを作る中裕司氏の初プログラム作品。
元々は新入社員に色々なプログラムを作らせてみたところ、
非常に完成度が高かった為、市販化されたと書籍に書いてました。
本作を推す人も多く、当時から人気が高かったようですね。