今回は、セガマークⅢ、マスターシステム後期に発売された名作ゲームについて紹介していきます。
80年代の家庭用ゲーム機と言えば、やはり圧倒的にファミコンでしたよね~。
学校クラスの友達の中でも、セガマークⅢを持っている子は1人しかおりませんでした。
その友達の家で何度かゲームを遊ばせてもらいましたが、ファミコンとはちょっと違ったコントローラーがやりにくかった思い出があります。
当時はほとんど触れることはありませんでしたが、大人になってから遊んでみると意外と面白いゲームがたくさんあったことを知りました。
特にアーケードからの移植は、ファミコンよりも断然マークⅢ版の方が良いですね~。
80年代後期ともなるとハズレは少なく、決してファミコンと比べても引けを取らないのですが・・・、
各家庭にゲームは1台というのが当たり前の時代でしたから、ファミコンが既にある家庭ではマークⅢを新たに買ってもらう事は厳しかったですよね。
我が家でも、ファミコンあるでしょ!っと親に一蹴された思い出がありますw
また、お店でもマークⅢのソフトはほとんど扱っておらず、そもそも目にする機会が少なかったです。
今回は、そんな不遇だったセガマークⅢの後期名作ゲームについて紹介していきます。
興味のある方は、是非見ていってください。
セガマークⅢ後期名作ゲーム
アレックスキッド ザ・ロストスターズ
1987/3/10
5500円
セガのマスコットだったが、現在は干されてしまった故アレク氏のアクションゲーム。
元は1986年に発売されたアーケードゲーム。
アーケード版は2人同時プレイ可能で、2P側はステラ姫でしたが、
マークⅢ版は1人プレイ専用となり、ステラ姫は無念の降板。
よくある昔ながらのジャンプアクションですが、残機制ではなく時間制なところが本作の大きな特徴。
時間内であれば何度やられても大丈夫ですが、その分、時間はドンドン失っていきます。
相変わらず難易度は高く、まさに死んで覚えろ的な内容。
特に穴などに落ちると、大きなタイムロス。
マークⅢ版も難易度は高めですが、それでもアーケード版よりはだいぶマイルドになっています。
アレク氏の断末魔を何度も聞かされて、耳に残っている方も多いはず。
アルゴスの十字剣
1988/3/25
5000円
アーケード版のアルゴスの戦士のアレンジ移植作品。
ヨーヨーのようなディスカーマーと呼ばれる巨大武器で敵を倒していきます。
アーケード版では歩けなかった地下の空洞なども、本作では歩けるようになっています。
見た目や雰囲気はアーケード版によく似ており、ファミコン版ほど大きな違いはないでしょう。
アーケード版のアルゴスの戦士が好きな方は、本作の移植にはきっと喜んだはず。
また、本作はセガマークⅢで初のサードパーティ作品となっています。
アーケード版は今はアケアカなどで復刻していますので、今となってはマークⅢ版の方が希少かもしれませんね。
星をさがして・・・
1988/4/2
5500円
大きな耳と羽と食いしん坊で泣き虫の不思議な生物「ミオ」をめぐるSFアドベンチャーゲーム。
SF仕立てのストーリーで、一部では非常に評価の高い作品。
大きなグラフィックと可愛らしい絵柄で、何となく女子とか好きそうな印象ですね。
基本ストーリーは一本道ですが、マルチエンディングを採用。
ハッピーエンドを目指して何度もプレイした人も多かったとか。
私は全く知りませんでしたが、マークⅢユーザーの間では当時から評判が良かったみたいです。
ソロモンの鍵
1988/4/17
5000円
テクモの人気パズルゲームのマークⅢ移植版。
闇に飲み込まれた世界に光を戻すため、王女を救い出すという内容。
ファミコンにも移植されたので遊んだことがある方も多いはず。
基本システムはファミコン版同様、ブロックを作ったり消したりでカギを取って扉に向かいます。
シンプルな内容でアクションも分かりやすく、何回かやればすぐに慣れるはず。
元々が面白いゲームなので、ファミコンだろうとマークⅢだろうとやっぱ面白いですね。
数面くらいなら初見でもサクサククリアできますが、やはり中盤から急に難しくなり頭も使います。
マークⅢ版は、ファミコン版よりも色鮮やかで、グラフィックも綺麗です。
剣聖伝
1988/6/2
5500円 セガ
妖魔を操る幻術使いと妖怪たちを倒す、オーソドックスタイプのアクションゲーム。
主人公の鳴神隼人は、肥後を出発し最終的に江戸へと向かいます。
日本地図でルートを選択したり、剣で戦う姿はナムコの源平討魔伝を彷彿とさせますね。
また、雰囲気的にも同社のSHINOBIシリーズにも似ています。
和風アクションのせいか、特に海外で人気を博した作品。
ファイナルバブルボブル
1988/7/2
5500円 セガ
アーケードで人気だった、タイトーの固定画面アクションゲームのアレンジ移植。
バブルンとボブルンが、さらわれた女の子を救うために洞窟に入るという設定。
泡で敵を包んで吹っ飛ばす設定は同じですが、マークⅢ版にはボス戦やエンディングが付け加えられています。
バブルボブルの移植は多いですが、どれも面白いですよね。
本作も今遊んでも十分楽しめる名作。
しかし、マークⅢ後期作品だけに中古価格も高め。
現在はアーケード版がイーグレットⅡミニやアケアカなどでも復刻していますので、
コレクター以外は、そちらの方がお得でしょう。
サンダーブレード
1988/7/30
5500円 セガ
操縦桿を握って操作する、リアルな体感ゲームのマークⅢ移植版。
さすがにアーケード版と比べると劣化している箇所もありますが、トップビューと3D視点が交互に展開される内容は見事に再現。
今見るとアレですが、当時のマークⅢユーザーはきっと喜んだでしょう。
アーケード版は難易度が高いですが、マークⅢ版はだいぶ遊びやすくなっています。
ファミコンと比べると、マークⅢはアーケードからの移植度も高かったですね。
セガのアーケードゲームが好きな方にとっては、マークⅢやマスターシステムは希少なゲーム機。
しかし、当時は家庭用ゲーム機は一家に一台が当たり前。
親にマークⅢをねだっても「ファミコンあるでしょ!」と一蹴された子供は、きっと私だけではないはず。
R-TYPE
1988/10/1
5800円 セガ
アイレムの大ヒットシューティングのマークⅢ移植版。
移植にはコンパイルが携わっており、見事な完成度。
スプライトの表示数が足りない為、ボス戦の背景などは省略されていますが、
アーケード版のキメ細かいグラフィックは見事に再現されています。
グラフィックなどはさすがにアーケード版から多少劣化していますが、フォースの脱着などR-TYPEの面白さはしっかり味わえます。
また、4MのPCエンジン版でも省略されたステージも全て盛り込まれ、更にオリジナルの隠しステージも追加。
まさにマークⅢの性能を限界まで活用した至高の一品。
まさかマークⅢで、ここまで見事に移植できるとは!
さすがセガ!経営戦略はイマイチだけど、技術力だけは高いですよね。
ダブルドラゴン
1988/10/1
5500円 セガ
テクノスの人気ベルトアクションゲーム、ダブルドラゴンの移植版。
パンチとキックの他にも、頭突きや肘打ちなどもあります。
当時のゲームとしてはアクションも豊富。
アーケードと同じように楽しめ、二人同時プレイも可能。
アーケード版は、肘打ちが超強いことで有名でしたね。
ファミコン版も面白かったですが、マークⅢ版も楽しいです。
イース
1988/10/15
5800円 セガ
PCで大人気だった日本ファルコムの名作RPGの移植。
呪われた島を救うための、アドルの冒険を描いています。
PCのRPGというと難しいイメージがありましたが、その中でもイースは比較的シンプルで遊びやすい方。
一部のダンジョンマップの変更などはありますが、基本的にはPC版に近い内容となっています。
イースは様々なゲーム機に移植されていますが、どの作品も評価が高いですね。
ボンバーレイド
1989/2/4
5500円 セガ
国内のセガマークⅢ用ソフトとしては、最後に発売された記念すべきゲーム。
シンプルな縦シューティングで、アイテムを取ることでショットがパワーアップしていきます。
また、味方支援機と編隊を組むことができ、数字アイテムでフォーメーションの変更が可能。。
このオプションの支援機も被弾すると破壊されるのが珍しい設定。
オーソドックスな縦シューティングですが、ハッキリ言うと名作というほどでもないでしょうが、
マークⅢ最後の作品という事もあり、出荷本数は少なく今となってはかなり希少なゲーム。
この頃は既にメガドライブも発売されていましたし、セガユーザーも今更マークⅢのゲームを買う人は少なかったでしょうね。