個人的にも大好きなジャンル
ベルトスクロールアクションゲーム
今でこそ、もうほとんど新作ゲームは見ることがなくなりましたが、
主に80年代後半から90年代前半はゲーセンでも大人気のジャンルでしたね。
私もゲーセンに行く度に、毎回必ず1回は遊んでいたものです。
ベルトアクションが好きだったというのはもちろんですが、
このジャンルは一度慣れると、初見でも比較的サクサク進めるようになります。
1コインでもけっこう長い時間遊べたので、お金が無くゲーム下手の私には有難かったものです。
っと言っても、進めてもせいぜい2~3面止まりでしたが。。。
今回は主に80年代に発売された、アーケードベルトアクションゲームについて紹介していきます。
ベルトアクション元祖と呼ばれるものから、大ヒットブームを巻き起こした名作、
超有名作品から、ちょっとマイナーな作品まで
ベルトアクションゲーム好きの方は、是非見ていってください。
ベルトアクションゲームの歴史(80年代)
マンハッタン24分署
1986年
コナミ
脱獄囚に占拠されたマンハッタンで、市民を救助し犯人たちを倒していくガンアクションゲーム。
キャッチコピーは
緊急事態発生!!脱獄囚から市民を守れ
最初はハンドガンのみで始まりますが、特定の住人を救出すると
バズーカやショットガンなどの武器に変更可能。
バズーカなどは威力が高く強力ですが連射は出来ない為、状況に応じた武器の変更が大事ですね。
昔のゲームらしく一発即死で難易度は高く、テクニック云々よりも敵の位置などを覚えるのが何より肝要。
正直、ベルトアクションと呼んでいいのかどうか分かりませんが、
手元の資料にはベルトアクションとして記載されていたので、一応紹介しておきました。
現在は、switchやPS4用のアケアカでも復刻しています。
熱血硬派くにおくん
1986年
テクノス
ベルトアクションゲームの元祖!
と言えば、やはり本作でしょう。
テクノスの人気シリーズの記念すべき第一作目。
仲間のヒロシがやられた為、その仕返しに単身敵地に乗り込むという
昔ながら王道ヤンキー漫画のような設定。
ちなみに「くにお」という名前は、当時のテクノスの社長から来ているとか。
後に相棒となるリキも、本作ではステージ1のボスとして登場します。
当時ゲーセンでも人気だったそうですが、難易度は非常に高く
慣れるまでは1面もクリアできませんでした。
スケバンみすずの圧倒的強さに、ビビった人も多かったはず。
ベルトアクションの元祖的なゲームですが、
恐らく当時は、まだベルトアクションという言葉は無かったでしょうね。
後にファミコンにも移植され、アーケード版もアケアカで復刻しています。
ダブルドラゴン
1987年
テクノス
こちらも当時から大人気だった、ベルトアクションゲームの代表作。
さらわれたヒロインを救出するために、兄弟で救出に向かうという設定。
二人同時プレイも可能で、友達と2人で盛り上がって遊んだ人も多かったはず。
やはりベルトアクションゲームは、2人で遊ぶのが楽しいですよね。
但し、二人プレイだと、ラストは修羅場となるようですがw
また、肘打ちが超強いこと出も有名で、肘打ち一本で最後まで行く人も多かったとか。
恐らく、ベルトアクションゲームとしてしっかり確立されたのは、本作からではないでしょうか。
後にファミコンにも移植されますが、こちらは一人プレイ専用で、
更に、レベルアップする事で技を覚えていく、オリジナルの設定となっています。
ファミコン版も面白いですが、二人プレイできないのはちょっと残念でしたね。
本作も、現在はアケアカで復刻しています。
武田信玄
1988年
ジャレコ
武田信玄の有名な4つの戦をテーマとしたベルトアクションゲーム。
2人同時プレイも可能で、その場合は、2P側は弟の武田信廉(のぶかど)となります。
1面のボスは信濃の大名で自分の妹の旦那、諏訪頼重、
2面は信濃守護、小笠原長時との塩尻峠の戦い
3面は、砥石崩れでもお馴染み、村上義清
そして、4面は上杉謙信との川中島の戦いと
歴史好きにはテンションの上がる戦いが舞台となっています。
しかし、配下は誰もおらず、終始一人で戦わなければいけないのが辛いとこ。
まぁぶっちゃけ、大将の本陣まで敵に攻め込まれたら、もう負けのような気もしますが^^;
設定は面白そうなのですが、肝心のベルトアクションゲームとしては微妙でしたね。
動きは硬く爽快感もなく、苦行のような戦いが続きます。
ボーナスステージの流鏑馬などは面白いですが。
あともう少し・・・というとこが、いかにもジャレコって感じですねw
後にPCエンジンに移植され、最近ではアケアカでも復刻しています。
忍者龍剣伝
1988年
テクモ
アメリカを舞台に、リュウ・ハヤブサが犯罪組織と戦っていくベルトアクションゲーム。
いかにも海外で喜ばれそうな忍者の設定で、やはり国内というより海外で大ヒットした作品。
ほんと外人は忍者が好きですよね。
ちなみに、海外版のタイトルはNINJA GAIDEN
後にファミコンにも移植されますが、そちらはシンプルな横スクロールアクションとなっています。
こちらも、現在はアケアカでアーケード完全版が復刻しています。
ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ
1989年3月
テクノス
テクノスの人気作、ダブルドラゴンシリーズ2作目。
前作でせっかく助けたヒロインのマリアンが、いきなり撃たれるところから始まります。
これに激怒したリー兄弟が、復讐へと向かう内容。
っというか、いつの間に兄弟仲直りしたんだかw
前作のような肘打ち一本でラストまで行けることは無くなり、バランスも調整されています。
後にファミコンに移植され、今回は2人同時プレイも可能。
アーケード版、ファミコン版共に人気の作品で、
こちらも現在はアケアカで復刻しています。
天地を喰らう
1989年4月
カプコン
後にカプコンのお家芸とも言われる、ベルトアクションゲームの第一作目が本作。
本宮ひろ志の漫画「天地を喰らう」を題材とした内容で、常に馬に乗って戦います。
8方向レバーと3つのボタンで操作するシステムで、ボタンは、左攻撃、右攻撃、計略。
攻撃ボタン連射で「流星剣」、溜め撃ち「真空剣」と攻撃のバリエーションも多いです。
個人的に本シリーズはⅡから入ったので、Ⅰはゲーセンでは遊んだことがありませんでしたが、
Ⅰも当時から人気だったようですね。
後にPCエンジンSUPER CD-ROM2に移植され、
最近では、カプコンアーケードスタジアムでも復刻しています。
ゴールデンアックス
1989年5月
セガ
セガのベルトアクションゲームと言えば、やはり本シリーズでしょう。
剣と魔法で戦う王道のファンタジー設定で、特にコナンザグレートなどが好きな人はハマる世界観。
カプコンのように、敵をまとめてガンガン倒していくというよりは、
1匹ずつ確実に倒していく内容です。
敵も上手い具合に前後から挟み撃ちにしてくるなど難易度も高いですが、
しかし、このシリーズは攻略方法が分かると、けっこうサクサク進めるようになりますよね。
私も1コインで、3~4面くらいは進めた記憶があります。
個人的にも丁度この辺りからゲーセンに行き始めたので、本作も記憶に残っています。
ドワーフのギリウスが一番人気で、最も使いやすいのは知っていましたが、
当時はビキニ女戦士のティリスが好きすぎて、ティリスばかり使っていたものです。
一番主人公っぽいアックスは、残念ながら最も不人気でしたねw
後にメガドライブをはじめ、様々なゲーム機に移植されています。
名作ベルトアクションゲームと言えば、本作も決して外せませんよね。
クライムファイターズ
1989年7月
コナミ
こちらも知る人ぞ知る、コナミのベルトアクションゲーム。
キャラの大きさなどは、テクノスのダブルドラゴンに近いですね。
本作も基本はパンチとキックで戦っていきますが、
ダウン攻撃で追い打ちが出来るのが、当時としては珍しいシステム。
アクションやリアクションが面白く、看板に潰されて小さくなるなど面白要素もあります。
後にコナミから発売される、タートルズにもちょっと近い印象がありますね。
アーケード筐体は2人用と4人用があり、それぞれ若干使用が違うようです。
個人的に本シリーズはⅡから入ったので、1は私の田舎では見たことがなく、やったことはありませんでした。
本シリーズも1.2共に現在はアケアカで復刻しています。
ファイナルファイト
1989年
カプコン
ベルトアクションゲーム大ブームの火付け役と言えば、やはり本作でしょう。
ベルトアクションという言葉を知ったのも、このファイナルファイトからでした。
さらわれたジェシカを救うために、3人のむさ苦しい男たちが救出に向かいます。
それ以前のベルトアクションゲームと言えば、テクノスのイメージでしたが、
本作が出てからは、ファイナルファイト系の作品が増えてきた記憶があります。
ベルトアクションは、ダブルドラゴン系かファイナルファイト系かで好みが分かれますね。
ファイナルファイトに関しては、個人的にも特に思い入れの強い作品で、
ゲーセンに通うようになったのも、本作がきっかけでした。
こんな面白いゲームがあるのか Σ(゚Д゚)スゲェ!!
っと衝撃を受けたものです。
その後、90年代に入るとカプコンは数々の名作ベルトアクションを開発していき、
ベルトアクションと言えばカプコン!というイメージの人も多いはず。
スーファミやメガCDなど、様々なゲーム機に移植されている本作ですが、
アーケード完全版は、今なら
- カプコンアーケードスタジアム
- カプコンベルトアクションコレクション
などが安価で、個人的にはオススメです。
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