【レトロアーケードゲーム】コナミの歴史 その1

今回は、懐かしい

コナミのレトロアーケードゲーム史

について紹介していきます。

コナミと言えば、今はゲームよりも無難に稼げるスポーツクラブの運営の方が忙しいようで、ゲームメーカーというイメージは少なくなってきましたが、

80年代から90年代辺りまでは人気ゲームメーカーの一角を担う存在でした。

業務用、家庭用どちらでも、多くの名作を開発していましたね。

コナミは、上月景正氏、仲真良信氏、宮迫龍雄氏の3人によって作られた会社で、それぞれの名前の1文字を取ってコナミと名づけられました。

レジャックを下請けとして主にアミューズメント機器を開発し、後に数多くの大ヒットビデオゲームも手掛けることに。

その後はアーケードゲームだけでなく、家庭用ゲーム機でも大ヒット作品を開発し、名実ともに日本を代表するゲームメーカーとなります。

しかし、そんなコナミの栄光も、2000年以降くらいからは陰りが見えてきます。

最も大きな影響は、やはり多くの優秀な人材が流出してしまったのが原因でしょう。

それ以降は、新作ゲームにはまるで期待できない状況。

今となっては、過去のゲームをリメイクするのが精一杯でしょうね。

今回は、そんなコナミの黎明期アーケードゲームについて紹介していきます。

コナミのレトロアーケードゲームが好きな方は、是非見ていってください。

コナミ アーケードゲーム史 その1

 

スペースキング

1979年1月

レジャック

見た目通り、ほぼタイトーのスペースインベーダーと同じゲーム。

コナミに限らず、セガ、任天堂、ニチブツ、アイレム、データーイーストなど、当時は様々なメーカーがブームに乗っかってインベーダーゲームの類似作品を発売していました。

当時は特許関係なども緩かったんでしょうね~。

しかし、ブームは半年ほどですぎ、多くのメーカーが過剰在庫を抱え、会社存亡の危機にまで陥っています。

各メーカーも安易にブームに乗っかるべきではないと、その時に学んだことでしょう。

スペースウォー

1979年12月

レジャック

コナミにとっては、初のオリジナルゲーム。

対戦用のシューティングゲームで、当時はそれなりにヒットしたようです。

後に他社からも類似ゲームが発売されています。

本作を語る上で外せないのが、タイトル誤認問題。

正式なタイトルは「Space War」ですが、なぜか多くの人から「カメレオンアーミー」と呼ばれていたそうです。

また、タイトル画面にデカデカと「レジャック」の文字が表示されるため、レジャックと思っていた人も多かったとか。

カミカゼ

1980年

レジャック

ギャラクシアンに似た、固定画面のシューティングゲーム。

中央の母船からは床に衝突すると逃げられない衝撃波が出る為、早めに倒す必要があります。

北米では、スターン・エレクトロニクスからライセンス生産され、アストロインベーダーのタイトルで発売されています。

スクランブル

1981年3月

レジャック

後のコナミの命運を握ることとなる、コナミ初期の傑作。

当時としてはまだ珍しい横スクロールのシューティングゲームで、国産のスクロールシューティングゲームの先駆け。

海外ゲーム「ディフェンダー」の影響を強く受けたと言われています。

対地対空ショットなど、後のグラディウスが生まれるきっかけとなったゲーム。

ちなみに、この辺りでレジャックを子会社化し、完全なゲームメーカーとなります。

アミダー

1981年

コナミ

あみだくじ状のステージを移動する、ドットイート系のゲーム。

自キャラは自由に動くことが出来ますが、敵キャラは決まった動きをしてきます。

こちらもそれなりに人気があったようで、後に多くのコピー基盤が登場します。

本作もアニメのBGMを使用しており、これが原因で今も復刻の障壁となっているそうです。

もし復刻するとなると、フロッガーのようにBGMを変更する必要があるでしょうね。

ジ・エンド

1981年

コナミ

スペースインベーダーとギャラクシアンを合わせたような、固定画面シューティングゲーム。

自陣のブロックをドンドン奪っていく敵キャラを迎撃していく内容。

敵にブロックを奪われ、最終的にENDの文字が出来上がると、残機が残っていてもゲームオーバー。

ジャングラー

1981年

コナミ

ムカデのようなキャラで敵を倒していくアクションゲーム。

敵の色は長さによって変わり、赤色は自分よりも長い敵で当たるとミスになります。

自分よりも短い敵は、体当たりで倒す事が可能。

移殖はされていないようで、今となってはかなり希少なゲーム。

ストラテジーX

1981年

コナミ

レバーとトリガー、2つのボタンと言う特殊なコンパネで操作するシューティングゲーム。

レバーで戦車を移動させ、ボタンで砲塔を回転させトリガーで弾を撃つ、珍しい操作方法です。

この操作方法から、家庭用には中々移植できなかったんでしょうね。

Atari2600では移植されたそうですが、国内ゲーム機には移植されませんでした。

フロッガー

1981年8月

コナミ

セガから発売されたフロッガーも、実は開発はコナミ。

無断コピー基盤に悩まされたコナミが、当時救いを求めたのが同じゲームメーカーのセガ。

セガに独占販売権を委ねることで、コピー基盤の問題解決を図ったと言われています。

ゲーム内容はいたってシンプルで、車を避けながら丸太に飛び乗り、巣まで戻る内容。

カエルなのに水に落ちたらミスになる!

とツッコんだ人も多かったはず。

最近はアケアカでも復刻しています。

当時は色々なアニメの音楽を使用していましたが、さすがに復刻版はアニメ音楽は使用していませんね。

スーパーコブラ

1981年8月

コナミ

見た目通り、スクランブルのマイナーチェンジ作品。

自機がヘリになり、ステージが変更されています。

スクランブルは比較的簡単でしたが、本作は難易度はかなり上がっています。

しかし、マイナーチェンジでは前作ほど人気が出ず、残念ながらスクランブルほど設置店は増えませんでした。