今回はファミコンで発売された
エニックス(現スクウェア・エニックス)
のゲームについて紹介をしていきます。
今の人にとっては、スクウェア・エニックスという会社名の方が聞き覚えがあるかもしれませんね。
ファミコンやスーファミ、プレステなどの第5世代ゲーム機あたりまでは、スクウェアとエニックスは別会社でした。
それが合併することになったのは、
スクウェア側は看板タイトル「ファイナルファンタジー」の映画が大赤字、
エニックス側は、ドラクエの発売年以外は業績は芳しくなくまた、多くの作家、クリエイターが抜けたなど、
お互い当時の業績が悪かった為、合併したと言われています。
そんなエニックスですが、ファミコン時代は間違いなくかなり儲かっていたことでしょう。
ドラクエが超有名タイトルですが、その他にも色々発売していました。
今回は、ファミコン時代に発売されたエニックスゲームについて紹介していきます。
エニックス好きの方は、是非見ていってください。
ファミコンソフト エニックスゲーム特集
ドアドア
1985年7月18日
4900円
後にチュンソフトを立ち上げることとなる、中村光一氏が高校生の時に開発したアクションゲーム。
本作がエニックスのファミコン参入第一弾ソフト。
エニックス主催の「第1回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」で準優勝した作品としても有名ですね。
最初はパソコン用ゲームとしてリリースされた後、ファミコンでも発売されています。
ポートピア連続殺人事件
1985年11月29日
5500円
ファミコン初の本格推理アドベンチャーゲーム。
パソコン用としてリリースされたアドベンチャーゲームを、後にファミコンに移殖。
堀井雄二氏がシナリオなどを手掛けていることでも有名ですね。
子供にはちょっと難しい話でしたが、逆に大人が喰いつく内容でした。
ゲームはやったことがなくても、犯人の名前だけは知っていると言う人も多いはず。
犯人の名前が最も有名な推理ゲームではないでしょうか。
ドラゴンクエスト
1986年5月27日
5500円
言わずと知れた、エニックスの看板タイトルで日本を代表するJRPG。
堀井雄二氏、鳥山明氏、そして、すぎやまこういち先生と、非常に豪華なメンバーが揃っています。
RPGは本作から入った!という子もきっと多かったでしょう。
個人的にも、RPGという概念を初めて理解したのは本作からでした。
まさかこんなにシリーズが続くとは、エニックスも思ってはいなかったでしょう。
当時の限られた容量で、よく作り込まれていますよね。
ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々
1987年1月26日
5500円
ドラクエ1の発売から、僅か半年後にⅡが発売されます。
マップも広大になり、仲間も敵も増えているのに半年でこれを作ったのが、今考えても凄いです。
当時のクリエイターはきっと会社に住み込み、お風呂にも入らず、超ブラックな環境で作っていたんでしょうね~^^;
シリーズ屈指の難易度を誇ることでも有名な作品で、これを一人でクリアするのは至難の業。
デバック不足で難易度が高くなりすぎてしまった事も有名で、今思うとファミコン版は決してバランスはよくありません。
それでも当時のチビッ子たちは、必死にクリアを目指して冒険していました。
友達から攻略を聞いたり、長すぎる復活の呪文に苦労しながらも、なんとかクリアした時は感動しましたね~。
RPG面白い!っと実感したのも、本作からでした。
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ
1988年2月10日
5900円
社会現象にまでなったシリーズ3作目。
お店に並ぶ人の長蛇の列が、ニュースでもやってましたね~。
当時は欲しくても中々購入できず、私が手に入れたのは確か発売から数か月経ってからでした。
本作からバッテリーバックアップ機能が登場し、前作までの復活の呪文は無くなりました。
しかし、新たにセーブデータが消えるという不具合も。。。
私の購入したソフトは運よく、ほとんどデータが消えることはありませんでしたが、何度もデータが消えた不運な友人もいました。
ロトシリーズの完結編ともいえる作品で、1から遊んでいる人にとっては、やはりラストのエンディングシーンが感動的でしたね~。
ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち
1990年2月11日
8500円
ファミコン最後となるドラクエシリーズ4作目で、天空シリーズ最初の作品。
今作もストーリーが抜群に面白く、1~4章までの主人公たちが5章で勇者と合流する内容は、子供ながらにワクワクしたものです。
今回からAI機能が追加され、仲間が自動で戦ってくれます。
しかし、当時のAIはまだそれほど賢くはなく、また、「命令させろ」が実装されてないこともあり、イライラすることも多かったですね。
ジャストブリード
1992年12月15日
9700円
ファミコン後期に発売されたシミュレーションRPG。
シナリオを、コラムニストのカーツさとう氏
音楽は、様々なアニメ音楽を手掛けてきた田中公平氏。
そして、キャラクターデザインは、サザンアイズなどでもお馴染みの高田裕三氏
と、ドラクエシリーズにも匹敵する豪華なメンバーでしたが、
家庭用ゲーム機は既にスーファミへと移行されてから2年も経っており、今更この価格でファミコンソフトを購入する人は少なかったでしょう。
また、広告宣伝費もあまりかけなかったようで、知名度もかなり低いです。
ファミコンでもココまで出来るんだ!という内容で決して悪くはありませんが、発売時期があまりにも遅すぎました。