アーケード版とゲームギア版の比較

 

今回は、セガの大人気アーケードゲームとそのゲームギア移植版について紹介していきます。

ゲームギアは今見ると微妙な印象を受けるかもしれませんが、当時は携帯ゲーム機でカラー液晶!と言うだけで凄かったですよね~。

しかし、その分、価格は高く、デカい、重い、電池はすぐ無くなる

など不便な点も多かったです。

但し、テレビチューナーを付けることでテレビも観れたので(映りは悪いですが)液晶テレビとしても使える!という理由で親にねだった子も多かったはず。

子供以外も喰いつく仕様で、ちょっと大人の印象も強かったですが、残念ながらゲームボーイほどは流行りませんでした。

ですが、セガの人気アーケードゲームも多く移植され、特にセガファンからは支持も熱かったです。

アーケード版と、そのゲームギア移植版ゲームの違いについて興味のある方は、是非見ていってください。

アーケード版とゲームギア移植版ゲームの違い

 

ペンゴ

アーケード版

1982年9月

コアランドテクノロジー

コアランドテクノロジーが開発した、固定画面のアクションパズルゲーム。

氷を投げて敵を倒していき、すべて倒すとクリアと言うシンプルなルール。

また、ダイヤモンドブロックを3つ並べるとボーナス得点が入ります。

シンプルですが、当時は人気だった作品。

ゲームギア版

1990/10/6

2900円 セガ

ゲームギア版も画面の違いは多少ありますが、アーケード版を忠実に再現しています。

シンプルなゲームは、当時の携帯ゲーム機でもしっかり遊べます。

カラー液晶との相性も良かったですね。

スペースハリアー

アーケード版

1985年12月

セガ

ご存じ、セガの大ヒット疑似3Dシューティングゲーム。

これまで何度も紹介してきている、セガを代表する人気作品です。

様々なゲーム機に移殖されているので、世代でない方も名前くらいは聞いたことがあるでしょう。

しかし、当時としてはかなりハイスペックな内容で、アーケード完全版が家庭用に移植されるには、このあと10年近く待たなければなりませんでした。

ゲームギア版

1991/12/28

3500円  セガ

ゲームギア移植版は、マークⅢ版をベースに作られていますが、

ほとんどのキャラクターの名前や外見は変更されています。

また、パスワードによるコンテニューも可能。

しかし、さすがに今となっては劣化感は否めません。

この時期は携帯用はおろか家庭用ゲーム機でも、本作の完全版移植は厳しかったのでしょう。

ファンタジーゾーン

アーケード版

1986年3月

セガ

こちらもセガを代表する人気シューティングゲーム。

その人気の高さからセガ以外にも多くのゲーム機に移植され、いずれも高評価。

ゲーム性はもちろん、音楽の人気も高いですよね。

最近もSEGAAGESなどで復刻していますし、若い方でも遊んだことがある人は多いはず。

逆に、本作のハズレ移植作品は、あまり見たことないですね。

ゲームギア版

ファンタジーゾーン Gear オパオパJrの冒険

1991/7/19

3900円  シムス

ゲームギア版は、アーケード版の移植ではなくゲームギア用に作られたオリジナルタイトルです。

主人公もアーケード版のオパオパではなく、彼の息子と言う設定。

任意スクロールやアイテム購入などもあり、こちらも良作品でした。

ワンダーボーイ

アーケード版

1986年4月

エスケープ

後に人気シリーズとなる、高難易度アクションゲームの1作目。

セガから発売されていますが、開発は当時のエスケープという会社。

本作も様々なコンシューマー機に移植されています。

その中でも、100万本を超える大ヒットとなったファミコン版のアレンジ移植作品「高橋名人の冒険島」が特に有名ですよね。

元がアーケードゲームだったと、知らない子も多かったはず。

ゲームギア版

1990/12/8

3500円  セガ

ゲームギア移植版は、アーケード版の移植と言うよりは、マークⅢ版の移植と言った方が良いでしょう。

画面の大きさもあり、マークⅢ版よりも多少狭くなっています。

しかし、それ以外は中々の良移植で、本作の面白さは十分味わえます。

アウトラン

アーケード版

1986年9月

セガ

こちらもゲーセンで長く愛用された体感レースゲーム。

当時としては圧倒的なスピード感や、カッコいい音楽に魅了された人も多かったでしょう。

ゲーセン以外にも、デパートのゲームコーナーなどでもよく見かけましたね。

ゲームギア版

1991/8/9

3500円  セガ

ゲームギア版も、全5ステージ、16通りのルートが楽しめます。

さすがにアーケード版と比べるとグラフィックは落ちますが、当時の携帯用としては、頑張っている方でしょう。

また、ゲームギア版は、通信ケーブルを使用することで二人対戦が可能でした。

スーパーモナコGP

アーケード版

1989年6月

セガ

圧倒的な迫力とリアルな操作で話題だった、F1レースゲーム。

デラックス筐体は、ハンドル操作でシートが傾いたり、ハンドルに負荷がかかるなど、かなりリアルさを追求していました。

また、当時最新のパドルシフトチェンジが付いていたのもプレイヤーを驚かせました。

当時はF1ブームもあり、F1のレースゲームが色々登場してましたね~。

ゲームギア版

1990/10/6

3500円 セガ

ゲームギア版は、ローンチタイトルとして発売。

全世界を舞台に16戦戦い抜く、グランプリモードの他にも、二人対戦のバトルモードなどもあります。

カラー液晶で、ゲームボーイとの違いを見せつけた作品でした。

コラムス

アーケード版

1990年3月

セガ

セガの落ち物パズルと言えば、ぷよぷよよりは当時はコラムスのイメージが強かったですね。

あの頃は各ゲーセンに置いていた印象があります。

斜めもあるので意外と難しく、混乱しやすいです。

本作で連鎖できる人は凄いですよね~。

ゲームギア版

1990/10/6

2900円 セガ

こちらもゲームギアのローンチタイトルとして発売された作品。

ゲームギア移植版も通信ケーブル使用で二人対戦が可能でした。

本作もカラー液晶との相性も抜群でしたね。

G-LOC

アーケード版

1990年5月

セガ

セガの疑似3Dの体感シューティングゲーム。

アフターバーナーⅡとは異なり、コックピット視点というのが本作の特徴。

R360のゲームとしてもお馴染みですね。

ゲームギア版

1990/12/15

3500円  セガ

ゲームギア移植版も、当時の携帯機としては中々面白い内容。

獲得したポイントで、自機のパーツやミサイルなどを購入していきます。

ショップでの曲がファンタジーゾーンというのも面白い設定でした。