復刻は絶望的!令和ではもう出せないアーケードゲームたち

アーケードゲーム

アーケードゲーム全盛期の時代、ゲームセンターには、常識を覆すようなアイデアや、

今では考えられない「攻めた」タイトルが並んでいました。

昭和から平成初期にかけては、規制やコンプライアンスに縛られない自由な発想で、

時には危ういテーマや、奇抜すぎる企画がそのままゲームとして世に出ていたのです。

芸能人・有名人のソックリさんを無許可で使用している作品も多く、子供ながらに、これ大丈夫なの?っと思ったことも。

当時はゲーセンの片隅で、バレずにヒッソリと稼働することも可能だったでしょうが、

今の時代はSNSなどで、あっという間に世界中に拡散されるので、厳しいですよね。

今回は、令和の今では復刻どころか、移植すら難しいであろう“幻の問題作”について紹介していきます。

著作権的に厳しいもの、版権の再取得が難しいものなど、

また、再取得したところで、恐らく売り上げはあまり見込めなそうなものまで、

令和の今となっては復刻は絶望的と思う、アーケードゲームについて紹介していきます。

あくまで個人的な意見ですが、興味のある方は是非見ていってください。

復刻は無理なレトロアーケードゲーム

 

アッポー

1984年6月

サンリツ電気

1984年にサンリツ電気が開発し、セガから発売されたプロレスゲーム。

8人の個性的なレスラーから選択し、相手と闘っていきます。

当時はまだプロレスゲーム自体が珍しく、ハマった遊んでいた!という話をよく聞きます。

プロレスファンなら見た目や名前からも、誰がモデルなのかすぐに分かるでしょう。

当時の限られたグラフィックでも、キャラの特徴を上手くとらえていますね。

名前もちょっと変えているところから、やはり無許可で使用していたんでしょうね。

それもあってか、移植は非常に少ない幻の作品。

昔のPCに移植されたようですが、家庭用ゲーム機には未だ移植されず。

ファンも多く、今でも復刻を望んでいる人も多いようですね。

但し、今回紹介する作品の中では、まだ可能性はある方かも、知らんけど。

ごんべぇのあいむそ~り~

1985年3月

コアランドテクノロジー

こちらも一部では有名な、某政治家をモデルとしたアクションゲーム。

ステージ上の金塊を集めていくドットイートゲームで、当時、金権政治と揶揄された某総理を揶揄しているのでしょう。

これだけでも、かなり危ういのに設定なのに、

本作には、その他にも当時の人気芸能人やスポーツ選手などが多数登場します。

まさに、当時の緩い時代を表したような作品。

本作も当時からグレーなゲームで、今となっては復刻は厳しいでしょうね。

恋のホットロック

1986年12月

コナミ

ちょっとマイナーな、コナミのアクションシューティングゲーム。

ライブ中にさらわれたバンドのボーカル「ジーナ」を救い出すのが目的。

本作は音楽をテーマとした作品という事もあり、プレイ中には様々な音楽が流れます。

本作に使用されている楽曲は洋楽が中心で、

ビートルズ、マドンナ、そして、ロッキーのテーマなど様々な音楽が使用されています。

BGMとしては非常に豪華ですが、本作の復刻が難しいのが、まさにその点。

これらの楽曲が足かせとなり、復刻が難しいようです。

当時のもちろん使用許可を取っていたのでしょうが、

再販するとなると、再度使用料を支払う必要があります。

特に儲ける事しか考えていないような海外の会社となると、楽曲使用料も莫大な金額を請求されるでしょう。

もちろん、それらを支払えば復刻は出来るのでしょうが、そこまでして再販して、元が取れるかどうかも疑問ですからね。

BGMを変更すれば出来そうですが、音楽を変えると本作の醍醐味も失われてしまう為、復刻はかなり厳しそうですね。

銀河任侠伝

1987年

ジャレコ

こちらも版権無視ゲームとして有名な、ジャレコのアクションゲーム。

登場キャラには、ランボー、月光仮面、あしたのジョー、輪島、寅さん、スケバン刑事などなど、

昭和世代にとっては懐かしいキャラが多数登場します。

本作を見ると、当時は何が流行っていたのかよく分かりますね。

微妙に名前を変えていることから、やはり本作も使用許可は取っていないのでしょう。

また、キャラだけでなく、単純にゲームとしても微妙・・・・というのも大きいはず。

当時からそこまで人気は無く、しかも、色々と危険なキャラも多く、

ネタとしては面白そうですが、無理して復刻する必要があるかと言われると、ちょっと微妙なとこですね。

さすがのアケアカでも、本作も復刻は厳しいでしょう。

ギャルズパニック

1990年

カネコ

タイトーの往年の名作、クイックスにご褒美要素を加えた陣取りゲーム。

当時お世話になったムッツリ男子も多かったはず。

個人的にも当時から大好きな作品で、ゲーセンに行く度にそのご尊顔を拝し奉ったものです。

本作にハマり過ぎたせいか、ご褒美画像の無いクイックスには、物足りなさを感じるようになりましたね。

本作は、クセが強いゲームを作らせたら右に出る会社はないカネコ。

色々ネタにされる開発会社ですが、個人的には好きなメーカー。

当時の人気AV女優が実名で登場し、脱衣麻雀のようにクリアする度に徐々にいでいく設定。

3回クリアすることで上半身裸となり、更にアニメから実写に変わります。

コツさえつかめば、けっこう長時間遊べましたね。

当時人気AV女優の写真を使用していることから、本作の復刻も厳しいでしょうね。

マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー

1990年8月

セガ

セガファン、ゲーム好きとしても有名だった、マイケル・ジャクソン氏が監修を務めたことでも有名なアクションゲーム。

悪の組織から子供たちを救う採用で、歌って踊って、時にはロボットになって敵を倒していきます。

色々ツッコミどころが多いソフトですが、他には無い斬新なゲーム。

セガ開発陣と度重なるミーティングを行い、マイコー氏の希望・願望がそのまま表現されたのが本作と言われています。

氏の楽曲も多数使用されており、ファンにはたまらない一品。

後にメガドライブ版も発売されますが、そちらは横アクションとなっており、アーケード版とはまた別ゲームでしたね。

復刻を望む声も多いですが、実際はかなり厳しいでしょう。

ゲーム好きだったマイコー氏がご存命だったら、もしかしたら復刻の可能性もあったかもしれませんが、

その後継人が誰かは知りませんが、今となってはその望みは薄いでしょうね。

アイドル麻雀ファイナルロマンス

1991年

ビデオシステム

ビデオシステムの人気脱〇麻雀シリーズ、ファイナルロマンスの1作目。

本シリーズの2作目以降は、アニメの独自キャラとなっていますが、

1作目だけは、当時の人気アイドルや芸能人のソックリさんが登場します。

麻雀としては2以降と同じシステムで、イカサマアイテムなどを購入して麻雀で対戦する内容。

当時の人気アイドルや、若かりしウッチャンナンチャンが登場するなど時代を感じる内容ですね。

ですが、恐らく許可などは取っておらず、ヒッソリと販売していたんでしょう。

当時は結構人気だったそうですが、あまりにも危うかったのか稼働期間は短く、

本作を遊んだことがある人は、意外と少ないかもしれませんね。

個人的にも、ファイナルロマンスと言えば2以降しか知りませんでした。

ファイナルロマンスと言えば、2からという方も多いはず。

実際2以降は現在も復刻していますが、この初代だけは一切移植されておりません。

まぁ、そりゃそうでしょうw

当時としても、よく出せましたね^^;

今見るとアイコラ感が強いですが、それでも興奮したムッツリ男子は多かったはず。

それにしても、今見ても西田ひかる氏は可愛いですね~、

私も当時から大好きでした(*’ω’*)

しかし、残念ながら、本作も今後も復刻することは無いでしょう。

【アイドル麻雀ファイナルロマンスのさらに詳しい記事はコチラ】

令和では復刻不可能?アイドル麻雀ファイナルロマンスの衝撃

みなさんのおかげさまです! 大スゴロク大会

1991年

モノリス

フジテレビの当時の人気バラエティ番組を題材にした、麻雀とスゴロクを合わせたゲーム。

キツイ顔の女子高生の「のりちゃん」か、ヒゲの濃いホモ「カマオ」のどちらかを選んで進んでいきます。

当時、とんねるずのみなさんのおかげですを毎週欠かさず見た居た人なら、誰がモデルかはすぐに分かるはず。

タイトル名もキャラクターも、これだけそっくりなんだから当然許可を取っているでしょ!と思いきや、

聞くところによると無許可だったとの事。

よく販売できましたよね^^;

また、性的マイノリティなどを揶揄したキャラクターも、今の時代では一部から批判も来るでしょう。

そういった意味でも、再販は難しいでしょうね。

クイズ迷探偵NEO&GEO クイズ大捜査線パート2

1992年

SNK

当時の人気タレントや有名人が多数登場する、SNKのクイズゲーム。

前作のクイズ大走査線も有名人は多数登場しますが、本作は更に多く登場します、

っというか、ほとんどが、どこかで見たことある人。

ゲームは

「時を超えた愛」

「宇宙からの依頼人」

2つのシナリオから選択可能。

XファイルやMMRなど、宇宙人や超常現象などが流行った当時を思い出しますね。

クイズゲームは格ゲーの合間などにピッタリで、当時は息抜きによく遊んだものです。

本作も、肖像権などの問題もあって復刻しにくいでしょうし、

またクイズの問題自体も、今の時代にそぐわないのもあるでしょう。

需要があるかどうかも微妙なとこですし、本作が復刻して「懐かしいー!」っと喜ぶのは、

40以上の我々オッサン世代だけでしょうね^^;

キャデラックス 恐竜新世紀

1993年

カプコン

個人的にも、復刻してほしい!と長年待ち望んでいる、カプコンの名作。

アメコミを題材としたカプコンの人気ベルトアクションゲームで、密猟者から恐竜を守る内容。

個人的にも当時から大好きな作品で、いつかは復刻してほしいと長年待ち望んでいる作品。

最近はマーヴェルやパニッシャーなど版権物も色々復刻してきてはいますが、

本作だけは、移植や復刻の噂も全くありません。

聞くところによると、本作の移植・復刻はかなり難しいらしいです。

元々が版権物の上、更に権利関係が複数に渡り、かなり複雑、

今となっては、どこが何を持っているのかも不明との事。

また、分かったところでアメリカの企業ですから、莫大や金額を請求されそうですし、それが複数に渡るとなると、

その権利関係取得だけでも膨大な金額になるでしょう。

聞くところによると、復刻はほぼ絶望的らしいです。

コメント