カネコのアーケードゲーム特集 第2弾!懐かしの個性派タイトルを振り返る

ゲームセンターには、セガやタイトー、ナムコといった大手メーカーの作品だけでなく、独自の個性を持ったゲームを生み出していたメーカーもありました。

そのひとつが、今回紹介するカネコです。

シューティングゲームからアクションゲーム、対戦格闘ゲームまで、カネコはさまざまなジャンルのアーケードゲームを手がけてきました。

中には、今でもタイトルを聞いただけで当時のゲームセンターを思い出す人もいるのではないでしょうか。

今回は、そんなカネコのアーケードゲーム特集第2弾として、主に80年代後半から90年代に発売された懐かしの作品を発売日順に振り返っていきます。

硬派なシューティングからギャルゲー、ぶっ飛んだ格ゲーなど、良くも悪くも個性的な作品が多かったですね。

カネコ好きの方、クセが強いゲームが好きな方は、是非見ていってください。

知る人ぞ知る!カネコの個性派アーケードゲーム特集 その2

 

火激

1988年

販売:タイトー

カネコが開発し、タイトーから発売された格闘ゲーム。

タイマン勝負で相手を倒していく、昔の王道ヤンキー漫画のような世界観が特徴です。

最近ではあまり見かけなくなりましたが、昔はこうした不良同士のケンカを題材にした作品も
多かったですよね。

ちなみに、主人公は元プロボクサーという設定だそうです。

攻撃はジャブとストレートが中心で、上体そらしやしゃがみといった動作を使って相手の攻撃をかわします。

後の対戦格闘ゲームと比べると、操作やアクションはかなりシンプル。

それでも、当時としては珍しいタイマン勝負を題材にしたゲームでした。

現在のような対戦格闘ゲームのジャンルが確立される前の作品ということもあり、

後の格闘ゲームにつながる時代の流れを感じさせてくれます。

また、後にメガドライブにも移植されているので、アーケード版を知らなくても、家庭用で遊んだことがある人もいるのではないでしょうか。

歌舞伎Z

1988年

販売:タイトー

カネコが開発し、タイトーから発売された和風ベルトアクションゲーム。

主人公の剣士・紫音を操作し、刀を手に妖怪や魔物と戦っていきます。

ちなみに、海外ではベルトアクションをBeat ‘em up(ビート・ゼム・アップ)っと呼ぶと、最近になって知りました。

タイトルからは歌舞伎の世界を想像しますが、実際は魔界を舞台にした独特な世界観。

SNKの戦国伝承に似てるな~っと思いましたが、発売はこちらの方がだいぶ先。

敵のデザインや演出もかなり個性的で、当時のゲームの中でも異彩を放つ作品でした。

アクションは、上下の攻撃と防御、そしてジャンプというシンプルなシステム。

ボス戦などは、ガードしながら上下の攻撃を上手く組み合わせるのがコツでしょうか。

ボスの首をはねたりなどの残虐な表現も、どこかカネコらしさを感じます。

しかし、個人的には当時ゲーセンでは全く見たこともなく、

また、家庭用にも移植されておらず、知名度は低そうな印象。

もし、ゲーセンで遊んだ事がある方は、是非当時の評判や人気などを教えて下さい。

ヘビーユニット

1988年

販売:タイトー

カネコが開発しタイトーから発売された、わりとオーソドックスな横スクロールシューティングゲーム。

本作の大きな特徴は、戦闘機からロボットへ変形できること。

特定のアイテムを取ることで、ロボットへ変形可能です。

当時のロボットアニメを思わせる要素が盛り込まれていますね。

カネコにしては、わりとオーソドックスな横シューティングで、緻密なグラフィックなど決して悪くはないと思います。

しかし、88年と言えば、グラディウスⅡやTATSUJINなどの名作シューティングがドンドン発売された年でもあります。

それらと比べると目新しさが無く、どうしても地味に見えてしまいますね。

後にメガドライブやPCエンジンにも移植されていますので、そちらで遊んだ事がある人も多いはず。

DJボーイ

1989年

開発・販売:カネコ・SEGA(?)

カネコが開発した、アーケード向けのベルトスクロールアクションゲーム。

オープニングのタイトル画面を見ると、どうやらSEGAも関係しているようです。(詳しい方、是非教えて下さい)

アメリカンな世界観ですが、なぜかそこにデーモン閣下が登場しますw

ラジカセから流れるゴキゲンな音楽に合わせダンスに熱中していたところ、

その大切なラジカセを街の不良たちに奪われた為、取り返すという内容。

システム的にはオーソドックスなベルトアクションですが、ローラースケートで移動する為、滑るような独特な操作感があります。

ちょっとクセがあり、普通のベルトアクションとは違った慣れが必要です。

また、アメリカのストリート文化を取り入れたキャラクターや背景も、本作の見どころ。

後にメガドライブにも移植されているので、家庭用で遊んだことがある人もいるのではないでしょうか。

個人的にはゲーセンでは見たことがなく、本作はどちらかと言えばメガドライブ版のイメージが強かったです。

ギャルズパニック

1990年

販売:タイトー

こちらもカネコが開発し、タイトーから発売された陣取りパズルゲーム。

ゲームの基本ルールは、線を引いて陣地を広げ、画面に隠された女の子の画像を一定以上表示させるというもの。

タイトーの『QIX(クイックス)』と同じシステムですが、ご褒美画像があるとヤル気も変わってきます!

今でも熟女女優として現役の松本まりな氏が有名でしょうが、

個人的には、小沢奈美氏が素朴な素人っぽくて好きでしたね~(*’ω’*)

敵の動きを避けながら陣地を広げていきますが、線を引いている最中に敵に触れるとミス。

その為、どこまで一気に陣地を広げるかという判断も重要。

また、陣地を広げるだけでなく、敵を妨害するアイテムやボーナスゲームなども用意されており、単純なルールながら攻略を考える楽しさがあります。

当時のゲームセンターでも、かなり目を引く存在だったのは間違いないはず。

他のゲームの待ち時間などに、当時はよく遊んだものです。

後にシリーズ化され、続編も登場するなど、カネコを代表する作品のひとつになりました。

シンプルな陣取りゲームに独自のアイデアを加えた、印象に残るタイトルですね。

個人的にも、カネコのゲームで最もよく遊んだ作品かも。

エアバスター

1990年

販売:ナムコ

カネコが開発しナムコから発売された、横スクロールシューティングゲーム。

地球を狙う謎の機械要塞を目指して戦っていく内容です。

本作の特徴は、スピード感あふれるゲーム展開と迫力のあるグラフィック、

そして、高速スクロールステージなど、変化に富んだ演出が大きな特徴。

武器も複数用意されており、前方への攻撃だけでなく、斜め方向へのショットや敵を追尾するミサイルなど、好みに合わせて攻撃方法を選べます。

さらに、2人同時プレイにも対応しているので、友達と協力して遊べるのも魅力です。

後にPCエンジンやメガドライブにも移植されており、家庭用では『エアロブラスターズ』というタイトルでも知られています。

アーケード版のスピード感や派手な演出は、当時のシューティング好きにも印象に残った作品ではないでしょうか。

カネコにしては珍しく、硬派な内容のゲームでしたね。

富士山バスター

1992年

販売:サミー

カネコが開発し、サミーから発売された対戦格闘ゲーム。

当時は格ゲーが大ブームの時代で、各社から様々な格ゲーが登場。

本作も、ちょうどその頃に発売されました。

特徴は、日本の歴史や妖怪をモチーフにした個性的なキャラクターたち。

侍や忍者、河童、力士など、和風の世界観を前面に押し出した内容になっています。

和風設定の格ゲーというのは、当時としては面白く個性的でしたが、

残念ながら、格ゲーとしてのバランスは微妙でしたね。

当時の人気格闘ゲームと比べると、操作感やゲームバランスには独特のクセがあり、好みが分かれる部分もあります。

ちなみに、海外では『Shogun Warriors』というタイトルで発売されています。

キャラクター的にも、意外と海外では人気が出そうな気もしますが、どうだったんでしょう。

濃いキャラクターなどは、いかにもカネコらしいですね。

爆烈ブレイカー

1992年

開発・販売:カネコ

こちらもカネコにしては、わりとオーソドックスな縦シューティングゲーム。

プレイヤーは6種類の機体からひとつを選び、次々と現れる敵を撃破しながらステージを進んでいきます。

本作の特徴は、何といっても独特すぎるグラフィックや世界観。

宇宙空間なのに、なぜか戦闘機や戦闘ヘリが登場。

しかも、実写取り込みで、当時は多くの人がツッコんだはず。

個人的にも、本作は全く見たことないな~っと思っていましたが、

このヘリのグラフィックを見て「あ、これ見たことある!」っと、数十年ぶりに思い出しましたw

それくらい鮮明に記憶に残っています。

本作も、かなりカネコの個性が光る作品でしたね。

但し、機体によって攻撃性能に差があり、使いやすさが異なる点には注意が必要。

また、独特な映像表現は本作の魅力である反面、人によっては少し違和感を覚えるかもしれません。

家庭用ゲーム機には移植されておらず、アーケードでしか遊べなかった作品という点でも、今となっては希少なタイトルですね。

大江戸ファイト

1993年

開発・販売:カネコ

こちらも知る人ぞ知る!カネコの、かなりぶっ飛んだ格ゲー。

前述した『富士山バスター』の流れをくむ作品で、こちらも和風な世界観が特徴。

登場するのは、侍や忍者、河童など、ひとクセもふたクセもあるキャラクターたち。

ちなみに、登場人物のモデルはJAC所属のタレントさんで、ゲームステージなどは、日光江戸村で収録されたそうです。

けっこうお金が掛かってそうな印象ですね。

とにかくその見た目だけでも、強烈なインパクトがありました。

また、本作は日本版モータルコンバットとも言われており、残虐表現の演出も。

但し、これは設定の切り替えによってモザイクでも隠す事が出来たので、当時は規制していたゲーセンも多かったと聞きます。

格ゲーとしては技も出しやすく比較的オードソックスですが、

やはりネタゲーム扱いされていた印象は否めません。

単体で稼働しているのは見たことありましたが、対戦台は見たことありませんでしたね~。

さすがに当時のゲーセン店長も、本作の対戦台を置く勇気はなかったのでしょうw

やはりゲーセンからすぐ消えて行った思い出があります。

稼働は短期間でしたが、それでも強烈なインパクトを残した格ゲーでした。

今見ると、こういう実写の格ゲーがあっても面白いとは思いますが、

当時は、このカネコの天才的な発想には誰もついていけませんでしたw

ジャッキーチェン ザ・クンフーマスター

1995年

開発・販売:カネコ

こちらもカネコらしい、かなり個性的なジャッキーの格ゲー。

タイトルのとおり、香港のアクションスター、ジャッキー・チェンが登場します。

本作も実写を取り込んだキャラクターグラフィックで、

ジャッキー・チェンの映画に出演した俳優たちも登場します。

当時の対戦格闘ゲームの中でも、かなり異色の存在でした。

ゲームはパンチやキック、必殺技などを使って相手と戦うスタイルで、カメラがキャラクターに合わせてズームする演出も取り入れられています。

しかし、肝心のジャンキーが使用出来ず、ボスとして登場。

しかも、酔拳などを使う異なるバージョンのジャッキーと戦うことになります。

ですが、ジャッキーが使えないのかよ!っと不満の声も多かったのか、

後に登場した『ジャッキー・チェン FISTS OF FIRE 成龍伝説』では、ようやくジャッキー本人も操作できるようになりました。

個人的には本作は全く見たことがありませんでしたが、

都内などでは、けっこう稼働していたようで知名度もわりと高いです。

但し、一般的には、本作もそこまで知名度は高くは無さそうですね。

クセが強いメーカー特集