【メガドライブ名作ソフト】実はアーケード版より好きだった!驚異の移植ゲーム

アーケードゲームの移植といえば、昔はどうしても

アーケード版をどこまで再現できているか!

っというのが、最も気になるところでした。

当時は何十万もするアーケード基板が最も高性能で、数千円で買える家庭用は劣化移植が当たり前でしたからね。

どうしてもグラフィックや音源、ステージ構成など、アーケード版と比べてしまいます。

ところがメガドライブには、ちょっと面白い作品があります。

アーケード版をそのまま再現できているわけではないのに、なぜかメガドライブ版のほうが好きだった。

そんな作品が意外と多いんです。

もちろん、アーケード版のほうが完成度が高い作品もあります。

それでも、家庭で遊べることや、メガドライブならではのアレンジ、独特の操作感なども含めると、

「こっちのほうが好きだった」というコメントも多いです。

今回はそんな中から、「実はアーケード版より好きだった」とコメントが多かった作品や、個人的に思うメガドライブの移植作品を10本紹介しております。

単純に移植度が高い作品を並べるのではなく、メガドライブ版だからこそ好きだった作品などありますので、

興味のある方は是非見ていってください。

アーケード版よりも好きだったメガドライブ移植ゲーム

V・V

1994/3/25

テンゲン

メガドライブ版の『V・V』は、東亜プランのアーケードシューティングを移植した作品です。

ブイ・ブイと読みたくなりますが、正式にはブイ・ファイブ

アーケード版は縦スクロールの本格派シューティングで、敵の配置や激しい攻撃を覚えながら攻略していくタイプ。

メガドライブ版でも、その緊張感はしっかり味わえます。

特に面白いのが、やはり自機の「パワーアップ」。

状況に応じて武器を切り替えながら進んでいくため、ただ撃ちまくるだけではなかなか先へ進めません。

敵の出現位置を覚えたり、どの武器を選ぶか考えたりと、攻略していく楽しさがあります。

しかし、これだけではアーケード版の方が良いのでは?っと思う方も多いでしょう。

メガドライブ版が凄かったのは、なんと裏技で海外版の

GRIND STORMERがプレイ出来ること。

海外版はシールドが無い代わりにボムの使用が可能。

見た目は似てますが、中身は別ゲームと言ってもいいくらいシステムが違います。

国内版とはちょっと異なるパワーアップシステムで、まさに1つで2度おいしいお得な内容です。

これにより、アーケード版よりもメガドライブ版の方が好き!という方が多いようですね。

スラップファイトMD

1993/6/11

テンゲン

メガドライブ版の『スラップファイトMD』は、東亜プランのアーケードシューティング『スラップファイト』をベースにした作品です。

メガドライブ版の開発は「NMNソフトウェア」で、サウンド担当は、あの古代祐三氏。

本作には、アーケード版の隠し要素まで再現されたオリジナルモードと、

ステージなどを一新した、メガドライブ版だけのアレンジモードが収録。

アーケード版をそのまま再現しただけではなく、かなり大胆なアレンジが加えられているのも面白いとこ。

単なる移植ではなくメガドライブ独自要素もあり、こちらも当時から非常に評価の高い作品。

本作もアーケード版よりも好きだった!というコメントが多かった作品でした。

チェルノブ

1992/10/16

データイースト

こちも一部では、わりと有名なデータイーストの怪作。

強制の横スクロールで進みながら、前後に向きを変えながら攻撃し進んでいきます。

その名前からも、当時大きな物議を醸した作品。

アーケード版はクセが強かったですが、メガドライブ版は家庭用向けに遊びやすく調整、

過激な要素は削除され、グラフィックも新たに描き直されています。

BGMも1ステージごとに別の楽曲が用意され、問題のエンディングも最後に後日譚が追加。

アーケード版を知っている人ほど違いが気になる一方で、メガドライブ版にはメガドライブ版の味がある!

そんな、ちょっとクセの強い移植作品でした。

戦場の狼Ⅱ

1991/9/27

セガ

カプコンの人気アーケードゲームを移植したアクションシューティング。

前作『戦場の狼』から大きくパワーアップし、画面を縦横に駆け回りながら大量の敵を倒していく、豪快なゲームになっています。

単身で敵陣へ突入する相変わらずブラックな職場ですが、爽快感は抜群。

メガドライブ版にはアーケードモードの他にも、異なる5人のキャラを使い分けて戦うオリジナルモードが収録。

こちらも二つのモードが楽しめ、一度で二度楽しめる内容となっています。

オリジナルモードは難易度も高く、やり応えも十分。

本作も、アーケード版よりも長く楽しめる作品でした。

ぷよぷよ通

1994/12/2

コンパイル

こちらも当時から大人気だった、落ち物パズルゲームの2作目。

本作から相殺システムが導入され、より対戦が熱くなりました。

ゲーセンで盛り上がって対戦した人も多いでしょうが、

やはり本作の対戦と言えば、家庭用の移植版ではないでしょうか。

個人的にも、ゲーセンよりも家庭用移植版で、よく友達と対戦していました。

当時は友達と延々とキリがないくらい、ず~っと対戦していたものです。

この後もシリーズがどんどん続いていきますが、この頃が一番ハマりましたね~。

アーケード版とも遜色がなく、思い出に残っている方も多いはず。

スノーブラザーズ

1993/5/28

テンゲン

東亜プランのアーケードゲームを移植した、固定画面アクションゲーム。

雪だるまのニックとトムを操作し、敵に雪を当てて雪玉にしてから転がして倒していきます。

どことなく、タイトーのバブルボブルにも似た印象があります。

雪玉が他の敵を巻き込みながら一気に転がっていくのが気持ちよく、敵をまとめて倒したときの爽快感は抜群。

2人同時プレイにも対応していて、友達と一緒に遊べるのも魅力でした。

そして、メガドライブ版が凄いのは、単なるアーケード版の移植ではないところ。

アーケード版は全50面でしたが、メガドライブ版では

なんと20面を追加して全70面に。

さらに50面をクリアした後もゲームは続き、今度はニックとトムではなく、2人の王女を操作して戦うという展開が待っています。

つまり、アーケード版をそのまま家庭に持ってきただけではなく、メガドライブ版ならではの追加要素がしっかり用意されています。

また、オープニングが追加されたのも、大きな特徴。

もちろんグラフィックなどは、やはりアーケード版のほうが完成度の高い部分もあります。

それでも、家庭で遊ぶならステージが20面も増えているのはかなり嬉しいところ。

何度もプレイして雪玉を転がすタイミングを覚えたり、敵をまとめて倒す方法を考えたりと、やり込むほど面白くなっていきます。

個人的には、アーケード版の面白さを残しながら、家庭用としてしっかりボリュームアップしているところが好きです。

「移植版なのに、アーケード版より長く遊べる」

これだけでも、今回の「実はアーケードより好きだった移植」というテーマに入れたくなる一本ですね。

ヘルファイヤー

1990/9/28

メサイヤ

東亜プランのアーケードゲームを移植した、横スクロールシューティング。

本作の最大の特徴は、4方向にショットを切り替えながら戦う独特のシステム。

前方だけではなく、後方や上下、斜め方向にも攻撃可能。

敵がどの方向から現れるのかを見極めながら、瞬時にショットを切り替えていく必要があります。

この独特な操作感が、普通のシューティングとは違った面白さなんですよね。

メガドライブ版もアーケード版をベースにしていますが、実はかなり大胆なアレンジが加えられています。

その代表が、ハイパーカノン、シールド、専用オプションといった追加要素。

ハイパーカノンは強力な攻撃として使うことができ、シールドは敵の攻撃を一度防いでくれます。

さらに、周囲の敵を体当たりで破壊してくれる専用オプションまで追加。

つまり、アーケード版のストイックなゲーム性に、メガドライブ版ならではの武器や防御手段が加わっております。

一方で、アーケード版にあった2人同時プレイはなく、メガドライブ版は1人プレイ専用。

また、グラフィックや一部の敵の動き、ボス戦などにも変更があります。

完全移植とは言えませんが、大胆なアレンジが好き!という意見も。

アーケード版よりも遊びやすくなった部分もあり、追加された武器をどう使うか考えながら攻略する楽しさがあります。

「アーケード版をそのまま遊ぶ」のではなく、「メガドライブ版ならではのヘルファイヤー」として楽しめる。

今回の「実はアーケードより好きだった移植」というテーマには、まさにピッタリの一本。

デンジャラスシード

1990/12/18

ナムコ

ナムコのアーケードゲームを移植した縦スクロールシューティング。

本作の特徴は、α号・β号・γ号という3機の戦闘機を使って戦うこと。

最初は1機でスタートしますが、ステージを進めていくことで仲間の機体と合体が可能。

3機が揃った時には巨大な戦闘機「ムーンダイバー」となり、フォーメーションを変えながら戦うことができます。

この「3機合体」というシステムが、とにかくカッコいいんですよね。

ところが、アーケード版はかなり難易度が高く、敵弾が速く、後半になるほど3機合体の重要性も増していきます。

そこで登場するのがメガドライブ版。

メガドライブ版では、アーケード版から難易度が調整され、より遊びやすくなっています。

さらに、ステージ構成も変更され、新規ステージまで追加。

ゲームシステムそのものもアーケード版とは大きく異なっており、単純な移植というより、かなり大胆なアレンジ版になっています。

グラフィックなどはアーケード版のほうが上ですが、家庭用として何度も遊ぶことを考えると、この調整は嬉しいところ。

アーケード版の難しさに苦戦した人でも、メガドライブ版ならじっくり攻略を楽しめます。

個人的には、3機が合体していく過程がたまらなく好きでした。

「アーケード版をそのまま再現した移植」ではなく、メガドライブ版として遊びやすく作り直されている。

だからこそ、今回の「実はアーケードより好きだった移植」というテーマに入れたくなる一本ですね。

ゼロウィング

1991/5/31

東亜プラン

東亜プランのアーケードゲームを移植した横スクロールシューティング。

本作最大の特徴は、なんといっても「プリソナービーム」。

敵を捕獲して自機の前にぶら下げることができ、そのまま盾として使ったり、敵に向かって投げつけたりすることができます。

ただ撃つだけではなく、敵を捕まえて利用する。

この独特なシステムが、普通の横スクロールシューティングとは違った
面白さを生み出しています。

メガドライブ版は、アーケード版をベースにしながらも、家庭用ならではの変更が加えられています。

その中でも嬉しいのが、アーケード版にはなかったオープニングデモが追加されていること。

アーケード版では詳しく語られなかったストーリーが描かれ、ゲームを始める前から世界観に入り込めるようになっています。

一方で、アーケード版にあった2人同時プレイはなく、メガドライブ版は1人用。

また、難易度も調整されており、メガドライブ版のEASYは初心者でも遊びやすい難易度になっています。

オプション設定のHARDが、アーケード版に近い難しさとされています。

もちろん、アーケード版の迫力や2人同時プレイという魅力はありますが、

それでも家庭でじっくり遊びながら、プリソナービームを使って敵を捕まえたり、盾にしたり、投げつけたりするのが楽しいですよね。

そして何より、メガドライブ版にはメガドライブ版ならではのオープニングがある。

単純な移植ではなく、家庭用として遊びやすく、作品の世界観まで楽しめるようになっているところが魅力です。

個人的には、東亜プランらしい難しさと独特のゲームシステムを、家でじっくり攻略できるところが好きでした。

アーケード版とは違った魅力を持った、メガドライブらしい移植作品ですね。

サンダーフォースⅢ

1990/6/8

テクノソフト

テクノソフトがメガドライブ向けに発売した、横スクロールシューティングの傑作。

5種類のショットを使い分けながら、宇宙を舞台にした激しい戦いを進んでいきます。

メガドライブの中でも、特に評価の高い人気シューティングなので、ハマって遊んだ人も多いはず。

本作の魅力は、何といってもスピード感のあるゲーム展開。

敵の攻撃をかわしながらショットを切り替え、地形を利用して進んでいく。

ステージごとに攻略方法を考える必要があり、ただ撃ちまくるだけではクリアできません。

そして、この『サンダーフォースⅢ』だけは、他とはちょっと異なり、

メガドライブ版のサンダーフォースⅢをベースにしたのが、アーケード版『サンダーフォースAC』。

つまり普通の「アーケードから家庭用への移植」とは逆で、メガドライブ版からアーケードへと進出した作品。

『サンダーフォースAC』ではグラフィックが強化され、一部のステージも変更されています。

しかし、ベースとなったのは、あくまでメガドライブ版『サンダーフォースⅢ』。

そう考えると、当時のメガドライブユーザーとしては、ちょっと誇らしい気持ちになったものです。

もちろん、アーケード版はグラフィックや演出が強化されていて、こちらはこちらで魅力があります。

それでも、やっぱメガドライブ版の『Ⅲ』が好き!という意見は多いです。

家庭用ゲーム機で、ここまでスピード感のあるシューティングを楽しめたこと自体が凄かったんですよね。

「アーケードゲームを移植した作品」ではなく、逆に「メガドライブからアーケードへ進出した作品」。

今回の10本の中では少し異色ですが、メガドライブの実力を象徴する一本として、最後に紹介したい作品です。

名作移植