今回は、セガ最初の家庭用ゲーム機
SG-1000の名作ゲーム・おすすめソフト
について紹介していきます。
SG-1000は、任天堂のファミコンと同日に発売された、セガ初の家庭用ゲーム機。
セガのアーケードゲームなども色々移植されました。
しかし、当時の家庭用ゲーム機と業務用アーケードゲーム基板では圧倒的な差があったので、そのほとんどが劣化移植に。
タイトルは同じでも、アーケード版とはまるで違うゲームも多かったですね。
そもそもスクロールが苦手なSG-1000では、固定画面のゲームが精一杯。
横スクロールや縦スクロールはカクカクして、スムーズにスクロールは出来ません。
また、ファミコンと違いゲームソフトはセガ1社のみ。。。
ファミコンと比べるとソフト数は少なく、セガにとっては厳しい状況が続きました。
後に当時の開発者も言ってましたが、セガのメインはアーケードゲームなので、家庭用ゲーム機は
所詮は子供の玩具!
と言って、そこまで力を入れてこなかったそうです。
家庭用ゲーム機は人材も予算も少なく、会社での肩身も狭かったとか・・・・。
逆に、これからは家庭用ゲーム機の時代!と総力を挙げてファミコンに必死に取り組んできた任天堂。
SG-1000がファミコンに全く勝てなかったのも、今となってはよく分かります。
セガは昔から技術力は高いのですが、その分プライドが高く、ゲーム性よりも技術面を優先したりなど不満もありました。
セガが天下を取れなかった理由かもしれませんね。
SG-1000は、今やるとさすがに古臭いゲームが多いですが、中にはまだそれなりに楽しめるゲームもあります。
今回は、今遊んでもそれなりに楽しめる
SG-1000の個人的おすすめゲームや名作ゲームについて紹介していきます。
SG-1000の名作ゲーム、おすすめソフトをお探しの方は、是非参考にしてください。
SG-1000名作ゲーム特集
エクセリオン
1983年
ジャレコのアーケードゲームの移植作品。
独特の浮遊感で、ギャラガなどとはまた違った面白さがあります。
2種類のショットをうまく使い分けるのが攻略の鍵。
本作はアーケード版の雰囲気を上手く移植しています。
また、移植はファミコンよりも早かったので、アーケードファンはきっと本作の移植に喜んだはず。
コンゴボンゴ
1983年
SG-1000初期の固定画面アクションゲーム。
元はアーケードゲーム作品で、アーケード版の開発はドンキーコングでお馴染み「池上通信機」。
しかし、アーケード版とは、ほぼ別ゲーム。
ドンキーコングを彷彿とさせる良アクションで、頂上のゴリラの元まで行くとクリア。
SG-1000のアクションゲームの中でも、かなり人気の高いゲーム。
シンプルな操作性で遊びやすいですが、2面しかないのはさすがに物足りないですね。
ジッピーレース
1983年
ファミコンにも移植された、アイレムの有名なバイクゲーム。
トップビューと3D画面が交互に楽しめる、当時としては珍しいゲーム。
本作もグラフィックは劣りますが、中身は上手く移植されています。
シンプルで長く楽しめる作品でした。
セガギャラガ
1983年
ナムコの名作シューティングゲームのSG-1000版。
基本的には、アーケードやファミコン版と同様に楽しめます。
デュアルショットも可能で、しっかりとギャラガできます。
しかし、唯一の欠点はボーナス面がないこと。
これにはファンはガッカリだったでしょう。
ですが、ギャラガの移植はファミコンより、SG-1000版の方が先。
ギャラガが家で遊べる!と喜んだ人は多かったはず。
セガ モナコグランプリ
1983
昔ながらのトップビューのレースゲーム。
上からの見下ろし視点で、ジャンプできるのが特徴。
敵の車や障害物もジャンプでかわせます。
当時は、かなり人気があったようです。
まぁ、今やると色々古臭くも感じますが、1周まわって今やると逆に新鮮かもしれませんね。
ちなみに、実際のモナコグランプリには、こんなレースは無いので注意。
スタージャッカー
1983
4機編成で進んで行く縦シューティングゲーム。
本作も、元々はアーケードゲーム。
4機いると連射も早いですが被弾しやすいのが難点。
編隊が少なくなると被弾しにくくなりますが、ショットも弱くなります。
空中だけでなく地上への攻撃もあり、アーケード版からだいぶ劣化はしていますが、
SG-1000のシューティングゲームの中では良作品。
シンドバッドミステリー
1983
画面上の「?」マークを取る、シンプルなアクションゲーム。
パックマン的なドットイート系の内容で、こちらもアーケードからの移植作品。
敵を穴に埋めたり、岩で倒したりしながら進みます。
セガ初期のゲームの中でも、割と知名度は高い方ですね。
フリッキー
1984
アーケードから移植された作品。
セガの初期の作品の中でも、かなり知名度は高い方でしょう。
猫を避けながら、迷子になった子供たちを助けに行きます。
SG-1000の中でも人気が高かった作品。
後に、ソニックシリーズにも登場しています。
セガにとっても、かなり思い入れの強いキャラクターなのでしょう。
ハッスルチューミー
1984
画面に落ちている食べ物を取り、巣に持ち帰るゲーム。
シンプルで分かりやすい操作性で、誰でも遊びやすい内容。
食べ物をたくさん取ると徐々に動きが遅くなるなど、この時期にしてはよく作り込まれたゲーム。
ボンジャック
1984年
こちらもアーケードから移植された、固定画面のアクションゲーム。
画面上の爆弾を全部取るとクリアというシンプルなルール。
固定画面なのでファミコンの様な自由度はありませんが、操作性は一緒。
シンプルでそれなりに楽しめます。
ファミコン版はアレンジ移植となっていますが、オリジナルに忠実なのはSG-1000版でしょう。
ロードランナー
1984年
色々なゲーム機に移植されている、名作パズルアクションゲーム。
かなり頭を使うゲームで、大人から子供まで楽しめる作品。
SG-1000版はファミコンと比べてキャラが小さい、固定画面、BGMがないなどちょっと地味な印象を受けます。
しかし、PC版オリジナルに近いのはSG-1000版。
その為、ロードランナーはSG-1000版の方が好き!という方も多いです。
チョップリフター
1985年
元々はAppleⅡように作られたゲームソフトで、バンゲリング帝国3部作の一つ。
ちなみに他の2作品は、バンゲリングベイとロードランナー。
敵を倒すというよりは、捕まった仲間を救助するのが主な目的。
ファミコン版と同じシステムですが、やはりオリジナルに忠実なのはSG-1000版。
ドラゴンワン
1985年
スパルタンXの様なカンフーアクションゲーム。
個性的なボスも登場しますが、攻撃は蹴りのみ。
操作性にはやは不安がありますが、SG-1000のアクションゲームとしては
これでもまだ良い方。
こう見ると、やはりファミコンの凄さが改めて分かります。
SG-1000がダメというよりは、ファミコンが凄すぎましたね。
ズーム909
1985年
SG-1000中期の名作シューティングゲーム。
疑似3D視点というのは、当時としてはまだまだ珍しかったですよね。
最初は3D面ですが、途中から2D面もあります。
操作には慣れが必要ですが、当時のSG-1000のシューティングとしては良作品。
HERO
1985年
地底の取り残された仲間を救出するアクションゲーム。
元は、海外メーカーアクティビジョンの作品。
爆弾で壁を破壊したり、浮遊、敵を攻撃など、この時期のゲームとしてはアクションが豊富。
こちらも、当時はそれなりに人気があったそうです。
ザクソン
1985年
珍しいクォータービューのシューティングゲーム。
こちらも元々はアーケードゲームで、日本国内というよりは、海外で人気があった作品。
自機が左右と上下に移動できるのも、今となっては珍しい仕様。
高低差などもあり、当時としては意欲的な作品。
SG-1000やMSXなどに移植されていますが、それ以外ではあまり移植されていない希少作品。
バンクパニック
1985年
保安官となって強盗から銀行を守るシューティングゲーム。
こちらもアーケードゲームからの移植。
一般市民を間違えて撃たないように、悪人だけ倒していきます。
SG-1000の中でも、特に名作と呼び声の高い作品。
ピットフォール2
1985年
秘宝を求めて冒険するアクションゲーム。
数々のトラップや障害物を乗り越えて進む内容。
元はAtari2600で、アクティビジョンから発売された人気ゲーム。
少しずつ進んで冒険していくのは、ワクワクする設定ですよね。
死にやすいですが、アクションやギミックも多く、SG-1000のアクションゲームでもかなり完成度は高い作品。
どきどきペンギンランド
1985年
卵を割らないように運ぶパズルアクションゲーム。
可愛らしいキャラで子供にも親しみやすいです。
本作から、後にアーケード版やMSX版が発売。
家庭用からアーケードに逆移植された、数少ないゲーム。
当時からその評価は高く、後にマークⅢでも続編が発売されています。
ルールも単純で、面数も多く、長く遊べる良作品。
ちゃっくんぽっぷ
1985年
タイトーから発売された固定画面アクションゲーム。
爆弾で敵を倒し、ハートを取るのが目的。
残念ながら、同年い発売されたファミコン版のほうが色数も多くカラフルです。
ですが、SG-1000版も本作の楽しさは十分味わえます。
忍者プリンセス
1986年
アーケードから移植された縦スクロール型シューティングゲーム。
お姫様が主人公というのも、当時としては珍しい設定。
アーケード版と比べるとさすがに色々劣化していますが、当時のアクションシューティングとしては、十分面白い方でしょう。
面も多彩で難易度は高いですが、やり応えはあります。
C-SO(シーソー)
1986年
シーソーを使って敵を倒したり飛ばしたりと、倒し方がユニークな固定画面アクションゲーム。
また、EDITでは、オリジナル面も作成できます。
面数も多いですが、最後まで辿り着くのは至難の業。
本作も、SG-1000後期ゲームの中でも人気だった作品の一つ。
ザ・キャッスル
1986
鍵を取り数々のトラップを潜り抜け、お姫様を助けるアクションパズルゲーム。
元はアスキーから発売されたPC用ゲーム。
第2回アスキーソフトウェアコンテストのグランプリを受賞した作品。
その評価の高さから、ファミコンやMSXなど、様々なゲーム機に移殖。
遊んだことがある方も多いはず。
但し、パズル要素が強く難易度も高い為、当時の子供にはかなり難しい内容。
また、ファミコン版と違いSG-1000版は攻撃できないので、難易度はさらに高め。
パズルアクションが好きな方にはオススメの一品。