今回は、スーファミで発売された、トンデモゲーム
スーファミ迷作&珍作ゲーム
について紹介していきます。
スーファミ時代は、当時の人気番組など世相も反映し様々なゲームが発売されましたが、
中にはシュールなゲームも多数ありましたね。
これ誰がクリアできるんだよ!という高難易度ゲームから、
バグが多くてまともにクリアできない!
そもそも、これでよく企画が通ったな・・・
と思う作品などなどw
当時はクソゲー扱いされるものも多かったですが、
今となっては逆にそれが個性だったり、懐かしい記憶だったりもしますね。
今回はそんなスーファミの、おバカゲーム、迷作・珍作ゲームについて紹介していきます。
スーファミ世代の方、興味のある方は、是非見ていってください。
また、この他にも、このゲームも凄かった!
という意見がありましたら、是非コメントお願い致します。
スーファミ笑撃の珍作集!
摩訶摩訶
1992/4/24
シグマ
スーファミの珍作ゲームと言えば、真っ先に本作を思い浮かべる方も多いはず。
相原コージ氏がキャラデザインを務めた事でも有名な作品。
本作には、これまでのRPGにはない様々なアイデアなどが詰め込まれています。
ミジンコに変えられた両親を救うために、ガールフレンド共に悪の帝王を倒す内容で、
これだけなら個性的なRPGとして、一定の評価を得ていたかもしれません。
しかし、本作の残念なとこは、尋常ではないバグの多さ。
本当にデバックしたのか?っと疑いたくなるほど。
また、メーカーも開き直って「バグは仕様」と言っていることも火に油を注いでいます。
今の時代だったら開発メーカーは、きっと大炎上していたことでしょう。
まぁ、今だったら追加アップデートで修正できますけどね。
個性的なキャラやストーリーなどは面白いのですが、バグが多いのはいけません。
バグを修正して復刻したら、オジサン世代は喰いつくかもしれませんね。
大仁田厚 FMW
1993/8/6
ポニーキャニオン
大仁田厚氏のFMW全面協力で製作された個性的な格ゲー。
当時、電流爆破マッチなど過激なプロレスで話題だった団体FMW。
プロレス好き以外でも、聞いたことがある人は多いはず。
FMWの選手が実名で登場し、様々なギミックのあるステージで闘います。
ココだけ聞くと、それなりに面白そうな気もしますが、
格ゲーとしては技は少なく、また、グラフィックのコマも少ないせいか、
アクションやリアクションも、人形のようでシュールな絵面。
全体的に、かなり大雑把な作り。
これで9800円と言いますから、新品で買った子が不憫でなりませんね。
ある意味、大仁田氏を体現したかのような邪道なゲームでした。
スペースエース
1994/3/25
イマジニア
同名のLDゲームを基に作られた、高難易度アクションゲーム。
ディズニー風のアニメーションですが、その中身は鬼畜な内容。
本作は即死ゲーとしてもお馴染み、ドラゴンズレアと同じ製作陣と聞けば
想像がつく人も多いはず。
死んで覚えろ!的なシステムで、何度もやられながら少しずつ進んでいく、忍耐力と根気が求められる内容。
初見では、恐らく開始数秒で皆やられるはず。
元がLDゲームだけに、敵の攻撃やトラップなど何を喰らっても即死。
やられた時のムービーを、飽きるほど観させられるはず。
但し、クソゲーか?と言われると、そこまでではなく
ドラゴンズレア的な高難易度アクションゲームが好きな人にはいいかも。
但し、激しく好みが分かれる事は間違いないでしょう。
ジグザグキャット ダチョウ倶楽部も大騒ぎダ
1994/6/24
TBL
ダチョウ倶楽部の3人が登場する、スクロール制のブロック崩しゲーム。
SOSを受け取った宇宙パトロール隊の主人公が、レインボー星を救うという壮大な内容ですが、
そこに後から取って付けたように、ダチョウ倶楽部の3人がなんの脈絡もなく登場します。
芸能人のゲームと言えば、そのタレントさんが主役がほとんどですが、
本作のダチョウ倶楽部はダチョウ星の出身で、たまにちょこっと出るだけの存在。
敵か味方か不明だが、敵を倒すカギを握るとか握らないとか。。。
ご本人たちのギャグや声なども、しっかり収録されているのは凄いですがw
まぁ、ダチョウ倶楽部の存在は別として、ゲームとしては意外とよく出来ており、普通に楽しめます。
ダチョウ倶楽部の3人が揃った、今となっては希少な作品。
松村邦洋伝 最強の歴史をぬりかえろ!!
1994/8/26
ショウエイシステム
当時、電波少年で大人気だった、松村邦洋氏が主人公の対戦格闘ゲーム。
ストーリーモードは、松村氏を最強にしたゲームソフトを作ってもらう為
街で出会った最強の格闘家たちと戦っていくという内容。
持ちネタのバウバウやピロピロなどを使用して戦っていきます。
元々は、松村さんのラジオ、オールナイトニッポンの企画だったそうです。
ちなみに、敵キャラのグラフィックは、リスナー公募で選ばれた一般の方。
そして、敵を倒すと相手の履歴書が松村氏に書き換わるという、よく分からない設定。
実写取り込みの画像で、よりカオス感が増していますね。
本作は企画から発売直後までは、かなり宣伝していましたが、
ほとぼりが冷めた頃に、リスナーからクソゲーとしていじられていたとかw
当時はバカゲー扱いされていましたが、今となっては逆に斬新に感じます。
実は意外にも、「けっこう好き!」という人もいたようです。
おでかけレスタ~ れれれのれ(^^;
1994/9/16
アスミック
こちらも一部ではわりと有名な、おバカで高難易度なアクションゲーム。
パッケージの裏にも「全自動バカゲー機能搭載」と書かれている通り、自他ともに認めるバカゲー。
操作感覚的には、プリンス・オブ・ペルシャにも非常に近い印象があります。
読書に夢中で眠ってしまい、気づいたら無人島に漂着していた主人公のレスター。
この南海の孤島から脱出するのが、本作の目的。
見た目がのび太君のレスターですが、中身もそっくりの貧弱でひ弱な体質。
高いところから落ちたりはもちろん、敵に当たってもすぐやられます。
しかし、コミカルなアクションや、パズル、謎解きなどは丁寧に作られており、
実は、かなりしっかり作り込まれた作品。
プリンスオブペルシャよりは分かりやすいですし、操作もしやすいです。
難易度は高く、好き嫌いはハッキリ分かれるでしょうが、
プリンスオブペルシャ的なアクションゲームが好きな方は、今でも十分楽しめるはず。
ラブクエスト
1995/3/17
徳間書店
弓月光氏がキャラデザインを務めた、一部界隈では有名な個性的なRPG。
マザコンの主人公が、結婚式で突然姿を消した花嫁を探す内容。
現代社会が舞台で、敵との戦闘も戦うではなく「くどく」という設定。
また、会話もエロ要素が満載で、まさに良い子はプレイしちゃダメなゲーム。
但し、ギャグ満載のシュールな世界観は、他にはない独特の雰囲気があります。
また、摩訶摩訶のようなバグも無く、一風変わった個性的なRPGとも言えます。
たけしの挑戦状的な理不尽ゲームが好きな方は、一度試してみる価値はあるかも。
スーファミでは珍しいお色気RPGで、よく任天堂に怒られませんでしたねw
であえ殿様 あっぱれ一番
1995/3/31
サンソフト
こちらも一部では有名な、バカ殿とバカ王子が主人公のアクションゲーム。
長い戦乱の世が終わり、天下に太平が訪れたかに見えましたが、
得体のしれない影が迫っていると父の霊に言われ、暇つぶしに軽いノリで旅立つ若き殿様。
そして、不穏な動きのある地域に出向き、敵を倒していくという流れ。
主人公は敵を倒しパワーを溜めると、マッチョになって強力な攻撃が可能になります。
マッチョでボスを倒すと、ステージクリア後の画像もマッチョに変更。
設定は色々ぶっ飛んでますが、アクションゲームとしては普通に楽しめる作品。
但し、やはりその見た目から、賛否は分かれそうです。
スーファミ後期作品だけに、知名度はあまり高くはないかもしれませんね。
超兄貴 爆裂乱闘篇
1995/9/22
メサイヤ
マッチョゲームといえば、やはりこのシリーズでしょう。
人気シューティングの「超兄貴」シリーズですが、本作は格ゲーとなっています。
と言っても、もちろん普通の格ゲーではありません。
相変わらずキャラは濃く、攻撃方法も個性的。
必殺技を使用すると気力を消費していきますが、
本作は十字キーを回すことで、ダンスやポージングができ、
これで気合を溜めて技を繰り出します。
龍虎の拳と同じようなシステムと言えば、分かりやすいでしょう。
相変わらずキャラクターは濃いですが、これはこれで個性的な格ゲーでしたね。
美食戦隊 薔薇野郎
1995/9/29
ヴァージンインタラクティブエンターテイメント
こちらもスーファミの奇ゲーと言えば必ず名前の挙がる作品。
ちなみに美食戦隊と書いて、読みは「ぐるめせんたい」。
基本的にはオーソドックスなベルトアクションですが、
ステージクリア後、道中で手に入れた食材を調理することで、様々な効果があります。
正しく調理すれば体力が回復しますが、選択をミスると逆に減ることも。
中々面白い設定ではありますが、肝心のベルトアクションが単調なのが辛いとこ。
難易度は低く、ステージギミックも少なく、代り映えの無い背景が続くなど、
プレイしても見ているだけでも、すぐに飽きそうな内容です。
これで9800円ですから驚きです。
パッケージの巨乳ねーちゃんに釣られて買ってしまった、ムッツリ男子が可哀そうになります。
今の時代だったら、きっと大炎上していたことでしょう。
昨今はゲーム価格が高騰していると言われていますが、
それでもスーファミ時代に比べたら、まだマシな方ではないでしょうか。
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