【セガレトロアーケード】対戦格闘ゲーム特集

アーケードゲーム

90年代初期と言えば、世は大格ゲーブームの時代でしたね。

ストⅡや餓狼伝説など、各社から様々な格ゲーが発売されていきました。

そんな中、セガでも格ゲーが色々発売されます。

大ヒットした超人気作から、中には、こんな格ゲーあったの?

と思うようなマイナーな格ゲーも。

今回は、セガが90年代に世に送り出した“挑戦的すぎる”対戦格闘ゲームをご紹介!

セガアーケードゲーム 対戦格闘ゲーム特集

 

バーチャファイター

1993年

セガの格ゲーと言えば、まずは本シリーズを思い浮かべる人は多いはず。

ご存じ、世界初のポリゴン格闘ゲーム、バーチャファイターシリーズ。

それまでは2D格ゲーが主流でしたが、本作の登場をキッカケに3D格ゲーも増えてきましたね。

今見るとカクカクで、いかにもポリゴンなグラフィックですが、

当時はこれでも、スゲーリアル!っと驚いたものです。

そして、約1年後にはグラフィックが一気に進化した2が発売。

わずか1年で、こんなにグラフィックが進化するのか!と、子供ながらに驚いたものです。

個人的には、1よりも2にハマってゲーセンで遊んだものです。

そして、本シリーズでハマった遊んだのは2まででした。

ファイティングバイパーズ

1995年

こちらもゲーセンで一時期人気だった3D格ゲー。

バーチャファイターがリアル系の格ゲーとするなら、

本作はド派手な演出がある、アニメや漫画のような設定。

アーマーや壁の破壊などもあり、派手に相手をぶっ飛ばすのも爽快です。

ストリートファッション文化×格闘という、若者向けのちょっと尖ったデザイン。

こちらも一時期はゲーセンで対戦台が盛り上がっていましたが、

しかし、バーチャファイターと違い、そのブームはそこまで長くは続きませんでした。

セガサターンでファイターズメガミックス、ドリキャスでファイティングバイパーズ2が発売されますが、

今となっては覚えている人も少ないかもしれませんね。

ラストブロンクス -東京番外地

1996年

武器を持って戦う、東京のアンダーグラウンドな雰囲気の格ゲー。

武器の3D格闘ゲームは、セガとしては初作品。

ストリートギャング同士の抗争を描いており、正々堂々1対1で戦うのが日本らしいですね

本作は、モーションキャプチャでリアルな動きを実現。

武器による攻撃や動き回避などもかなり細かくリアルに描かれています。

後にセガサターンにも移植され、実写映画化もされています。

一部では人気でしたが、世間的にはイマイチだったようですね。

セガ格ゲーの中でも、知名度はそこまで高くはないでしょう。

ソニック・ザ・ファイターズ

1996年

セガの人気キャラ、ソニックとその仲間たちが登場する格ゲー。

シンプルで分かりやすい操作性で、わりと格ゲー初心者でも楽しめます。

どことなく、バーチャファイターキッズに似た印象もありますね。

セガの人気キャラの格ゲーという事で人気が出そうな気もしますが、

当時の評判はあまりよくなかったようで、1作で終了。

海外でも、ソニックは子供向けのゲームというイメージが強いようで、

格ゲー好きからも、微妙な評判だったようです。

個人的にはキャラクターボイスが無いのが、ちょっと寂しく感じます。

後にPS2などにも移植されますが、そこまで知名度は高くなさそうですね。

電脳戦機バーチャロン

1995年

当時ゲーセンで人気だった、ロボットで戦う対戦ゲーム。

2本のレバーで操作する内容で、当時はちょっと大きめのゲーセンなどでよく置いてました。

バーチャロイドと呼ばれるロボット同士が戦う設定で、今でいうところのTPSの対戦ゲーム。

ツイン筐体で対戦するシステムで、回避・射撃・近接格闘などを使い分ける戦術性が楽しすぎました。

ガンダム好きが、特にハマっていた印象があります。

格ゲーとSTGの融合といった感じで、当時としては革新的でした。

後に、スーパーロボット大戦シリーズにも登場しています。

セガ内ではロボット物は売れないと言われていましたが、

それを見事に打ち破った作品。

今でも復刻してほしいと願うゲームでした。

厳密に言えば格ゲーじゃないですが、対戦ゲームという事で一応入れておきました。

ゴールデンアックス ザデュエル

1994年

セガの人気アクションゲーム、ゴールデンアックスの対戦格闘ゲーム。

セガ版サムライスピリッツと言ったとこでしょうか。

シリーズでお馴染みのキャラは、ドワーフのギリウスとラスボスのデスアダー。

といっても、今作はギリアス・ロックヘッドというらしく、

初代のギリウス・サンダーヘッドとは別人のようです。

システム的にはオーソドックスな2D格ゲーですが、

対戦中にチョコマカ現れるシーフを攻撃すると魔法の壺を落とします。

この壺を使用することで、ハイパーマジックの仕様が可能。

この辺りは、シリーズを踏襲する設定でゴールデンアックスらしいですね。

今見ると、けっこう面白そうにも見えますが、当時の評判はあまりよくありませんでした。

低評価で特に多かったのが、CPUが強すぎるというコメント。

たしかに私もゲーセンで遊んだ時、1人も倒せず終わり、

その後は遊ばなかった記憶があります。

すぐにゲーセンからも消えていたので、恐らくインカムも良くはなかったのでしょう。

後にセガサターンに移植されていますが、知名度的にはあまり高くはなさそうですね。

バーニングライバルズ

1993年

セガの格ゲーの中でも、最も知名度が低そうな2D対戦格闘ゲーム。

セガ初の対戦格闘ゲームらしいですが、当時遊んだことがある人は、かなり少ないでしょう。

個人的にも本作は見たことも聞いたこともなく、書籍で初めてその存在を知りました。

当時としては綺麗なグラフィックと、滑らかな動きで流石セガ!っとも思いますが、

格ゲーとしてはバランスはあまり良くはなくやはりイマイチだったようですね。

当時の出回りも悪く、通信対戦台はもちろん、そもそも置いてすらいないゲーセンがほとんど。

移植も復刻もされておらず、今となってはかなり希少な格ゲー。

ダークエッジ

1993年

360度自由に移動できる個性的な疑似3D格ゲー。

キャラが自由に動き回れるので、迫力のある対戦が可能・・・・というのがウリでしたが、

とにかく技が出にくい、敵との距離感が掴みにくいなど、評価はあまりよくありません。

また、特定のキャラが強いなど、キャラ同士のバランスもよくありません

斬新な設定でしたが、格ゲーとしてはイマイチな評価。

ここから2作目3作目と開発されていけば、徐々に調整され名作となったかもしれませんが、

やはり売れなさ過ぎて、1作で終わってしまったのが残念なとこ。

家庭用ゲーム機にも移植されず、長年幻のゲーム扱いとなっていましたが、

最近になって、ようやくアストロシティミニで復刻しました。

ホロシアム

1992年

HOLO BOX専用筐体で遊ぶ、立体映像(ホログラム)を使った格闘ゲーム。

この筐体のゲームとしては、タイムトラベラーに次ぐ2作目。

タイトルは、「ホログラフィー」と「コロシアム」を組み合わせた造語。

空手やムエタイなど、4人の格闘家から選ぶオーソドックスな内容。

ストⅡのような必殺技は無く、シンプルにパンチやキックで戦っていきます。

デカい筐体のわりには画面も小さく、またスペースも取る為、

一般的なゲーセンに置くには厳しいでしょう。

また、単純に筐体自体が高そう・・・というのもありますが。

私の田舎では、当然見たことも聞いたこともありませんでした。

こちらもかなりマイナーな作品で、遊んだことがある人は少ないでしょう。

ホログラムの立体的なグラフィックにこだわり、肝心のゲームとしてはイマイチ。

興味本位で1回はプレイしてみたけど、リピーターは少なそうです。

技術は凄いけど、ゲームとしては微・・・

こういうのセガは多かったですよねw

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