80~90年代、ハリウッド映画の勢いと家庭用ゲーム機の進化が交差した時代。
メガドライブには、当時話題となった映画を題材にした“映画原作ゲーム”が数多く登場しました。
ターミネーターやバットマンといった大作から、今となっては存在自体が語られることの少ない作品まで、その出来栄えは実に様々。
本記事では、メガドライブで発売された映画原作ゲームに焦点を当て、
当時の時代背景やゲームとしての完成度、原作再現の工夫などを振り返りながら紹介していきます。
映画ファンにもレトロゲームファンにも刺さる、懐かしくも濃密な“映画×ゲーム”の世界を、改めて見ていきましょう。
【メガドライブ】あの映画がゲームに!? 映画原作ソフト特集
ランボーⅢ

1989/10/21
セガ
当時の大ヒット映画「ランボーⅢ 怒りのアフガン」を題材としたアクションゲーム。
プレイヤーは、ベトナム帰還兵ジョン・ランボーを操作し、さらわれたトラウトマン大佐の救出します。
通常ステージは俯瞰型のアクションゲームですが、敵ボスとの戦闘は3D画面に変るのが、本作の面白いとこ。

使用武器も色々選ぶことができ、弓でヘリを倒すのもランボーらしいですね。
全6ステージで、中々やり応えのある作品。
分かりやすい内容で、映画ファン以外でも十分楽しめるはず。
ゴーストバスターズ

1990/6/30
セガ
こちらも当時の大ヒット映画「ゴーストバスターズ」のアクションゲーム。
原作通り、住民からの依頼でゴーストを退治していきます。
映画の主要キャラ3人から選択可能で、それぞれ移動速度や耐久力が異なります。
原作では能力は高いが真面目さに欠けるピーターですが、ゲームは最もノーマルな設定。

報酬で手に入れたお金で、装備品などを強化していく内容。
ゴーストバスターズのゲームと言えば、ファミコン初期のクソゲーを思い出す方も多いでしょうが、
本作は「さすがセガ!」といった高いクオリティで、アクションゲームとしても普通に面白いです。
グラフィックや演出、ゲーム内容なども完成度が高く、難易度は高いですが、良アクションゲームと言えるでしょう。
バットマン

1990/7/27
サンソフト
DCコミックスの人気ヒーロー、バットマンのアクションゲーム。
本作は、ファミコン版でも評価が高かったサンソフトが開発。
原作通り、悪党が跋扈するゴッサムシティで、バットマンが正義のために戦っていきます。

グラフィックからバットモービルなど、バットマンらしさが上手く表現されています
音楽も良く、当時の映画ゲームとしては完成度が高いです。
数あるバットマンゲームの中でも、評価も高い方でしょう。
映画ファンも納得のアクションゲームだったのではないでしょうか。
ジュラシックパーク

1993/8/27
セガ
こちらも当時の大ヒット映画、ジュラシックパークのアクションゲーム。
ちょっと特殊な、いかにも洋ゲー的な操作性のアクションゲーム。
本作が珍しいのは、人間と恐竜の2つの視点でプレイ出来ること。
グラント博士の場合は、パークからの脱出が目的で、
恐竜ラプトルは、警備兵や他の恐竜と戦っていく内容。

後にメガCD版も発売されますが、そちらは一人称視点のアドベンチャーゲーム。
どちらも難易度は高いが、演出や臨場感などは上手く作られています。
しかし、操作性に関しては、かなりクセが強い仕様。
なぜ洋ゲーは、もっと滑らかに操作できるように作れないのか、っといつも疑問に思います。
内容に関しては、ちょっと好みは分かれそうですね。
マイケルジャクソンズ・ムーンウォーカー

1990/8/25
セガ
ゲーム好き、セガ好きとしても有名だったマイコー氏が監修を務めたアクションゲーム。
マイコーの主演映画『ムーンウォーカー』をベースとしており、
子供を誘拐する悪の組織と戦い、子供たちを救出する内容。
アーケード版は俯瞰視点のアクションゲームでしたが、メガドライブ版は、横アクションゲームとなっています。
アーケード版とメガドライブ版は発売日も同じなので、移植ではなく同時進行で開発されてたいんでしょうね。

マイコーの楽曲も聴けるので、ファンには嬉しい内容でしょう。
当時の評価は決して高くはなく、中古も激安で売られいたネタゲーム扱いでしたが、
移植や復刻も無い事から、今となっては中古価格も高騰しております。
メガドライブ版、アーケード版とセットで復刻してほしいのですが、
氏が存命ならまだ可能性はあったかもしれませんが、今となっては
難しそうですね。
フォロワーさんの話によると、本作をテレビのトリビアの泉でちょっと取り上げるだけでも、使用料が1万ドルだったそうです。。。
当時換算でも約100万円なので、ちょっと高すぎですよね。
バットマン リターンズ

1993/2/19
セガ
こちらはセガが開発した、バットマンのアクションゲーム。
1992年にティム・バートン監督が手掛けた映画のゲームで、
バットマンが、ザ・ペンギン、キャットウーマン達と戦っていきます。
基本は横アクションゲームですが、ワイヤーを駆使した縦移動もあるのが大きな特徴。

こちらもバットマンらしいアクションが可能です。
ちなみにメガドライブのバットマンは、ノーマル、リターンズ、フォーエバーと計3作品出ていますが、
それぞれサンソフト、セガ、アクレイムとメーカーが全て違うのも面白いですね。
OO7・死闘

1993/5/14
テンゲン
イギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドが活躍する007のアクションゲーム。
スパイと聞くと真っ先に彼を思い出すオジサン世代は、きっと多いはず。
目的は囚われた金髪チャンネーを救出し、敵基地を破壊する事。

見た目はナムコのローリングサンダーにも似ていますが、ちょっと操作にはクセがあります。
ライフ制と残機制で、全4ステージ。
動きの特徴などリアルに作られていますが、洋ゲー的な操作には好みが分かれそうですね。
ロボコップ vs ターミネーター

1994/5/28
ヴァージンゲーム
こちらも当時の人気映画、ロボコップとターミネーターが登場するアクションゲーム。
タイトル通り、ロボコップとターミネーターが戦う内容ですが、
ロボコップがスカイネットに取り込まれたりなど予想外の展開も。

本作は元々は映画ではなく、漫画原作の作品らしいです。
倒した敵がバラバラになったりなど演出も派手で、いかにも洋ゲー的な作り。
難易度は高いですが、こちらも評価の高い作品でした。
そういえば、ロボコップって一時期スゴイ人気でしたが、今となってはもう聞かなくなりましたね。
トゥルーライズ

1994/4/28
アクレイムジャパン
こちらも当時大ヒットした、ジェームズ・キャメロン監督の映画を題材としたアクションゲーム。
内容も、ほぼ映画通りに進み、映画のスチル画像も使用されています。
映画同様、情報を集めテロリスト達と戦っていきますが、会話なども全て英語なのが辛いとこ。
まぁ、映画を見た人なら、何となく言わんとしていることは分かるとは思いますが。

実は非常に評価が高い作品ですが、メガドライブ後期という事もあり知名度は低いでしょう。
個人的にも映画が大好きでしたが、メガドライブでゲームが出ていたと知ったのは、だいぶ後になってから。
最初から日本市場は、あまり視野に入れてなかったんでしょうね。
ジャッジドレッド

1995/9/1
アクレイムジャパン
シルベスター・スタローン氏の同名映画を題材としたアクションゲーム。
元々はイギリスの同名コミック。
裁判、判決、刑執行を行える絶大な権限を持ったジャッジ・ドレッドを操作し、
罠などを回避しながら犯罪者を倒していきます。

プレイヤーは、犯罪者を処刑するか逮捕するかを選択できるのも面白いとこ。
全体的に暗い雰囲気が漂うのも、原作を再現したのでしょうね。
本作もメガドライブ後期作品だけに、知っている人は少ないでしょう。
個人的にスタローン氏主演の映画も大好きでしたが、
実は映画は、原作者が激怒するくらい評価が悪かったみたいですね。

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