メガドライブ版とPCエンジン移植版ゲームの違い その1

今回は、メガドライブ版とPCエンジン移植版ゲームの違いについてお伝えしていきます。

どっちが良いか悪いか好きか嫌いかは好みが分かれるところなので、一概には言えませんが、

それぞれの違いが気になる方、興味のある方は、是非見ていってください。

メガドライブ版とPCエンジン移植版ゲームの違い

TATSUJIN

PCエンジン版

1992/7/24

タイトー  7200円

当時ゲーセンで大人気だった、セイブ開発の硬派な縦スクロールシューティングゲームの移植。

アーケード版と比べると、難易度は下がっていますがそれでも元が高難易度なので、決して易しくはありませんね。

メガドライブ版

1989/12/9

セガ  6000円

PCエンジン版よりも数年先にメガドライブに移植されています。

アーケード完全移植とは行きませんでしたが、それでも移植度は高く、当時から人気がありました。

メガドライブ版とPCエンジン版で、どちらが好きかは好みが分かれるところですが、PCエンジン版の方が好きという人の方が多いような気がします。

ゴールデンアックス

 

PCエンジン版

1990/3/16

日本テレネット  6800円

CD-ROM2で発売されたセガの人気ゲーム、ゴールデンアックスの移植。

CDの大容量を使ったオープニングアニメやキャラクターボイスが大きな特徴ですが、肝心のゲーム内容に関しては本家とは比べ物にならず、非常に評価が悪いです。

BGMはまだいいですが、効果音はかなりショボく感じます。

CDなのにだいぶ劣化していましたね。

もちろんアーケード完全移植ではなくても、ゲームとして面白くアレンジ移植していれば満足もできるのですが、

残念ながら、本作にはそれすらありません。

オープニングムービーのティリスのお尻以外は、これといって良い点は見当たりません。

メガドライブ版

1989/12/23

セガ  6000円

メガドライブ版のゴールデンアックスは、当時から人気で遊んだことがある人も多いはず。

メガドライブ移植版は素晴らしく、アーケード版と同じように楽しめます。

ROMですがCDのPCエンジン版よりも、圧倒的にこちらの方が面白かったですね。

大旋風

 

PCエンジン版

1990/12/14

NECアベニュー  7200円

東亜プランのシューティングゲームの移植。

ボムではなく仲間の支援機と編隊を組むところが、本作の大きな特徴。

こちらも難易度が高い硬派なシューティングゲームでした。

メガドライブ版

1990/6/23

セガ  6000円

PCエンジン版よりも少し先に、メガドライブ版が発売されます。

こちらも中々の良移植で、PCエンジン版とどっちが上か甲乙つけがたいですね。

サイドバーが無い分PCエンジン版の方が画面が大きくて見やすいですが、グラフィックなどはメガドライブ版の方が良い気がします。

エアロブラスターズ

 

PCエンジン版

1990/11/2

ハドソン  6500円

カネコがアーケード用に開発した「エアバスター」の移植作品。

移植に当たり、タイトルが変更されています。

PCエンジン版はハドソンから販売されています。

オーソドックスな横スクロールシューティングゲームなので、クセが無く遊びやすいですね。

こちらも移植度は高く、スピード感なども当時から評価が高かったです。

PCエンジン版は、当時のゲーム雑誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂入りを獲得したそうです。(wikiからの引用)

メガドライブ版

1991/1/31

KANEKO  6000円

メガドライブ版は、開発元のカネコから発売。

こちらもシューティングゲームとしては十分楽しめるのですが、

PCエンジン版と比べると、PCエンジンの方が好きという方が多いようです。

F1トリプルバトル

 

PCエンジン版

1989/12/23

ヒューマン  6300円

画面を3分割し、3人同時プレイが可能なF1レースゲーム。

ヒューマンらしいこだわりを感じる一品で、マシンのセッティングなども細かく設定可能。

マニア受けする作品ですが、ライト層にはちょっと難しい印象がありました。

メガドライブ版 ファステスト・ワン

1991/6/28

ヒューマン  7500円

PCエンジンで発売された「F1トリプルバトル」のメガドライブ移植版。

元は3人同時プレイできる珍しいレースゲームでしたが、メガドライブ版は2人までとなっています。

リアルさを追求したF1レースゲームで、操作には慣れが必要。

好きな人と嫌いな人がハッキリ分かれるゲームでした。

3人同時プレイが可能な分、PCエンジン版の方が評価が高いイメージがありますね。

雷電

 

PCエンジン版 雷電

1991/11/22

ハドソン  7200円

当時ゲーセンでも大人気だった、セイブ開発の縦シューティングの移植。

人気作だけあり様々なゲーム機に移植されていますが、良移植のものは少なかった印象があります。

しかし、PCエンジン版はタイトルをそのまま移植しているだけあって、当時としては移植度も高く人気でした。

しかし、メガドライブ版もPCエンジン版も、二人同時プレイできないのが残念。

PCエンジンCD-ROM2版 スーパー雷電

1992/4/2

ハドソン  5800円

翌年にはスーパーCD-ROM2で、スーパー雷電が発売されます。

こちらはオリジナルステージが2面追加されています。

こちらはCD音源だけあって、さすがにBGMも効果音も良かったですね。

メガドライブ版 雷電伝説

1991/7/6

マイクロネット  8800円

雷電伝説と聞くと、スーファミ版の微妙な移植を思い浮かべる方も多いかとは思いますが、メガドライブ版は中々の良移植。

しかし、やはり効果音などの音に関しては、評価は悪いです。

オリジナル版の重厚な爆発音などは無く、どれも軽い音に感じます。

スーファミ版もそうですが、雷電伝説は「音が悪い」というのは本作も当てはまります。

F1サーカス91′

 

PCエンジン

1991/7/12

RCG  6900円

トップビューのF1レースゲーム2作目。

迫力の高速スクロールと細かいマシンセッティング、天候の変動などでF1好きの人にはハマる内容。

前作からコース数も増え、高難易度コースも増えています。

初心者用の練習モードも今回から追加されています。

ラジコンのような操作感覚で、初めは壁に激突してばかりでかなり難しいですが、慣れてくると楽しい作品。

メガドライブ版 F1サーカス

1991/12/20

日本物産  7800円

PCエンジン版F1サーカス91’のメガドライブ移植版。

細かいセッティングや高速スクロールは同じですが、メガドライブ版は、サイドビューにコースが表示され先の展開が分かりやすくなっています。

販売は日本物産ですが、移植開発はマイクロニクス。

ニンジャウォーリアーズ

 

PCエンジン版

1989/6/30

タイトー  6200円

ダライアスの3面筐体を再利用するために開発された、横スクロールアクションゲームの移植。

家庭のテレビでも遊びやすいような比率となっています。

移植度は中々良いですが、本作の特徴であるBGMの音がイマイチなのが残念。

Huカードは、当時から音が悪いと言われてましたね。

メガドライブ版

1993/3/12

タイトー  7800円

だいぶ後になってから、メガCDもで発売されています。

さすがにCDなので音も良く、またBGMもオリジナルとZUNTATAのアレンジ版の選択が可能。

オープニングも追加されています。

ストリートファイターII´

 

PCエンジン版

1993/6/12

日本電気ホームエレクトロニクス  9800円

ゲーセンで大ブームとなった、対戦格闘ゲームストⅡ’のPCエンジン移植版。

移植度はとても高く、ゲーセンと同じように楽しむことが出来ますが、

PCエンジンはボタンが少なく、ノーマル2ボタンのコントローラーではまともに遊べません。

本作を楽しむなら、別売りのアーケードパット6が必須でした。

メガドライブ版 ストリートファイターII’Plus

1993/9/28

カプコン  9800円

メガドライブ版は、ストリートファイターII’Plusとして移植されています。

24メガROMを採用し容量をアップしているため、家庭用で唯一アーケードと同じオープニングデモを再現しています。

また、ダッシュモードとエキサイトモードがあり、10段階のスピード変更が可能。

その他にも、グループバトルでチーム戦対抗戦も出来ます。

ストⅡ´に色々追加要素が加わり、長く楽しめる一本でした。

本作に合わせて6ボタンのファイティングパッド6Bが発売され、これがストⅡにはピッタリのコントローラーでしたね。

PCエンジン版と比べると、どちらも移植度は高く甲乙つけがたいですがモードが色々詰まっているということもあり、個人的にはメガドライブ版を推したいですね。

餓狼伝説2 新たなる闘い

 

PCエンジン版

1994/3/12

ハドソン  6900円

当時ゲーセンでストⅡと二分するくらい人気だった対戦格闘ゲームの移植。

本作を移植するために開発された大容量RAM「アーケードカード」のおかげで、アーケード版と同じように楽しめます。

但し、CDの特性上、読み込みに時間が掛かるのが難点。

また、ただでさえ高額なCD-ROM2の上、更にまたアーケードカードが必要など、本作を遊ぶには費用がかかり、遊ぶにはかなりハードルも高いですよね。

金持ち専用のゲームって印象でした。

それでもNEO-GEOを買うよりは安かったので、アーケードファンにとっては嬉しかったでしょう。

メガドライブ版

1994/6/24

タカラ  9800円

メガドライブ後期には、タカラから移植されています。

タカラの餓狼伝説と言えば、スーファミ版の悪夢が蘇る方も多いでしょうが、

スーファミ版で散々ボロクソ、クソミソ、ボッコボコに叩かれたせいか、メガドライブ版の餓狼伝説2は非常に出来が良いです。

超必殺技、ボスキャラの使用はもちろん、専用のエンディングなども用意。

更に、連続技やコンボも繋がりやすく、アーケード版よりも遊びやすくなっています。

PCエンジンのアーケードカード版と比べると、さすがにグラフィックやBGMなどは劣りますが、コストや遊びやすさ的にはメガドライブ版の方が優れていましたね。