今回は、
セガマークⅢに移植されたアーケードゲーム
について紹介していきます。
さすがに本家アーケード版と比べるとだいぶ劣化していますが、
それでも当時の家庭用ゲーム機としては、良移植の方でしょう。
特にファミコンと比べると、マークⅢ版の移植は凄かったですよね。
セガマークⅢのアーケード移植ゲームが気になる方
興味のある方は、是非見ていってください。
アーケードから移植されたマークⅢゲーム
アウトラン
1987/6/30
5500円
ご存じ、セガの大ヒットドライブゲームのマークⅢ移植版。
アーケード版同様、分岐のある全15コースを
カッコいいスポーツカーで、金髪ねーちゃんと共に走り抜ける内容。
さすがにグラフィックはアーケード版に劣りますが、
美しい背景や高低差のある迫力あるコースなどは、しっかりと再現されています。
また、特徴のあるアーチ状の建造物なども、アーケード版と同様。
当時の家庭用ゲーム機のレースゲームとしては圧倒的なクォリティ。
また、BGMも3曲選べるのも、アーケードファンにはたまりません。
更に、FMサウンドユニットにも対応しています。
ファミコンでも面白いレースゲームはありましたが、ここまでの迫力は出せませんでしたね。
今見ると微妙かもしれませんが、当時はファミコンと違いを見せつけた名作でした。
今はアーケード版が手軽に遊べるようになったので、逆にマークⅢ版の方が希少になりましたね。
ファンタジーゾーンⅡ オパオパの涙
1987/10/17
5500円
大ヒットしたファンタジーゾーンの続編。
前作で平和になってから10年後が本作の舞台。
ファンタジーゾーンに新たな危機が訪れた為、再度オパオパが旅立つという設定。
ポップな音楽と装備のお買い物などは前作同様、
今回は、ワープゾーンから別のステージなどへも行き来できるようになっています。
また、ショップもいつでも自由に入れるようになっています。
その為、ボス戦の直前に装備を購入して挑むことも可能。
本作は珍しく、最初はマークⅢ版として発売され、翌年88年にアーケード版へ逆移植された作品。
但し、前作ほどの人気は出なかったようで、アーケード版の知名度は高くありません。
エイリアンシンドローム
1987/10/18
5000円
アーケードで人気だったアクションシューティング。
エイリアンに襲われた基地内で仲間を救出し、ボスを倒し脱出します。
当時の大ヒット映画「エイリアン2」から大きな影響を受けて作られたとされており、
言われてみると、設定もどことなく似ていますよね。
当時のホラー映画ブームを象徴するように、敵キャラもグロ設定。
アーケード版からグラフィックが新たに描き下ろされ武器も一部削除、
更に、全方向スクロールから固定画面の切り替え式となっています。
アーケード版からの変更もありますが、ほぼ同じように楽しめます。
本作はシンプルな設定だけに、マークⅢやファミコンの移植版も評価が高かったですね。
SDI
1987/10/24
5000円
ロナルド・レーガン政権が発表した幻の計画戦略防衛構想(Strategic Defense Initiative)
略してSDIを題材としたシューティングゲーム。
各ラウンドは、横スクロールシューティングステージのオフェンス面と、
固定画面でミサイルを迎撃していくディフェンス面があります。
ミサイルを討ち漏らし、下のバーがMAXになるとゲームオーバー。
アーケード版は、8方向レバーと1ボタン、トラックボールで操作する内容でしたが、
マークⅢ版はボタンと十字キーで操作していきます。
この操作が難しく、全体的な難易度も高め。
後にマークⅢ用のトラックボールも出ますが、この時はまだ発売されておらず、トラックボールは未対応。
PS2では、「カルテット」と共にセガエイジス版が発売されています。
また、ゲームだけでなく音楽の評価も非常に高い作品でサウンドトラックなどにも収録されています。
アフターバーナー
1987/12/12
5800円
こちらも当時ゲーセンで大ヒットした、3Dシューティングゲームの移植。
Ⅱが有名ですが、本作はスロットルレバーのないⅠの移植。
アフターバーナーの急加速はありませんが、ダイナミックなローリングなどは、しっかり演出。
4メガという大容量ROMで、家庭用ゲーム機でも見事に再現しています。
今見ると微妙かもしれませんが、当時は凄かったですよね。
ファミコンのトップガンと比べると、本作がどれくらい凄いかよく分かるはず。
家庭用オリジナルのボスが登場し、FM音源による名曲も抜群。
聞くところによると、本作をやりたいがためにマークⅢを買った人も多かったようです。
オパオパ
1987/12/20
5000円
ファンタジーゾーンへ旅立つ前の、訓練自体のオパオパを描いたドットイート系のゲーム。
画面内に散らばっているコインを集め武器を購入し、敵を倒していきます。
ステージ上のコインを全て取ると次のステージへ。
二人同時プレイが可能で、弟のウパウパが登場したのも本作から。
本作も元々はアーケード版ですが、当時の人気はイマイチだったようですね。
まぁ、80年代後半でドットイートというのも、ちょっと古くも感じます。
但し、音楽は相変わらず良いですね。
残念ながら当時の知名度は、あまり高くはありませんでした。
スーパーワンダーボーイ モンスターワールド
1988/1/31
5500円
アーケードで人気だったウエストン開発のアクションRPGの移植。
マークⅢ版は、FM音源対応となっています。
移植度も高く、アーケードファンもきっと納得の移植だったはず。
やはりアクションRPGは、家でじっくりと遊びたいですよね。
本作は、PCエンジン版のビックリマンワールドが大人気でしたが、
実はセガファンの心境は微妙だったとか。。。
そして、ようやくオリジナルに忠実な移植として本作が発売されます。
ですが、当時はビックリマンのパクリとか言われたとか。
ファミコンの高橋名人や、ビックリマンワールドなど、
セガはすぐハドソンのゲームをパクるな~って一部では言われ、
セガファンは長らく悔しい思いをしていたそうです。
可哀そうなセガ( ノД`)シクシク…
本作で、ようやくセガファンも大手を振ってあそべるようになったとかならなかったとか。
アレックスキッド ザ・ロストワールド
1987/3/10
5500円
セガのマスコットキャラだった、アレックスキッドが主人公のアクションゲーム。
アーケード版にはステラ姫もおり、二人同時プレイが可能でしたが、
マークⅢ版はステラ姫が削除され、一人プレイになっています。
難易度は非常に高いですが、本作はライフ制なので何度やられても大丈夫。
しかし、その分、ライフはどんどん失われていきますが。
高難易度として有名なタイトルですが、移植版はまだ攻略しやすくなっている方でしょう。
やはり評価はあまり高くはなく、海外でも低評価。
アイテムを取らないと自由に攻撃できないというのも、ちょっときついですよね。