今回は
1985年の10月~12月
に稼働開始したレトロアーケードゲームについて紹介していきます。
この辺りから徐々に家庭用ゲーム機にも移植され始めました。
人気ゲームはコンシューマー機に移植され、知名度もドンドン上がっていきましたが、
逆に人気がないゲームはゲーセンから撤去されるのも早く、皆の記憶から消えていきました。
今回は有名タイトルばかりですので、比較的知名度は高い方ですね。
1985年後期のゲームが気になる方、当時はよくゲーセンに通っていたという方は、是非見ていってください。
レトロアーケードゲーム特集 1985年後期
ガントレット
1985年10月
ATARI
ATARIが開発した、ダンジョンエクスプローラー的なアクションシューティングゲーム。
専用筐体では最大4人まで同時に遊べます。
元々多人数プレイを前提に作られたゲームなので、一人では難易度が高く感じますが、
国内に輸入されるとアっという間に対策や攻略法も発見され、1コインでゲーセンの開店から閉店までプレイする猛者もいたとか。。。
日本のゲーマーって、ちょっと引くぐらい凄いですよね^^;
影の伝説
1985年10月
タイトー
さらわれた霧姫を救うために戦う忍者アクションゲーム。
大ジャンプや刀で手裏剣を弾いたりと、派手なアクションが特徴。
2周すればエンディングとなるとこが魔界村に似ていますが、難易度はそこまで高くはありません。
後にファミコンにも移植され、最近ではアケアカでも復刻。
このゲームを見るたびに、映画の「里見八犬伝」を思い出します。
タイガーヘリ
1985年10月
東亜プラン
後に名作シューティングを数々開発することとなる、東亜プラン初シューティングゲーム。
販売はタイトー。
ジャイロダインを開発した元クラックスのスタッフが、東亜プランに移籍して作ったのが本作と言われています。
自機のスピードが遅い割には敵弾が速いため、難易度はかなり高め。
敵弾が自機の横をかすめると勝手にボムを使ったり、オプションのリトルヘリは被弾するとアッサリお亡くなりになります。
中々シビアな設定で、やはり当時の評価はあまり高くはなかったようです。
東亜プランのシューティングゲームが注目され始めるのは、飛翔鮫や本作の続編となる「究極タイガー」あたりからでした。
テラクレスタ
1985年10月
日本物産
日物お得意の合体シューティングゲーム。
ムーンクレスタの続編という位置づけですが、
実はこれは後付けで、当初はオリジナルのシューティングゲームだったそうです。
2号機や3号機など、他の戦闘機と合体することでショットもパワーアップし、全部合体すると短時間ですが、無敵の火の鳥になれます。
当時の少年たちは、合体ロボットアニメが大好きでしたよね~。
また、ゲーム内容だけでなく、BGMの評価も非常に高い作品。
現在はアケアカでも復刻しています。
ASO
1985年11月
新日本企画
SNKに社名を変更する前の「新日本企画」が開発したシューティングゲーム。
対空と対地ショットを撃ち分けるタイプで、同じパネルを3枚取ることでパワーアップしていきます。
また、アーマーを装着することで、強力な攻撃も可能。
他とはちょっと違う、かなり個性的なシューティングゲーム。
こちらもアケアカで配信されています。
KOFシリーズなど後に大ヒット格ゲーを生み出す同社ですが、85年頃は経営がかなり厳しく、開発スタッフも12人しか残っていなかったそうです。
ガンスモーク
1985年11月
カプコン
西部劇のシューティングゲームで、3つのボタンの組み合わせで6方向に撃ち分けられます。
ボスの賞金首を倒して、ステージクリア。
ボタン操作はちょっと複雑で、慣れが必要ですね。
後にファミコンディスクシステムにも移植されています。
リアル麻雀牌牌
1985年11月
SETA
後にスーパーリアル麻雀などの大ヒット麻雀ゲームを生み出すこととなる、SETAが初めて開発した麻雀ゲーム。
ちなみに、販売はアルバ。
従来の麻雀ゲームよりも圧倒的に綺麗なグラフィックで、当時のプレイヤーを驚かせました。
しかし、相変わらずCPUは強敵で、せっかく上がって1枚脱がしても、流局するとまた服を着てしまいます。
全部脱がすために、そうとう資金を投入した人も多かったはず。
インカム率も良く、長期間設置するゲーセンも多かったそうです。
セクションZ
1985年12月
カプコン
左右の撃ち分けが可能なシューティングゲーム。
基本的には横スクロールですが、ステージよっては縦スクロールなどもあります。
カプコンにしてはかなりマイナーな作品で、人気は伸びず設置店も少なかったです。
カプコンアーケードスタジアムに収録されています。
スカイキッド
1985年12月
ナムコ
ステージの中間地点で爆弾を回収し、敵基地や戦艦を爆撃する個性的なシューティングゲーム。
爆撃が見事真ん中に当たった時は気持ちが良いです。
可愛い見た目に反して中々の難易度で、自機がパワーアップしないのは辛いですね。
ファミコンにも移植されているので、遊んだことがある方も多いはず。
スペースハリアー
1985年12月
セガ
大ヒットしたセガの疑似3D体感シューティングゲーム。
当時としては圧倒的なグラフィック、スピード感で、多くの人を魅了した名作。
ムービング筐体は迫力もありますが大きくて場所を取る為、少しコンパクトなシットダウン筐体を導入する店舗も多かったですね。
圧倒的に高性能なゲームだった為、本作のアーケード完全版の移植は約10年後に登場するスーパー32X版まで待たなければなりませんでした。
アーケード完全版には、当時憧れましたね~。