アーケード版とメガドライブ版ゲーの違い その2

アーケードゲームと、そのメガドライブ移植ゲームの違いについて紹介しております。

当時最新のメガドライブでもまだまだアーケードゲームには及ばず、移植にはきっと多くの開発者たちの頭を悩ませたことでしょう。

だからこそ我々もわざわざゲーセンに足を運ぶ理由があったので、家庭用も業務用も大差がない今の時代、ゲームセンターが廃れるのもよく分かりますね。

アーケード版と、メガドライブ版ンゲームの違いについて興味のある方は是非見ていってください。

アーケード版とメガドライブ版ゲームの違い

 

スペースハリアー

アーケード版

1985年12月

セガ

ご存じ、セガの大ヒット3D体感シューティングゲーム。

この迫力のあるスピード感を実現するために、8ビットCPUが主流の当時、16ビットCPUを2個搭載しております。

その為、アーケード完全版の家庭用ゲーム機移植は、ココから約10年待つことに。

当時としては圧倒的な内容で、多くのゲーマーを驚かせたました。

メガドライブ版 スペースハリアーⅡ

1988/10/29

セガ  5800円

初めからアーケード版の移植は無理と思っていたのか、メガドライブ版はキャラやステージを変更したスペースハリアーⅡというタイトルで発売されます。

アーケード版とは違いますが、当時の家庭用としては上手くアレンジして移植されております。

メガドライブのローンチタイトルという事もあり、本作を見て「メガドライブすげー!」って思った子も多かったはず。

ファンタジーゾーン

 

アーケード版

1986年3月

セガ

こちらもセガを代表するシューティングゲーム。

シューティングにお買い物の設定を持ち込んだのは画期的でしたね。

その人気の高さから、セガハード以外にもファミコンなど、さまざまなゲーム機移植されています。

軽快な音楽、可愛らしいキャラクター、意外と高い難易度で多くのゲーマーを魅了した名作でした。

メガドライブ版 スーパーファンタジーゾーン

1992/1/14

セガ  6800円

様々な家庭用ゲーム機に移植されている本作ですが、メガドライブ版はスーパーファンタジーゾーンとして移植されています。

続編という位置づけで、スペシャル武器が追加されたり、ステージやボス、BGMなども新しくなっています。

また、オリジナル版のBGMに変更する裏技などもあります。

こちらもかなり評価の高い作品でした。

スラップファイト

 

アーケード版

1986年7月

東亜プラン

東亜プランが開発し、タイトーから発売されたシューティングゲーム。

東亜プランとしては2作目となるゲームで、グラディウスのようにアイテムを取って貯めてパワーアップしていく内容です。

東亜プランにしては、そこまで難易度は高くない作品。

人気はそれほど高くはなかったようで、家庭用ゲーム機に移植されたのはメガドライブとバンダイのLet’s!TVプレイCLASSICのみ。

メガドライブ版 スラップファイトMD


1993/6/11

テンゲン  7800円

メガドライ版は、テンゲンからスラップファイトMDというタイトルで移植されています。

東亜プランのスタッフが監修していることもあり移植度はかなり高く、アーケード版と同じように
遊べます。

また、BGMは古代祐三氏が担当。

ゲームモードはアーケード版のオリジナルモードと、ゲーム内容を一新したアレンジモードの選択が可能。

隠し要素も再現されており、メガドライブ版はかなり評価の高い作品でした。

後にメガドラミニでも復刻しています。

レインボーアイランド

アーケード版


1987年10月

タイトー

バブルボブルの続編として発売されたアクションゲーム。

上に進んでいく縦スクロール作品で、虹を使ったアクションが本作の特徴。

今でこそタイトーの人気タイトルというイメージがあるかもしれませんが、単調なステージで当時はそこまで人気が高かったわけではありませんでした。

翌年3月にテコ入れとして発売されたエキストラは、最初のステージがダライアスワールドとなり、難易度も上がりましたが、

残念ながら、それほど大きな話題にはなりませんでした。

メガドライブ版 レインボーアイランドエキストラ


1990/10/5

タイトー 6800円

メガドライブ版はエキストラの移植となっています。

アーケード版同様、最初のワールドはダライアスステージとなっておりますが、虹を出せる数は減少しています。

分かりやすく今遊んでも十分楽しい作品ですが、やはり単調だったことが本作最大の欠点かもしれませんね。

シンプルに見えて実は奥が深いゲームで、個人的には好きな作品。

究極タイガー

アーケード版

1987年11月

東亜プラン

タイガーヘリの続編となる縦シューティングゲームで、今でも非常に評価の高い作品。

4種類のショットとボムという誰でも分かりやすい設定、高い難易度など、多くのシューティング好きを魅了した名作。

ボム投下から爆発まで多少時間があるので、まだこの頃は緊急回避というよりは、敵殲滅の要素が強かったですね。

本作とTATSUJINで、東亜プランの縦シューティングは完成したと言っても過言ではないでしょう。

最近になってswitchとPS4でアーケード版が復刻したこともあり、また密かにブームが訪れてますね。

メガドライブ版


1991/2/22

トレコ  7500円

メガドライブ版は周回ループは廃止され、エンディングが追加されましたが、

アーケード版同様、序盤から敵弾も多く難易度もかなり高め。

本作の家庭用は、PCエンジン版→ファミコン版→メガドライブ版

の順で移植されており、中でも圧倒的高評価なのがPCエンジン版。

メガドライブ版も悪くはないのですが、PCエンジン版が良すぎたため、どうしてもそちらと比べられてしまいます。

また、自機ショットの効果音が無いことも低評価の理由の一つ。

ギャラクシーフォースⅡ

 

アーケード版

1988年7月 セガ

360°回転することで話題だった大型筐体の体感ゲーム。

初代は1988年5月に稼働開始したが、すぐに永久パターンが発覚してしまったため、Ⅱと入れ替わりとなりました。

スペースハリアーで使用していた16ビットCPUを、本作は3個使用するという贅沢な仕様。

筐体も非常に大きく価格は499万円、1プレイ500円という高価な内容。

最初は試しに遊んでみようという人が多かったですが、1度遊べば満足する人が多く、どんどん値下げしていき、最終的には100円で遊べる店舗もあったらしいです。

また、激しく稼働する筐体は故障も多く、メンテナンスも大変だったとか。

場所も取りますし、これではゲーセンで長続きするのは難しいですよね。

しかし、ゲーム自体は非常に面白く、後にメガドライブセガサターン、プレステ2、3DSなどにも移植。

同じ360°回転するゲームとしては、R360の方が設置店も多く、有名だった印象があります。

メガドライブ版

1991/9/13

CRI  8400円

メガドライブにも移植されていますが、さすがにアーケード版からかなり劣化されています。

敵基地内部も簡略化されており、アーケード版から遊んできた人には残念に感じるかもしれませんね。

今から遊ぶなら3DS版が評価も高くてオススメです。

いずれはswitchでも配信してもらいたいものです。

チェイスH.Q

 

アーケード版


1988年9月

タイトー

ナンシーより緊急連絡でもお馴染みのカーチェイスゲーム。

犯人の逃走車を体当たりで破壊し捕まえるのが本作の目的。

普通はライバル車を避けて走行しますが、それをあえて当てるというのが斬新な発想でした。

それもあって当時はヒットし、後に銃撃戦も出来るようになった続編も開発されます。

メガドライブ版 スーパーH.Q.


1992/10/23

タイトー  6800円

メガドライブ版は、3台の車から自車を選べるようになっています。

選ぶ車によってスピードやダメージなども変わり、アーケード版よりも面白くなっています。

アーケード版とは別物ですが、メガドライブ版も面白かったですね。

ゲイングランド

1988年11月

セガ

特性の異なる様々な種類の戦士たちを使用し、敵を殲滅していくアクションシューティングゲーム。

セガの新しい基盤「SYSTEM24」を使用している為、従来のゲームよりも解像度が高く見やすくなっています。

捕らわれた仲間を救出することで、次からはそのキャラも使用できるなど上手い人は、ワンコインで長時間遊べたゲームでした。

メガドライブ版

1991/1/3

セガ 6000円

初期の頃に、メガドライブにも移植されています。

メガドライブ移植版も当時から評価が高く、アーケード版と同じように楽しめます。

傭兵ごとに性能も大きく異なる為、意外と戦術性の高いゲームでした。