【ファミコンソフト】名移植ゲーム特集その1

ファミコン

ファミコンにはアーケードやPCなど、様々なゲームが移植されましたが、

中にはガッカリする移植も多かったですよね。

特にオリジナル版を散々遊んできた人にとっては、ファミコン移植版にガッカリした人も多かったはず。

しかし、逆に、これは名移植だった!という作品も多々ありました。

ファミコンの限られた容量でも上手くアレンジし、大ヒットした移植ゲームも多く、

むしろ、本家以上!と呼ばれた作品も。

今回は、そんなファミコンの名移植ゲームについて紹介していきます。

興味のある方、ファミコン好きの方は、是非見ていってください。

ファミコンソフト名移植ゲーム特集

 

マリオブラザーズ

1983/9/9

任天堂

ファミコン初期の大ヒット作、ご存じマリオブラザーズ。

本作が実はアーケードゲームから始まっていたと知ったのは、だいぶ後になってからでした。

既にゲーセンでハマっていた人にとっては当たり前でしょうが、

当時の小学生には、アーケード版よりもファミコンの方がイメージが強いでしょう。

アーケード版は1クレジットで二人同時プレイが可能だったので、

アーケード版も二人プレイが熱かったみたいですね。

私もだいぶ後になってからアーケード版を遊びましたが、

グラフィックに多少の違いはあれど、ファミコン版もほとんど変りませんでしたね。

現在はswitchオンラインのファミコンでも配信されており、

アーケード版は、アケアカでも復刻しています。

ロードランナー

1984/7/20

ハドソン

こちらもファミコン初期に大ヒットした、名作アクションパズルゲーム。

元々は、Apple IIでブローダーバンド社から発売されたPC用ゲームでしたが、

その評価の高さから、後に様々なゲーム機に移植。

ファミコンはもちろん、SG-1000などにも移植されており、当時夢中になった人も多かったはず。

オリジナル版のキャラクターは、シンプルな某人間のグラフィックでしたが、

ファミコン版は、敵も味方も可愛らしいグラフィックに変更されています。

ファミコンユーザーには、可愛らしいキャラの方が馴染みやすかったでしょう。

また、固定画面ではなく、左右にスクロールするのも良かったですね。

急に敵が現れてビックリすることも多々ありました。

私も本作は、友達の家でよく遊ばせてもらったものです。

オリジナルと比べるとだいぶアレンジされていますが、ハドソンらしい見事なアレンジ移植でした。

ゼビウス

1984/11/8

ナムコ

こちらも名移植として有名な、ナムコの大ヒットシューティングゲーム。

当時ゲーセンでも大人気だった作品で、

本作がやりたくてファミコンを買ったという方も多いようです。

こちらもグラフィックに多少の違いはありますが、アーケード版とほぼ変らない移植。

残念ながら地上絵などの一部グラフィックはカットされていますが、

それでもゲーム性は損なわれていません。

ほとんどアーケード版と同じように楽しめます。

これにはきっとアーケードファンも驚いたはず。

ファミコンの名移植といえば、本作は決して外せませんよね。

ゼビウス以外にも、マッピーやドルアーガ、スカイキッドやディグダグなどなど、

ナムコの良移植アーケードゲームは他にもたくさんありますが、

今回は、その中でも特に評価の高いゼビウスだけ紹介しておきます。

スターフォース

1985/6/25

ハドソン

こちらも当時から大人気だった名作シューティングゲーム。

アーケード版はテーカン(後のテクモ)の作品ですが、

ずっとハドソンのゲームと思っていました。

高橋名人が有名になった作品で、本作をキッカケに

連射ブームが訪れた記憶があります、

あと、ハイパーオリンピックと。

特に点数稼ぎが熱く、高橋名人に憧れた当時のファミコンキッズは

皆16連射でラリオスを合体前に倒そうとしてましたね。

一部アーケードファンからは、不満の声も聞こえてきますが

本作も名移植として名前を挙げる人が多かったです。

ポートピア連続殺人事件

1985/11/29

エニックス

ドラクエでお馴染みの堀井雄二氏脚本、チュンソフト開発の推理アドベンチャーゲーム。

本作も長らくファミコンオリジナルタイトルと思っており、

実はPCからの移植だと知ったのは、だいぶ後になってから。

PC版はコマンド打ち込み式でしたが、ファミコンでは文章入力が難しい為、コマンド選択式となっています。

また、容量の関係上、文章などもだいぶ削減されていますが、

被害者の心境を綴った日記や、真相を知って後悔の念に苛まれる犯人の描写はファミコンのみらしいです。

私はPCオリジナル版をやったことがないのですが、書籍にそう書いていました。

犯人の名前は非常に有名ですが、その動機や心境まで知っている人は、

実際にプレイした人にしか分からないでしょうね。

子供時代は、あまり理解できないことも多かったですが、

大人になって改めてプレイして、初めて面白さに気づいたものです。

さすがに脚本が抜群に面白いですよね。

本作と、後に発売されるオーホーツクに消ゆも名移植ゲームでしたね。

現在はSTEAMで、

SQUARE ENIX AI Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE

が配信されています。

本作は、AI技術のひとつである自然言語処理(NLP)を学習・体験するソフトで、

なんと無料で遊べます。

しかし、結局は正解の文章を入れないとまともに会話できない為、

どこがAIなんだとツッコミが多数。

STEAM内の評価も、残念ながら「非常に不評」

ちょっと評判は悪いですが、まぁ、無料なので

興味のある方は、どんなものか一度試してみて下さい。

影の伝説

1986/4/18

タイトー

ゲーセンで人気だった、タイトーの忍者アクションゲームのファミコン版。

和風テイストな内容と、それに合ったBGMで、ファミコン版も当時から人気がありましたね。

本作もアーケード版とあまり遜色のない移植で、アーケードファンからも評価が高いです。

また、ファミコン版は、水晶玉取ると能力が2段階にアップし、

被弾しても一度だけ耐えることが出来ます。

本作もファミコン版、アーケード版を問わず様々なゲーム機に移植されています。

アーケード版は、イーグレットⅡミニやアケアカでも復刻しています。

戦場の狼

1986/9/27

カプコン

カプコンの人気アーケードゲームのファミコン移植版。

カプコンの移植ゲームと言えば、悪名高きマイクロニクスの劣化移植が有名で、

魔界村やエグゼドエグゼスなどで、当時ガッカリした人も多かったはず。

しかし、本作はカプコン自ら移植を手掛けたこともあり評価は高いです。

さすがにカプコンも、マイクロニクスの劣化移植にブチ切れたのかもしれませんね^^;

基本的にはアーケード版に準拠した内容ですが、特定の場所を手榴弾で破壊して

地下へ入って、得点や弾薬が取れたりなどの独自要素が追加されています。

敵が大勢出るとスプライトでチラついたりはしますが、

それでも当時のファミコン移植としては、良移植の方でしょうね。

ファンタジーゾーン

1987/7/20

サンソフト

こちらも当時から名移植として有名な、サンソフトのシューティングゲーム。

元々はアーケードで大ヒットしたセガの名作。

お買い物ができる画期的なシューティングゲームでしたが、

そのセガの名作が、まさかファミコンから出るとはファンも思わなかったでしょうね。

しかも、それが非常に評価が高い事から、当時のセガファンも微妙な心境だったとか。

個人的にも、ファンタジーゾーンはサンソフトのファミコンオリジナル作品と思っていたものです。

セガマークⅢ版なども遊んだことがありますが、

正直、ファミコン版の方が面白いのでは・・・・っと思ったものです。

後にメガドライブで、スーパーファンタジーゾーンがサンソフトから発売されますが、

きっとセガも、サンソフトの移植を認めていたのでしょう。

その後、アーケード版やセガマークⅢ版は色々復刻していますが、

ファミコン版は移植も復刻もされておらず、

今となってはアーケード版よりも、ファミコン版の方が希少かもしれませんね。

ウィザードリィ

1987/12/22

アスキー

世界的大ヒットとなった、3DダンジョンRPGのウィザードリィのファミコン版。

その人気の高さから、様々なゲーム機に移植されている本シリーズですが、

このファミコン版は、本家以上!と言われるくらい評価が高い作品。

当時はPCも高額で、持っている人は非常に少なく、

ウィザードリィが有名と言えど、一般的には中々敷居が高い作品でした。

それがファミコンで手軽に遊べるのは、ファンには嬉しかったでしょう。

また、ファミコン版にはBGMも追加され、演出面もパワーアップ。

へたしたら即ゲームオーバーになりかねない緊張感や、

マッピングしながら少しずつ進む内容は、本当にダンジョンを冒険しているようで、

ドキドキワクワクした人も多かったでしょう。

難易度は高く、ちょっと大人向けの作品でしたが、

本作もファミコン名移植としては、外せない作品ですね。

グラディウスⅡ

1988/12/16

コナミ

当時ゲーセンで大ヒットした、コナミの名作グラディウスシリーズ2作目。

パワーアップ要素が多彩になり、更にオプションも最大で4個付くなど、

ファミコンでもココまで出来るんだ!っと驚いた人も多かったでしょう。

なんせ前作は、オプションが2個しか付けられませんでしたからね。

個人的にも、本作は発売日に友達と一緒に玩具屋さんに買いに行った思い入れの強い作品。

シューティングが苦手な私ですが、唯一クリアできるシューティングゲームは、

グラディウスⅠ、Ⅱと沙羅曼蛇。

それくらい面白くて、このシリーズは当時からやり込みました。

前作のグラディウスは、アーケードファンからは微妙な声も聞こえてきますが、

そのアーケードファンも、Ⅱの移植は驚いたという話をよく聞きます。

それくらい当時としては、凄い移植だったんでしょうね。

前作や沙羅曼蛇も名移植として声が上がりますが、

今回はその中でも特に評価の高い本作を紹介しておきました。

これ以外にも、こっちも名移植だった!というゲームがあれば是非コメントお願い致します。

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