【ファミコンソフト】スクウェアゲーム特集その1

今回は、ファミコンで発売された

スクウェア

のゲームについて紹介していきます。

現在はエニックスと合併しスクウェア・エニックスになりましたが、ファミコン時代はまだスクウェア独自でソフト開発を行っていました。

ファイナルファンタジーシリーズでお馴染みのスクウェアですが、実はファイナルファンタジーが発売されたのは、ファミコン中期以降。

てっきりドラクエと同じくらいかと思っていました、意外と遅い発売だったんですね。

あまりヒットに恵まれず、それまではスクウェアの作品は、どれも微妙な印象がありました。

これでヒットしなかったら会社を畳もう・・・・という思いで発売したのが、あのファイナルファンタジー。

最後の物語が、スクウェア躍進のキッカケというのも面白いですよね。

今回は、そんなスクウェア初期のファミコンソフトについて紹介していきます。

ファミコンのスクウェアゲームが気になる方、興味のある方は是非見ていってください。

今回はファイナルファンタジーの紹介はありません、次回「その2」以降となりますm(__)m

ファミコンソフト スクウェアゲーム特集(1985~1987)

 

テグザー

1985/12/19

5500円

戦闘機とロボットに変形して、迷路上のステージを進むアクションシューティングゲーム。

パソコンからの移植ゲームで、PC版の開発はゲームアーツ。

パソコン版の評価は高いようですが、残念ながらファミコン版の当時の評価はあまり高くなかった思い出があります。

自動照準の攻撃など、当時としては画期的なシステムが色々ありましたが、操作が難しく私の周囲でも不評でした。

クソゲーとまでは行かないにしても、かなり低評価だった印象があります。

また、値段が高いのもマイナスポイント。

この時期の一般的なファミコンソフトは、だいたい4900円。

5000円を超えると、割高感がありました。

この内容でこの価格では、そりゃ売れませんよね^^;

キングスナイト

1986/9/18

4900円

今となっては非常に珍しいシステムのアクションシューティング。

タイトル的にはRPGにも思えますが、これがシューティングというところが、我々凡夫の斜め上を行く発想です。

メーカーの公称としては、フォーメーションRPGということらしいですが。

アイテムを入手してキャラをパワーアップさせていくので、多少はRPG要素はあります。

序盤はそれぞれのキャラが単独で進み、最終面で全員で協力して戦う王道的な流れですが、

全員が揃うと攻撃力が上がりそうなものですが、的も大きくなり、逆に邪魔でしょうがないです^^;

序盤のステージはそれなりに楽しめるのですが、最終ステージはクリアさせる気がない理不尽な鬼畜難易度。

これ故、一部ではクソゲー扱いされることもしばしば。

せめてパスワードによる再開などがあれば良かったのですが。。。

これが強制スクロールではなく、任意スクロールだったら評価はまた変ったかもしれませんね。

水晶のドラゴン

1986/12/15

3400円

ディスクシステムで発売されたSFアドベンチャーゲーム。

宇宙を舞台としたSFな内容で、序盤にいきなり現れるドラゴンに驚いた人も多かったはず。

行方不明になった仲間の捜索や、このドラゴンの謎を解いていくというのが本作のストーリー。

上部に並んだ9つのアイコンで操作していく、PCゲームっぽい内容。

この頃のアドベンチャーゲームは、無駄に選択肢が多くて難しいですよね。

ビジュアルシーンは、サンライズが協力したアニメーションも使われています。

本作で最も有名なのは本編よりも、野球拳に勝つと服を脱ぐというウソ技でしょう。

この為だけに本作を購入したムッツリ男子も多かったそうです。

きっと多くのムッツリ少年たちは、数日後にはお店に書き換えに走ったでしょうね(#^ω^)カネカエセ!

ディープダンジョン 魔洞戦記

1986/12/19

3400円

ディスクシステムで発売された、ファミコン初の3DダンジョンRPG。

街の地下に住む魔物にさらわれた姫を救うという内容。

基本的にはダンジョンと街の往復で、少しずつレベルを上げ装備を整えて進んでいく、オーソドックスな流れ。

方眼紙にしっかりメモをしてコツコツと進めて行く、3Dダンジョン好きには評価が高いそうです。

なんとなく、勉強が出来る子とかが得意そうなイメージあります。

しかし、メモすることもなく、常に行き当たりバッタリで毎回道に迷っていた勉強が出来ない私は、全く進めず断念した思い出があります( ノД`)シクシク…

それもあってか、個人的に3DダンジョンRPGは今でも苦手なゲームです。。。

とびだせ大作戦

1987/3/12

3400円

スペースハリアー的な、3Dアクションシューティングゲーム。

柱に体当たりしてアイテムを取ることで、攻撃できるようになります。

また、赤青の眼鏡をかけることで3Dで遊ぶことも出来ました。

こういうギミックは、子供は好きですよね~。

デザイナーは坂口博信氏、プログラマーはFFシリーズなどでお馴染みの天才プログラマー、ナーシャ・ジベリ氏、

そして音楽は植松伸夫氏と、実はファイナルファンタジーとほぼ同じスタッフ。

迫力あるスピード感と軽快な操作性で、初期の頃のスクウェアの作品の中でも、かなり人気だった思い出があります。

よくスペースハリアーとも比べられますが、こちらは基本は走ったりジャンプしたりと、だいぶ異なります。

しかし、ボス戦だけはスペースハリアーにちょっと似てますね。

アップルタウン物語

1987/4/3

3400円

ディスクシステムから発売された、留守番する女の子を見守るシミュレーションゲーム。

元はActivisionが開発した海外のPCゲーム「Little Computer People」のアレンジ移植。

家の中で様々な行動をする女の子を見守り、アイコンでリアクションを取ることも可能。

基本的には、女の子の行動を見ているだけ。

きっと当時の男子にとっては、

これ何が面白いの(。´・ω・)?

と疑問だったはず。

私も当時から、このゲームの面白さがさっぱり分かりませんでした。

もっとグラフィックが向上し、美少女だったら一定のファンが出来たかもしれませんが。

ちょっと時代が早すぎた印象ですね。

ハオ君の不思議な旅

1987/5/1

3400円

魔法使い見習いの少年が冒険の旅に出る、ディスクシステムのアクションゲーム。

海外版はMystery Questというタイトルで北米でも発売されています。

但し、海外ではディスクシステムは販売されていないのでROMカセット版で発売。

オーソドックスな横スクロールアクションで、アイテムを入手しステージを進んでいきます。

クソゲーというほどでもありませんが、かといって良作というほどでもありません。

全く遊べないというほどでもありませんが、遊ばなくても全く問題ないです。

これといった大きな特徴もなく話すネタもなく、最も説明に困る作品。

ディープダンジョン2 勇士の紋章

1987/5/30

3400円

ディープダンジョンシリーズの続編。

前作から数百年後が、今作の舞台。

勇者の末裔が魔王を倒すというオーソドックスな内容。

前作のデータを使って遊ぶ事も可能。

今回は地下だけでなく、地上も進めるようになっています。

また、グッドエンディングとバッドエンディングの2種類あるのも、当時としては珍しい設定。

前作からわずか半年で発売されているので、相当急いで開発したのでしょう。

ただ、基本はやはり同じような背景が続く3Dダンジョンなので、好みは分かれそうですね。

クレオパトラの魔宝

1987/7/24

3300円

エジプトが舞台のコマンド選択型アドベンチャーゲーム。

行方不明となった考古学者の父を探す内容。

謎解き要素の他にも、敵を倒して経験値を稼いだりなどRPGの要素も含まれています。

今見ると、中々面白そうな設定です。

音楽は、ファイナルファンタジーシリーズでもお馴染みの植松伸夫氏。

敵を倒しお金と経験値を稼ぐなど、アドベンチャーとRPGを合わせた意欲的な作品ですが、

当時の知名度はそこまで高くはありません。

ハイウェイスター

1987/8/7

4500円

スクウェアにしては珍しいドライブゲーム。

後にファイナルファンタジーシリーズを手掛ける天才プログラマー、イランの王族ナージャ・ジベリ氏がメインプログラムを担当。

スピード感あふれるスクロールや起伏のあるコースなど、ファミコンにしてはかなり迫力があります。

2種類の車から選択可能ですが、性能はどちらも同じ。

また、十字キーの下でいつでも音楽が変えることが出来、セガのアウトランにも似ています。

知名度は低いですが、ファミコンのレースゲームの中でもかなり完成度が高い作品ではないでしょうか。

しかし、スクウェアが世間から注目されるのは、もう少し後になってからでした。