今回は、
ファミコン、PCエンジンソフトのプラチナ殿堂入り!
ゲームについて紹介していきます。
プラチナ殿堂入りとは、週刊ファミ通の前身であるファミコン通信が1986年10月31日号からスタートした人気企画「新作ゲームクロスレビュー」の評価で、
4人のレビュアーが実際にゲームソフトをプレイして、10点満点で採点していきます。
最高で40点満点、35点以上はプラチナ殿堂入りとなります。
86年10月スタートなので、それ以前に発売された
- スーパーマリオ
- スターフォース
- ゼビウス
- ゼルダの伝説
などの人気ゲームは入っていないのが残念ですね。
ちなみに今回の選出は、週刊ファミ通2008年2月15日増刊号付録から選出しております。
ファミコン、PCエンジンのプラチナ殿堂入りゲームが気になる方、興味のある方は是非見ていってください。
ファミコン・PCエンジン プラチナ殿堂入りゲーム特集
38点 ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々
ファミコン 1987/1/26
エニックス 5500円
ドラクエシリーズ2作目で、シリーズの中でもトップクラスの難易度を誇る作品。
前作と比べてマップは格段に広がっていますが、その分、紋章などの重要アイテムを探すのが大変でしたね~。
全体的に敵も強く、ロンダルキアの洞窟をようやく抜けたと思ったら、そこに登場する雑魚敵のザラキやメガンテにやられて全滅・・・
という屈辱を味わった人も多かったでしょう。
開発期間が短くデバックする期間もあまりなかった為、ゲームバランスが悪かったことが本作最大の難点。
当時はまだバッテリーバックアップが無く、長すぎる復活の呪文を必死に書き写して再開していました。
しかし、14型など小型ブラウン管テレビの場合などは文字も読みにくく、よくパスワードを間違えていたりしたものです。
ちなみに私は1時間以上かけてようやくロンダルキアの洞窟を抜けたと思ったら、ゲームをやり過ぎと母親がキレてブレーカーを落とされました( ノД`)シクシク…
子供の頃は、ゲームをやりすぎると親に激怒されてましたね~^^;
当時の少年たちにとっては、まさにトラウマ的作品でした。
しかし、それ以降にリメイクされた作品はバランスも調整されセーブ機能もあるので、かなり遊びやすくなっています。
後のシリーズに与えた影響も大きく、仲間と共に冒険に出るというのは熱い設定でしたね。
ファミコンのプラチナ殿堂入りの中でも最高得点の作品。
さすがにファミコン版を今やるのはかなりシンドイので、今から始めるならリメイク版が遊びやすくておススメです。
36点 リンクの冒険
ファミコンディスクシステム 1987/1/14
任天堂 2600円
大ヒットしたゼルダシリーズ2作目で、今回は横スクロールアクションゲームとなっています。
ダンジョンの謎解きなども相変わらず難しいですが、今回は特にアクションの難易度が高いです。
シリーズ屈指の難易度を誇ることでも有名な作品で、多くの子が途中で断念した高難易度ゲーム。
本作がプラチナ殿堂入りで、なぜ初代が殿堂入りしていないの?
っと思いましたが、初代の頃はまだクロスレビューが始まっていなかったんですよね。
38点 ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ
ファミコン 1988/2/10
エニックス 8700円
当時は連日ニュースにも取り上げられ、社会現象にまでなったドラクエシリーズ3作目。
壮大なストーリーや設定など、ワクワクしながら遊んでいました。
本作の数百年後がⅠやⅡの世界と知った時は、鳥肌が立ちましたね~。
今回からようやく「ふっかつのじゅもん」から解放され、バッテリーバックアップが搭載されました・・・が、
セーブデータが消えるという新たな問題が発生。
セーブが消えたときの呪いの音楽が今でもトラウマ・・・・という人も多いですよね^^;
その為、当時のドラクエⅢは超過保護に扱われていましたw
ストーリーも抜群ですがゲーム性も素晴らしく、これまで何度クリアしたか分からないくらい遊んだ名作。
こちらもドラクエⅡと同じ、ファミコンプラチナ殿堂入り最高得点のゲーム。
個人的には40点満点をあげたいくらい好きだった作品。
35点 プロ野球ワールドスタジアム
PCエンジン 1988/5/20
ナムコ 4900円
ファミコンで大ヒットした「ファミスタ」シリーズのPCエンジン版。
同名のアーケードゲームの移植ではなく、ファミコン版のファミリースタジアム86~87の移植となります。
本作からエラーや落球などの概念も加わり、フライなども安心できなくなりました。
特に二人対戦が楽しく、このシリーズはハズレがありませんでしたね。
面白いことは確かですが、まさか本作がプラチナ殿堂入りしていたとは思いませんでした。
35点 スーパーマリオブラザーズ3
ファミコン 1988/10/23
任天堂 6500円
こちらも当時は大人気だったマリオシリーズ3作目。
ステージも大幅に増え、今となっては定番の空を飛べたり亀の甲羅を持って投げられるようになったのもココから。
ワールドの移動や子グッパとの対戦、隠しアイテムなどやり応えも抜群でした。
しかし、難易度はかなり高く、特に最終ワールドの戦車や飛行船に苦戦した人は多かったはず。
本作のプラチナ殿堂入りは、誰もが納得するところでしょうね。
35点 ファイナルファンタジーⅡ
ファミコン 1988/12/17
スクウェア 6500円
初代のヒットで会社を救ったとされる、人気RPGシリーズ2作目。
次々に犠牲になる(主に4人目)の仲間たちなど、特にストーリーの評価が高いですね。
ストーリーは良いですがゲームシステム的には賛否がある内容で、レベルを廃して熟練度制にしたのは、今尚意見が分かれるところ。
FF1の発売からわずか1年というハイスピードで続編を発売したので、スクウェアのテンションの高さが伺えます。
個人的にはあまり万人受けしないタイトルと思っていましたが、本作がプラチナ殿堂入りしていたとは驚きました。
35点 イースⅠ・Ⅱ
PCエンジンCD-ROM2 1989/12/21
ハドソン 7800円
PCで大人気だった日本ファルコムのアクションRPGの移植。
数あるイースの移植作品の中でも、特に評価の高いPCエンジンCD-ROM2版のイース。
パソコンで大ヒットしたイース1.2が収録されており、CD-ROMを活かした豪華なサウンド、ボイス、アニメが大きな特徴。
本作を見て、CDスゲー(゚Д゚)!!って思った人も多かったはず。
但し、本体が高すぎて、子供時代にはとても手が出せませんでした。。。
37点 ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち
ファミコン 1990/2/11
エニックス 8500円
ファミコン最後となるドラクエシリーズ4作目。
各章の主人公たちが5章で勇者の仲間になって、魔王を討伐するというアベンジャーズのようなストーリーは最高でしたね。
また、作戦によって仲間が自動で攻撃するというのも、当時は画期的でした。
しかし、当時はまだAIがあまり賢くはなく、イライラすることも多かったです^^;
それもまた、今となっては良い思い出ですね。
36点 ファイナルファンタジーⅢ
ファミコン 1990/4/27
スクウェア 8400円
数あるシリーズの中でも屈指の人気を誇る、FFシリーズ3作目。
後のFFシリーズにも大きな影響を与えた作品で、召喚魔法やジョブチェンジなどもココから始まっています。
個人的にはファミコンRPGの中でもトップクラスにハマった作品で、ストーリー、ゲームシステムも素晴らしかったです。
しかし、難易度はかなり高く、特にラストダンジョンは未だに世のオッサン達から語り継がれるほど異常な長さ。
ダンジョンスタート時からレベル20くらい上がって、ラスボスにやられてまた元のレベルのままダンジョン前からスタート・・・・
という絶望を味わった人は、きっと私だけじゃないはず。。。
Ⅱのラストダンジョンも十分長かったですが、Ⅲのラストダンジョンはその倍以上あり、いくらなんでもやり過ぎだろ!っとツッコまずにはいられませんw
いずれにせよ、本作がプラチナ殿堂入りなのは納得ですね。
人気シリーズは、
Ⅰがヒット
Ⅱで難易度が超上がる
Ⅲで調整され名作へ
という流れが多いような気がしますねw