今回はファミコンで発売された
テクノスジャパン
のゲームについて紹介していきます。
テクノスジャパンと言えば、ダブルドラゴンや熱血硬派くにおくんなどでお馴染みのゲーム開発会社。
元々はデータイーストの専務だった瀧邦夫氏と、その元スタッフによって1981年に設立され、
その後、数々の名作を生み続けましたが、90年代に入ってからはヒット作に恵まれず、
1995年12月15日には、事務所が閉鎖し事実上の業務停止。
過去にヒット作を出したからと言って、それだけでは長く続けられないのが、ゲーム会社の厳しいとこですね。
今回は、そんなファミコン中期に発売された、テクノスのゲームについて紹介していきます。
テクノスのゲームが好きだった方は、是非見ていってください。
ファミコンソフト テクノスジャパンゲーム特集その1
熱血硬派くにおくん

1987/4/17
テクノスの看板タイトル、くにおくんシリーズの記念すべき第一作目。
ゲーセンでも大人気だった、元祖ベルトアクションのファミコン移植版。
熱血高校に通う主人公のくにおが、親友を助けに行く内容。
後に相棒となるリキも、初代は敵として登場します。
ちなみに、くにおくんの名前の由来は、当時のテクノス社長、瀧邦夫氏から来ています。

当時の王道ヤンキー漫画のような設定で、敵キャラも皆個性豊か。
中でも、スケバンのみすずが強すぎると当時からネタにされてましたね。
ファミコン版はハードの性能上、画面に表示できる敵キャラ数が減少されていますが、
色々追加要素もあり、当時としては良移植作品でした。
ダブルドラゴン

1988/4/8
こちらもテクノスを代表する、人気ベルトアクションゲームのファミコン移植版。
双子の兄妹が、さらわれたマリアンを救出する内容。
アーケード版はシンプルなベルトアクションゲームでしたが、
ファミコン版はレベルアップして新しい技を覚えていく、アクションRPGの要素もあります。

アーケード版では肘打ちが強すぎましたが、ファミコン版では最初から肘打ちは使用できません。
アーケード版とは少し違いますが、家庭用らしく上手くアレンジされていますね。
アレンジ移植でしたが、こちらも評価の高い作品。
但し、一人プレイ専用というのは、ちょっと残念でした。
熱血高校ドッジボール部

1988/7/26
こちらもアーケードから移植されたドッジボールゲーム。
ドッジボールで世界一を目指す内容で、世界各国に遠征に向かいます。
必殺投げなどもあり、特に友達との対戦が盛り上がります。
当時の小学生の体育の時間はドッジボールが大人気だったこともあり、
ドッジボール題材としたゲームは、そりゃ流行りますよね。

一時期は学校のクラスでも、本作が大ブームでした。
今見ると画面のチラつきなども気になりますが、当時は気にせず遊んでいたものです。
本作も良移植作品でしたね。
ダウンタウン熱血物語

1989/4/25
熱血硬派くにおくんの続編的なアクションRPG。
不良高校生達の抗争を描いており、当時のヤンキー漫画を彷彿とさせる内容。
今回は前作では敵だったリキと共に、騒動の黒幕である「冷峰学園」と戦っていきます。
設定はシリアスですが、キャラはデフォルメされているのでコミカルさもありますね。

今作は敵を倒すことでお金が入り、これでお店でアイテムを購入しステータスを上げていきます。
マッハパンチやマッハキックなどを覚えると、戦いが急に楽しくなりますよね。
アクションRPG的な内容で、やり応えも十分。
また、敵としてダブルドラゴン兄弟などが現れるのも面白い設定。
現在は、switchオンラインのファミコンでも配信されています。
V’BALL

1989/11/10
アメリカが舞台のビーチボールを題材としたゲーム。
2人制ビーチバレーで、Bでジャンプ、Aでレシーブ・スパイクというシンプルな操作方法。
アメリカ制覇後は、ワールドカップが始まります。
分かりやすい内容と簡単操作で、初めてでも遊びやすいです。

ビーチバレーのゲームというのも、かなり珍しいですよね。
スポーツゲームとしても悪くはないのですが、知名度はかなり低いでしょう。
私の周囲でも、持っている人は1人もいませんでした。
っというか、テクノスからこんなゲームが出ていたとは、当時は全く知りませんでした。
くにおくんが登場するスポーツゲームシリーズだったら、もう少し知名度は上がっていたでしょうね。
ダブルドラゴンII The Revenge

1989/12/22
こちらもアーケードからアレンジ移植されたシリーズ2作目。
前作は2人プレイ出来ないことが不満でしたが、今作では二人同時プレも可能。
また、必殺技も、アッパーと飛び膝蹴りが追加。

攻撃などもアーケード版に準拠していますが、技は出しやすくなっています。
前作から更に面白く、やり応えもアップ。
個人的には、ⅠよりもⅡをよく友達と遊んでいました。
ステージも追加され、こちらも当時から非常に評価の高い移植でしたね。
熱血高校ドッジボール部 サッカー編

1990/5/18
ドッジボールなのかサッカーなのか、タイトルだけ見ても分かりづらいですが、今回はサッカー編。
熱血高校ドッジボール部が、今回はサッカーに挑戦します。
6vs6のサッカーで対戦する内容で、前作同様ほぼ何でもありのヤンキー仕様の
ルール。

キャプテン翼のような必殺シュートで相手を吹き飛ばす事も可能。
本作も、友達との対戦が白熱します。
こちらも分かりやすいサッカーゲームで、初めてでもすんなり遊べるシステムでした。
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会

1990/10/12
高校ごとに4つのチームで対戦する大運動会。
お馴染みのメンバーと、様々な特殊競技で対戦していきます。
物語の時系列としては、ダウンタウン熱血物語からしばらく経った後の話。
新しく冷峰学園の生徒会長となった「とうどう」が、「やまだ」の起こした不祥事のお詫びとして、
親睦を深めるための大運動会を開催するという設定。

しかし、実は「くにお」達に赤っ恥をかかせる為に仕組まれたものだったというもの。
相変わらずのヤンキールールで、殴ったり蹴ったりなど何でもあり。
本作の醍醐味は、何と言ってもマルチプレイでしょう。
別売りのマルチタップを使用すれば、最大4人同時プレイが可能。
友達同士で盛り上がって遊んだ子も多かったはず。
こちらも当時から非常に評価の高かった名作大戦ゲームでしたね。

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