アーケード版とファミコン移植版ゲームの違いPart2

懐かしいレトロアーケードゲームと、そのファミコン移植版の違いについて紹介していきます。

今回はわりと王道的なメジャーゲームが多いので、遊んだことがある方も多いはず。

主に80年代初期にゲーセンに行っていた方、ファミコン世代の方は、きっと懐かしく感じるでしょう。

レトロアーケードゲームと、そのファミコン移植版について気になる方興味のある方は、是非見ていってください。

アーケード版とファミコン移植版ゲームの違い その2

 

ギャラクシアン

アーケード版

1979年10月

ナムコ

インベーダーゲームの大ヒットから、世間には似たような固定画面のシューティングゲームが大量に登場しました。

どれもインベーダーゲームそっくりなパクリゲームが多い中、さすがナムコ作品は一味違います。

滑らかな敵の動き、色鮮やかなドット絵など、当時のプレイヤーを驚かせました。

また、日本で初めてスプライト機能を使用した作品でもあります。

今見ると単調で微妙にも見えますが、当時の最先端技術を使用した傑作でした。

ファミコン版

1984/9/7

ナムコ  4500円

ナムコがファミコンに初参入した作品。

移植度も高く、家でナムコゲームが遊べる!

と喜んだ人も多かったはず。

ナムコ作品はどれも移植度が素晴らしく、アーケードファンもきっと満足したことでしょう。

ナムコは、初期ファミコン本体の売り上げにも大きく貢献したことでしょうね。

クレイジークライマー

 

アーケード版

1980年11月

日本物産

2本のレバー操作でビルを上っていく、当時大人気だったアクションゲーム。

開発者は、ムーンクレスタなどを手掛けた藤原茂樹氏。

タイトルは映画「クレイマークレイマー」のパロディですが、中身は全く別物。

何百階もありそうな高層ビルを素手で上っていき、窓からは住民が物をガンガン捨て、途中には巨大ゴリラも登場するなどなど・・・、

よくよく考えたらかなり荒唐無稽な内容ですが、画期的な内容で当時は人気だったようです。

開発者の藤原氏はこの後も日本物産の代表作を次々生み出し、後にハドソンに移籍してからは、ボンバーマンシリーズを手掛けています。

あまりメジャーではないかもしれませんが、彼もまた日本を代表するゲームクリエイターの一人でしょう。

ファミコン版

1986/12/26

日本物産  5300円

後にファミコンにも移植されています。

操作方法がかなり特殊で、ⅠコンとⅡコンを縦に持ち両方のコントローラーを使用して上っていきます。

アーケード版のような操作になっていますが、この操作方法がかなりやりにくく、難易度も高いです。

さすがに十字キーだけでサクサク上ってしまっては簡単すぎるので、あえてやりにくくしているんでしょうね。

ファミコン版は、鍵を取ることで隠しステージに入ることができ、そこでは一般的なジャンプアクションゲームとなります。

ルート16

 

アーケード版

1981年2月

サン電子

16区画に分かれたステージでアイテムを集めていく、カーアクションゲーム。

フィールド全体を見渡せる画面と、各部屋に入った時の迷路画面の切り替えが本作の大きな特徴。

ラリーXにも近い印象がありますが、この画面の切り替えが大きく異なるところ。

現在は、アーケードアーカイブスでも復刻しています。

ファミコン版 ルート16ターボ

1985/10/4

サンソフト  4900円

ファミコン版は、ルート16ターボというタイトルで移植されています。

内容はほぼ同じですが、EASY、NORMAL、DIFFICULTの3種類の難易度から選択可能。

難易度によってBGMも変化します。

現在は、switchのファミコンでも配信されています。

ワープ&ワープ

 

アーケード版

1981年7月

ナムコ

二つのゲーム性を取り入れたアクションゲーム。

最初は周囲を周回する敵を倒していくシューティングゲームで、一定数倒すとワープゲージが開きます。

そして、そこに入るとボンバーマンのように、爆弾で敵を倒すステージに突入します。

意欲的な作品ではありましたが、可もなく不可もなく、まぁそこそこ楽しめるゲーム。

ナムコにしては、そこまでヒットはしなかったようですね。

ファミコン版 ワープマン

1985/7/12

ナムコ  4500円

ファミコン版は、ワープマンというタイトルで移植。

中身はほぼ同じですが、キャラクターなどが多少変わっています。

こちらもアーケード版と同じく、悪くはありませんが、そこまで人気があった作品ではありませんでした。

ドンキーコング

 

アーケード版

1981年8月

任天堂

言わずと知れた任天堂の大ヒットアクションゲームで、開発は後に権利問題などで揉めることとなる池上通信機。

本作が生まれるきっかけとなったのが、レーダースコープの不振から。

この大量に余った在庫を処分するために、同作の基盤を使用した新しいゲームを開発することが急遽決まり、

そこで白羽の矢が立ったのが、入社4年目の宮本茂氏。

元々はポパイのアクションゲームを予定していたのですが版権が取れず、キャラクターから全て宮本氏が作ることに。

おそらく任天堂自体も、当初はそこそこ売れればよいというくらいだったのでしょう。

しかし、その期待は良い意味で裏切られ、ロケテストのアメリカで好評を博します。

その後もインカムは伸びていき、米国だけでも5万台も売り上げることに。

映画「ピクセル」でも登場しますが、それくらい当時のアメリカでは画期的なゲームだったんでしょうね。

ファミコン版

1983/7/15

任天堂  3800円

後にファミコンでも、ローンチタイトルとして移植されます。

最初のコングが上っていくシーンや、2面のコンベアステージなどがカットされたりと、やはり容量的には厳しかったようですね。

しかし、見た目にはほとんど変わらなかったので、当時は家でドンキーコングが遊べる!と人気でした。

本作を遊ぶために、ファミコンの仕様が決まったともいわれ、

今日まで続く、家庭用ゲームの礎を築いた名作と言っても過言ではないでしょう。

ギャラガ

 

アーケード版

1981年9月

ナムコ

こちらも世界中で大ヒットした、ナムコの超有名作品。

大ヒットしたギャラクシアンの続編として、当初から注目されていましたが、見た目にも大きな違いはなく、当時の発売前ゲームショーの評価は決して高くはありませんでした。

しかし、発売後は人気もインカムも長く続き、90年代に入っても設置するゲーセンも多かったらしいです。

ここまで長く人気が続いたアーケードゲームと言うのも珍しいですね。

パックマンほどの爆発力は無かったですが、長期間人気を保ち続けた名作。

ファミコン版

1985/2/15

ナムコ  4500円

ファミコン移植版もとても出来がよく、多くのファミコンキッズが当時夢中になりました。

ギャラガは先にSG-1000などにも移植されていますが、そちらはボーナスステージが無かったりなど残念でしたが、ファミコン版はしっかりボーナスステージもあります。

ほとんどアーケード版と同じように楽しめるとこも、当時の家庭用ゲーム機として、ファミコンがいかに優れていたかよく分かります。

ディグダグ

 

アーケード版

1982年3月

ナムコ

穴を掘りながら進み、岩やポンプで敵を倒していくアクションゲーム。

シンプルな内容ですが、他には無い個性的なシステムと軽快な音楽で、発売直後から大ヒット。

本作もナムコの80年代を代表するゲームの一つと言えるでしょう。

ファミコン版

1985/6/4

ナムコ 4500円

ファミコン版も、アーケード版とほぼ同じような内容で移植されています。

こちらもファミコン初期の頃は人気ソフトでした。

この頃のナムコゲームはハズレがありませんでしたね。

ハンバーガー

 

アーケード版

1982年8月

データイースト

ハンバーガーの材料を下に落として作っていく、固定画面のアクションゲーム。

主人公の動きがぎこちない為、それもあって難易度は高め。

ちょっと好みは分かれるかもしれませんね。

アメリカに輸出される際、タイトルを「バーガータイム」に変更しています。

どちらかというと、バーガータイムというタイトルの方が知名度が高いかもしれませんね。

ファミコン版 バーガータイム

1985/11/27

ナムコ  4500円

ファミコン版は、海外版のタイトル「バーガータイム」で移植されています。

ファミコン版は、ナムコから発売。

こちらも移植度が高い作品でした。