今回は、バップと並んで多数のクソゲーを発売した
東宝
のゲームについて紹介していきます。
特撮やアニメなどのゲームを色々発売していましたが、どれも微妙な内容でしたね。
もちろん、東宝が開発したわけではなく、コンパイルなどの制作会社に委託して行っていたのでしょうが、
それにしても、もっとしっかりと管理してもらいたいものです。
当時は今ほどゲームの情報は無く、どのソフトもパッケージや裏面を見て購入していたので、ハズレることも多々ありました。
どのメーカーのゲームもハズレゲームはありましたが、東宝ゲームはほぼハズレと言う残念な仕様。
しかも、意外と高額。
当時、せっかく貯めたお小遣いで不運にも東宝のゲームを買ってしまった子のことを思うと、不憫でなりません( ノД`)シクシク…
今だったら炎上していること間違いありませんね。
ファミコンの東宝ゲームが気になる方、クソゲー好きの方は是非見ていってください。
ファミコンソフト東宝ゲーム特集
シティ・アドベンチャー タッチ
1987/3/14
4900円
当時大人気だったアニメ「タッチ」のアクションゲーム。
設定としては、異次元に落ちたペットの子犬を救うために3人が冒険するという内容。
ゲームには野球や恋愛など、原作の要素は何一つありません。
タッチとタイトルは付いていますが、別にタッチじゃなくてもいいでしょ・・・と言う残念な設定。
また、当時のプログラマーが悪ふざけで、卑猥な言葉を最強パスワードにしたことなども原作ファンを激怒させることに。
そこには原作愛は微塵も感じず、ただ単に知名度の高いアニメをゲーム化して楽して儲けようという、稚拙で浅はかな考えが見えます。
これでも一応コンパイルの作品。
ファミコンを代表するクソゲーで、原作者のあだち充氏もこの内容に激怒。
今後一切ゲーム化はしないと言ったとか。
アニメや漫画ファンだけでなく、原作者も怒らせた問題作。
ジーキル博士の彷魔が刻
1988/4/8
5300円
こちらもファミコンを代表するクソゲーで、クソゲーTOP10に間違いなく入るであろう作品。
ジキル博士とハイド氏を題材としたゲームで、クリアする人格で結末も変わります。
グラフィックは中々ですが、問題はゲームシステム。
この主人公は、そうとう嫌われているようで、市民からは無差別に攻撃されますし、子供からはパチンコで攻撃されます。
そのわりに、こちらは攻撃できないという仕様。
ジキル博士はストレスが溜まるとハイド氏に変わりますが、プレイヤーのストレスの方が溜まりそうですね。
そもそもジキルとハイドの話自体、子供はほとんど知らないでしょうから、一体誰をターゲットにしたゲームなのか。
企画段階で、誰か止める人はいなかったんですかね^^;
ゴジラ
1988/12/9
5800円
国産の人気怪獣、ゴジラのアクションゲーム。
アクションとシミュレーションを合わせたような内容で、怪獣大戦争がモチーフ。
ゴジラとモスラで、怪獣軍団を迎撃する内容。
開発はコンパイルという事もあり、まぁまぁの出来。
アクションゲームとしては動きは硬いですが、意外と好きな人も多いようです。
東宝作品としては珍しくそこそこ遊べるゲームで、ゴジラ好きにはいいかも。
燃える!お兄さん
1989/8/8
5800円
当時ジャンプで連載していたギャグマンガ「燃えるお兄さん」のアクションゲーム。
最初いきなり丁半博打が始まりますが、これに勝ってしまうと問答無用でゲームオーバーというぶっ飛んだ設定。
運よく負けると、アクションステージがスタートしますが、このアクションゲームがそもそも完成度が低く面白くありません。
また、アニメ放送終了から1年後の発売と言うのも本作の不運なとこ。
当時のファミコンにしてはグラフィックは頑張っていますが、それ以外は問題外のクソゲー、というかバカゲー。
タイムズ・オブ・ロア 失われたメダリオン
1990/12/7
5300円
ウルティマなどでお馴染みの「オリジン社」が開発したアクションRPG。
洋ゲーらしく自由度が高いが、難易度も高め。
当時のゲームとしては、それなりに遊べたのかもしれませんが、
移動は遅く食料の概念もある為、今遊ぶと色々シンドイです。
そこまでクソゲーと言うほどの事もないのでしょうが、今から遊ぶにはかなり厳しいシステム。
ふしぎの海のナディア
1991/3/15
6500円
当時NHKで放送していた知る人ぞ知る名作アニメ「ふしぎの海のナディア」のゲーム。
といっても、こちらも原作要素はほとんどない設定で、ゲーム自体はチェスに近い内容。
50面ありますが、単調ですぐに飽きます。
仮に原作要素を排除したとしても、シミュレーションゲームとしてそれなりに楽しいなら良いですが、
残念ながら、それすらありません。
何でこうなった(。´・ω・)?
とツッコまずにはいられません。
普通に原作を踏襲したアドベンチャーゲームかRPGにしておけば、ここまで低評価になることもなかったでしょうね。
開発者に、どういう経緯で何を意図してこういう仕様にしたのか、直接聞いてみたいものです。