今回は、ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジンで発売された
ホラーゲーム
について紹介していきます。
個人的に、怖かった、面白かったゲームなどを紹介しておりますので、
暑い夜にひんやりとした恐怖ゲームを楽しみたい方は、是非参考にしてください。
ホラー度は、あくまで個人的感想なので、その点はご理解とご了承願います。
ファミコン、スーファミ、PCエンジンのホラーゲーム
スウィートホーム
1989/12/15 カプコン
ホラー度 ★★★☆☆
和製ホラー映画原作のアドベンチャーゲームっぽいRPG。
映画同様、館に閉じ込められた主人公が、仲間と協力してアイテムを活用して脱出することが目的。
メンバーが死ぬと復活しない為、緊張感もありますし、マルチエンディングというのも当時としては珍しかったですね。
一部では、非常に評価の高い作品。
恐怖感、シビアな設定、独自システムなどの評価が高く、バイオハザードの原型とも言われています。
名作との呼び声も高いゲームですが映画の訴訟問題が原因か、残念ながらリメイクなどはされていませんし、今後も復刻することは無理でしょう( ノД`)シクシク…
ファミコン探偵倶楽部Part2 うしろに立つ少女
前編 1989/5/23
後編 1989/6/30
ホラー度 ★★☆☆☆
任天堂の人気アドベンチャーシリーズ、ファミコン探偵倶楽部の第二弾。
今回は女子高生の殺人事件を調査します。
ゲームは非常に面白いですが、ホラー度はそこまで高くはないでしょう。
内容は、金田一少年の事件簿の「放課後の魔術師」と非常によく似ていますね。
ホラーゲームと言うよりは、推理アドベンチャーゲームなのですが、とにかく夜の学校が怖かった思い出があります。
中でもラストシーンにビビッた子は多かったことでしょう。
夜の学校は大人でもビビりますよね^^;
ディスクシステムはA面B面の切り替えだけでなく、前編・後編の入れ替えもありますので、今からやるとちょっと煩わしいです。
今からやるならスーファミ版か3DS版、switchの復刻版がおススメです。
弟切草
1992/3/7 スーファミ
チュンソフト
ホラー度 ★★★★★
当時話題となった、サウンドノベルブームの火付け役。
選んだ選択肢によってストーリーやエンディングが変わるマルチエンディングで、
真のエンディングにたどり着くまでに、何度もバッドエンドを繰り返した人も多かったでしょう。
怖くて、これ以上ボタンが押せない・・・という事もしばしば。
車椅子の場面とか、ホント勘弁してもらいたいです。
数あるホラー系サウンドノベルの中でも怖さはトップクラスで、大人でも背筋が寒くなります。
まさに、夏の夜にはピッタリの作品。
怖いと分かっていつつも話が気になる為、ついつい何度もやってしまいます。
怖いので、せめて名前だけでも強くしようと思い、当時から好きなプロレスラーの名前を入力していましたw
秀逸なストーリー、抜群の演出、恐怖と好奇心が交差する内容で、まさに名作と呼ぶにふさわしい作品。
様々なプラットフォームに移植されていますので、ホラーゲーム好きでまだプレイしていない方は、是非一度試してみて下さい。
怖いのが苦手な方は、一人で遊ぶのは控えた方が良いでしょう。
怖いのが好きな方は部屋を暗くして、ヘッドホンを付けてやってみてください。
マジでチビりそうになりますw
かまいたちの夜
1994/11/25 スーファミ
チュンソフト
ホラー度 ★★★★☆
弟切草に次ぐ、チュンソフトのサウンドノベル第二弾。
今回は、とあるペンションで起きた殺人事件の犯人を探し出す内容で、ホラー性よりもサスペンス性が強いです。
しかし、画面の演出やBGM、効果音は相変わらず抜群で、まるで自分がその場にいるかのような臨場感と緊張感があります。
また、本編の殺人事件の他にも、スパイ、幽霊の話も面白いです。
特に幽霊の話は怖かったですね~^^;
スパイの話は、映画のような分かりやすい内容。
どの話も面白いくやり応えもあるので、未プレイの方には是非とも一度は試してもらいたい名作。
夜光虫
1995/6/16 スーファミ
アテナ
ホラー度 ★★☆☆☆
弟切草やかまいたちの夜の大ヒットを受けて、他社からも続々とホラー系サウンドノベルが発売されました。
本作もそのうちの一つ。
貨物船という限られた空間の中で、様々な怪現象や事件などが起こる内容です。
選択肢によって話の展開が色々変わるのは同じですが、全体的に話の内容も短く、薄い印象。
ストーリーも短く、怖い話でも全く怖くなかった記憶があります。
脚本はまだ良いとしても、BGMや効果音などの演出がイマイチ。
これをやると、改めて「弟切草」や「かまいたちの夜」の凄さが分かります。
個人的にはイマイチでしたが、「好き!」という人もいますので、好みは分かれるところ。
百物語~ほんとうにあった怖い話~
1995/8/4 PCエンジンSUPER CD-ROM2
ハドソン
ホラー度 ★★★☆☆
稲川淳二氏が監修したサウンドノベル。
101話のストーリーが収録されており、1話終了するごとにろうそくが消えていきます。
また、CD-ROMを活かした稲川氏の怪談話も面白いです。
心霊スポットマップなどもあり、オカルト好きには充実した内容となっています。
ゲームと言うよりは、心霊話が好きな人にはオススメです。
学校であった怖い話
1995/8/4 スーファミ
バンプレスト
ホラー度 ★★☆☆☆
新聞部の主人公が、6人の生徒から怖い話を聞いていいくサウンドノベル。
いわゆる学校の七不思議的な怪談話を、生徒から聞いて行く内容。
話を聞く順番によっても展開が変わる為、シナリオの数もとても多いです。
しかし、全体的に子供向けに作られているせいか、大人になってからやるとあまり怖さは感じません。
私も大人になってからプレイしたので、あまり怖くはありませんでした。
子供向けのホラーサウンドノベルとしては、丁度良い怖さでしょう。
クロックタワー
1995/9/14 スーファミ
ヒューマン
ホラー度 ★★★★☆
殺人鬼が潜む洋館から脱出する、スーファミ屈指のパニック系ホラーアドベンチャーゲーム。
突如現れる謎のハサミ男、シザーマンに驚いた人も多かったことでしょう。
操作性は決して良いとは言えず、ジェニファーの動きにヤキモキしますが、それがまた恐怖をあおります。
最初は神出鬼没のシザーマンにビクビクしながらやっていますが、コミカルな動きをする小っちゃいオッサンと思うと愛らしさも感じますw
そのうち、
「押し倒して、ハサミ奪い取れよジェニファー!!(# ゚Д゚)」
と、当時はツッコんでいましたw
徐々に明らかになっていく驚愕の真実など、脚本、演出も見事でした。
魔女たちの眠り
1995/11/24 スーファミ
パックインビデオ
ホラー度 ★★★☆☆
赤川次郎氏の「魔女たちのたそがれ」「魔女たちの長い眠り」を原作とするサウンドノベル。
選択肢のよってエンディングが変わる、マルチエンディングですが、基本的な話の流れは一緒。
さすがに話は抜群に面白く初見は十分楽しめますが、やり込み要素は少ないのが難点。
一度グッドエンディングを見れば十分なので、話は面白いですが、そこまでやり込み要素はなかった印象があります。
月面のアヌビス
1995/12/22 スーファミ
イマジニア
ホラー度 ★★☆☆☆
月面の研究所が舞台という、SF風のちょっと珍しいサウンドノベル。
研究所内の不審死、事件、未確認生物など、選択肢によってストーリーが変わるので、やり応えもあります。
ホラーというよりも、サスペンス感が満載のサウンドノベル作品。
スーファミ後期の作品の為、知名度は低いですが、サウンドノベルとしては十分楽しめます。
これがあと数年早く発売されていたら、もう少し注目されていたかもしれませんね。
ざくろの味
1995/12/22 スーファミ
イマジニア
ホラー度 ★★★★☆
月面のアヌビスと同時に発売されたイマジニアのサウンドノベル。
月面のアヌビスはSF風の近未来設定でしたが、こちらは現代が舞台で、よりホラー性を強調した内容となっています。
同じく知名度は低いですが、これが中々面白い話です。
今見るとよくある設定かもしれませんが、当時としては凄かったでしょうね。
あまり言うとネタバレになりますので、控えさせていただきますが^^;
こちらも本編の他にも、悪霊編、催眠機械編、宝石強盗編などあり、話によってキャラの個性も全く違いますので、1本でも色々なストーリーを楽しむことができます。
こちらも今やっても十分面白いので、サウンドノベル好きホラー好きの方は、一度プレイしてみてください。
晦 ーつきこもりー
1996/3/1 スーファミ
バンプレスト
ホラー度 ★★★☆☆
学校であった怖い話と同じようなシステムのサウンドノベル。
法事で集まった親戚同士で、様々な怖い話、不思議な話をしていきます。
話の数も多く実写を取り入れた映像には最初は驚きますが、そもそも選択肢も少ないです。
ゲームと言うよりは読み物の印象の方が強いです。
学校であった怖い話と違い、こちらは結構怖い話も収録されています。