2025年11月20日に、遂にR-TYPE DELTA のHDリマスター版
R-TYPE DELTA HD Boosted
が発売されましたね。
この発売を楽しみに待っていた人も多いでしょう。

コアなファンが多いR-TYPEですが、私もシューティングゲームの中でもトップクラスに好きなシリーズ。
その為、特に思い入れも強いですね~。
今回は、そんなR-TYPE DELTA HD Boostedの詳細や変更点、遊んでみた個人的なレビュー評価などについて紹介していきます。
R-TYPE DELTA HD Boostedって面白いの?と疑問の方
購入を迷っている方、検討中の方
R-TYPEシリーズが好きな方は、是非参考にしてください。
【Steam版の詳細はコチラ】
R-TYPEシリーズとは

おじさん世代にとっては超有名な、アイレムの名作シューティング
R-TYPE
80年代後半にゲーセンに通っていた人は、遊んだことがある方も多いはず。
グラフィック、音楽、ゲームシステムなども素晴らしく、当時ゲーセンで大ヒット。
聞くところによると、発売当初はそこまで注目されていたり、宣伝が多かったわけではなかったそうです。
それでこの完成度ですから、度肝を抜かれた人も多かったでしょうね。

アーケードシューティングゲームは、これまでも革命的な作品が色々ありました。
スペースインベーダーから始まり、ゼビウス、グラディウスと続きましたが、
R-TYPEも、まさにシューティングゲームの革命的な作品と思っております。
国内のシューティングゲーム御三家と言われているのが
- グラディウス
- ダライアス
- R-TYPE
とされていますが、その中でも最もファンが多いのが、R-TYPEみたいですね。
R-TYPEシリーズ作品

初代R-TYPEは、1987年に業務用アーケードゲームとして発売。
1988年には、後に神移植として後世に語り継がれることとなる、PCエンジン移植がハドソンから発売。
個人的には、初めて遊んだのがPCエンジン版でした。

その翌年1989年に、アーケード版でⅡが発売されますが、
こちらは難易度が高すぎたせいか、初代ほどは売れませんでした。
そして、そのⅡの難易度をマイルドに遊びやすくしたスーファミ移植版
スーパーR-TYPEが1991年7月13日が発売。

こちらはかなり評価の高い作品でした。
その後も、スーファミやプレステ、最近ではswitchやPS4.5でもシリーズが発売されています。
シリーズをまとめると
- 1987年 R-TYPE(アーケード)
- 1989年 R-TYPEⅡ(アーケード)
- 1991年3月19日 R-TYPE(ゲームボーイ)
- 1991年7月13日 スーパーR-TYPE(スーファミ)
- 1993年12月10日 R-TYPE III(スーファミ)
- 1998年11月19日 R-TYPE Δ「デルタ」(PS1)
- 2003年7月17日 R-TYPE FINAL(PS2)
- 2021年4月29日 R-TYPE FINAL2(switch、PS4、Xbox、Steam)
シリーズ作品だけでも、かなりの数があります。

それだけ愛されてきたゲームという事でしょう。
そして、2025年11月20日には、ファン待望のR-TYPE デルタ HDリマスター版、
R-TYPE DELTA: HD Boosted
が、switchやPS5、Xbox Series X/S、Steamなどで発売されました。
【Steam版の詳細はコチラ】
R-TYPE Delta: HD Boostedとは

R-TYPE Delta: HD Boostedとは、前述したとおり初代PSで発売された、R-TYPE DeltaのHDリマスター版です。
グラフィックをHDリマスター化し、60FPSにも対応。

また、当時PS版を遊んできた人には懐かしい、旧グラフィックにも
変更可能です。
3種類の機体の他に、敵のエネルギーを吸収して発動するデルタウェポンの使用も可能。
昔遊んでいた人や新規の方でも十分楽しめる内容となっています。
オリジナル「R-TYPE DELTA」の背景と概要
1998年プレイステーションで発売された『R-TYPE Δ(デルタ)』
本作はシリーズで初めて本格的に 3Dポリゴン を導入したタイトルでした。
当時の横スクロールSTGはまだ2Dが主流だったため、3D化は大きなチャレンジ。
ポリゴン化しつつも“R-TYPEらしさ”を一切損なわず、
重厚な世界観・恐怖感・バイドの異質さ を見事に表現し、往年のファンからも高評価。

シリーズの中では、
- 世界観の深み
- 敵デザインの不気味さ
- ステージギミックの緊張感
- 3機体の完全別性能
が大きな特徴で、R-TYPEの新しい魅力を示した作品と言えますね。
なぜ今リマスターされたのか

『R-TYPE Δ』は、シリーズの中でも特に評価が高い作品で、ファンの間でもリメイクを望む声が長年続いていました。
加えて、近年のシューティング再評価の流れや、R-TYPE FINALシリーズの盛り上がりも追い風となり、
改めて、この名作を最新環境で遊べるようにする意義が高まったためです。
その結果、HD化によるビジュアル強化や快適なプレイ環境の整備が施され、
現行ユーザーにも触れてもらいやすい形で復活したという流れです。
R-TYPE Delta: HD Boostedのストーリー

西暦2163年、先の戦いでR9アローヘッドがバイド帝星の中枢を破壊し、
地球の衛星軌道にある、宇宙要塞アイギスへと帰還をはたします。
人類は一時の安堵に包まれたが、翌年地上では謎の落下物が観測され、
各地で異常気象が発生。
更に、封印されていた破滅兵器モリッツGがアジアのとある市街地に出現。
迎撃部隊を派遣するが、自己防衛システムの暴走により苦戦を強いられることに。
この状況を打破するために、遂に試作機のR9 Deltaが出撃することとなる。
というのが今作の大まかなストーリーです。
新バージョンで変わったこと/新要素

リマスター版『R-TYPE Delta: HD Boosted』では、オリジナル版の雰囲気を大切にしながら、現代向けの調整が多数加えられています。
まず、グラフィックがHD化され、ステージ背景やバイドの質感が
より鮮明になりました。
エフェクトも強化され、波動砲やフォースの演出が迫力のあるものに
改善されています。
また、操作レスポンスやフレームレートが現行機向けに最適化され、
遊びやすさも向上。
細かなUI調整や演出テンポの改善により、シリーズ初心者でもプレイ
しやすい仕上がりになっている点も特徴です。
さらに、機体性能の微調整や、演出面のブラッシュアップなど、細部に多くの手が加えられています。
使用可能機体
次は、今作で使用可能な機体について紹介していきます。
R-9 aⅡ DELTA

R-TYPEと言えば、まずはやはりこれでしょう。
初代から常連の機体で、シリーズファンにとっても最も馴染み深い機体のはず。
一応今作のR9は、以前のモデルよりも小型軽量化された試作機という設定ですが、
反射レーザーの青や、リングレーザーの赤、上下の攻撃可能な黄色など
フォースのパワーアップなどは従来通り。

アーケード版から遊んできた、我々オジサン世代にも馴染み深い使用感。
最もスタンダードで、最も人気の高い機体と言えるでしょうね。
RX ALBATROSS

R-TYPE ΔやR-TYPE FINALで登場した機体、RX ALBATROSS
敵内部エネルギーを瞬間発生させ大ダメージを与える、炸裂波動砲が特徴の本機体。
また、本機体のテンタクルス・フォースは、敵をサーチして動き回るという特性を持っています。
その為、分離時は敵を追撃し狙ってくれるので、後ろや死角にいる敵も倒せます。

パワーアップは、
赤が集中分散が可能なレーザー
青は、ロックオンレーザー
そして、黄色は射程範囲は狭いが、近距離では強力な触手のようなレーザー。
R9と比べると多少違いますが、それでもわりと扱いやすい方だと思います。
個人的にも、一番お気に入りの機体。
分離時のテンタクルス・フォースの動きが非常に便利なので、
むしろ、初心者にも優しい仕様ではないでしょうか。
R13 CERBERUS

そして、かなり癖が強い事でもお馴染み、R13。
この機体はアンカーフォースと呼ばれる、青い鎖のような紐が付いたフォースが特徴です。
このかぎ爪が付いたフォースは、この青い紐にも当たり判定があり、接触した敵にダメージを与えることが出来ます。

見た目も派手で玄人的な雰囲気もあり、上手く使いこなせれば最もダメージを与えられそうですが、
しかし、フォースの挙動も難しく、慣れるまでは最も扱いが難しそうですね。
まとめると、
- R-9 aⅡ DELTA:従来型で最もスタンダード
- RX ALBATROSS:広範囲の敵に対応可能で初心者にも扱いやすい
- R13 CERBERUS:クセが強いが使いこなせば強力な玄人志向
っと言った感じでしょうか。
グラフィックのHD化と60FPS対応

リマスター版では全体のグラフィックがHD化され、背景の質感や
バイドの有機的な表現がより鮮明になっています。
光や粒子エフェクトも向上し、波動砲やフォースの演出に迫力が増加。
また、60FPSに最適化されたことで動きが滑らかになり、敵弾の視認性や操作感も改善されています。
これにより、オリジナルの雰囲気を残しつつ、より快適に遊べる映像体験になっています。
新アレンジBGM & サウンドの刷新

本作では、オリジナル版の印象的なBGMをベースにしながら、新たにアレンジが加えられています。
よりクリアで迫力のあるサウンドになり、ステージごとの緊張感や
バイドの不気味さが強調。
また、効果音も現行機向けにブラッシュアップされ、爆発音やフォース展開時の音がよりダイナミックになっています。
音響面の強化によって、当時の雰囲気を保ちながらも、より没入感の高いプレイ体験が可能です。
R-TYPEシリーズと言えばBGMも人気なので、このこだわりは往年のファンにも嬉しいでしょうね。
グラフィック切り替えや画面サイズ調整などの便利機能

リマスター版では、プレイヤーの好みに合わせて映像設定を細かく調整できるようになっています。
グラフィックのフィルター切り替えにより、HDのクリアな表示だけでなく
、当時の雰囲気に近い質感でプレイすることも可能です。
また、画面サイズの調整や枠デザインの変更など、表示まわりの自由度が高く、
環境に合わせた快適なプレイができます。
これらの便利機能によって、オリジナル派も新規プレイヤーも遊びやすい仕様になっています。
練習モードやモダンな難易度設定

R-TYPEシリーズと言えば高難易度としても有名ですが、
さすがに当時のような高難易度設定は、今の時代にはちょっと厳しいでしょう。
それも踏まえてか今回のリマスター版では、シリーズ初心者でも遊びやすいように練習モードや柔軟な難易度設定が用意されています。
特定ステージを繰り返し練習できるため、難所の攻略や機体ごとの最適な戦い方を試しやすくなっています。
また、現代的な難易度バランスが追加され、無理なくゲームに慣れていける設計です。
これにより、初めてR-TYPEに触れるプレイヤーでも安心して挑戦できる内容になっています。

本作の難易度は、3段階から調整可能で、
KID < HUMAN < BYDO
と変更が可能です。
初めての方や、シューティングが苦手な方にはKIDがおすすめ。
シリーズファンにはノーマルのHUMANがいいですが、
ノーマルでも十分難しいのが、往年のR-TYPEを思い出しますねw
遊びどころと魅力ポイント

『R-TYPE Delta: HD Boosted』は、オリジナル版の緊張感あるゲーム性をそのまま残しつつ、現代向けの快適さを加えた作品です。
3機体それぞれがまったく異なる操作感を持っており、同じステージでも攻略方法が変わる点が大きな魅力。
また、バイドの不気味さやステージ演出の恐怖感はより強調され、唯一無二の世界観がより深く味わえるようになっています。
さらに、HD化された映像や強化されたサウンドにより、オリジナル版
を知っているプレイヤーでも新鮮な気持ちで楽しめます。
練習モードや柔軟な難易度設定のおかげで、シリーズ初心者でも挑戦しやすく、
シューティングゲームの魅力をじっくり体験できるのもポイントです。
“Force + Δ-ウェポン” を使った戦略性の高さ

本作の大きな魅力は、フォースとΔ-ウェポンを組み合わせた戦略性の
高さにあります。
フォースの装着・分離を状況に応じて切り替えることで、攻撃方法や防御手段が大きく変わり、
ステージごとに最適な使い方を考える楽しさがあります。
さらに、Δ-ウェポンは機体ごとに性能が異なり、発動タイミングによって攻略の幅が広がります。
この2つをどう使い分けるかがプレイの奥深さにつながり、シリーズならではの戦略性を強く感じられるポイントになっています。
ダークSF的な世界観と重厚な演出

本作は、シリーズ特有のダークSF的な世界観がより強調されており、
バイドの不気味さや有機的なデザインが印象的に表現されています。
R-TYPEシリーズと言えば、他にはないちょっとグロイ設定なども
人気理由の一つでしたからね~。
HD化によって細部の質感が向上し、ステージごとの不穏さや恐怖感が
よりリアルに伝わるようになっています。
また、巨大兵器の登場演出や進行に合わせた環境変化など、重厚な演出も健在で、世界に引き込まれる没入感の高い体験が楽しめます。
過去作ファンにも新規プレイヤーにも刺さる理由

『R-TYPE Delta: HD Boosted』は、オリジナル版の世界観やステージ構造を忠実に再現しつつ、
HD化や60FPS対応、操作性の改善など現代向けのアップデートが施されています。
そのため、往年のシリーズファンは懐かしさを味わいながら遊べます。
一方で、練習モードや柔軟な難易度設定、便利な画面調整機能などにより、
シューティング初心者や新規プレイヤーでも挑戦しやすく、誰でも楽しめる設計になっている点が大きな魅力です。
特にこんな人におすすめです!

『R-TYPE Delta: HD Boosted』は、シリーズファンはもちろん、
シューティングゲーム初心者や新規プレイヤーにも楽しめる作品です。
特に個人的には、特にこんな方にオススメと思っています。
R-TYPEシリーズファン
オリジナル版の雰囲気を残しつつ、HD化や演出強化によって新鮮な体験ができるため、懐かしさと新鮮さを同時に楽しめます。
高難易度シューティングが好きな方
昔ながらの高難易度アーケードシューティングが好きな方にとっては、本作はかなりやり応えがあるでしょう。
また、練習モードや難易度設定変更も可能なので、初心者の方でも十分楽しめる仕様となっています。
初心者から玄人まで、幅広く楽しめるシューティングゲームではないでしょうか。
戦略性のあるシューティングが好きな人
フォースやΔ-ウェポンを使った多彩な戦術が求められ、ステージごとに異なる攻略法を試せます。
頭を使ったシューティングが好きな方にも、きっとハマるはず。
映像や演出を重視する人
HDグラフィックや60FPS対応により、迫力あるステージや重厚な演出を堪能できます。
R-TYPEの、ちょっとグロテスクな質感も味わえます。
これらの特徴から、過去作を知るファンも、初めてR-TYPEを遊ぶ人も、しっかり楽しめる仕上がりになっています。
特に過去シリーズが好きな人にはオススメですね。
往年のR-TYPEファンにこそ、是非プレイしてもらいたいゲームです。
【Steam版の詳細はコチラ】
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