セガ名作アクションゲーム「忍 -SHINOBI-」シリーズ特集

今回は、セガの人気アクションゲーム

忍 -SHINOBI-

シリーズについて紹介していきます。

忍びの割に、全く忍んでいない!と、ついツッコみたくなりますよねw

影の忍者ヒーロー「ジョー・ムサシ」が犯罪組織を倒していく内容で、日本よりも海外で人気だったシリーズです。

忍者というと日本よりも外人の方が人気が高いですが、こういう忍者ゲームの影響もきっと大きいのでしょう。

忍 -SHINOBI-シリーズが好きな方、興味のある方は、是非見ていってください。

忍 -SHINOBI-シリーズ特集

 

忍 -SHINOBI-

1987年11月

アーケード

大ヒットシリーズの第1作目は、1987年に登場したアーケードゲームから始まっています。

オーソドックスな横スクロールのアクションゲームで、道中は雑魚キャラを進み、ステージの最後でボスを戦う内容です。

本作の人気に火が付いたのは、翌年に発売された海外版から。

全米で大ヒットとなり、その後、多くの続編なども発売されます。

また、海外だけで発売されたシリーズ作品もあり、むしろ国内よりも海外の人気が高いです。

海外でヒットしなければ、シリーズ化されていなかったかもしれませんね。

現在は、SEGAAGESやアストロシティミニなどで復刻しています。

SHINOBI 忍

1988/6/19

SEGAマークⅢ  5500円

家庭用ゲーム機への移植第一弾は、セガマークⅢから。

さすがにアーケード版と比べると色々劣化はしていますが、それでも当時としては中々の良移植で、本作の面白さは十分味わえます。

ボーナスステージも再現されており、当時の家庭用としてはよくできた内容。

人気も高かったです。

SHINOBI

1989年

NES

海外版のファミコン「NES」でのみ発売された作品。

ファミコンと侮りがちですが、滑らかなスクロールや操作性も良く、意外とよく出来ております。

また一発即死ではなくパワー制なので、難易度も抑えられていますね。

日本未発売なので知名度は低いですが、意外と面白い作品でした。

シャドーダンサー

1989年9月

アーケード

忍シリーズのアーケード版第2弾となる作品で、今回はジョームサシの息子「ハヤテ」が主人公となっています。

基本的なアクションなどは同じですが、今回は主人公の他に忍犬ヤマトが追加。

本作は、まず先に北米でリリースされ、その後日本で稼働開始しています。

当時から北米市場の方が人気が高かったようですね。

長らくアーケード完全版は移植されませんでしたが、アストロシティミニでようやく復刻しました。

ザ・スーパー忍

1989/11/25

メガドライブ  6000円

メガドライブで発売された、シリーズの正統な続編。

同じくジョー・ムサシが犯罪者集団を単独で倒しに行く内容です。

現代社会と忍者が調和された世界観で、色々ツッコミどころが多いですが、アクションゲームとして普通に面白いです。

初めは難易度が高く感じますが、攻略法もしっかりありバランスも良いです。

また、多重スクロールや、古代氏のBGMも高評価。

初期版はボスとしてゴジラが登場しますが、さすがに色々問題があったようで、後の修正版は差し替えられています。

SHINOBI 忍

1989/12/8

PCエンジン  6800円

PCエンジンで発売された、初代SHINOBIの移植。

ステージの一部がカットされていますが、それ以外は移植度も高く、ほぼアーケード版と同じように楽しめます。

当時としては、最もアーケード版に近かった移植でした。

シャドーダンサー ザ・シークレット・オブ・シノビ

1990/12/1

メガドライブ  6000円

アーケード版シャドーダンサーのメガドライブ移植作品。

アーケードUS版では本作の主人公はジョームサシとなっていましたが、メガドライブ版は彼の息子ハヤテが主人公で、忍犬はヤマトという設定になっています。

また、設定だけでなくステージなども一新されています。

これはこれで面白いですが、アーケード版とはほぼ別作品と言ってもいいでしょう。

The Cyber Shinobi

1990年4月

海外版マスターシステム

近未来を設定とした忍シリーズで、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ブラジルで発売された作品。

アクションとジャンプの基本的な設定は同じですが、敵を殲滅しないと先に進めないのが、他とはちょっと異なる設定です。

この時期ともなると、日本や北米では既にメガドライブに移行されていましたが、

それ以外の国ではまだまだマスターシステムの人気が高く、本作もそのユーザー向けに発売されました。

しかし、スクロールもカクカクし、さすがにちょっと古臭さは否めませんね。

The GG忍

1991/4/26

ゲームギア  3800円

ゲームギアで発売された忍シリーズ1作目。

ストーリーとしては「ザ・スーパー忍」の前日譚となっており、若き日のジョームサシが敵に捕まった仲間を救出するという内容。

救出した仲間も使用することが出来、それぞれ異なる能力を持っています。

携帯ゲーム機ながら、非常によくできた作品でした。

シャドーダンサー

1991年

海外版マスターシステム

欧州やブラジルで発売された、海外版マスターシステムの移植作品。

メガドライブ版とも内容が異なり、どちらかというとアーケード版に近い設定。

しかし、さすがにマスターシステムでは色々無理があったせいか、操作性も悪く、難易度もかなり高いです。

しかし、当時の海外では、それなりに人気だったそうです。

ですが、今となってはわざわざやる必要はないでしょうね。

The GG忍2

1992/12/11

ゲームギア 3500円

ジョームサシ率いる「朧5人衆」の活躍を描いたシリーズ2作目。

仲間を救出することで使用できるようになるのは前作と同じですが、今回は更に宝玉を探す必要もあり、

その為、前作以上に仲間のスキルが重要になります。

前作の難点も解消されており、こちらも評価の高い作品。

ファンの期待を裏切らないゲームでした。

ザ・スーパー忍II

1993/7/23

メガドライブ  6800円

メガドライブ版の忍シリーズ2作目で、アクションやステージギミックも多彩になり、更に進化しています。

多重スクロールなど、技術的な面でもメガドライブトップクラスの内容。

但し、前作の方が良かった!という意見も多く、

ⅠとⅡ、どちらが良いかは好みが分かれるところですね。

新・忍伝

1995/6/30

セガサターン  4800円

実写映像などを使用した、セガサターン版の忍シリーズ。

映像はジャパンアクションクラブ協力しており、特撮系の忍者ものといった印象。

見た目からはちょっと微妙な印象も受けますが、これが中々の良作品。

中身はしっかりと作られたアクションゲームで、今遊んでも普通に楽しめます。

セガサターン屈指のアクションゲーム!

という人もおり、かなり評価は高いです。

好みが分かれるところですが、忍者アクションゲームが好きな方にはおすすめです。

私と同世代の方は本作を見ると、日曜日の朝に放送していた「ジライヤ」を思い出す方もきっといるはず。