今回は、発売当時はあまり注目されなかったけど、
- 今は再評価されている作品
- 地味だけど完成度が高い隠れた名作
など、フォロワーさんのコメントが多かった作品について紹介していきます。
スーファミソフトは値段も高かったので、中々新品を買えませんでしたよね。
なので、当時はよく自転車で中古屋巡りをしていたものです。
しかし、知名度が低いもの、販売本数が少ないものなどは、
そもそも中古ショップに並ぶことも少なく、
当時は全く知らなかったソフトも多かったです。
今回は、そんな見逃されたスーファミソフト10選を紹介していきます。
スーファミの見逃しがちな名作、隠れた良作ソフトをお探しの方、興味のある方は、是非見ていてください。
見逃したスーファミ名作ゲーム10選「このゲーム知ってる?」
ソウルブレイダー
1992/1/31
エニックス
スーファミのわりと初期の頃に発売された、エニックスのアクションRPG。
後に発売される、ガイア幻想紀、天地創造と合わせて、ソウル三部作と呼ばれています。
エニックスと言えばドラクエが有名ですが、実はそれ以外にも色々RPGを発売していました。
本作もエニックスのソフトにしては、知名度はあまり高くはない方でしょう。
あまり広告宣伝費を掛けていなかったようで、私も全く知らなかったのですが、
スーファミのだいぶ後期頃、たまたま中古屋で激安価格で売られており、エニックスという事で試しに購入。
あまり期待してはいませんでしたが、これがかなり面白く、すぐハマったのを覚えています。
ダンジョンを進むごとに、村人などを解放していき元通りの姿に戻っていくのも面白かったですね。
所々アクトレイザーと同じ効果音が気になりますが、
今でも十分楽しめる良作アクションRPGです。
ブレインロード
1994/1/28
エニックス
こちらも一部では評価が高いですが、知名度はあまり高くないアクションRPG。
龍の一族の末裔の主人公が、行方不明となった父親を探すところからスタートします。
ダンジョンの罠や仕掛けなどを解き進んでいく内容で、パズル要素も強いです。
アクションRPGですが、レベルの概念はなく武器や防具などで強化していくシステム。
また、特殊な能力を持つ妖精の存在も本作の大きな特徴です。
こちらも非常に評価の高い作品で、ファミ通クロスレビューでシルバー殿堂入りを獲得しています。
バウンティソード
1995/9/8
パイオニアLDC
こちらも知名度はかなり低い、リアルタイムシミュレーションRPG。
賞金稼ぎの主人公が、謎の少女と出会ったことで争いへと巻き込まれていきます。
戦闘はリアルタイムで進行し、仲間には作戦の指示を出しAIで動いていきますが、
まぁ当時のAIなので、あまり賢くないのが難点。
独自のシステムで、ちょっと好みは分かれそうですが、実はファンも多い隠れた名作。
その評価の高さから後にプレステでもリメイクされますが、
そちらは賛否あるので、スーファミ版の方が評価が高いようです。
ミスティックアーク
1995/7/14
エニックス
こちらも一部では非常に評価の高い、エニックスの隠れた名作RPG。
フィギュアにされた主人公が元の世界に戻る為、世界の鍵を探す内容。
独特の不思議な世界観で、アドベンチャー要素もあります。
スーファミ後期作品だけに、グラフィックもかなり綺麗です。
しかし、この頃ともなると、既にプレステやセガサターンが発売されていた時期。
徐々にスーファミの新作ソフトも、あまり注目されなくなった頃でしょう。
当時は、3Dやポリゴンなどのリアルなゲームが話題でしたからね~。
今となっては一部では有名かもしれませんが、
ソフトの値段も高く、当時から知っていた人は少ないでしょうね。
イーハトーヴォ物語
1993/3/5
ヘクト
宮沢賢治の世界観をベースにしたかなり異色の作品。
ジャンルはRPGとなっていますが、戦闘やお買い物などはありません。
また、プレイヤーのレベルアップなどもなく、どちらかというとアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは「イーハトーヴォ」と呼ばれる架空の町を巡って、
宮沢賢治の遺失作品を探していきます。
詩的な雰囲気、静かなBGM、美しいドット絵などどこか文学作品のようでもあります。
子供時代はちょっと微妙かも知れませんが、大人になってから遊ぶとこれはこれで面白い作品。
しかし、一般的なRPGを求めていた人には「何じゃこれ!」感があるかも^^;
宮沢賢治ファンや文学好きに高く評価されています。
G.O.D目覚めよと呼ぶ声が聴こえる
1996/12/20
イマジニア
劇団「第三舞台」の鴻上尚史氏が脚本や総指揮を担当したRPG。
その他にも、キャラクターデザインは江川達也氏、音楽はデーモン小暮氏という豪華メンバー。
江川氏のイラストで、ちょっとエッチ~ゲームを期待したムッツリも多いかもしれませんが、
中身は比較的オーソドックスなRPGで、随所に鬱とギャグが盛り込まれています。
前半はほのぼの進みますが、途中から急展開に。
後半にかけては哲学的・宗教的展開も多くなっていきます。
本作もスーファミ後期作品だけに、知名度はかなり低いですが、
プレイヤーに深い印象を残し、根強いファンを持つ作品でした。
エルナード
1993/4/23
ゲームプラン21
スーファミ中期に発売された、西洋ファンタジーの王道RPG。
選べる主人公システムや、広大なフィールド、重厚なストーリー展開が本作の特徴。
エルナードと呼ばれる世界が舞台で、
賢者の7人の弟子が7つのアークを探す為に旅立つ設定。
選ばなかった弟子はライバルとなり、敵対したり仲間になったり。
弟子同士の相性が良いと仲間にする事も出来るが悪いと戦う事に。
その為、最初に選ぶ仲間によって難易度も変ってきます。
キャラごとに異なる視点で物語が進むが、戦闘バランスの粗さやテンポの悪さが指摘されることも。
ただし、雰囲気や音楽の評価は高く、今なお隠れたファンが多い作品。
ざくろの味
1995/12/22
イマジニア
90年代の日本が舞台の、ホラー系サウンドノベル。
当時、弟切草やかまいたちの夜の大ヒットで様々なサウンドノベルが発売され、
中には微妙な作品も多かったですが、本作は脚本も面白く、世界観にも引き込まれます。
マルチエンディングの内容で、仲間の生存なども選択肢によって変っていきます。
また、条件をクリアすると、本編とは全く違うストーリーが始まるのもやり応えがあります。
初見でグッドエンディングに辿り着くのは難しく、何度も周回することになるとは思いますが、
グッドエンディングに辿り着くために、何度もやりたくなりますね。
タイトルの「ざくろの味」の意味を知った時はきもッ!っと思ったものです。。。
読み物としても、普通に面白い作品。
ホラー系ですが、弟切草ほどは怖くないので、そこそこホラー耐性がある人なら大丈夫かと思いますよ。
同日に発売された月面のアヌビスも面白いのですが、個人的にはこちらの方が好きでした。
ノスフェラトゥ
1994/10/7
セタ
さらわれた恋人を救うために吸血鬼の城へと挑むアクションゲーム。
トラップだらけの城を探索し、謎を解き進んでいく内容で、
見た目通り、プリンス・オブ・ペルシャに近いシステム。
操作のクセは強いですが、それでも、プリンス・オブ・ペルシャよりはまだマシ。
アイテムを取得することで攻撃力やライフもアップするの、
アクションRPG的な要素もあります。
ゲームセンターCXの175回で課長がプレイしており、そこで初めて知った人も多いはず。
難易度は高めでマニア向けだが、ホラーアクション好きには刺さる作品。
ルドラの秘宝
1996/4/5
スクウェア
こちらもスーファミ後期に発売された知る人ぞ知る、スクウェアの高評価RPG。
3人の主人公によるオムニバス形式のストーリーと、合計15日間で滅びゆく世界を救うという内容。
独自の「言霊(ことだま)システム」により、魔法を自分で創造できるという画期的な仕様が話題に。
ドラゴンクエストや女神転生、ファイナルファンタジーシリーズの魔法を入れると、元作品の効果を模した言霊になります。
グラフィック、BGM、戦闘テンポも優れており、知る人ぞ知る傑作とされている。
しかし、スーファミ後期作品だけに?知名度が低いのが残念。
今でこそ、それなりに知名度は高いかもしれませんが当時から遊んでいた人は少ないでしょうね。
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