ワンダースワン名作ゲーム特集 その1

ゲームボーイを作った横井軍平氏が、任天堂を退職後に作った会社がコト社。

そのコト社が企画、開発に関わったことで有名なバンダイの携帯ゲーム機、

ワンダースワン

1999年3月4日に発売された本作ですが、発売当初は初代ゲームボーイと同じモノクロ液晶でした。

90年代後半にモノクロ液晶はちょっと古臭い印象も受けますが、

その分、本体のお値段も4800円と、当時としても激安価格。

更に、単3電池1本で10時間以上も遊ぶことができ、まさに子供にはピッタリのゲーム機でした。

横井氏の、

「子供でも手軽に楽しめるゲームを!」

っという思いが伝わってきますね。

しかし、それもあってか、ワンダースワン=子供の玩具と思っていた人も多く、

当時すでにいい大人だった方は、ワンダースワンには見向きもしなかった・・・という人も多いのではないでしょうか。

私もワンダースワンが出た頃は、もう既に二十歳を超えていたので、あまり興味は沸きませんでしたね~。

ゲームソフトも、どちらかというと子供をターゲットにしたゲームが多かったですが、

中には

  • ファミコンのリメイク作品
  • 難易度が高いアクションゲーム
  • アーケードゲームの移植
  • 頭の体操にピッタリのパズルゲーム
  • 大人もビビるホラーゲーム

なども多く、一概に子供用といって侮れないと、だいぶ後になってから気づいたものです。

ここでは今大人がやっても十分楽しめるワンダースワンの名作ゲーム、

個人的おすすめゲームについて紹介しております。

ワンダースワンの名作ゲーム、おすすめゲームをお探しの方は、是非参考にしてください。

今回はモノクロゲーム限定ですが、そのうちカラーソフトも紹介していきます。

ワンダースワンの名作ゲーム特集 モノクロ編

 

GUNPEY

1999/3/4

バンダイ

ワンダースワン本体と同時に発売された、横井軍平氏監修のパズルゲーム。

数あるワンダースワンのパズルゲームの中でも、人気知名度共に高かった作品。

ただ線を繋げるだけというシンプルなルールですが、ついついのめり込んでしまいます。

エンドレスからパズル、ストーリーなどモードも色々あり、

これで2000円というのは、当時としても驚きの価格。

値段の割には、かなり遊べるゲームです。

チョコボの不思議なダンジョン for ワンダースワン

1999/3/4

バンダイ

入るたびにダンジョンの地形が変わる、ローグライクダンジョンRPG。

分かりやすく言うと、トルネコの大冒険や風来のシレンと同じシステム。

ファイナルファンタジーシリーズお馴染みのアイテムや魔法、召喚魔法まであります。

気軽に遊べて、何度でも飽きずに楽しめるのも本作の特徴。

電車でGO!

1999/3/4

タイトー

一時期アーケードで大人気だった、電車運転シミュレーションゲームの移植作品。

電車の運転手となり、マスコン、警笛、ブレーキを上手く使い、

安全に時間通り駅に到着させるのが目的。

ワンダースワン版でも携帯ゲームとは思えない映像を作りだし、

サウンドもリアルに仕上がっています。

鉄道ファン以外でもきっと楽しめるはず。

新日本プロレスリング 闘魂烈伝

1999/3/4

トミー

当時の新日トップレスラーが実名で登場するプロレスゲーム。

ファイプロ以外のプロレスゲームは微妙な作品が多い中、

本作品はとても良くできています。

レスラーの技、細かい動きもしっかり再現されており、プロレスファンも十分楽しめます。

選手数が少ないですが、携帯用としてはかなり良くできた内容ですね。

ワンダースタジアム

1999/3/11

ナムコ

ナムコの定番野球ゲーム、ファミスタのワンダースワン版。

ペナントレースの他にも、育成モードやホームラン競争などもあります。

更に、ケーブルを使用しての通信対戦も可能。

松井氏やイチロー氏など往年の名選手が実名で登場するのも、今となっては貴重ですね。

 子育てクイズ どこでもマイエンジェル

1999/4/15

バンダイ

クイズに答えて子供を成長させていく、ゲーセンでも人気だった

ナムコのクイズゲームのワンダースワン版。

子供には様々なパラメーターがあり、クイズの答えやイベントによって、

それらが変化し性格も変わっていきます。

クイズ問題は4000問以上あるので、携帯用と言って侮れません。

クイズが得意な人でも、きっとやり応えがあるはず。

元祖じゃじゃ丸くん

1999/4/15

ジャレコ

ファミコン世代には懐かしい、ジャレコの名作アクション

じゃじゃ丸くんのワンダースワン版。

FC版は無限ループでしたが、WS版は4面ごとにボス面があります。

これを5回クリアすることで、サクラ姫を救出しエンディングを見ることができます。

基本的な操作や設定はファミコン版を踏襲しておりますが、新しい敵なども追加。

ファミコンで散々遊んできた人でも十分楽しめるでしょう。

スーパーロボット大戦 COMPACT

1999/4/28

バンプレスト

バンプレストの人気シミュレーションRPG、スーパーロボット大戦のワンダースワン版。

本作には、これまでのシリーズで人気だった150体以上のロボットが登場します。

また、今回は好きなキャラに精神コマンドや能力を与えることも可能。

好きなキャラだけどイマイチ使いにくいというロボットでも、

前線で活躍させることができますよ。

ライディーンやダイモスなど、削除されたロボットも再登場し、ファンにも嬉しい内容となっています。

beatmania for Wonder Swan

1999/4/28

コナミ

一時期アーケードで爆発的人気を誇っていた、コナミの音ゲー「ビートマニア」。

コナミ唯一のワンダースワン作品でもあります。

容量はワンダースワンゲームの中でもトップクラスの128メガで、音質もとても良いです。

あまりの音の良さに、ビーマニファンがワンダースワンをこぞって買いに行ったという逸話もあります。

ヘッドホンプレイでプレイするのが特にお薦め。

風のクロノア ムーンライトミュージアム

1999/5/20

バンダイ

ナムコの人気アクションゲーム、風のクロノアのワンダースワン版。

基本操作は変わりませんが、本作はサイドビューのパズルアクションになっています。

適度な難易度で遊びやすく、大人から子供まで楽しめる分かりやすい内容。

魔界村 for  WonderSwan

1999/7/22

バンダイ

高難易度アクションゲームとしてお馴染み、魔界村のワンダースワン版。

今回は、水中など新たなステージも追加されております。

システム的には、スーファミの超魔界村に近い内容。

その難易度は相変わらず高く、携帯用だからといって侮れませんね。

TERRORS

1999/8/5

バンダイ

縦持ちで読むホラー系サウンドノベル。

独立した5つの物語が収録されており、全てをクリアすると最終シナリオが発生します。

プレイヤーの選択肢によってテラーポイントが加算され、

このポイントが後のシナリオやエンディングに大きく関わってきます。

また、ホラーシーンの演出にも凝っており、大人でも背筋が寒くなります。

エンディングも豊富なので、かまいたちの夜のように、色々試してみるのも面白いですね。

名探偵コナン 魔術師の挑戦状

1999/8/5

バンダイ

ちびっ子から大人まで大人気、コナンの推理アドベンチャーゲーム。

シナリオは全部で6つあり、ゲームを進めることで増えていきます。

ワンダースワンの特徴である縦持ちなども駆使し、探偵手帳を活用し謎を解いていきます。

ワンダースワンの特徴を上手く利用した、面白いシステムですね。

そういえばコナンって、もう20年以上続いているんですね~。

ENGACHO!

1999/10/28

日本アプリ

モンスターを避けながらゴールに向かうパズルゲーム。

各モンスターそれぞれ動きが異なり、その特性を上手く利用しゴールへと向かいます。

パッケージだけ見るとバカゲー臭が漂いますが、

これが中々良くできたパズルゲームで、意外とファンも多かった作品。

ラングリッサーミレニアム WS  The  Last  Century

2000/3/9

バンダイ

ドリームキャストで発売された新シリーズ、ラングリッサーミレニアムの続編。

他のシミュレーションRPGとは少し異なり、傭兵を雇って戦うシステムが特徴的。

登場人物が美男美女ばかりなのも、このシリーズの特徴ですね。

評判があまりよくなかったのか、ミレニアムシリーズはこれで最後となっています。

ファイナルラップ2000

2000/3/23

ナムコ

アーケードで人気だった、ナムコ産F1ゲームのワンダースワン版。

ワールドツアーモードやタイムトライアル、コース作成など新要素も追加されています。

もちろんケーブルを使用しての通信対戦も可能。

ワンダースワンは安価な携帯ゲーム機のわりに、グラフィックが凄いですよね。

ロードランナー for Wonder Swan

2000/4/20

バンプレスト

ファミコン世代にはお馴染みのパズルアクションゲーム、

ロードランナーのワンダースワン版。

今回の大きな特徴は、水中が存在すること。

潜水服を着ると、水中でもスムーズに動くことができます。

その他にも色々アイテムも増えているので、従来のロードランナーとは

また違った楽しさがあります。

シンプルな内容ですが、その分、飽きずに長く楽しめる作品。

SDガンダム Gジェネレーション GATHER BEAT

2000/7/13

バンダイ

ガンダムのオリジナルストーリーとは、一味違った展開で進んでいくシミュレーションゲーム。

基本的には1年戦争の話ですが、別の作品のキャラも登場するのがこのシリーズの面白いところですよね。

ガンダムを知らない人にはまるでお勧めできませんが、ガンダム好きにはたまらない設定。

1stからターンAまでのモビルスーツが登場し、ガンダム好きにはピッタリのゲーム。

名探偵コナン 西の名探偵 最大の危機!?

2000/7/27

バンダイ

ワンダースワンのコナンシリーズ第二弾。

基本システムは前作同様ですが、色々新要素も追加されています。

前作のマルバツツールの他に、新たにhintシステムが追加。

これを利用して聞き込みを行います。

難易度も上がっており、子供だけでなく大人も楽しめる内容。

ファイヤープロレスリング for ワンダースワン

2000/8/31

加賀テック

ヒューマンの人気プロレスシリーズ、ファイプロのワンダースワン版。

相変わらず選手や技の数が多く、携帯用とは思えない量です。

また、自分でレスラーの対戦カードを組めるプロレス興行開催モードや、

レスラーエディット、通信対戦も可能。

ファイプロファンの期待を裏切らない出来でした。