【レトロアーケードゲーム】プロレスゲーム特集その1

今回は、懐かしい

プロレスのレトロアーケードゲーム

について紹介していきます。

プロレス好きはハマるプロレスゲーム。

ゲームからプロレスファンになった方も多いでしょう。

当時は地上波でもプロレス中継が放送されていたので、プロレスファンも多かったですよね。

プロレス好きの方、プロレスゲームが好きだった方は、是非見ていってください。

プロレスアーケードゲーム特集その1

 

ザ・ビッグプロレスリング

1983年12月

開発:テクノスジャパン

販売:データイースト

世界初のプロレスゲームとしても有名な、ザ・ビッグプロレス。

テクノスジャパンとしては4作目となる作品で、販売はデータイースト。

テクノスも当初は中々ヒット作が出ませんでしたが、本作から徐々にヒット作に恵まれるようになります。

当時としてはプロレスをゲームで再現するのは難しく、様々な工夫が見られます。

敵が腕を下げた瞬間に組と2秒間技名が表示され、素早く選んで技をかけるシステム。

今見ると中々イマイチかもしれませんが、技も多く場外乱闘もあり、当時としては画期的。

ゲーセンでも話題だったそうです。

その人気の高さから、後にファミコンではタッグチームプロレスとしてアレンジ移植。

しかし、個人的にはファミコン版はイマイチでした^^;

アッポー

1984年4月

開発:サンリツ電気(現シムス)

販売:セガ

当時の人気レスラーをモデルとしたキャラが多数登場する、個性的なプロレスゲーム。

パンチ、キック、ホールドの3つのボタンで操作します。

それぞれキャラも特徴があり、プロレスファンならどのキャラが誰のモデルかは直ぐに分かるでしょう。

コミカルに描かれたキャラも、どこか愛嬌がありますよね。

各レスラーにはそれぞれ特有の技や必殺技があり、決まると観客も沸きます。

また、インストカードにも載っていない必殺技もあり、当時は盛り上がったそうです。

3分3本勝負で行うルールが時代を感じますね。

チャンピオンプロレスリング

1985年5月

セガ

セガのスポーツゲーム、チャンピオンシリーズのプロレス版。

悪そうな覆面ヒールレスラーチームとタッグマッチで戦います。

技の出し方は、ビッグプロレス同様技を選んで選択するシステム。

対戦相手はずっと同じで、勝つごとにレベル上がっていきます。

5段階のレベルの敵を倒すとチャンピオンベルトの奪取。

ビッグプロレスやアッポーと比べると、後発の割にやや面白味に欠ける印象ではあります。

プロレスゲームは自由度も高いので、開発も難しそうですね。

後にセガの家庭用ゲーム機「SG-1000」にも移植されています。

エキサイティングアワー

1985年

開発:テクノスジャパン

販売:タイトー

ヒットしたザ・ビッグプロレスの続編で、テクノスのプロレスゲーム2作目。

今回はタイトーから発売されています。

前作からかなり自由度は上がり、リング内を所狭しと走り回ることが可能。

組み合った瞬間のレバー操作とボタンで技をかける事が出来ます。

技も豊富で、よりプロレスらしい展開が可能に。

演出も面白く、きっとプロレスファン以外でも楽しめるでしょう。

現在はアケアカでも復刻しています。

ロボレス2001

1986年

セガ

ロボット同士がリングで闘う、近未来的なプロレスゲーム。

近未来なのに、オープニングは長州氏のパワーホールから始まるのがウケますよねw

選択するロボットによって、それぞれ技も異なります。

赤いランプが3個点滅するとド派手な空中技が出せるなど、演出は中々迫力があります。

後にPC-88、X1、MSXなどに移植されているようですが、家庭用ゲーム機には移植されていません。

中々技が出ない、かけれないなど、あまりよい評判は聞きませんし、当時の評価はあまり高くはなさそうですね。

しかし、ハマって遊んだ!と言う人もいますので、好みは激しく分かれそうな作品。

タイトルが2001年・・・・もう20年以上前なんですよねw

ダンプ松本

1986年

開発:サンリツ電気

販売:セガ

当時大ブームだった、女子プロのヒールレスラーダンプ松本氏のプロレスゲーム。

私の大好きなダンプ松本やブル中野などヒールレスラーで、ベビーフェイスを倒していくのは爽快。

ヒールレスラーがタイトルというのも、今思うと珍しいですよね。

それだけダンプ氏のインパクトが強く、超有名だったという事でしょう。

ドット絵でもレスラーの表情などを、見事に再現しています。

さすがセガ!っと思ったら、開発はアッポーと同じサンリツ電気。

実名でレスラーが登場するのもスゴイですよね。

当時は長与千種、ライオネス飛鳥のクラッシュギャルズが大人気で、その敵役として極悪同盟も大ブーム。

当時はダンプ松本氏もCMやテレビなどによく登場していましたね。

しかし、当時はクラッシュギャルズが圧倒的人気過ぎて、ダンプ松本はクラッシュファンからかなり嫌われていたそうです。

実家にまで嫌がらせや脅迫状なども届いたとか。

ヒールレスラーは、あくまで「悪役」という仕事だという事を理解してもらいたいものです。

映画でも舞台でも歌舞伎でも、必ず悪役は要るものです。

リング上でのブーイングは仕方がありませんが、プライベートまで非難するのは酷いですよね。

ベビーフェイスは誰でもできますが、ヒールレスラーは限られた人しか出来ませんから。

むしろヒールレスラーの方が良心的な人格者が多く、ベビーフェイスの方が酷い人が多いとか。。。

現在もヒールレスラーのSNSなどに誹謗中傷や暴言を吐く方がいますが、小学生や中学生なら分かりますが、いい大人がそんなことしているのは恥ずかしいですよね。

話がだいぶそれましたが、

後に極悪同盟ダンプ松本として、マークⅢに移植されています。

リングの王者

1988年

コナミ

かなりマイナーな、コナミのプロレスゲーム。

日本のプロレスというよりは、WWF的なアメリカンプロレスといった印象。

国外タイトルは、The Main Event

今回の企画で調べるまでは、見たことも聞いたこともありませんでした。

コナミにしては出荷台数は、かなり少なそうですね。

どことなく洋ゲーっぽいので、国内向けではなく北米向けとして開発されたのかもしれませんね。

聞くところによると連射ゲームらしいので、連射付きでプレイするとあっさりクリアできるらしいです。

また、レスラーの体力は、投入したコインの数で増加するとか。

バランスもあまり良く無さそうですし評判も悪そうなので、今後復刻することも無さそうですね。

しかし、当時の人気レスラーをドット絵で見事に打っているのは流石コナミ!

チャンピオンレスラー

1989年

タイトー

タイトーから発売されたプロレスゲーム。

8人の個性的なレスラーから選び、試合を勝ち抜きチャンピオンを目指す内容。

それまでのプロレスゲームには無いジャイアントスイングなど、珍しい技も使用可能。

凶器攻撃などもあり、こちらもWWF的なアメリカンプロレスに近い設定。

また、ラスタンサーガの主人公にそっくりなレスラーも登場し、名前もミラクルラスタンというのがウケますよね。

テクノスのエキサイティングアワーを、更に発展させた作品といった印象。

演出も楽しく、プロレスゲームとしても面白いです。

移植は少なかったですが、PS2の『タイトーメモリーズII 上巻』に収録。

現在はアケアカでも復刻しています。

レッスルウォー

1989年

セガ

8人のレスラーと戦いチャンピオンを目指すセガのプロレスゲーム。

キャラも大きいので迫力もあり、技の演出も派手です。

特に大きくジャンプしてからのパイルドライバーなどは、当時の人気アニメ「キン肉マン」を彷彿とさせますね。

しかし、この時期としてはキャラが選べないのが残念。

また、連射ゲームなので、連射が疲れるのが難点。

後にメガドライブにも移植されています。

メガドライブ版はキャラも少し小さくなっていますが、当時としては中々の良移植。

今見ると、セガって結構プロレスゲーム出していたんですね。

マッスルボマー

1993年7月

カプコン

北斗の拳などでお馴染みの漫画家原哲夫先生のイラストで話題だったカプコンのプロレスゲーム。

カプコンらしい格ゲーっぽいシステムですが、体力が0になってもフォールかギブアップでなければ勝ちにはなりません。

従来のプロレスゲームと言うよりは、格ゲーよりのプロレスといった印象。

ファイナルファイトのハガーも登場し当時は人気でした。

プロレス好きの多くが喰いついた作品でしたが、

意外とゲーセンから撤去されるのも早かった思い出があります。

ちょっと好みが分かれる作品だったのかもしれませんね。

続編も発売されますが、シリーズは続かなかったところを見ると、インカムもそれほど良くはなかったのかも。

後にスーファミにも移植され、現在はカプコンアーケードスタジアム2でも復刻しています。