SNK(新日本企画時代)の個人的おすすめレトロゲーム

今回は、今遊ぶと逆に面白い!

SNK(新日本企画時代)の個人的おすすめゲーム、名作ゲーム

について紹介していきます。

旧SNKとSNKプレイモア

格ゲーメーカーとしても有名だったSNK。

しかし、2001年には倒産。

SNKの知的財産権は競売にかけられ、そこで落札したのが、かつての系列会社だったプレイモア。

その後、プレイモアが社名を「SNK」変更したのが現在の株式会社SNK。

なので、よく旧SNKとSNKプレイモアとも言われたりもします。

そんな旧SNKの前の会社名が「新日本企画」。

何か硬そうな鉄鋼会社や工務店のような名前ですよねw

今回は、主に80年代に発売された旧SNKのおすすめゲームについて紹介していきます。

当時は特にループレバーを使用した作品が特徴的でしたね。

しかし、このループレバーはアーケードでは人気でしたが、家庭用への移植は難ししく微妙な作品は多かったですよね~。

特にファミコン版の「怒」には、ガッカリした方も多いはず。

ですが、今はアーケード完全移植は当たり前で、ゲーセンと同じように楽しめます。

更にコントローラーも今の方が遊びやすく、むしろアーケード版よりも楽しいのでは?

と思う作品も多いです。

また、最近は複雑な操作の3Dゲームが当たり前となったので、我々オジサン世代は昔ながらのシンプルな2Dゲームが恋しくなるものです。

今回はSNK(新日本企画時代を含む)から発売された、懐かしいおすすめレトロアーケードゲームについて紹介しております。

レトロゲーム好きの方、新日本企画時代の懐かしいゲームが好きだった方は、是非見ていってください。

新日本企画時代のおすすめレトロゲーム

ちなみに、今作は全て

SNKアニバーサリーコレクションに収録されているゲームから紹介しております。

興味のある方は、是非そちらで試してみて下さい。

ファンタジー

1981年

ジョイスティック1本だけで操作する、

個性的なアクションゲーム。

英語の教科書のような音声に当時驚いた人も多かったでしょう。

当時は喋るゲームなんて、ほとんどありませんでしたからね。

ステージによって様々なゲームが楽しめ、それをレバーだけで操作できるのは凄いです。

ステージは追跡パートと救助パートが交互に繰り返される内容で、

障害物をよけたり、敵を攻撃したりなど色々。

当時のゲームはエンディングが無く、ひたすらループの繰り返しでしたが、

本作にはしっかりとエンディングが用意され、しかも英語ですが、ボイスも流れます。

当時人気があったのかどうかは分かりませんが、今遊ぶと逆に楽しいですね。

さすがに今の若い人にもオススメとは言えませんが、40歳以上の方は今遊ぶと逆に楽しそうですね。

ASO

1985年

様々なパーツを取って自機を強化する、SNK初期の人気シューティングゲーム。

国内版はASO(Armored Scrum Object)、海外版のタイトルはAlpha Mission

8つのパワーアップアーマーがあり、それぞれストック可能なのでここぞ!という時に活用します。

ショットは空中用と地上用の2種類あり、当時はゼビウスの大ヒットからこの仕様が多かったですね。

このパワーアップをストックできるというのが、他とは一味違った仕様。

本作のゲーム音楽を作曲された辻宏氏は、アニメ調の楽曲を作ろうと考えていました。

その為、技術スタッフにも、当時日本で流行っていたSFアニメからヒントを得るように指示していたそうです。

後にファミコンにも移植され、現在はアケアカでも復刻しています。

1986年

当時の人気映画「ランボー」の影響を受けて作られた、トップビューのアクションシューティング。

SNKの過去作品の中でも、特に有名なゲームの一つと言えるでしょう。

IKARIは前年に発売されたTANKの続編で、主人公のラルフ・ジョーンズが戦車から飛び出して
帰ってきたという設定。

このラルフとクラークのコンビは、後にKOFシリーズやメタルスラッグ等にも登場しています。

あのキャラが元は怒のキャラクターだったと知っている方は、意外と少ないかもしれませんね。

ちなみに、海外版の名前は、ポールとビンス。

本作は二人同時プレイが可能なゲームとして当時は大人気。

資料によると、実は本作は1985年に施行された風営法の影響により、2人同時プレイが生まれたそうです。

ゲームセンターの24時間営業が禁止された風営法の影響で、ゲームの収益も損なわれると懸念した為、

2人プレイを導入して、1プレイで2コインを回収できるようにし、減益した分を取り返そうとしていたとの事。

っというか、それまではゲームセンターは24時間営業だったんですね。

何というか、夜のゲームセンターは怖くて決して近づきたいくないですね^^;

本作は、TANK同様8方向の回転レバー(通称ループレバー)で操作します。

レバーで自機の移動、ループレバーの回転で射撃の方向を変更するシステム。

ちなみに、ループレバーはかなり壊れやすかったとの事。

当時はファミコンにも移植されましたが、ファミコンではこの仕様は厳しく、

結果、ファミコン版はの「怒」はクソ移植として有名な作品となってしまいました。

しかし、現在のコントローラーでは、Lスティックで自機の移動、Rスティックで砲塔の旋回が可能。

8方向の撃ち分けも、当時よりかなりやりやすいです。

ファミコン版はもちろん、アーケード版よりも操作しやすい仕様となっています。

今遊ぶと逆に楽しいゲームですね。

当時好きだった方も、微妙だった方も、是非今のコントローラーでもう一度遊んでもらいたいです。

アテナ

1986年

SNKの人気美女キャラ「アテナ」が活躍するアクションゲーム。

アテナは初めは赤いビキニしか着ていませんが、道中で武器や鎧など様々なアイテムを取ることでどんどんパワーアップしていきます。

赤いビキニと聞くとエロい目で見てしまいますが、開発者によると鎧等を装備した時に強く見えるようにするため、あえて初期は軽装にしたらしいです。

脱いでいくほどパワーアップする仕様の方が、男は興奮しますよね(*’ω’*)

ステージには分岐やワープポイントもあり、全ステージを見たことある人は少ないでしょう。

また、後半のファイアソードなどは、容量も大きすぎて開発もかなり大変だったとか。

アテナはその人気の高さから、後に様々なSNKの作品に登場します。

しかし、時代もそれぞれ違う為、一応はアテナの子孫という設定。

アテナのビキニ姿は、後に発売されるKOF’97のオールドチームのエンディングでも見ることが出来ます。

本作は後にファミコンにも移植され、こちらも人気でした。

パッケージのアテナに釣られて購入したムッツリ男子も、当時はきっと多かったはず。

怒号層圏

1986年

怒の続編として作られたアクションシューティングゲーム。

休暇中のラルフとクラークが、突如異世界に飛ばされるという設定。

つくづく不運な二人、この二人が一体何をしたというのでしょう( ノД`)シクシク…

前作同様、今作もループレバーを使用して操作します。

当時としては大量のボイスを収録しており、リアルな声に驚いた人も多かったはず。

前作とは異なり今回は異世界を舞台に戦う内容で、人ではなくモンスターと戦っていきます。

乗り物の代わりにアーマーを装着し、銃の代わりに剣なども使用。

こちらも当時から、けっこう人気があったそうです。

本作も今のコントローラーでプレイすると、遊びやすくて楽しいですね。

バミューダトライアングル

1987年

ループレバーを使用した個性的なシューティングゲーム。

SNKお馴染みループレバーで、ショットの方向を自由に変更できるシステム。

T.A.N.Kのシューティングゲーム版と言ってもよいでしょう。

自由にショットの方向を変更できますが、自機が大きく被弾しやすいのが難点。

一応、子機のフォーメーションを変更してバリア的な役割もしてくれますが、そこまで硬くないのですぐにやられます。

スクロールが逆になったりと、他シューティングとは異なる面白い仕様ではありました。

ループレバーは当時としては面白い仕様ではありましたが、コンパネの耐久度が低く壊れやすいのが難点だったとか。

本作もちょっと好みは分かれそうですが、個人的には好きな作品。

バトルフィールド

1987年

SNKお得意のループレバーに、アルファ電子が開発したアクションシューティング。

聖闘士星矢みたいな主人公が、異なる時代に飛ばされた仲間を救い出すという設定。

なんとなく、当時流行ったアニメ「サムライトルーパー」を思い出しますね。

システム的には、怒号層圏にもよく似ています。

原始や戦国、未来など様々な時代に飛ぶため、敵キャラも多種多様。

怒や怒号層圏と比べると、かなり遊びやすい印象があります。

初めてでも意外とサクサク進めるので、アクションが苦手な方でも楽しめるでしょう。

但し、その分ちょっと飽きやすいかもしれませんね。

サイコソルジャー

1987年

人気アクションゲーム「アテナ」の続編。

時代は違いますが、一応、前作アテナの子孫という設定らしいです。

今作はソンソン的なスクロールアクションゲームとなっており、上下に移動しながら敵を殲滅していきます。

その見た目から、当時は歌う「ソンソン」とも言われていたとか。

2人同時もプレイ可能で、2P側は男子の椎拳崇(シイケンスウ)。

このコンビは、後にキングオブファイターシリーズにも登場しています。

ゲームは強制スクロールで進み、4つのレーンを行き来しブロックを壊し、パワーアップアイテムで自機を強化していく内容。

本作で最も注目されたのが、ボーカル入りのBGM。

恐らくアーケードゲームで歌が収録されたのは、本作が初ではないでしょうか。

一応、主人公のアテナが歌っているという設定。

海外版はしっかり英語で歌っています。

ちなみに、日本語版を歌っているのは当時のアイドル清水香織氏。

家庭用にも移植予定だったそうですが、歌が難しかったのか残念ながら発売されませんでした。

脱獄

1988年

80年代に流行した脱獄映画がモデルのベルトアクションゲーム。

海外版はP.O.W(Prisoners of War)。

基本はパンチやキック、ヘッドバットなど己の肉体の身で戦っていきますが、

敵が落とすナイフや銃で攻撃も可能。

当時のベルトアクションとしては、中々攻撃手段は豊富。

1989年にはファミコンにも移植されていますが、知名度はあまり高くは無さそうですね。

ベルトアクション好きの方なら、今でも十分楽しめるでしょう。

SAR サーチアンドレスキュー

1989年

ループレバー最後の作品と言われているアクションシューティング。

怒やTANKの発展形の作品ですが、回避ボタンを追加することで敵の攻撃を避けられるようになりました。

消息を絶った仲間の宇宙船内を探索する内容で、どことなく映画のエイリアンを彷彿とさせますね。

各部屋と通路で区切られており、怒号層圏にも似ていますが、ストーリー上の繋がりはないそうです。

ループレバーの作品として個人的には好きな作品ですが知名度はあまり高くはなく、当時は家庭用にも移植されませんでした。