【ファミコンソフト】1994年最後の年に発売されたファミコンソフト

今回は、ファミコン最後の年となる

1994年に発売されたファミコンソフト

について紹介していきます。

1983年7月15日に発売されて以来、約11年もの間日本の家庭用ゲーム機を支えてきたファミコン。

この頃のゲーム機の進化は凄まじく、さすがにこの時代ともなると古臭さは否めません。

1994年といえば

1994年と言えば、既にPCエンジンではSuper CD-ROM2、メガドライブでもメガCDなどが発売されています。

3月には、Panasonicから3DO REALが発売と、どんどん高グラフィックの次世代機が登場し、

更に、この年末にはプレステやセガサターンも発売されます。

スーファミですら徐々に時代遅れ感が出ている時代に、さすがにファミコンは古すぎましたね。

また、いくらファミコンとはいえ、ソフトの価格はそれなりにするので、今更ファミコンソフトを新品で購入する人は少なかったでしょう。

海外でビデオゲームと言えば、今でもパソコンで遊ぶのが一般的です。

しかし、日本ではパソコンよりも家庭用ゲーム機で遊ぶ方が主流です。

安価な家庭用ゲーム機のおかげで、子供から大人まで一緒に楽しめるゲーム市場を築き上げてくれました。

これは間違いなくファミコンのおかげでしょう。

未だに日本でゲームと言えば、家庭用ゲーム機で遊ぶイメージが強いですよね。

私も初めて購入した家庭用ゲーム機がファミコンだっただけに、最後の年となるとちょっと寂しく感じます。

(と言っても、当時はスーファミに夢中でしたがw)

そんなファミコン最後の年に発売された、記念すべきゲームについて紹介していきます。

ファミコン好きの方は、是非見ていってください。

ちなみに、日本では大人気だったディスクシステムですが、実は海外では発売されていません。

500円で書き換えなどは日本だけだったようで、よく外国の方から羨ましがられます^^;

普段は当たり前すぎて感じませんが、日本で生まれたことは本当に幸せなことですよね(-人-)

よくアメリカなどでは給料はどんどん上がっているのに、日本は全く上がらないなど散々言われていますが、

外国ではその分、物価も上がっています。

サンドイッチ1000円、ラーメン1杯3000円なども当たり前。

日本では1000円以下で美味しいランチが食べられるので、本当に有難いですよね。

1994年に発売されたファミコンソフト7選

 

ゼルダの伝説(ROM版)

1994年2月19日

任天堂 4900円

ディスクシステム第一弾として発売された、大ヒットゲームのファミコンROMカセット移植版。

基本的なシステムは同じですが、音源が違うため一部BGMは異なります。

しかし、ROM版なのでロードがなく、遊びやすくなっています。

前述したとおり、ディスクシステムは海外では発売されていないので、海外では初代ゼルダといえば、こちらを思い浮かべる方が多いようです。

ROM版はファミコン最後期の作品だけに出荷本数も少なく、今となっては中古市場価格も超高額。

初代ゼルダは、GBアドバンスや3DSでも復刻していますし、今はswitchでも配信されています。

ゲームを遊ぶだけなら、そちらの方が遊びやすいでしょう。

コレクター以外は、無理に高価なカセット版を手に入れる必要は無さそうですね。

ワリオの森

1994年2月19日

任天堂 4900円

ROM版ゼルダの伝説と同日に発売された落ち物パズルゲーム。

ストーリーは、妖精の森にのさばるワリオを撃退していくという設定。

同じ色を3つ並べると消えるオーソドックスな内容です。

キノピオを操作し爆弾を消していくシンプルな設定ですが、上ったり、キックで蹴っ飛ばしたりなどアクションは豊富。

テクニックなどもあり慣れるまで操作は大変ですが、自由に動き回れるのは面白いです。

また、チュートリアルもしっかりあるので、初めての方でもすぐに覚えられます。

他の落ち物パズルとは一味違う、個性的なゲームでした。

現在はNintendo Switch Onlineのファミコンでも配信中です。

今から遊ぶなら、switch版の方が遊びやすいでしょう。

面白いパズルゲームというのは、いつ遊んでも楽しいものですね。

ファイナルファンタジーⅠ・Ⅱ

1994年2月27日

スクウェア 6800円

スクウェアの大ヒットRPG、ファイナルファンタジーⅠとⅡがまとめて収録された作品。

容量の関係上か、普通よりもちょっと大きなROMカセットとなっています。

誤字が修正されたりなど一部変更されていますが、内容はほぼ同じ。

本作はニューファミコンのタイアップとして発売された為、

「ニューファミコンで蘇る伝説の物語」として宣伝されていました。

また、特典として、ソフトに特製の攻略本も同梱。

FFⅠ・Ⅱは、後にゲームボーイアドバンスなどでも発売されています。

様々なゲームで復刻しているせいか、本作はファミコン後期の作品の割に中古価格もそこまで高くはありません。

ファミコン版をもう一度やりたい!と言う人には良いかもしれませんね。

但し、FFⅠ・Ⅱを初めて遊ぶ!と言う方は、STEAMなどで発売されているリメイク版の方が遊びやすいでしょう。

データック Jリーグ スーパートッププレイヤーズ

1994年4月22日

バンダイ 2800円

バンダイから発売された、バーコードを読み取って遊ぶデータック、

そのデータック最後のファミコンソフトが本作。

Jリーグを題材としたトップビューのサッカーゲームで上下に攻めていく内容。

この時期のサッカーゲームとしては、非常にシンプルな設定。

本作の特徴と言えば、やはりバーコードでチームデータを読み取ることでしょう。

データックを使用してチームデータカードを読み取ることで各チームを使用できるようになります。

ゲームはリーグ戦の他にも、プレマッチやPK戦などもあります。

選手名鑑などもあり、当時のJリーグが好きな方には貴重な内容。

Jリーグは1993年開幕という事もあり、この頃はサッカー人気が凄かったですよね。

しかし、キャラが小さいなど、サッカーゲームとしては賛否あります。

Jリーグに興味がない人には、微妙かもしれませんね。

パチスロアドベンチャー3 ビタオシー7見参!

1994年5月13日

ココナッツジャパン 7900円

パチスロが下手な博士の代わりに、悪のパチスロ店に行って稼いでくるパチスロゲーム。

一定金額を博士に送金することで新たなパーツを作ってもらうことができ、より効率よく稼げるようになります。

チャレンジ台やボス戦などもあり、パチスロ好きには面白そうな内容。

チャレンジ台をクリアしたかどうかで、ラストが分岐するそうです。

しかし、個人的にパチスロは全くやったことがないので、面白いかどうかが分からないのが残念なとこ。

こちらもかなり希少な作品で、今となっては中古市場でも中々お目にかかることはできません。

Jリーグ ウィングゴール

1994年5月27日

エレクトロニックアーツ 7980円

Jリーグ公認、ファミコン最後のサッカーゲーム。

全12チームの選手名が実名で登場します。

開幕時のデータを使用しており、同年に加盟したベルマーレ平塚やジュビロ磐田も登場。

当時Jリーグに所属していた選手が実名で登場するのはファンにはうれしいですよね。

ゲームモードは、リーグ戦とエキシビジョン。

分かりやすいトップビューの横視点となっており、恐らく多くの人が慣れ親しんだ設定。

また、演出も良く、選手のアクションなども細かく描かれており、

ファミコンのサッカーゲームもついにここまで来たか!と言った印象。

サッカーゲームとしても、普通に面白い内容。

しかし、この頃は既にスーファミが主流で、ファミコンでサッカーゲームを遊ぶ人は少なかったでしょう。

スーファミには名作サッカーゲームも多く、Jリーグのサッカーゲームはスーファミで遊んだ!と言う人が多そうですね。

決して悪くはないのですが、時代の流れには逆らえなかった不遇のサッカーゲーム。

高橋名人の冒険島Ⅳ

1994年6月24日

ハドソン 5800円

ハドソンの人気シリーズ「高橋名人の冒険島」シリーズ4作目。

そして、記念すべきファミコン最後となる作品。

今回は、さらわれた恐竜たちを高橋名人が助けるアクションRPGとなっています。

アイテムを駆使したりボスを倒したりなど、リンクの冒険とも似た印象を受けます。

ミニゲームなどもあり、こちらもかなり面白い内容。

今となってはファミコン最後の作品として、一定の知名度はありますが、

当時の知名度は、かなり低かったでしょう。

ファミコンで4作目まで出ていたんだ!と驚いた人も多かったはず。

また、すでにスーファミはおろか、この年末にはセガサターンも発売されるので、今更ファミコンカセットを新品で買う子は少なかったでしょうね。

悪くはありませんが、発売するのがあまりにも遅かった。。。

出荷本数も極端に少ないことから、中古市場価格も超高額。

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