今回は、SEGAの名作ゲーム
アウトラン
について紹介していきます。
ご存じ、セガの人気体感レースゲームで、特に初代は長期間ゲームセンターやデパートなどのゲームコーナーに設置されていました。
後に様々なゲーム機に移植され、今も現行機で復刻しており手軽に遊ぶことが出来ます。
初代は今から35年以上も前の作品なのですが、迫力のあるスピード感や起伏のあるコースなど今遊んでも、そこまで古臭さは感じません。
そんなセガの名作レースゲーム、アウトランが好きな方当時はハマって遊んでいた、と言う方は、是非観ていってください。
アウトラン特集
アーケード版 初代アウトラン
1986年9月
当時のレースゲームとしては、圧倒的なスピード感や迫力で大人気だった体感レースゲーム。
大型筐体の他にも、設置スペースを取らない、ちょっとコンパクトになったものもありました。
デパートの屋上などのゲームコーナーでよく見かけましたね~。
その人気の高さからゲームセンターなどでも長期間置かれ、後に様々なゲーム機に移植されています。
レースゲームはあまりやらなかった方も、本作の名前くらいは聞いたことがあるでしょう。
ハングオンやスペースハリアーなど、当時の体感ゲームと言えばセガが圧倒的な存在感を放っていました。
マークⅢ版 アウトラン
1987/6/30
5500円
アウトランの家庭用ゲーム機第一弾は、セガマークⅢから始まっています。
当時はアーケード版と家庭用ゲーム機では圧倒的な差があった為、だいぶ劣化はしていますが、コース分岐や音楽などはしっかり再現されています。
音楽やコースを変えて何度でも遊べるのも本作の魅力の一つ。
また、パドルコントローラーで遊べたのも、家庭用ならではでした。
バトルアウトラン
1989年
欧州マスターシステム
マスターシステム用ゲームとして、欧州でのみ発売された作品。
犯人の車を追跡し、体当たりして捕まえる内容。
分かりやすく言うと、タイトーのチェイスH.Qと似たようなシステム。
また、仲間のトラックに入ることで、車のエンジンやタイヤなどのパワーアップが可能。
トラックに入ってメンテナンスを行うところは、ナイトライダーを思い出しますね。
ターボアウトラン
1989年2月
アーケード
アウトランシリーズの続編で、急加速が付いたターボアウトラン。
ターボボタンを押すことで急加速が可能で、よりスピード感が増しています。
但し、当時の評価はイマイチだったようで前作ほどの人気は無く、ゲーセンから撤去されるのも早かったようです。
出荷台数も少なく知名度も低いせいか、移殖や復刻も少ないですね。
PCエンジン版 アウトラン
1990/12/21
7200円
PCエンジンに移植された、初代アウトラン。
美しい背景やBGMなどもしっかり再現されており、アーケードと同じように遊べます。
タイヤのスキール音なども再現されており、当時としては中々の移殖。
しかし、今となっては他にも良移植作品があるので、わざわざPCエンジン版をやる必要はないかもしれませんね。
Out Run Europa
1991年
マスターシステム
北米と欧州でのみ発売されたマスターシステム用ゲーム。
開発は、アウトランシリーズを欧州向けに移殖していたU.Sゴールド。
タイトル通り、パリやベルリンなど、欧州の様々な都市を走破していきます。
今回は車の他にもバイクやジェットスキー、など様々な乗り物を使用して警察から逃れる内容。
アウトランとは付いていますが中身はほぼ別ゲームで、タイトーのS.C.Iに似ています。
91年と言えば日本では既にスーファミが大人気だったので、この時期にマスターシステム用ソフトが出ても、日本で売れなかったでしょうね。
メガドライブ版 アウトラン
1991/8/9
7000円
当時のアウトラン移植ゲームとして、恐らく最も有名なのはメガドライブ版ではないでしょうか。
大容量の8メガROMを使用しており、本作の醍醐味である迫力のスピード感をしっかり堪能できます。
また、音楽もアーケード版の3曲の他にも新曲が追加。
マークⅢ版との違いを見せつけ、メガドライブの性能の高さを見せつけました。
オリジナルのエンディングがも加され、当時の移殖としては最高峰だったことでしょう。
ゲームギア版 アウトラン
1991/8/9
3500円
ゲームギアで発売されたアウトラン。
基本設定は同じですが、ゲームギア版は通信ケーブルを使用することで通信対戦も可能。
今見るとアレですが、当時は携帯ゲームをカラー液晶で遊べる!
と言うだけでも凄かったんですよね。
メガドライブ版 ターボアウトラン
1992/3/27
6000円
アーケード版ターボアウトランのメガドライブ移植作品。
アーケード版同様、ターボボタンで急加速が可能。
また、エンジンやタイヤなどのパワーアップもできます。
個人的に、ターボアウトランと言えばアーケード版よりもメガドライブ版のイメージが強かったです。
但し、メガドライブ版の初代アウトランは8メガロム、これに対し、ターボアウトランは4メガ。
続編ですが、明らかに初代よりは劣化しているのが残念でした。
アウトランナーズ
1992年
アーケード
アーケードで発売されたシリーズの続編的なレースゲームで、今回は通信対戦がメイン。
それぞれ特性の異なる複数台の車から選ぶことが可能。
シリーズの代名詞と呼べる、コース分岐やカッコいい音楽なども健在。
当時のゲーセンでも大人気では、よく友達同士で対戦していました。
後にメガドライブにも移植されますが、アーケード版からかなりアレンジされておりガッカリしたものです。
本作のアーケード完全版を、今でも待ち望んでいます。
アウトラン2019
1993/3/26
メガドライブ 8800円
アウトランの近未来レースバージョンとなった作品。
最高速度を一定時間保つとターボが効くようになっています。
アウトランとは付いていますが、元は「ジャガーズ・ハイ」という別タイトルで開発されていました。
アウトランシリーズとは大きな繋がりはありませんが、スタート時に音楽を選曲できるのは、初代と同じ。
メガドライブ版 アウトランナーズ
1994/5/13
7800円
アウトランナーズのメガドライブ移植作品。
アーケード版同様8車種から選択でき、マリオカートのように上下分割による二人対戦も可能。
但し、一人プレイでも画面が分割されているのが難点。
オリジナルステージなどもあり、これはこれで面白いのですが、やはりアーケード完全版に憧れましたね~。
いつか本作のアーケード完全版が復刻されることを願っています。
SEGA AGES アウトラン
2018/11/29
switch 999円
ニンテンドーswitchのSEGAAGESで復刻した、初代アウトランの完全版。
アーケード完全移殖なのはもちろん、3DSで追加された新曲やswitchらしくジャイロコントローラーにも対応。
また、エンジンやタイヤなども変更可能です。
アウトランの移植作品は他にも色々ありますが、今だったらswitch版の本作が安価で最もオススメです。